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Spring Season
2011年05月30日
あっという間に5月も終わります。
オービックシーガルズは「交流戦」2試合を経て、短かった春シーズンに一区切りつけ、
個々のベースアップを中心としたチャレンジ期間に入ります。
思い返せば、2011シーズイン直前の3.11に震災があり、
「我々にできることは何か?」と右往左往するところから始まった春シーズン。
実際にフットボールをプレーしたのは、2ヶ月足らずということになりました。
ただ、短いながらいつもとは違う、学びの多い春シーズンを過ごせたとも思っています。
何よりも、当たり前と思っていることが、決して当たり前ではないこと、
これを痛烈な実感と共に感じることができたのは、得難い経験でした。
集い、語り、切磋琢磨し、時には歓喜し、時には落胆し、それでも頂点を見てまた集い・・・。
そんなことを繰り返すには、実は色々な条件を揃えないとならないこと。
その条件は揃っているものではなく、先人も含めだれかが創ってきたものだということ。
それらの存在を、勝手に当たり前だと錯覚しがちだということ。
だからこそ、創りだす側に立たなければ面白く無い!ということ。
また、「できない」「難しい」と当たり前に思ってしまっていることも、
実は自分次第で充分変えていけるということも。
本当に多くのことを学び、感じた春シーズンでした。
試合を見ていただいた皆さんには、まだまだ粗さが目立ったかと思います。
その一方で、自分から前に出てきている選手の心意気を感じていただいたのでないか、
チームが弾けていきそうな兆しを見ていただいたのではないか、と。
皆さんどうだったでしょうか?
「当たり前」と思っていたことが「特別」であったことを、
実感されているであろう被災地の皆さんに、引き続き思いを馳せつつ、
我々は夏シーズンに向けて走り続けます。
自分で設けてしまいがちな「当たり前」という壁を疑い、壊していくことで、
真の「WILL=志」をもった集団になっていきます。
期待は良い意味でしか裏切りません。