モメンタム
2010年10月02日
フットボールのゲームにおいてモメンタムを摑むことがいかに大事かー。
言い尽くされたことでありますが、なかなかに難しいことであります。
モメンタムを直訳すると、「勢い」「はずみ」ということになるのですが、
ゲームにおける「良い流れ」というのがわかりやすいところかと思います。
元々、ゲームにはシナリオがある訳ではないので、「流れ」というモノが、
どこかに存在する訳ではありません。
それは、フィールドに存在する皆で創りだしている部分がほとんどです。
1プレー、1プレーは独立しているもので、良いプレーも悪いプレーも、
それぞれひとつのプレー。
流れでつながっているものではありません。
ただ、心理的に良い方向へノッていけたり、悪かったことを引きずってしまったりで、
結果として「流れ」をつくっていってしまうのです。
私は、「流れ」などというものに期待せず、1プレーを完結させ続けることこそが、
最良だと思っています。
それには、事象・状況・環境などに左右されない、強い強い心が必要になります。
さて、直近の2試合ですが、
明治安田パイレーツ戦においては、
もう一つ悪い「流れ」を断ち切ることができなかったように思います。
勝利できたことは素晴らしかったですが、1プレーへかける気迫が足らなかった。
自身のプライドに立ち返るよりも、相手チームのことを意識する場面も多かった。
一方、本日の日本ユニシスBULLS戦では、
1プレー完結の心意気がチーム全体にあった実感があります。
これからも「流れ」に左右されない、ホンモノの集中力を持ったチームを目指して、
精進していきたいと思います。
ですから、皆さんも我々が苦境の時こそ、我々を覚醒させる応援をお願いします。
相手チームにフォーカスするのではなく、オービックシーガルズに皆が気持ちを集中させる。
それこそ、「OUR TIME」ですね。
まだまだ、シーズンは端緒についたばかり。
これからも、オービックシーガルズの成長を楽しみにして下さい。