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2015年11月29日
2015 Season end
いつも応援・参戦、ありがとうございます。
願ってもなかなか叶わないリマッチのチャンスを手にしながら、敗戦。
オービックシーガルズの2015シーズンは終了しました。
今シーズンを戦うにあたって、チームを大きく変革させることを標榜し、
新たなコーディネーターやチームリーダーのもと、チームをつくってきました。
私自身は、変革に踏み込んだこと自体は間違っていたとは思っていません。
変革こそがチームを成長させると確信しているからです。
ただ、その変革のさせ方は違っていたと自省しています。
結果を出せなかった以上、足りなかったのではなく、違っていたのです。
シーズンの途中で、垣間見えた違いを修正するべく、方向修正をしたりもしました。
そのことで、選手・コーチ陣にも負担をかけました。
それもこれも、私自身の見込み違いからきたものだと強く責任を感じています。
次シーズンに向けては、自分たちをしっかりと見つめ直し、取り巻く対戦相手のことを踏まえ、
選手が、皆さんがワクワクできる変革に進んでいかなければなりません。
かつて、古庄選手が言っていました。
「オービックシーガルズらしさとは、勝つことに集約される」
この2年間、オービックシーガルズらしくない我々を見せ続けてしまっています。
それでも、時には厳しく、時には温かく、心からの応援をいただいていること、
本当に感謝しております。
来シーズンこそは、オービックシーガルズらしさを取り戻し、戦場に臨みます。
これからも、なにとぞ、オービックシーガルズの一員であり続けてくださいますよう、
お願いいたします。
今シーズンも、共に戦ってくださり、本当にありがとうございました。
2015年10月18日
To 2nd Stage
この週末は多くの参戦、本当にありがとうございました。
スタンドを埋め尽くす、アクアグリーンは圧巻でした。
チーム全員の心が震えたと思います。
そんな日本一とも言えるサポートを受けながら、ほとんど見せ場のない、
不甲斐ない試合をしてしまいました。申し訳ありません。
攻撃では、多くのターンオーバーを引き起こし、
守備では、なかなか粘り切れず、
キックでも、決めたいところを決めきれない。
見ていて、ストレスのたまる試合だったことと思います。
第2節での敗戦以降、この1ヶ月余りを再度のベーシック強化に努めてきました。
その上での惨敗ですから、チームを率いる指揮官の責任も大きいと受けて止めています。
何にせよ、結果を出せていません。
我々はEast Div.3位のチームとして、2nd Stageへ臨みます。
すでに2敗しているわけですが、まだChampionshipへの道は残されています。
他ブロックでの戦いがどうなるか次第ではありますが、
我々にできるのは、我々の戦いを精一杯戦い抜いて、結果を重ねていくことのみです。
できる準備は限られていますが、削ぐべき部分は削ぎ、研げる部分を研ぎ澄まして、
次のステージに臨みます。
今シーズン、まだまだよろしくお願いします。
2015年09月13日
FOCUS & FINISH
タイブレークの末、敗北を喫してしまいました。
今シーズンのオービックシーガルズに期待していただいていた皆さんには、
本当に申し訳ありません。
標榜してきた、選手の力を引き出すため躊躇なくプレーさせることが、
ゲームを通じてやりきれなかった。
相手に引き起こされたものも含めて、ミスの方が目につき、
到底、選手の爆発力を披露するには至りませんでした。
これも、準備段階での甘さがあったものと自省しています。
選手達にも、申し訳ないことをしました。
再度、常々選手達に言っている言葉に立ち返り、
当たり前にできることのレベルを変えていきたいと思います。
「FOCUS & FINISH」
やることを決めて一点集中、それをやりきろうということです。
1プレ-ずつそれを繰り返していけば、精度の高いプレーの集合体になっていく。
同時に色々なことを考え、手を染めにいくことをせずに、
まず、目の前のことを徹底的に潰していくことでしか、当たり前は変わりません。
敗戦結果を受け止め、しっかり見据えることはします。
でも、引きずることはしません。
我々の目指すところは変わりません。
肚をくくって、勝ちきるチームになるために、
「FOCUS & FINISH」を繰り返すだけです。
2015年09月04日
2015 Season’s 1st Game
明日9/5、2015シーズン最初のゲームを迎えます。
2月にシーズンインしてからここまで、本当にあっという間でした。
特に代表組が合流しての1ヶ月は、時間が経つのが早く、
猛暑の中、チームの基礎固めに終始している間に、もう試合かという感じです。
ただそれは、チームの仕上がりが遅れているということではありません。
我々のベースアップに集中できた夏を過ごせたということです。
チームは、これから試合を重ねて研がれていきます。
まだまだ、成長曲線を描いていかなければなりません。
我々が変化にチャレンジしているように、周囲のチームも変わっています。
それが気にならないと言えば嘘になるでしょう。
しかし、最も大切なのは、我々の「今」に集中しきること。
先読みしない、振り返らない、「今」やるべきことをやりきること。
それを積み重ねることでしか、勝つチームはつくれません。
まずは、明日の試合で現在持っているもの全て発揮すること、
それが大切になります。
初戦にできたこと・できなかったことがスタートライン。
そこから積み上げていくことが、チームの行き先ですから、
スタートが高ければ高いほど、到達点は高くなります。
1プレーに全てをかける、そんなオービックシーガルズに期待してください。
明日の参戦を心待ちにしています。
2015年07月24日
2015 World Championship
第5回アメリカンフットボール世界選手権が幕を閉じました。
結果は準優勝。アメリカチームと2度戦い、2度とも完敗を喫しました。
ディフェンスを預からせてもらった私自身としては、
アメリカを嫌がらせることも、選手をうまく助けることもできなかった、
コーディネーターとしては、何もできなかったという思いです。
特に今回は、クイックパスを中心に、オープンスペースでボールを持たれた際、
どうのようにディフェンスするかを決めきれませんでした。
いわゆるランプレーを止めにかかりすぎた感があります。
一方、ランプレーに関しては、選手がしっかりアタックしてくれたことで、
ある程度コントロールすることができました。
ライン戦で大敗しなかったことが、ランストップに貢献しました。
そのライン戦に象徴されるように、フィジカルの強さには、
サイズは余り関係ないかも知れません。
それよりも、スピード・タフネス・スタミナが重要と感じました。
追いかけあいになった場合でも追いつけるだけのスピード、
激しいヒットを繰り返すことのできるタフネス、
ゲームを通じて相手を上回る運動量を担保するスタミナ、
これらの要素で互角以上に戦えるようにすることが、次へのステップかと考えます。
それには、まず、Xリーグでの戦いをもっとレベルアップさせ、
切磋琢磨をシビアなものにしていくことが不可欠でしょう。
幸い、XリーグにはNCAA Div.1で戦った選手達が多く参戦してきてくれています。
その彼らが、それほど目立たなくなるようなところまで、
リーグ全体のレベルを引き上げなければなりません。
また、国際試合に向けての体制づくりも、本質的に変えていかなければならないでしょう。
大会のその年に寄り集まって、持っているものをそれぞれが最大発揮する戦い方から、
今から4年後を見据えて、身体づくりから、システムの刷り込みまで、
国際試合用にチームをつくっていくことが肝要です。
色々と越えなければならないハードルはあると思います。
しかし、今回「違い」をハッキリと目の当たりにした以上、変えていかなければなりません。
日本フットボール界の発展のために、日本人NFLプレーヤーの誕生のために、
今回の大会を新たなスタートにできればと考えます。
新たなチャレンジへ、意義のある大会でした。
身体を張った選手の皆さん、献身的にサポートし続けたスタッフの皆さんには、
心から敬意を表したいと思います。
また、森HCを始め、いろいろな場面で支えてくれたコーチングスタッフには、
感謝の一言しかありません。
本当にありがとうございました。
photo:USA Football/Ed Hall Jr.
2015年07月03日
Summer Season
オービックシーガルズは、明日より夏シーズンに入ります。
短い自主トレーニングの期間を経ての練習再開です。
春シーズンでは、チーム変革にチャレンジをし、
新たな気づきを得たり、なかなか思うようにいかなかったり、
限られた時間の中で、凸凹を経験することができました。
変化には凸凹がつきもので、そのしんどさこそが糧になると信じています。
そして、この夏シーズンは、チームの「今」を打破するべく、
個々人それぞれが、思い切り精進する期間にしていきます。
明日の夏シーズンインと時期をほぼ同じくして、
日本代表チームが、世界選手権を戦うべく渡米します。
今回、オービックシーガルズの選手は11名。
この11名はオハイオの地で自らを磨くことになるでしょう。
同様に、オハイオにて自身を高める選手がアメリカ代表にも1名。
彼も妥協なき挑戦をもって、更にレベルアップすることでしょう。
また、ドイツリーグで未知の境遇に身を置き、自分を高めている選手は、
様々なプレッシャーに打ち勝つたくましさを身につけるでしょう。
習志野では、7/5に「鴎道場」が開催されます。
このクリニックによって、最も刺激を受けるのは、我々の選手たちです。
クリニックでの再発見・思いの確認をエネルギーに、練習はより熱いものになるでしょう。
これから、習志野・アメリカ・ドイツと環境を異にして己と戦う。
そして、それぞれが、それぞれの環境で研いできたものを持ち寄って、
シーズンへと向かっていく。
そんな、夏シーズンの始まりです。
私自身は、日本代表コーチとして戦うという貴重な機会をいただきました。
自分で掲げた、日本のフットボール界を変えるというテーマを形にすべく、
勝利をもぎ取ってくるつもりです。
私自身も、自分を研いで戻ってきます。
2015年05月02日
PUMP IT
2015シーズンのチームスローガンは "PUMP IT"。
最初からぶちかましていこう、という意志を込めた言葉です。
今回は、新キャプテン砂川・新バイス望月の2人に決めてもらいました。
若いリーダー達がどんなチームを創っていきたいのか、
それをはっきりと打ち出していきたいと考えたからです。
その中から出てきた言葉が "PUMP IT"。躍動感のあるスローガンです。
過去数年、チームスローガンはチーム全員のミーティングを皮切りに、
多くの意見を吸い上げて紡いでいくやり方で決めてきました。
結果、「オービックシーガルズはこういうチームになっていこう」という、
目指す姿を象徴するようなスローガンに落ち着いてきました。
一方、「オービックシーガルズであるためにこれをする」という、
行動を促すスローガンとなったのが、今シーズン。
いわば、 "BE"から"DO"への変化です。
"DO"に焦点をあてたスローガンは、シンプルに届きます。
どんなときでも、様子見をせずに全力をぶつける。
それができているのか自らを見直し、そうでなければやるだけ、です。
2015シーズンは、
個々人がレベルアップすること、フィールドで100%力をだしきること、
この2つに注力をしてきました。
明日のゲームでそれをしっかり披露するためにも、常にかましていくことを意識する。
行動を重ねて、オービックシーガルズの試合をつくりあげる。
そんな、初戦にしたいと思います。
応援なにとぞよろしくお願いします。
2015年02月28日
2015 Season in
我々の2014シーズンが終了してから3ヵ月近くが経過しました。
過去の延長線上にない、新たなチームとして再生すると宣言してから、
いろいろなことを考え、模索してきました。
何を継承し、何を変えていくのか。正解のない問答です。
ただ、「足りなかった」ではなく、
「違っていた」ということをスタート地点にしよう、
そのことだけは決めていました。
足りないものを探すことが難しいわけではありません。
むしろ、足らなかったなぁと思うことをあげればキリがないくらいです。
それでも、違っていたと考えなければ、対処療法に終わってしまう。
やるならば、根本治療しかない。それが「違っていた」からのスタートでした。
我々は、チームに関わる皆、特に選手たちがいかにワクワクできるのか、
ワクワク感こそが、勝利へのエネルギー源になると考えています。
「違っていた」チームづくりをやり直すにあたって、
改めて我々をワクワクさせてくれるものは何なのかを、
選手やスタッフとの会話のなかから探すことから始めました。
そして漠然とながら見えてきたのが、3つのことです。
もっと新しいことにチャレンジしたい。
チーム一体となってチャレンジしたい。
自分が関わりをもってチャレンジしたい。
新しい取り組みに向けて、チームの結束を高めつつ、個々の自覚を促していく。
方法はいろいろあるかと思います。
私が選択したのは、現場を牽引しまとめていくリーダーに変革をもたらすことでした。
まずは、オフェンス・ディフェンス・キッキングの
各コーディネーターを変えることをしました。
オフェンスは、新たにアメリカからウッドルフコーチを招聘。
ディフェンスは、LBコーチでキャプテンでもあった古庄コーチを登用。
キッキングは、鈴木コーチをキッキング専任という立場に変更。
3ユニットともが、新たなリーダーのもと、新しい取り組みをしていくことになります。
また、ポジションコーチ陣にも新しい風を送り込むことをしました。
引退したばかりの矢野川選手にDBコーチをお願いするとともに、
塚田、ビーティー、マイアバの3選手にはプレーイングコーチへの就任を要請。
よりコーチと選手間のコミュニケーションが活発になると期待しています。
さらには、選手のリーダーも刷新しました。
8年間チームの顔としてキャプテンを務めてくれた古庄選手に代わり、
入部3年目の砂川選手をキャプテンに指名。
バイスキャプテンも同じ3年目の望月選手を選びました。
この2人のフレッシュなキャプテンシーも非常に楽しみです。
若いキャプテンが担がれることで起こるであろう化学反応が、
チームにドライブをかけてくれることは間違いありません。
2月21日に2015オービックシーガルズは第一歩を踏み出しました。
変革を実あるものに仕上げていくのは、チームに関わる一人ひとり。
全員で、心からワクワクできるチームを創っていきます。
当然、皆さんにもワクワクしてもらえるチームを目指します。
今シーズンも、オービックシーガルズに関わっていただけるよう、
心からお願い申しあげます。
2014年11月30日
2014 Season end
いつも応援、参戦、本当にありがとうございます。
今シーズンも、一日でも長く皆さんと共に戦いたかったのですが、
本日の敗戦をもって、オービックシーガルズの2014シーズンは終了となりました。
素晴らしい才能と高い志を有した、数多くの選手と共に戦える幸運を手にしながら、
勝ちきるチームをつくれなかったこと、指揮官として大きな責任を感じています。
もっともっと、選手達をフィールド暴れさせたかった。
それを披露しきれなかったことが、申し訳なく、残念でなりません。
オービックシーガルズらしい、勝ち続けるチームであるにはどうあれば良いのか。
簡単な答えがあるとは思いませんが、それを追い続けたいと思います。
ひとつだけわかっているのは、今の延長線上には、その姿は見いだせないということ。
チームは大きく変わらなければなりません。
もっともっとプレーする側も、それを応援・参戦する側もワクワクできる、
勝手知ったるオービックシーガルズでない新しいチームを目指して。
繰り返しになりますが、今シーズンもオービックシーガルズに関わってくださったことに、
心から感謝いたします。
皆さんがいて、オービックシーガルズがある。
関わっていただいている以上、皆さんもオービックシーガルズなのです。
その一員である皆さんを歓喜させるチームをつくるために、チームは歩み続けます。
2014年11月07日
To 2nd Stage 2014
気づけばもう11月。フットボールシーズンも、深まってきました。
我々も、今週末より2nd Stageを戦います。
ここ数シーズンとは違い、敗戦を経ての2nd Stage。
文字通り、Big Challengeとなります。
リーグ最終戦で負けてしまったことを、我々は糧にできたのか?
その回答を出すのが、2nd Stageでの戦いです。
勝ち続けることができていない以上、変わらなければならない。
しかしながら、変えてはならないものもある。
リーグ戦の後、この2つのことに向き合いました。
変えなければならないのは、行動。
「今まで通りこれでいい」を、
「勝つためにこれをしよう」へ。
チームに関わるひとりひとり、全員がほんの少し行動を変えることで、
変化が積み重なり、大きな変化をもたらします。
直近の練習では、少なからず変化があったと感じていますが、
それを試合で披露できるかが、鍵です。
特に、「Execution=遂行する」ということには、注力しました。
決められたアサイメントを理解し、プレーするということはもちろん、
最後の最後までやりきるということのレベルをあげれば、
劇的にチームは変化すると感じているからです。
それは、フィールド外の行動を変えることにも繋がり、
すなわち、準備の質が変わっていくということなります。
試合に臨むまでにどれだけ遂行力をあげられるか、
それが、我々のチャレンジです。
一方、変えてはならないものは何か。志です。
それぞれが、強い思いを持って集まった2014シーズン。
こんなフットボールで、日本一になってみせると、
心に誓ったメンバーが集まったのですから、それだけは変えられません。
自分のフットボールを追い求め、自分のチームと呼べるチームを創り上げる。
その目標を成し遂げる覚悟、志は貫いていきます。
「MY TEAM MY FOOTBALL」を、皆さんと共に追い続けます。
2014年09月21日
2014 Home Game
2014レギュラーシーズンが開幕し、オービックシーガルズは2連勝。
幸先の良いスタートをきることができました。
2試合ともスコア的には申し分ありませんが、内容としては随所にミスがあり、
プレー精度の向上が課題として残りました。
特に、フォルススタートやオフサイドに象徴されるメンタルミス、
ドロップボールなどのイージーミスを起こさないチームになっていく必要があります。
まだまだ、これからのチームです。
さて、いよいよ3戦目は待望のホームゲーム。
昨シーズン、習志野でゲームをさせていただいて以来、
多くの方々から「来シーズンも楽しみにしている」というお声をいただきました。
オービックシーガルズは、ひとつのチャレンジとして、
地元開催、自主興行ゲームを推進してきており、
それを後押しするご意見をもらえたのは、たいへん嬉しいことです。
地元では多くの商店で我々のポスターを貼っていただいたり、
オービックシーガルズのラッピングバスを運行していただいたり、
色々な催し物に呼んでいただいたり。
ホームゲームを盛り上げる下地をつくっていただいています。
そのような、たくさんの方々からのご助力をいただいて、
今年も秋津でのゲームが実現しました。 本当にありがたい。
我々としては、チームの力を全て出し切って、クオリティの高いゲームをし、
フットボールを繰り返し観てみたいと思っていただくこと。
1日を心から楽しんでいただける時間・空間を演出し、
またフットボールで休日を過ごしたいと感じていただくこと。
それを、ホームゲームで実現したいと思っています。
是非、9/23秋分の日には秋津サッカー場に来ていただいて、
フットボールを堪能し、イベントを満喫して、思い切り楽しんでください。
ひとりでも多くの笑顔に出会えることを楽しみにしています。
よろしくお願いします。
2014年08月15日
vs.APDFL Blazers in US.
オービックシーガルズ初となるアメリカ遠征は、残念ながら、12-16で敗戦。
アメリカンチームを退けることはできませんでした。
残念と書きましたが、本当に心残りな試合をしてしまいました。
ひとつには、チームが持つ力を出し切ったとは言い難い試合だったこと。
試合の初盤を有利に展開できたことで、そこからは様子を見て、
相手にあわせるようなフットボールをしてしまった。
開き直って、もっと思い切り良くプレーさせていれば、
選手の能力を披露しきれたと感じています。
もうひとつは、私自身が国際試合で同じような敗戦を繰り返してしまっていること。
特にデイフェンスの話になるのですが、
広いスペースで能力の高い選手がボールを持った時に、
なかなかタックルで仕留めきれない。
タックルミスが重なってビッグゲインを許してしまい、
結果守りきれないという経験を、日本代表でも、U-19でもしてきました。
それらを克服するための取り組みをどのくらいできていたのか。
今日の結果を見る限り、できていないと認めざるをえません。
自分自身の至らなさを痛感するばかりですが、
大きなふたつの心残りいずれもを、取り返すべく、
今回のゲームを実になる糧にして、チームをジャンプアップさせていきます。
そして、叶うならば、再度アメリカンチームと戦いたいと思っています。
それにしても、貴重な体験をさせていただきました。
チーム内の切磋琢磨はもとより、他チームとの戦いでも遭遇しないフットボールを、
海外遠征という特殊な環境下で体験できました。
習志野・タスカルーサ両市の献身的なご尽力が無ければ実現しなかったこの試合です。
心から両市関係者の皆様に感謝いたします。
特に、現地ではSister cityメンバーの皆さんに並々ならぬお世話になり、
いくら御礼を申し上げても足りないくらいです。
多くの人々の思いが結実した、稀な体験をさせていた以上、
これを活かさずしてどうする!
開幕までに、必ずレベルアップし、皆さんを驚かせてみせます。
(写真:毎日新聞・小座野容斉)
2014年07月17日
“U-19 in Kuwait” is over
アメリカ代表の優勝で、
2014 U-19World Championshipは幕を閉じました。
アメリカ40ーカナダ17。
決勝戦でも、アメリカチームの決定力が冴え、結果的に圧勝してのけました。
若いだけに、メンタルの浮き沈みは大きいものの、さすがの底力です。
我々、日本代表はフランス代表と戦い、30ー7で勝利、
今大会を勝って終えることができました。
2勝1敗1分け。目指していたものには遠く届きませんでしたが、
体格差をものともせずに、勝ち越して帰国する選手達は胸を張れると思います。
それに、今大会を通じて、選手達は本当に成長してみせました。
特に、アメリカ戦でみせた後半の粘りや、
フランス戦での思わぬ先制に動揺しない姿などは、象徴的なもの。
過去はもちろん、国内での戦いでは経験し得ない戦いを体感することで、
技術的なことはもちろん、精神的に鍛えられたのだと感じています。
中東の地で、驚くほどの体格差がある敵と、2日おきに潰し合う。
今までは 経験したことの無い、常識外のことだったでしょう。
でも、常識外の体験をしたからこそ、選手達は磨かれました。
常識外に身を置くからこそ、進化できるのです。
今回は、環境や対戦相手が自分の常識を超え、刺激をくれました。
これからは、自分で自分を常識の外に連れて行く力を身につけなければなりません。
そんな選手が増えたならば、今の日本フットボールの当たり前を変えてくれます。
関わった全ての選手にそれを期待し、常識外れの選手になって欲しいと願っています。
一方で、
選手に期待するだけでは無く、そんな選手達の出現率を上げる活動が不可欠。
まずは、U-19を含めた日本代表活動の継続、
具体的にはアメリカ想定の国際試合の継続開催を望みます。
そして、大会年には少なくとも2ヶ月程度の強化練習期間をおき、
国際試合を見据えた、人選と練習に取り組むべきと強く感じます。
そんなことの途切れない積み重ねが、世界一に近づいていく唯一の方法だと思うのです。
さて、今回はコーチングスタッフ筆頭に、
トレーナー、マネージャー陣から様々な場面でフォローしてもらいました。
本当にありがとうございました。
優秀な皆さんと戦うことができ、また勉強させてもらいました。
何よりも、今大会のコーチにと声かけしてくださった、
山嵜監督には、感謝しかありません。
貴重な機会をいただいたこともさることながら、
監督と接することで、色々なことを学ばせていただきました。
ありがとうございました。
何をどう学んだかは、申し訳ありませんが、
自分だけのものとさせてもらい、心に置いておきたいと思います。
オービックシーガルズは、
7/19「鴎道場」を皮切りに、Summer Seasonがスタート。
今年は、8月にアラバマでの遠征試合を予定しており、
このチャレンジにワクワクしています。
今シーズン、常識外のチームになれるかどうか。
まずは、アラバマでの戦いで、今までを大きく飛び越えてみせます。
2014年07月15日
“U-19 in Kuwait” To Final
アメリカ代表と戦いました。
結果は0-43。完敗を認めざるをえません。
アメリカチームは、選抜者を集めて構成されただけあって、タレント揃い。
特に、スキルポジションには、
サイズ・スピードともに目を見張るような能力を持った選手が目につきました。
あの躍動する連中に、1on1で勝負していくためには、
一段違った取り組みが必要になるでしょう。
また、今回のアメリカチームの印象として、能力が高い人達の集まりということだけでなく、
考えられたフットボールを、しっかり遂行するチームであるということが強く残りました。
我々の試合に向けても、前の2試合とは違った、
我々に対して有効なプレーの準備をしてきましたし、
試合中に危ないと感じたことへのアジャストも、素早くきちんと形にしていました。
そういう意味では、本気でジャパンを潰しにきていた、と言えると思います。
試合の終盤、最後まで加点をしようとする姿勢からも、それを感じることができました。
本気できているアメリカに対して、選手達は臆することなく、
文字通り身体を張ってプレーをし、その心意気を体現して見せました。
試合の最後まで、1プレーに集中しようとし続ける姿は、誇るに足るものだったと思います。
今大会のルールによって、メキシコと同勝率ながら、5位決定戦に臨むこととなりましたが、
(勝ち点が同じ場合総失点の少ないチームが上位扱いとなる)
それは、固いゲーム運びを捨てて、
リスクをとったゲームプランを選んだ時に覚悟していたこと。
後は、全ての力を振り絞り、やりきって今大会を締めくくることが大事です。
短期間に成長著しい選手達が、やりきることができれば、
必ず勝利を摑むことができるはずです。
2014 U-19日本代表チームの最終戦、全てをフィールドで出しきります。
2014年07月13日
“U-19 in Kuwait" vs.USA
U-19日本代表は、2つの試合を終えました。
初戦のドイツ戦は48-20で勝利、2戦目メキシコ戦は24-24のドローとなりました。
メキシコ戦のドローは、ラスト49秒で追いつかれるという、悔しい結果。
私自身、かつてフル代表の国際試合でも、4Qになるとタックルが甘くなり、
逆転を許してしまうという展開を経験してきただけに、
終盤の苦しい時間帯を守りきるためのサポートができなかったこと、
本当に忸怩たる思いです。
ただ、まだ敗戦はありません。
選手達の必死のプレーが、負け無しでアメリカに挑む舞台をつくりあげました。
彼らは、体格的には1.5倍ほどもある相手に対して、互角以上の勝負してのけたのです。
このことは、コンタクトスポーツにおいて、非常に希有なことであり、
賞賛に値することです。
その勇敢さは、まさしく誇らしいものであり、
必ずこれからの戦いにつながっていくものと、確信します。
それにしても、選手達の変化の速度は、凄まじいものがあります。
国内で強化練習をしていた時とは、
まるで違うチームになったといっても過言ではありません。
未知の環境・対戦相手に出会い、今までの常識という殻を突き破ったことで、
成長は加速しているように思います。
若いがゆえの、柔軟性を目の当たりにしていると、こちらが学ぶことが多いです。
どこまで、どんな風に変わっていくのか、楽しみでなりません。
さて、いよいよ明日はアメリカ戦。
U-19の代表選手達は、これからの選手達ばかりですので、
近い将来、メジャーカレッジや果てはNFLで活躍するような選手も存在しています。
ある意味、この世代だけが、本当のアメリカチームと言えるのかも知れません。
そんなチームと雌雄を決する戦いができるのですから、痺れますね。
ワクワクします。
日々、進化するチームが、アメリカチームとどんな戦いをするのか、
皆さんも楽しみにしてください。
2014年07月07日
U-19 World Championship in Kuwait
現在、中東の地クウェートにおります。
光栄なことに、U-19の世界大会に帯同させていただくことになり、
世界一を目指してのチームづくりに関わっています。
非常に貴重な経験をさせてもらっています。
日本のフットボールチームは、ほとんど海外遠征を経験しません。
戦いの舞台や相手は、普段から接しているということで、自分の常識の範疇内にあります。
ところが、海外遠征ともなると、全くその常識が通用しません。
多分こうなるだろう、ああなるだろうということを想像することすらできないのです。
今回は、イスラム圏での試合ということで、「ラマダン」の渦中に放り込まれました。
ご存知の方も多いと思うのですが、この「ラマダン」期間中イスラム教徒の方々は、
日の出から日の入りまでの間、全く何も口にしません。
食事はもとより、水もタバコも口に入るもの一切です。
外気は最高気温50度弱の世界。
よく、脱水症状にならないものだと思いますが、何も摂取しないのです。
(まあ、この暑さの中、外にいる人は見かけませんが)
もちろん、我々は異教徒ということで、断食を強いられることはありませんが、
ひと目につくところでの飲食は避けなければなりませんし、
何よりも、人々の活動が日没後なので、我々の行動も日没後が中心となります。
そんな、生活習慣の変更をも余儀なくされるのが、海外遠征です。
こういった状況下での戦いでは、
「今までの」「いつもの」といった概念を捨てなければなりません。
「今」何をすべきかを考え、瞬発力を持って行動することが、重要です。
当然、いつも以上に強い意志、メンタルタフネスが不可欠になります。
19歳以下の若者には、いささか過酷な気もしますが、世界で戦う他競技の選手は、
もっと若年の頃から、厳しい環境にさらされているはず。
これは、日本のフットボールが進化していくための挑戦であり、好機でもあります。
今回選ばれた選手達は、その好機をしっかりと捉え、日々成長しているように見えます。
若いので、未熟さからのポカもありますが、一方で吸収も早い。
フットボーラーとしての成長はもちろんのこと、人間としても変化し続けています。
この期間中に、彼らがどこまで化けるのか、本当に楽しみです。
厳しい状況下での戦いについて、チームの監督である山嵜先生がこんなお話をされました。
「キツい試合であればあるほど、ミスをした方が負けるという考えにしばられがちだが、
ミスをしないようにとプレーしても意味がない。ミスは起こしてしまうものだ。
問題は、ミスが起きてしまったプレーに対して、どれほど本気で取り組んだかどうか。
全身全霊を込めたプレーで起きたミスは、それを取り返すための次のアクションにつながる。
本気でやっていない中で発生したミスは、次にはつながらない。次はない」
現在、U-19チームが置かれている状況下で、最も大切なことのひとつだと感じました。
状況・環境に左右されず、目の前のことを全力でやりきる。
そのことから、「次」が見えてくる。
優勝という高みを目指して、目の前の今を戦いきるチームにしていきます。
U-19は、今から約半日後、ドイツチームとの初戦を迎えます。
現地時間7/7(月)23:00キックオフ。
広大なアジアの地を挟んでおりますが、皆さんの念はきっと届くと思います。
応援よろしくお願いします。
2014年06月24日
MY TEAM MY FOOTBALL
2014春シーズンは、目標通り、パールボウル優勝で締めくくることができました。
応援・参戦本当にありがとうございました。
この春シーズンは、SWC(シニア世界選手権)/WUC(大学世界選手権)、
2つの日本代表活動を挟んだことで、
それぞれが、それぞれの環境下で自分をつくりあげ、
チームに還元するというチャレンジになりました。
そのようになったことが、例年にない危機感・緊張感・競争意識を生んだように思います。
また、何とかトーナメントを勝ち上がることで、
これまた、例年以上に厳しい戦いを複数回経験することができました。
特に、パールボウルの大舞台で、実力のあるチームと戦えたことは、この春の大きな財産です。
厳しい戦い、大舞台だからこそ露呈する、我々の甘さを認識することができたましたし、
新戦力の選手達は、「初」を体験することで、「次」ではどうするかを考える起点を得たはずです。
大きな糧と成り得る、パールボウルの決勝でしたが、本当に厳しい戦いとなりました。
対戦相手の強靭さに圧倒されるだけでなく、
我々自身が招いたミスで追い込まれていくというシーンが、数多くありました。
本当に、まだまだ未熟。整備・成長していくべき点は多々あります。
ただ、そんな状況にありながらも、
最後の最後に相手に喰らいつき、勝ちきったことに関しては、
素晴らしいとしか言いようがありません。
「Winning is only thing」
泥臭かろうが、必死すぎてみっともなかろうが、薄氷だろうが、とにかく勝つこと。
その大命題を果たしたのですから、誇って良いことだと思っています。
何としてでも勝ちきる、という思いの底には、
今年のスローガンに通ずるものがありました。
2014のチームスローガンは、「MY TEAM MY FOOTBALL」
チームに関わる皆が、胸を張って自分のチームと言える関わり方をする。
誰に頼る訳でもなく、自ら行動し、皆を巻き込み、チームを勝たせる。
そのために、自分が目指すフットボールをとことん追求していく。
そのような、思いが込められたスローガンです。
パールボウル決勝でもあった、
絶体絶命のピンチを、起死回生のチャンスに変えるには、
この、己を軸としてチームのために尽くせる心意気が、大事だと思うのです。
傍から見れば崖っぷちのような場所にいても、動揺することなく、
己のチームを勝たせるために、己の目指すフットボールをとことんやり尽くすこと。
それこそが、最後の最後に勝ちをたぐり寄せるものと信じています。
今シーズンは、
チームのひとりひとりがMY TEAMを創り上げるために、MY FOOTBALLを探求し続けます。
それは、皆さんが、心の底から凄い・面白いと感じる試合を生み出していくはずです。
秋シーズンには、応援や参戦してくださる皆さんにも、
オレの、ワタシの、「オービックシーガルズ」と言っていただけるくらい、ハマっていただきます。
2014年05月11日
1st WUC Game
第1回アメリカンフットボール大学世界選手権の決勝戦を、若き日本代表が戦います。
非常に楽しみな試合です。
対戦相手は、メキシコ代表。
図らずも、99年第1回ワールドカップ決勝戦と同じ顔合わせとなりました。
何やら因縁を感じますが、
アメリカ・カナダを除けばダントツに強いのがメキシコですから、
当たり前といえば当たり前です。
メキシコの選手は、体躯も太く、とてもパワフルです。
それに加え、サッカー選手を見ていいただいて判るように、運動神経が良い。
戦略・戦術のみで翻弄しきれる相手ではありません。
しかも、メキシコにおけるフットボールを取り巻く環境は、
本場アメリカをお手本にしており、
日本におけるそれと同等、あるいはそれ以上かもしれません。
メキシコ国内で最も強力なチーム群は、私立大学リーグに集中していると聞いており、
平均的に1万人以上、試合によっては4万人以上の観客集める人気だそうで、
今回の選手権に参加している多く選手達がそれを経験しています。
また、国境を接しているという地理的な条件も手伝って、
ニューメキシコ・アリゾナ・テキサス近辺の大学で、
本場のフットボールを経験している選手もメキシコには数多くいるのです。
そのようなチームとの戦いですから、決して楽観はできません。
手に汗握りながら、観戦したいと思っています。
勝って優勝すれば、初代王者。大きな大きな勲章を手にすることになります。
大一番は、日本時間の今夜(5/11)11:00から。
HPにて生放送が観られる予定です。
http://americanfootball.jp/main/2014/05/0511-college-streaming.html
勝利を信じて、本気で応援します!
2014年05月02日
2014 1st Game
大変にご無沙汰をしてしまいました。
2014オービックシーガルズが始動してから、早2ヶ月余り。
私個人としては、オービックシーガルズのスタートとほぼ同時に、
シニア日本代表、U-19日本代表に関わる機会をいただき、右往左往しておりました。
自身のキャパシティ不足が露呈し、筆無精ということにも相成りました・・・。
何の言い訳にもなりませんね。すみません。
この2014シーズンは、シニア代表の交流戦とアジア予選に加えて、
U-23の世界大会、U-19の世界大会と国際マッチが目白押しのシーズンとなりました。
シニア代表の試合は2015ワールドカップ出場権を得て、ひとまず終わりましたが、
U-23代表は、まさしく今、初の大会をスウェーデンの地で戦っています。
また、U-19代表は7月に遠征(クウェート!)を控えて準備に余念がありません。
1999年より始まった、シニア代表のワールドカップ。初めての国際大会。
この時から多くの国際大会に関わらせていただいていますが、本当に様変わりしました。
U-19代表やU-23代表による世界大会の開催、
フィリピン・クウェート・中国などアジア各国の参戦など、
思いもよらなかったことが、次々と実現しており、変化と広がりは想像以上です。
一方、ここ日本ではどうか。
まだまだ、国際化に対しては、関心が薄いというのが現状と思います。
代表を目指したり、選出されたりする選手達の意識とレベルは向上しているものの、
代表組織全体としては、臨時招集のオールスターゲームとあまり異ならない。
なかなか、フットボール界全体をあげて、国際大会でイニシアチブをとるという、
強い意志を持つところまで行き着いていないように感じます。
誰よりも長く国際試合に携わってきた人間の一人しては、忸怩たる思いを隠せません。
もっともっと、変わっていかなければ。
アメリカチームを倒して世界一になりたいし、日本人NFL選手も輩出したいし、
チャンピオンズリーグのようなこともやってみたい。
日本国内に留まらない、広がっていく思いは尽きません。
そのためには、遠くを見据えながらも、
日本のフットボール自体をもっと面白くする必要があります。
誰が見ても「凄い」「興奮する」レベルのプレーをしなければなりません。
試合会場を「最高に面白い」空間にしていかなければなりません。
「アミューズメントよりフットボール!」と言ってもらわなければなりません。
そんな、心意気も込めて、今シーズンはチームを創っていきます。
今シーズン、オービックシーガルズは個々の凄さを磨いて、
その力を集約するということに邁進します。
個々の凄さを磨くにあたっては、
自分自身の限界値や常識を超え、さらに周囲にも高い要求を課していく、
そんなことを目指していこうと会話しています。
大きな変化を起こすには、まず自分から。
自分が変わって、オービックシーガルズを変えて、日本のフットボールを変えていく。
大変な大風呂敷を広げました。でも、思いはそんなところにあります。
その第一歩としての、オービックシーガルズ2014初戦。5.4川崎富士見球技場。
大きな大きな思いとは裏腹に、まだまだ新チームは脆弱ではありますが、
フレッシュな戦力がチームを勢いづけており、確実に変化は見て取れます。
新人の活躍と、それにあおられてパワーアップする既存選手の躍動があるでしょう。
本当に楽しみです。
遠望するだけの資格を得るためにも、しっかりと目の前のことをやりきり、
強い思いが皆さんに伝わるような戦いをしますので、
今シーズンも初戦から熱い参戦よろしくお願いします。
2014年01月10日
2013 OBIC SEAGULLS
ライスボウルを戦ってから、ちょうど1週間。
何だか、遠い昔のことのように感じています。
歓喜の瞬間から、スイッチが切れてしまって、
抜け殻のようになってしまっていました。
ただ、この数日、多方面・多数の皆さんから喜びの声をお聞かせいただき、
戦い続けてきた甲斐を、実感しています。
その中で、思うことは「感謝」しかありません。
今シーズンも、たくさんの皆さんに、
期待していただき、信じていただき、共に戦っていただきました。
そして、
皆さんのエネルギーにプッシュしていただいて、高みに登りきることができ、
心からの「おめでとう」を交わすことができました。
本当にありがとうございました。
2013のチームは、ご存知の通り、順風満帆ではありませんでした。
春シーズンに、敗戦を喫し、立ち止まり考えさせられることもありました。
リーグ戦で接戦を演じ、何とも言えない不安に駆られることもありました。
その都度、選手達が「自分にできること」を考え、
行動に移していくことによって、
チームは少しずつ成長していき、今に至ります。
今シーズンほど、ゲームによってチームが変化したシーズンを知りません。
我々にとって、私にとって、2013シーズンは特別なシーズンになりました。
「この中の誰か1人でも欠けていたら、このチームには成っていない」
ボウルゲームの前に皆に話ししたことです。
オービックシーガルズは、まだまだ次のステップに向けて走り続けますが、
2013のチームは再び結成されることはありません。
一期一会、寂しい限りですが、だからこそ貴重なのだと思います。
当たり前のことですが、我々は完璧なチームではありません。
未熟な部分もたくさん持ち合わせています。
ただ、我々の思う完璧なチームを目指して、本気で取組んできました。
そんな我々を、誰よりも熱く熱く見守って下さった皆さんに、
重ねて感謝申し上げます。
2013オービックシーガルズとの訣別は、名残惜しいですが、
また新しいチームの創造も楽しみでしかたありません。
2014には、
皆さんの予想をはるかに上回る、ワクワクしてたまらないチームを創りあげて、
また、お会いしたいと思います。