大橋 誠ヘッドコーチブログ“Season Message”

 

 

※2015シーズンをもってヘッドコーチを退任し、シニアアドバイザー(SA)に就任しました。

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“U-19 in Kuwait” To Final

2014年07月15日

アメリカ代表と戦いました。
結果は0-43。完敗を認めざるをえません。

 

アメリカチームは、選抜者を集めて構成されただけあって、タレント揃い。
特に、スキルポジションには、
サイズ・スピードともに目を見張るような能力を持った選手が目につきました。
あの躍動する連中に、1on1で勝負していくためには、
一段違った取り組みが必要になるでしょう。

 

また、今回のアメリカチームの印象として、能力が高い人達の集まりということだけでなく、
考えられたフットボールを、しっかり遂行するチームであるということが強く残りました。


我々の試合に向けても、前の2試合とは違った、

我々に対して有効なプレーの準備をしてきましたし、
試合中に危ないと感じたことへのアジャストも、素早くきちんと形にしていました。

 

そういう意味では、本気でジャパンを潰しにきていた、と言えると思います。
試合の終盤、最後まで加点をしようとする姿勢からも、それを感じることができました。

 

本気できているアメリカに対して、選手達は臆することなく、

文字通り身体を張ってプレーをし、その心意気を体現して見せました。
試合の最後まで、1プレーに集中しようとし続ける姿は、誇るに足るものだったと思います。

 

今大会のルールによって、メキシコと同勝率ながら、5位決定戦に臨むこととなりましたが、
(勝ち点が同じ場合総失点の少ないチームが上位扱いとなる)
それは、固いゲーム運びを捨てて、

リスクをとったゲームプランを選んだ時に覚悟していたこと。


後は、全ての力を振り絞り、やりきって今大会を締めくくることが大事です。
短期間に成長著しい選手達が、やりきることができれば、

必ず勝利を摑むことができるはずです。

 

2014 U-19日本代表チームの最終戦、全てをフィールドで出しきります。