大橋 誠ヘッドコーチブログ“Season Message”

 

 

※2015シーズンをもってヘッドコーチを退任し、シニアアドバイザー(SA)に就任しました。

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番外編ードイツ遠征その1

2010年04月23日

今、GERMAN JAPAN BOWLのコーチとしてドイツ・デュッセルドルフに来ています。

アイスランド噴火の影響で、飛行機が飛ぶのかどうか出発直前までバタバタしましたが、

ユーラシア大陸を横切ってドイツの地に。

とにかく、この試合を成立させようと粘りに粘っていただい関係各位の方々には感謝!です。

 

国際試合の意味はいろいろとありますが、最も大きいのは、変化のきっかけにすることです。

怒濤の勢いで進化してきた日本のフットボールも、ここしばらく停滞。

そして、次に見据えるものを確定できずにいます。

 

そんな中、アメリカンフットボール不毛の地と目されていたヨーロッパでは、

このスポーツを取り巻く環境がどんどん変化してきているんです。

競技人口も増え、NFLプレーヤーも輩出、盛り上がっている話をよく聞きます。

 

我々は、他国とガッツリやり合う中で外的刺激をもらい、次に進まなきゃいけない。

彼らを凌駕して、日本のフットボールをもっと盛り上げなきゃいけないんです。

ということで、国際試合は大事!それをあきらめずに実現してくださった皆様に感謝!です。

 

さて、今回の遠征。

成田からフランクフルトまで12時間のフライト。

その後バスで2.5時間ほど移動してデュッセルドルフに到着しました。

なかなかの強行軍ですが、私はANAの他チャンネル映画サービスのおかげで

そう長く感じずにいけました。

最初に観たハリウッドSFエイリアンものは???でしたが、邦画はなかなか面白かった。

最近、邦画も元気ですね。

 

バスは、アウトバーンをぶっ飛ばすのかと思いきや、安全運転でやや拍子抜け。

やることがないので、時差ぼけ防止のため眠らないぞ合戦を、

同行の森さん(鹿島HCで今回の代表HCでもあります)と張り合っていました。

 

しかし、道中の風景はなかなか美しかった。

緑の丘陵が続く中、時々目に入る町並みは、教会の塔を中心とした

ヨーロッパらしい石造りとおぼしき家々の集落。

自然と解け合った素晴らしい光景です。

未来都市東京に住み慣れると、このような風景は滅多に見ることないですね。

 

ホテルは、デュッセルドルフの中心街からライン川を渡ったところにある

マリオット系のホテルです。

清潔でゆったりしており、従業員の方も親切ですし言うこと無し。

何よりも食事が美味しいです。

 

僕は、2003年にフランクフルトで開催されたワールドカップにも

帯同させていただいた経験があります。

その際は、朝昼晩と似たようなコールドミール(暖かいものが出ないんです・・・)を

食べたので、ドイツの食事は「美味しい!」というものではないという印象が強く、

選手達にもそのように話していました。

 

ドイツの皆さん、すみません。

短い滞在のホンの1宿泊施設での経験しかないくせに、

ドイツの食生活全般について語っていました。

心から反省しています。