大橋 誠ヘッドコーチブログ“Season Message”

 

 

※2015シーズンをもってヘッドコーチを退任し、シニアアドバイザー(SA)に就任しました。

ヘッドコーチ交代のご報告(GM並河) シニアアドバイザー就任のご挨拶(SA大橋)

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International Game

2012年05月21日

オービックシーガルズ初の海外遠征は、29-17で勝利。
応援ありがとうございました。

 

聞けば、公式映像配信が無い中、
模索して観戦していただいたファンの方々も多くおられたとのこと。
深更にも関わらずの参戦、感謝致します。

 

今回は、本当に良い経験をさせていただきました。

 

まずは、真のアウェイを体験できたこと。

日本代表チームでは、実感させられることも多いのですが、
オービックシーガルズのゲームジャージを着た選手が、
ビッグプレーを披露しても、全くスタンドが沸かない。

我々のオフェンスがプレーしている時は、
終始ブブセラが鳴り響き、スタジアムDJもがなり倒す。
なかなかの雰囲気でした。

ただし、試合後にはしっかり我々をねぎらってくれる、
温かいファンの方達だったことは、付け加えておきます。

 

また、明らかな体格差のある相手と対戦できたこと。
国内のゲームではあり得ない、ほぼ全てのポジションで、
我々のチームの選手が小さく、軽いという状況。

試合全体では、クイックネス・スピード・ヒットのインパクトなどを駆使し、
相手に支配されることは無かったのですが、
場面場面では、その体格差を上手に活かされて、圧倒されることもしばしば。
特に、コンタクトの回数を重ねてくると、徐々に疲弊が見られるようになり、
そこにつけ込まれるシーンもありました。

そんな中で、何を武器とし戦うのか、何を磨いていかなければならないのか、
色々なことが見えてきた気がします。

 

いずれにしても、
海外遠征ならでは、クラブチーム同士の戦いならではの経験ができました。
代表チームでは実現しない、アメリカ人選手混合のスタイルならではとも思います。
今回は、QB/RB/LB/DBと要所にアメリカ人選手を配し、

効果的な起用をしていました。
しかも、彼らはプロ経験を問われません(今回もNFLEの経験者が出場)。

 

Xリーグにおいても、
外国人選手枠をどう考えていくのか、
国際試合をどう前向きにとらえて利用していくのか、
色々なことを考えていかなければならないように感じています。