大橋 誠ヘッドコーチブログ“Season Message”

 

 

※2015シーズンをもってヘッドコーチを退任し、シニアアドバイザー(SA)に就任しました。

ヘッドコーチ交代のご報告(GM並河) シニアアドバイザー就任のご挨拶(SA大橋)

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2011 W-Cup #2

2011年07月11日

 

日本代表は24-6で初戦を勝利しました。
遠く離れた日本の地で応援いただいた皆さん、ありがとうございました。

 

試合当日は、灼熱の太陽が照りつける快晴。
プレーする側には、ちょっとキツい気候でしたが、

観戦するには最高の天気です。

 

我々の試合は、開催国オーストリアの登場とあって、多数のファンが詰めかけ、
試合前から会場は盛り上がりまくってました。
鳴りモノの音量も試合の前からスゴいものがあり、

試合中のコミュニケーションができるものかどうか、

すでに思いやられる状況でのスタートです。

 

ゲームに先立っての国家斉唱では、地元の混声合唱団が素晴らしい歌声を披露。
さすがに数多くの音楽家を輩出したお国柄ならでは、です。
思わず聞き入ってしまうほどの奇麗な歌声で「君が代」が歌い上げられ、

厳かな気分になりました。

 

ただ、そんな静寂もつかの間。
試合が始まると、やはり激しいノイズにさらされました。
日本のオフェンス中は、サイドラインで1m先の選手と会話するにも、
ありったけの大声を張り上げなければなりませんでした。
そんな中でも、選手達はよく集中し、状況にアジャストメントして戦ったと思います。

 

対戦相手のオーストリアチームの印象は、「よく鍛えられたチーム」。
それぞれの選手が、やるべきことをしっかりと遂行できるタイプのチームです。
結果として、勝利することはできましたが、終始緊張感の高いゲームを強いられました。
まだまだ、強くなる可能性を秘めた、ポテンシャルの高いチームだと思います。
とにかく、みんなデカイし・・・。

 

試合終了後は、アウェイの我々の勝利をスタジアムの皆さんが祝福してくれました。
温かい国民性に触れることができ、嬉しくなりました。

 

さて、とはいえ勝利に酔っている暇なぞさらさらありません。
後、24時間後にはフランスと戦っていることになります。

 

息をつく間もなく戦い続ける。
なんと厳しく、なんと楽しいチャレンジなんでしょう。
とにかく、代表チーム皆、良い顔してますよ。