大橋 誠ヘッドコーチブログ“Season Message”

 

 

※2015シーズンをもってヘッドコーチを退任し、シニアアドバイザー(SA)に就任しました。

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開幕! IBM戦

2008年09月12日

9月10日(水)、オービックシーガルズはシーズンインしました。

当日は数多くの皆さんに応援いただき、おかげさまで35-17で初戦を飾ることができました。

本当にありがとうございました。

 

ヘッドコーチとして9シーズン目に入ったわけですが、毎シーズン開幕戦となると

新鮮な気持ちになります。25年続いているオービックシーガルズではありますが、

2008チームとして戦うのは今シーズン限り。昨シーズンのチームとも来シーズンのチームとも違う、

ある意味期間限定の全く新しいチームのお目見えということがあるからだと思います。

私自身も新任の思いを持ってフィールドに立っています。当たり前のように胃も痛みます・・・。

 

新チームであるが故に実際に戦ってみないとわからないことも数多くあります。

そのわからないことがはじめて目に見えるのが開幕戦です。特に、できること・できないこと、

できていると思い込んでいること・できないと思い込んでいることなどが顕在化してくるのが

ここからなのです。それらをどう伸ばしていくのか、どう修正していくのかが、今シーズン

我々がどこまで化けるのかを決めていきます。

 

そういった意味では、今シーズンの開幕戦は良い部分も悪い部分も明暗はっきり出た、

糧の多いゲームだったと感じています。プレーに臨むまでの諸処の準備がしっかりできている

ものについては良、その準備段階でなにがしかの集中力が欠如したものについては悪。
多くの問題はプレーとプレーの間にあるということがわかったゲームです。
不用意なペナルティの発生原因もその辺りにあると考えます。

 

今回、シーズンの後半のことなどは度外視して、開幕戦でいったん100%の力を出し切ると

言い切ってきました。持っている力はまだまだ拙いながらも、力を出し切ろうということに

ついては、もがいてチャレンジできた感があります。だからこそ、成果も課題も見えたかと。
ここをスタート地点として、これから一戦一戦しっかり準備し、力を出し切った戦いを

繰り返していきます。

 

今回のゲームでは、「一万人プロジェクト」に数多くの皆さんのご支援をいただきました。

そしてリーグ戦では異例の6,398人の方々がドームに集まってくださいました。

心より感謝いたします。普段は閑散としているリーグ戦でもこれだけの方々に集まっていただける、

この事実が今までの「当たり前」を変えていくのだと信じています。9月10日の皆さんの熱気を
Xリーグに関わる全員がどう受け止めたのか、これから「当たり前」をどう変えていくのか、

正念場ということもあり、楽しみにしています。

 

先に申し上げた通り、2008新チームはスタートしたばかり。これからのチームです。

関わっている一人一人、誰一人でも欠けてしまっても2008チームは成立していきません。

それは、今シーズンのオービックシーガルズを応援してくださる皆さんも同じです。
オービックシーガルズの一員として、シーズン通してのおつきあいをお願いいたします。