大橋 誠ヘッドコーチブログ“Season Message”

 

 

※2015シーズンをもってヘッドコーチを退任し、シニアアドバイザー(SA)に就任しました。

ヘッドコーチ交代のご報告(GM並河) シニアアドバイザー就任のご挨拶(SA大橋)

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To Bowl Game

2011年12月05日

Japan X Bowlへの出場を決めることができました。
応援、本当にありがとうございました。

 

スコアは45-20。予想外の点差での決着。

 

私は、戦前からスコアや試合展開を予想するタチではないので、
試合後に予想通りとか、予想外とかいう感想を持つことは、ほとんど無いのですが、
今回ばかりは、予想外という言葉が口をついて出ました。

 

相手は、
しぶとく集中力がキレない、
接戦でしか決着がついたことの無い、
今シーズンも、隙の少ない試合を展開してきた、
そんなチームだったからです。

 

ロースコアになるのか、点の取り合いになるのかは判らないけれども、
最後まで、もつれる接戦の試合を覚悟していました。

 

実際には、早いタイミングでリードをし、

そのまま押し切るような展開になったのですが、
リードをしていても、必ず追いついてくるのでないかという、

緊張感がずっとありました。
その緊張感の持続が、集中力の持続につながり、結果を生み出したと思います。

 

要所でのターンオーバー獲得、

スコアリングチャンスをきっちりTDに結びつけるなど、
集中力が高ければこそのプレーを続けられたことが、
予想外の点差を生んだのではないかと考えます。

 

また、試合前のコミュニケーションが醸成した、

肚のくくりも大きかったと思います。


メールで、練習場で、飛び交っていたのは「勝つ」という言葉。
「勝ちたい」でなかったことが、ポイントです。

 

「勝ちたい」は、誰もが抱く願望で、

ともすると淡く消えていってしまう不安定なもの。


一方、「勝つ」と言いきるには、決断と意志を必要とします。
意志には、行動が伴いますから、
「勝つ」と決めた以上、それぞれが「勝つため」に行動することになります。

 

副将の塚田選手を筆頭に、「勝つ」意志をチームに浸透させた、
選手達の行動が、勝利を摑み獲る土台を造り上げました。
塚田、いいね!

 

さて、次戦。
いよいよ、ボウルゲームです。
「勝つ」意志をさらにさらに強固なものにするよう、足掻きまくっていきます。


今年のスローガン、"WILL"そのままに。