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2014 1st Game
2014年05月02日
大変にご無沙汰をしてしまいました。
2014オービックシーガルズが始動してから、早2ヶ月余り。
私個人としては、オービックシーガルズのスタートとほぼ同時に、
シニア日本代表、U-19日本代表に関わる機会をいただき、右往左往しておりました。
自身のキャパシティ不足が露呈し、筆無精ということにも相成りました・・・。
何の言い訳にもなりませんね。すみません。
この2014シーズンは、シニア代表の交流戦とアジア予選に加えて、
U-23の世界大会、U-19の世界大会と国際マッチが目白押しのシーズンとなりました。
シニア代表の試合は2015ワールドカップ出場権を得て、ひとまず終わりましたが、
U-23代表は、まさしく今、初の大会をスウェーデンの地で戦っています。
また、U-19代表は7月に遠征(クウェート!)を控えて準備に余念がありません。
1999年より始まった、シニア代表のワールドカップ。初めての国際大会。
この時から多くの国際大会に関わらせていただいていますが、本当に様変わりしました。
U-19代表やU-23代表による世界大会の開催、
フィリピン・クウェート・中国などアジア各国の参戦など、
思いもよらなかったことが、次々と実現しており、変化と広がりは想像以上です。
一方、ここ日本ではどうか。
まだまだ、国際化に対しては、関心が薄いというのが現状と思います。
代表を目指したり、選出されたりする選手達の意識とレベルは向上しているものの、
代表組織全体としては、臨時招集のオールスターゲームとあまり異ならない。
なかなか、フットボール界全体をあげて、国際大会でイニシアチブをとるという、
強い意志を持つところまで行き着いていないように感じます。
誰よりも長く国際試合に携わってきた人間の一人しては、忸怩たる思いを隠せません。
もっともっと、変わっていかなければ。
アメリカチームを倒して世界一になりたいし、日本人NFL選手も輩出したいし、
チャンピオンズリーグのようなこともやってみたい。
日本国内に留まらない、広がっていく思いは尽きません。
そのためには、遠くを見据えながらも、
日本のフットボール自体をもっと面白くする必要があります。
誰が見ても「凄い」「興奮する」レベルのプレーをしなければなりません。
試合会場を「最高に面白い」空間にしていかなければなりません。
「アミューズメントよりフットボール!」と言ってもらわなければなりません。
そんな、心意気も込めて、今シーズンはチームを創っていきます。
今シーズン、オービックシーガルズは個々の凄さを磨いて、
その力を集約するということに邁進します。
個々の凄さを磨くにあたっては、
自分自身の限界値や常識を超え、さらに周囲にも高い要求を課していく、
そんなことを目指していこうと会話しています。
大きな変化を起こすには、まず自分から。
自分が変わって、オービックシーガルズを変えて、日本のフットボールを変えていく。
大変な大風呂敷を広げました。でも、思いはそんなところにあります。
その第一歩としての、オービックシーガルズ2014初戦。5.4川崎富士見球技場。
大きな大きな思いとは裏腹に、まだまだ新チームは脆弱ではありますが、
フレッシュな戦力がチームを勢いづけており、確実に変化は見て取れます。
新人の活躍と、それにあおられてパワーアップする既存選手の躍動があるでしょう。
本当に楽しみです。
遠望するだけの資格を得るためにも、しっかりと目の前のことをやりきり、
強い思いが皆さんに伝わるような戦いをしますので、
今シーズンも初戦から熱い参戦よろしくお願いします。