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2011 W-Cup #1
2011年07月05日
いよいよ、渡欧の日が近づいてきました。
4年に一度しかない、大事な大事なチャンス。
何があっても、余力を残して戻るようなことがないようにします。
幸運にも、私は1999年開催の第一回大会からずっと代表チームに関わらせてもらっています。
その時から比べると、この大会が徐々に発展しているのが良くわかります。
思えば、第一回イタリア大会・第二回ドイツ大会ではまだまだ牧歌的な雰囲気もありました。
ある国の最もイカツイ選手が水深50cm程度のプールにはしゃいで飛び込み足首骨折、
試合中怪我人が多く出てQBの選手がセンターに入る、
サイドラインからサイドラインの長さが5ヤード以上短い、などなど。
シシリアでの決勝戦では競輪バンクで試合前待機とかもありました・・・…。
それが、第三回川崎大会を契機に、大きく変化したように思います。
日本フットボール関係者の方々の多大なご尽力により、
W杯をうたうに相応しいオペレーションが成されましたし、
何よりもアメリカが参戦してきたことで、名実ともに世界一決定戦となりました。
結果的に点差が開いたゲームもありましたが、「ガチンコ」を実感した大会でした。
さて、今回の第四回オーストリア大会。
過去最高の8カ国対抗となります。
ヨーロッパ選手権を勝ち抜いた、ドイツ・フランス。
開催国のオーストリア。
NCAAに多くの選手を輩出しているオーストラリア。
過去2回決勝で苦しめられたメキシコ。
U-19では常勝の初出場カナダ。
そして本場のプライドを背負って参加のアメリカ。
本当に強豪ぞろいです。
補足ですが、
開催国のオーストリアは、単なる開催国枠出場のチームではありません。
ヨーロッパ選手権でも、優勝したドイツには惜敗したものの、他国を圧倒しています。
しかも、ドイツとの試合も、ターンオーバーなどのミスが無ければ勝利していたと思います。
非常に地力のあるチームです。
かなり本気で準備してきており、6月にもアメリカのDiv.Ⅲの大学を招聘して壮行試合をしています。
試合はタイブレークにもつれる好ゲーム。
負けはしたものの、かなりの自信をつけることができたものと考えます。
我々は、そのオーストリアと初戦を戦います。
アウェイ中のアウェイではありますが、日本の皆さんの思いとともに戦います。
一戦必勝。
良い報告をお待ちください。