大橋 誠ヘッドコーチブログ“Season Message”

 

 

※2015シーズンをもってヘッドコーチを退任し、シニアアドバイザー(SA)に就任しました。

ヘッドコーチ交代のご報告(GM並河) シニアアドバイザー就任のご挨拶(SA大橋)

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2010年06月

2010年06月30日

Bowl Game

明日、我々はパールボウルを戦います。非常にうれしく、光栄に思っています。
 
日本には「Bowl」を冠するビッグゲームがとても少なく、
大観客に見守られての試合を経験できる機会も稀です。
そんな中、今春も我々はボウルゲームを経験します。本当にありがたいことです。
 
ファンの皆さんは12人目のプレーヤーだ、などということがありますが、
これはファンの皆さんへのリップサービスではありません。
 
ファンの皆さんの熱気は確実にフィールドのプレーヤーに伝播します。
それが大きければ大きいほど影響力はあがります。
選手はフィールドで皆さんのエネルギーを「感じて」います。
ボウルゲームでは、そのエネルギーの大きさ・強さが格別です。
 
明日のゲームでは、その受け取ったエネルギーをどうパフォーマンスにつなげていくのか。
本当にワクワクします。
 
一期一会の2010.34th Pearl Bowl。
Kick OffからTime Upまで、「OUR TIME」にできるよう、魂込めてプレーします。
 
ぜひぜひ、我々にエネルギーを与えるべく、東京ドームにご来場ください。
そして、ともに「OUR TIME」を創りあげ、体感しましょう。
 

2010年06月17日

Execution

パールボウルトーナメント、セミファイナルに勝利しました。
いよいよファイナルです。
川崎球場で熱気あふれる応援をいただいた皆さん、
HPなど通じて念を送っていただいた皆さん、本当にありがとうございました。
 
さて、つい昨晩サッカーのワールドカップ、スペインvs.スイスを観ておりました。
仕事をしながらの観戦でしたので、初盤の細かい部分はあまり観れてないのですが、
試合展開が面白かったので最後は完全に見入ってしまいました。
 
スペインはFIFAランキング2位の強豪で、欧州予選でも負け知らずの優勝候補。
一方のスイスは堅守で知られるもののFIFA24位のチーム。
多くのサッカーファンがスペインの華麗なゴールショーを期待していました。
ところが、結果は1-0でスイスが勝利。大波乱の試合となりました。
 
僕自身は滅多に観られないアップセットになりそうだから、
試合にのめり込んだ訳ではありません。
スイスチームの徹底したプレーぶりに感心したからです。
彼らは、とにかく自ペナルティーエリアにボールを入れない、
はね返すということを愚直なまでに繰り返していました。
その集中力と持続力の凄さたるや・・・。
24本ものシュートを防ぎ切った彼らのプレーには、
派手さはないものの凄みがありました。
 
フットボールでは、“Execution”という言葉がよく使われます。
直訳すると遂行力ということになるのでしょうか。
とにかく、決められたことをやりきる力が最も大切だということです。
 
これは、決められたアサイメント(役割)を決められた通りに実行することが
大事だということのみを示しているのではありません。
やりきることの大事さを示唆している言葉と思っています。
 
やるべきことを決める、そして徹底してやりきる。
まさしくスイスチームはExecuteしていました。
ですから、勝利できたのです。
 
7/1東京ドーム。
我々はどんな状況下でも戦い抜きます。
やりきります。
スイスチームのように。
 
皆さんのオービックシーガルズ。
その Executionを是非ご覧にきて下さい。