大橋 誠ヘッドコーチブログ“Season Message”

 

 

※2015シーズンをもってヘッドコーチを退任し、シニアアドバイザー(SA)に就任しました。

ヘッドコーチ交代のご報告(GM並河) シニアアドバイザー就任のご挨拶(SA大橋)

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2011年04月

2011年04月06日

2011 Start!

4/2よりチームが始動しました。


震災の影響により、当初予定から実に3週間遅れのスタート。
通常であれば、チームルームにてのミーティングから始めるところを、
あえて、フィールドに集合するところからとしました。


壊れてしまったフィールドを見て、皆で痛みを分かち合いたいーという訳ではありません。
当たり前に平らだったフィールドが、そうでない状態になった時、
そこで何が出来るのか、何がしたいのかを皆に考えてもらいたかったからです。


コーチ・選手がポジションごとにフィールドをウロウロ。
それぞれが、予想以上の起伏に驚きを隠せずにいましたが、それもつかの間。


「LINESはこの辺りを使えれば充分」

「広めの平らなとこは、しゃーないWR使えや」
「横に使えばDBのスペース確保できるか」


なかなか皆、逞しく前向きではないか。
これなら決してマイナスからのスタートとはなりません。


2011 Obic Seagullsのスタートに際して選手に伝えたのは、
昨年から提唱してきた、
「選手主役のチームであること」
「ワクワクするプレーをするチームであること」
をより押し進めていこうということ。


そのために、チームに関わる一人一人が、
「Independence=自立」
「Self-Control=自律」
をモノにしていこうということです。


誰に牽引されるでもない、誰に頼るでもない、自立し自律できるメンバーの集まり。
それでこそ、主役であれるし、ワクワクしていられると考えています。


IndependenceとSelf-Controlの頭文字をつなげると「IS」。
これは、人のありようを示す言葉でもあります。
何をするのかの前に、どうあるのか。
ありようによって、行動は決まってくる、変わってくる。


自立・自律したそれぞれであれば、どんな逆境でも契機に変えられると思っています。
となると、ワクワクしてきませんか。