大橋 誠ヘッドコーチブログ“Season Message”

 

 

※2015シーズンをもってヘッドコーチを退任し、シニアアドバイザー(SA)に就任しました。

ヘッドコーチ交代のご報告(GM並河) シニアアドバイザー就任のご挨拶(SA大橋)

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2013年11月

2013年11月29日

Final Stage

巷はすっかりクリスマスムードとなり、寒さも本格化、
国内外のフットボールシーンも佳境に入ってきており、

感じることは、光陰矢の如しー早い、早い。


我らも大阪遠征を含む、2つの試合を経て、いよいよFinal Stage。
Xリーグチャンピオンに向けてセミファイナルの試合に臨みます。

 

シーズンも後半となり、色々な試合を経験することで、
チームは成長していく訳ですが、
経験値を重ねたからこそ気をつけなければならないのは、
過去に囚われるということです。

 

「あのゲームで、似たような展開になった時、結果はこうだった。
今回もそのようになるだろう」
といった、予測をすることが、余計なことを考えることにつながり、
プレーの精度や遂行力を低下させることになっていくのです。

 

ゲームの際に繰り返し確認するのは、
過程において起きたことに、引きずられない、

これから起こすことに、集中しきろう。
ということ。

 

ゲームの途中で、
押されている・押している
上手くいっている・失敗が続いている
というようなことに気持ちを左右させても意味がありません。


ましてや、
勝っている・負けている
なんていうことを考えたところで仕方が無い。

 

問題は、ゲーム終了の時、勝ったのかどうか。

 

この後のゲームは、苦しい場面も多い、激しいものになるでしょう。
その時、余計なことに引きずられず、目の前のプレーをとにかくやりきる、
そんな肚のくくりが最重要になります。

 

次戦の相手、
鹿島ディアーズは、7戦のうち2戦を落として負けられないゲームに挑み、
前半戦で、4回ものターンオーバーを獲られながらも、

結局は勝利を摑んだチーム。
引きずられない強さは、完全に証明しています。

 

そんなしぶといチームとの戦い。
我々も彼ら以上にしぶとく、タフに、そして愚直に戦います。
ひとつのプレーに、全身全霊を込めて。

 

2013年11月03日

2nd Stage

11月を迎え、フットボールシーズンも徐々に佳境へ入ってきました。
我らがXリーグも2nd Stageに突入し、緊張感も高まる一方です。
そしていよいよ、ディビジョンをミックスしてのゲームが始まりました。

 

日本におけるフットボールは、関東・関西集中型のスポーツです。
近年、大学では全国8地区の代表で、甲子園ボウルへの出場権を争い、
「全国区」スポーツへの道を歩み始めていますが、
Xリーグは、まだその端緒にもついていません。

 

「全国区」は難しいとしても、せめて、関東チーム vs. 関西チームの
マッチアップが増えていけば良いなあと、常々思っています。
未知のいろいろなチームと対戦したいという、我々の思いもありますが、
何よりも、観戦する皆さんが、観てみたいと感じるゲームが増えると思うからです。

 

チームの在りようを考える際、観戦してくださる皆さん抜きには考えられません。
これは、タテマエで言っている訳ではないのです。

 

我々は、勝ち続けるチームを目指しています。
そのためには、チームに関わる皆がワクワクしていられることが、不可欠。
ワクワクするためには、より多くの方々を巻き込めていること、
よくたくさんの人達に何らかを感じとってもらうことが必要になってくるのです。

ですから、より観戦する皆さんが、ワクワクするマッチアップを実現したいのです。

 

話しは、マッチアップから少し離れますが、

観戦環境に関しても、気になることが山積です。


観やすさ、応援のしやすさ、臨場感の得やすさなどの、
インフィールドに関することだけでなく、
飲食環境や、ゲーム以外で時間を使えることなど、
その日を楽しめる環境整備をしていかなければなりません。

 

それこそ、今シーズン、川崎球場では観客の皆さんに、

ご迷惑をおかけし、我慢していただいてます。
本当に心苦しい限りです。

 

心の底から、フットボールを楽しんでいただくために、マッチアップ含め、
いろいろなことに取り組んでいかなければなりません。
そのことが、フットボールチームのレベルを向上させ、

フットボール自体の質をあげていくことに、直結していると考えています。

 

さて、明日は2nd Stageの初戦。
まずは、今我々にできること、

「今シーズン最高のゲームをすること」に集中します。
参戦してくださる、すべての方にワクワクしていただきます。