2008年08月13日
潮風日記VOL.20~夏合宿、オフェンス対ディフェンス~
どうもどうも。
オービックシーガルズ事務局員エダです。
夏合宿はついに最終日。
午後の練習は試合さながらの実戦練習です。
通常の実戦練習では試合相手を仮想した練習をします。
その仮想したチームはスカウトチームと呼ばれていて、オフェンスがメインの練習では
スカウトディフェンスが入り、ディフェンスがメインの練習ではスカウトオフェンスが入ります。
合宿でもそのような練習はもちろん行われますが、合宿でしか見られない幻の試合があります。
それはシーガルズオフェンス対シーガルズディフェンス!
オービックシーガルズのオフェンスとディフェンスが対戦すればどちらが勝つのか!?
そんな夢の対決です。
▲ハドル
O(オフェンス)対D(ディフェンス)のスクリメージ(試合のような実戦練習)は
互いのハドルで始まります。
ルールは簡単。TDを取ればオフェンスの勝ち、取られなかったらディフェンスの勝ち。
それを何シリーズも行います。
▲DL対OL
スナップされた瞬間、互いが激しくぶつかり合います。
この写真はパスプレーでのDL対OL。
プライドをかけた戦いの始まりです。
▲走る白木選手
ルールは試合と同じ。
フルブロック(ローブロックあり)、フルタックル(相手が倒れるまでタックルする)です。
ディフェンス陣のタックルに対抗すべく、RB#36白木選手がニーアップ(膝を高くあげること)して走ります。
▲古谷拓也選手 対 渡辺選手
エースRBの#20古谷拓也選手を止めるのは容易ではありません。
「自分の一番のこだわりはハードタックル」
と練習前に話していたDB#8渡辺選手が古谷選手の膝元にタックル!
▲ディフェンスハドル
試合でのタイムアウトのように、各シリーズの合間にプレーやサインの確認をします。
▲OL“ツイスターズ”と金子選手
▲喜ぶディフェンス陣
インターセプトしたDB#7金子選手にディフェンス陣が喜びを体で表現しながら集まります。
この光景、試合で見たい!
▲走る萩山選手
パスキャッチして走るWR#85萩山選手。
DB#7金子選手と#8渡辺選手が襲いかかります。
O対Dの勝敗は・・・・
拮抗した戦いでした。オフェンスが勝ったシリーズもあれば、ディフェンスが勝ったシリーズもあり、
まさに合宿の集大成にふさわしいゲームとなりました。
▲萩山選手
最終日、練習後のハドルで合宿のMVPが発表されました。
選出方法はチーム全員による投票で、MVPにはWR#85萩山選手が選ばれました。
ハギーナイス!試合でも頼むで!!
▲贈呈式
最後にスタッフ、トレーナーにTシャツの贈呈式が行われました。
Tシャツには「SPIRIT SQUAD」と書かれています。
その言葉は
「フィールドには出られなくても、魂はチームひとつになって一緒に戦っている」
と意味しています。
ぼくが評論じみたいうことを言うのもアレですが、
この4日間の合宿でチームは大きく成長したと思います。
しかし勝負はこれからです。
初戦のIBM戦まで1ヶ月をきりました。
まだまだ成長できる。成長に終わりはない。
楽しみです。
2008年08月11日
潮風日記VOL.19~夏合宿、昼下がりのひととき~
どうもどうも。
オービックシーガルズ事務局員エダです。
夏合宿もはや3日目。
そろそろ疲労もたまってくる頃です。
午前の練習が終わると午後のミーティングまで3時間ほど自由時間があります。
この時間は選手にとっては貴重な時間。
ここぞとばかりに睡眠を取ったり、体のトリートメントをしたり、ビデオやプレーブックで
アメフトの勉強をしたりと時間の使い方は人それぞれ。
そんな昼下がりのひとときをご紹介します。
▲ディフェンスコーチ陣
午前の練習が終わると、コーチ陣はすぐに練習のフィルムをチェック。
午後のミーティングまでに問題点を洗い出さないといけません。
コーチに自由な時間はほとんどありません。
▲小林選手
選手は午後の練習にむけてコンディションを整えなければいけません。
写真はアイシングをするDL#57小林選手。
テレビ電話で愛娘とニコニコ話していました。
▲清水選手
洗濯も自分でしなければいけません。
リターンTDで会場を沸かせるスーパースターWR#83清水選手も洗濯をします。
シミケンの家庭的な姿、いかがですか?
▲庄子選手
「おれは結構家事とかするんだよ」
と、言い張るDL#52庄子選手。
▲萩山選手
WR#85萩山選手は本を読んでいました。
中身はわかりませんが、小説のようです。
プロフィールの趣味を見ると、「スポーツ観戦、外で遊ぶ」となっていました。
意外と知的なんですね。
▲村井選手
DBからWRに転向した#25村井選手は昼休みもオフェンスの勉強をしていました。
この努力、必ず報われるはず!がんばれスシ!
▲古庄選手
トレーナーにマッサージをしてもらうLB#2古庄選手。
体調管理には余念がないですね。さすが主将!!
▲白木選手
ストレッチ中のRB#36白木選手。さすが副将!
▲昼寝中
昼寝で体力を充電します。手前からP#10吉坂選手、TE#35山崎選手、TE#80山本選手。
彼らはストレッチもせずに昼寝をしている、というわけではありません。
写真のタイミングの問題です。あしからず。
▲野々村選手(左)と河村選手(右)
リラックスタイム中のOL#70野々村選手と#68河村選手。
おそろいの服を着て、同じヘッドホンで音楽を聴く。
かなり怪しい光景に見えるかもしれませんが、決してそのような関係ではありません。
あしからず。
▲松田選手
お昼寝中のWR#18松田選手です。
ファンのみなさま、彼の寝顔に癒されてください。
▲宮本選手(手前)と木村選手(奥)
こちらは本格的に寝ていますね。OL#75宮本選手と#55木村選手です。
OLは暑がりが多いので、部屋はいつも冷房がガンガンにきいてます。
▲木下選手
QB#4木下選手は午前練習のフィルムをチェック。真面目です。
彼はぼくと同じ立命館大学出身です。
▲35歳トリオ
渡辺選手の勤める㈱デベロップジャパンの高橋社長より、スイカの差し入れをいただきました。
ありがとうございます。
写真は左からDB#8渡辺選手、DL#52庄子選手、DB#21玉ノ井選手。
3人とも今年35歳ですが、このはしゃぎようを見てください。
スイカ大好きなんですね。
▲チームミーティング
つかの間の自由時間も終わり、チームミーティングで午後の部がスタート。
ミーティングが終わったら、実戦さながらのフルスタイルの練習です。
つづく
2008年08月10日
潮風日記VOL.18~夏合宿午前練習~
どうもどうも。
オービックシーガルズ事務局員エダです。
今日は合宿、午前中の練習のレポートをします。
合宿では午前、午後と2回の練習を行います。
午前はハーフスタイル(ヘルメットとショルダーパッド)、午後はフルスタイル(全ての防具着用)
で行います。 パート練習が中心なのでハーフスタイルですが、ヒットはもちろん全力です。
▲ジャクソン選手
ラッシュの練習をするDL#11ケヴィン・ジャクソン選手。
手足が異様に長いです。これはディフェンスラインにとって大きな武器。
初戦で対戦するIBMはパスの多いチーム。IBMの強力OLとの対戦が楽しみです。
▲OLのドリル
手前からOL#79澤田選手、#59岡田選手、#50松本選手。
これは松本選手の練習に見えますが、澤田選手が相手を押すというドリル。
松本選手と岡田選手は練習台です。
岡田くん、エビのように反り返ってますが、大丈夫でしょうか。。
▲松本選手
2年目のOL#50松本選手。OLの中心選手としてツイスターズを引っ張っています。
▲里見選手
AF2帰りのDB#13里見選手。動きがめちゃめちゃキレています。
▲松下選手
松場ディフェンスコーディネーターが「この春いちばん成長した選手」と評価する
DB#27松下選手。秋の試合ではこんなスーパーキャッチインターセプトが見られるかも!?
いや見られるはず!!
▲寺田選手
春は調整していたDB#47寺田選手も絶好調です。
▲早坂選手
RBとローブロックもありの1対1のぶつかり稽古があるため、
LBはフルスタイルで練習しました。
写真はLB#45早坂選手。
ロケット的なタックルが身上です。この目つきを見てください。
ロケット発射前はこんな表情で相手を睨みつけます。
▲吉村選手
パスラッシュが得意なLB#44吉村選手。
練習後にトレーニングを積み重ね、鋼のような体をしています。
ヒットも強く、足も速い。活躍が楽しみです。
▲金親選手
エースキッカーの#1金親選手。
過去、FGで会場を沸かせた名キッカー。
練習ではもくもくとボールを蹴り続けます。
▲吉坂選手
パンターもキッカーと同じく一日に何百回とボールを蹴りこみます。
写真はエースパンター#10吉坂選手。
▲古谷晋也選手
古谷兄弟の活躍も見逃せません。見逃せないというより勝手に目に入ってくることでしょう。
背番号見ればわかる話ですが、太い方が#20拓也、細い方が#22晋也です。
写真は晋也です。
▲村井選手
DBからWRに転向した#25村井選手。
秋の試合出場に向けて、チーム練習後も黙々とWRの練習をしている努力家。
試合での活躍が楽しみですね。
合宿はまだ始まったばかりです。
づづく
2008年08月09日
潮風日記VOL.17~夏合宿開始~
どうもどうも。
オービックシーガルズ事務局員エダです。
いよいよ夏合宿が始まりました。
場所はいつもの習志野グラウンド。
8/9(土)~12(火)の4日間で7回の練習とミーティングを行います。
今回は初日の練習開始までの様子をレポートします。
▲チームミーティングで話す大橋ヘッドコーチ
合宿の最初は、通常の練習と同じくチームミーティングから始まります。
▲テーピング
怪我を予防するために練習前にテーピングを巻きます。
手前からWR#83清水選手、RB#33小島選手、RB#20古谷拓也選手。
いい笑顔です。
▲ 玉ノ井選手(左)と山田選手(右)
爪を切るDB#21玉ノ井選手とヘルメットの整備をするOL#65山田選手。
こういった準備をしっかりしておくことは怪我の予防にもなります。
▲庄子選手
練習前の栄養補給はとても大切。
プロテインかアミノ酸かわかりませんが、とにかく体にいいものを飲んでいるのでしょう。
ベテランDL#52庄子選手、意識高いです。
▲福原選手(左)と塚田選手(右)
若手ですが、シーガルズディフェンスの中核として 活躍が期待されます。
▲金子選手
DB#7金子選手。このポーズはWRの構えのようであり、格闘技の構えのようでもあって
何を意味しているのかはいまいちよくわかりませんが、底知れぬ自信と気合いは伝わってきます。
▲清水選手
今や、スーパースターのシミケンことWR#83清水選手ですが、いつでも基本に忠実です。
練習前のキャッチボールでも、目線はボールの先に行っています。
基本中の基本ですが、なかなかここまで徹底できるものではありません。
さすが、シミケン!!
▲池之上選手
チーム最年長のOL#76池之上選手。
坊主頭がトレードマークでしたが、だいぶ髪の毛が伸びて別人のようです。
数々の伝説を作ってきた池さん、まだまだやってほしいです。
▲加藤佑一選手
狂犬ことDL#99加藤佑一選手。プレー中は「グルルル」ってうなっているし、
プレーも荒々しくて本当に狂犬のようですが、普段はニコニコ笑顔でとてもやさしいです。
アメフトのショルダーパッドは、このように先にジャージをセットして、それをかぶるように
して着ます。
▲吉村選手(奥)と渡辺選手(手前)
練習前に各自で入念にウォーミンングアップやストレッチをします。
青い短パン姿はLB#44吉村選手。スクワットで体を温めています。
手前はDB#8渡辺選手。肩を伸ばしています。
▲里見選手
アメリカAF2に参戦したDB#13里見選手が帰国し、合宿からチームに合流しました。
体のコンディションはすこぶる良いらしい。秋の試合で早くプレーが見たいですね。
▲チームハドル
チームハドルで練習開始。
2008年夏合宿の始まりです。
つづく。
2008年07月21日
潮風日記VOL.16~夏のフィジカルテスト~
どうもどうも。
オービックシーガルズ事務局員エダです。
7月19日(土)、習志野グラウンドで行われた夏季フィジカルテストをレポートいたします。
4月に行われた春季フィジカルテストから約3ヵ月、みんなどれだけ成長できたのでしょうか!?
突然ですが、夏季フィジカルテストの
測定結果ベスト3の発表です!
※7/19測定者のみのデータです。海外挑戦、怪我、その他事情で測定していない選手もいます。
★40ヤード走
1位 :LB#2古庄(4.60秒)
2位 :DB#16三宅(4.61秒)
3位 :RB#23古川(4.66秒)
「当然です!」(古庄)
★20ヤードシャトル走
1位 :DB#16三宅(4.14秒)
2位 :DB#14長谷川(4.19秒)
2位 :WRルーキー本間(4.19秒)
「こないだ計ったときより遅くなったので
個人的 にはダメですけど、
1位になったことはうれしいです」(三宅)
★3コーンドリル
1位 :WR#81江川(7.24秒)
2位 :DB#16三宅(7.27秒)
3位 :RB#33小島(7.34秒)
「春は2位だったので1位が取れてうれしい
ですけど、本職のWRでもっとがんばります!」
(江川)
★ガルズラン(300ヤードシャトル走)
1位 :DB#16三宅(46.97秒)
2位 :DB#27松下(47.24秒)
3位 :DB#47寺田(47.31秒)
「40ヤード走ではキャプテン古庄さんに負け
ましたけど、まあ0.01なんで同点みたいな
もんですね。40ヤードだけはキャプテンシー
だされました(笑)」(三宅)
※三宅選手にインタビュー中、隣で・・・
「おれの名前も出してくれ!!」(2位松下)
★ベンチプレス (20回が上限。春季100KG x 20回をあげた選手)
1位 :OL#75宮本(110kg x 20)
― :OL#68河村(110kg x 14)
― :DL#11ジャクソン (100kg x20)
「ベンチプレスの大胸筋を使って脅威(胸囲)の
ブロックをしますので応援よろしくお願いしま
す!」(宮本)
※注) 脅威と胸囲をかけているダジャレのよう
です(涙)。
★スクワット (20回が上限。春季160KG x 20回をあげた選手)
1位 :DL#94畠山(180kg x 20)
― :DL#11ジャクソン(180kg x 11)
「前回の測定の時も1位だったんですが、
ホー ムページに載ることができなかった
ので今回こそは!と思いながらがんばって
トレーニングしてきました。下半身を生かした
プレーでがんばります」 (畠山)
★パワークリーン (20回が上限)
1位 :DL#11ジャクソン(80kg x 20)
2位 :LB#5中井(80kg x 14)
3位 :OL#68河村(80kg x 13)
「このオフシーズン毎週トレーニングして、
だんだん強くなっていると思います。
今日イチとれてとてもうれしいです。
これからがんばってもっと強 くなりたいと
思います」(ジャクソン)
◆◆◆フィジカルテスト写真レポート◆◆◆
▲宮本選手
数年前、力持ちを競い合うテレビ番組に出演したことのあるOL#75宮本選手。
ベンチプレスの測定は100キロで行うのですが、100キロだと軽く上限値の20回を
あげてしまうので、110キロで測定しました。それでも20回をあげていました。
どんだけ力あるねん!
DL#11KJ(ジャクソン)は今回100キロでしか測定していませんが、
どっちが剛力なのか気になるところです。
▲古庄選手
スクワットの測定は尻がゴムに触れないとカウントされません。
本番で無駄のないように、何度もイメージする古庄選手。
結果は・・・・160kgを上限の20回あげてました!
さすが筋肉オバケの異名をとるだけありますね。
▲古谷拓也選手
パワークリーンを測定中のRB#20古谷拓也選手。
RBはボールを持って走るだけでなく、ブロックも重要なポジション。
パワークリーンはRBにとってネセサリーなトレーニングです。
まあ全ポジションにとってもネセサリーなんですが。
▲福原選手
40ヤード走測定中のDL#93福原選手。
「シミケンさん(#83清水)を意識して走りました」とのことですが・・・・
認めたくないけれど、確かにシミケンぽいですね。
きれいなフォームだけあって、結構速かったです。
▲畠山選手
今年、急成長中のDL#94畠山選手。
スクワットもダントツ1位でしたが、スピードもかなりあります。
しかも動きがスムーズ。
この秋、大ブレイクの予感です!
▲ジャクソン選手(左) と福原選手(右)
「なあなあ、何秒やった?」
他人のタイムに一喜一憂するDL#93福原選手。
▲長谷川選手
3コーンドリル測定中のDB#14長谷川選手。
コーンぎりぎりのラインを体を傾けて走ります。
▲玉ノ井選手
DB#21玉ノ井選手の40ヤード測定後・・・・
エダ :「タマ、何秒やった?」
玉ノ井 :「聞かないで! 撮らないで!」
エダ :「・・・・・」
何でも負けず嫌いの選手たち。
ただの測定でも、声を出し合い、楽しそうに取り組んでいる姿が印象的でした。
自分が成長する上でもフィジカルテストの数値はいい目標になります。
この夏もトレーニングを積んで、秋にはもっともっと成長することでしょう。
ということで、測定後は各ポジションでパート練習。
さらにその後にWRとRBはハードなスピードトレーニングを行いました!
▲山崎選手
アフターで特訓中のTE#35山崎選手。
「押す、捕る、走る」のオールマイティプレーヤーを目指しています。
練習台の大村コーチも相当いい体してますね。
▲野々村選手
「世の中を動かすプレー」を目標にしているOL#70野々村選手。
アフターで延々とブロック練習をしていました。
▲110ヤード走
WRとRBはアフターでパート練習をした後にスピードトレーニング。
なんと110ヤードダッシュを24本も走りました。
▲清水選手
24本のダッシュですが、その1本1本が勝負なんです。
インターバルで集中するWR#83清水選手。
▲清水選手(左)と古谷拓也選手(右)
同じポジションの選手にも負けられませんが、他のポジションの選手にも
負けるわけにはいきません。WR#83清水選手とRB#20古谷拓也選手のエース対決。
▲古谷拓也選手
トレーニングで全てを出し切ったRB#20古谷拓也選手。
お疲れ様でした。
来週からいよいよユニット練習がスタートします。
2008年07月09日
潮風日記VOL.15~夏のチーム練習開始~
どうもどうも。
オービックシーガルズ事務局員エダです。
潮風日記を担当させてもらってます。
みなさん、よろしくお願いします。
7月最初の土日。ついに夏のチーム練習が始まりました。
グラウンドのある習志野市の天気は晴れ、最高気温30℃、湿度70パーセント、無風。
人工芝の上はそれよりかなり高いはず。体感温度は40℃。
そんな厳しい条件の中で練習はスタートしました。
例年この時期は検見川グラウンドのクロスカントリー場や稲毛海岸を走るのですが、
今年の夏はすべて習志野グラウンドで行うことになりました。
当然、クロスカントリー場や砂浜を走るよりも人工芝のグラウンドを走る方が楽・・・・
ということは、その分、さらにきついトレーニングメニューが用意されるということで・・・・
みんな猛暑の中、えげつないメニューを追いこんでいました。
ぼくも昨年まで選手をしていましたので、わかります。
「日本一のため」 「チームのため」
もちろんそうですが、走っているときはひたすら「自分との戦い」です。
今回の練習も「なんでそこまで追い込めるん?」って思うくらい、みんな追い込んでいました。
練習開始時間になると、いきなり走りまくるわけではありません。
どんな練習でも、まずはストレッチとウォーミングアップから始まります。
▲ストレッチをする清水選手(シミケン)
写真1枚目は#WR83清水選手(シミケン)。
アンケートで人気№1だったので、一番に載せてみました。 ⇒1万人プロジェクトアンケートより
人気投票で下位だった選手も載せますので、あしからず。。
▲池之上選手
OL#76池之上選手はチーム最年長の38歳。
スキンヘッドがトレードマークですが、池ちゃん、髪の毛伸びましたね。
▲松場コーチ(左)と水野さん(右)
伝説のOB水野聡さんが埼玉栄高校アメフト部を引き連れてグラウンドにやってきました。
水野さんは#21玉ノ井選手の師匠であり、 引退後は試合会場でDJ SO(ソウ)として登場したり、
DBコーチをされていたりと多岐にわたって活躍され、数々の伝説を残された方です。
▲庄子選手
ベテランがんばってます。
写真は前主将のDL#52庄子選手35歳。
この練習はタイプライターというドリル。スレッダーと呼ばれるマシーンをヒットする様子が
タイプライターのようなのでこの名が付きました。
端から順にヒットしていくのではなく、ヒットしながら行ったり来たりするので
技術だけでなく筋肉も心肺機能も同時に鍛えられるナイスな練習です。
当然、やっている方はかなりきついです。
防具をつけてないだけ、まだマシですね。
▲小林選手
「エダさん、最近、自分の写真全く載せてもらってないですよね?」
と、ちょっと怖い口調でDL#57小林選手に言われたので、載せます。
これはパスラッシュの練習。
今年は副将を務める小林選手。気合入っています。
▲加藤良選手
オフェンスから今年DLにコンバートしたDL#88加藤良選手。
この春はDLとしてかなり活躍しました。
体、キレてます。
オフェンスを担うOLユニット“ツイスターズ”。
パスプロテクションの姿勢でステップを踏むドリル。
下半身にきます。
小山コーチ(写真左)が持っている棒はしごき用の竹刀ではありません。
練習で使う棒です。
▲橋本選手
LBのタックル練習です。
ルーキーの#44橋本、2年目の#9塚田は共に立命館大学で主将を務めた選手。
プレーだけでなく、リーダーシップも期待大です。
▲中井選手
タックルの練習をする肉体派LB#5中井選手(左)。
右足のでかたがちょっと変・・・。タックルできたのでしょうか??
▲塚田選手
新しく入った綱引きマシーンでトレーニングをするLB#9塚田選手。
乳酸がたまって筋肉がパンパンになった状態で、縄を引っ張り続けます(監視つき)。
▲龍村選手
パスを投げ込むQB#15龍村選手。
QBはポジション内での競争も激しく、秋の試合は誰がスターターになるのか
楽しみです。
▲清水選手
本日2枚目、WR#83清水選手。
シミケンのリターンタッチダウンは1日にしてならず。
彼の派手なプレーも日々の努力があってこそなのです。
▲阿南選手
確実なキャッチが身上のWR#26阿南選手。
この春は捕球回数もかなり多かったです。スナッパーとしても活躍しました。
▲埼玉栄高校のOL選手
練習に参加した埼玉栄高校の選手たち。
クリニックのように、シーガルズコーチの指導をみっちりと受けました。
▲600ヤード走のスタート
▲600ヤード走
もっとも過酷なメニュー「600ヤード走」と「400ヤード走」
短距離と長距離の要素、つまり筋肉系と心肺系を同時に鍛えることができ、
それに加えて「根性」も鍛えられる最もハードなトレーニング。
タイム重視ではなく、「いけるところまで行け!」 という出し切り系。
合計10本走りました。
▲インターバルで水分をとる埼玉栄高校の選手たち
高校生も一緒に走りました。
きつくて下を向いたり膝に手をつくと、「頭下げるな!」と激が飛びます。
▲ケヴィン・ジャクソン選手
巨大化したDL#11KJことケヴィン・ジャクソン選手。
2005年は100キロでしたが、現在なんと120キロ。
髪の毛も伸びました。
▲大橋ヘッドコーチ
「この練習に慣れてしまっては意味がない。
自分の中でこれくらいできたらいいだろうというラインを作らず、
自分で高い目標を決めて、来週はもっと追い込もう」
と、大橋ヘッドコーチ。
▲古庄選手が・・・・
大橋ヘッドコーチが話している時、「アイタタタ」という叫び声が。
#2古庄主将の足が突然つったのです。
限界を超えるまで追い込んだってことです。
さすが、キャプテン!!
埼玉栄高校主将、寺岡選手に練習に参加した感想を聞きました。
埼玉栄高校主将 寺岡君
「Xリーグの選手はやるときはやる、というメリハリがあって
自分がアメフトをやりにきているのだなと感じました。
今日のことを生かして、秋の試合でいい成績を残せるように
がんばります」
▲古庄選手
「全身痙攣にならんでよかった」と、古庄選手。
笑顔で帰還です。
▲水風呂にて
トレーナーが作ってくれた水風呂で火照った筋肉を冷やします。
▲氷のサービス
水風呂はジュニアシーガルズの子たちの「氷を背中にかけてくれるというサービス」つき。
古庄選手、嬉しそうですね。
厳しい夏の練習はまだまだ続きます!!
2008年06月29日
潮風日記VOL.14~自主練習@習志野グラウンド~
6月末までは自主トレーニング期間ですが、習志野グラウンドには
有志たちが集まって トレーニングをしたり、パート練習をしています。
OLはルーキー岡田選手がグラウンドで下半身のトレーニングを追い込んでいました。
― 秋には体重何キロ増やすのですか?
岡田 「あと7~8キロ増やしたいですね」
― トレーニングしすぎて痩せないですか?
岡田 「もっと飯食うて体でかします」
▲ルーキーOL岡田選手
トレーニングルームでは腕の太い人たちがトレーニングに励んでいました。
― 腕、太いですね
古庄 「ウッス!」
― 腕、太いですね
山崎 「いやー、そうでもないっすよ」
― 腕、太いですね
林 「いやあ、全然たいしたことないですよ~
まだまだですよ~」
―立命戦前に「負けたら坊主にする」と宣言
していましたが、なんで坊主しないんですか?
塚田 「もう生えてきたんですよ。だからぼくは
相当やらしいんだと思います(笑)」
▲爆笑する#2古庄選手(左)とルーキーLB橋本選手(右)
▲自主練習にも関わらず、トレーナーたちがサポートしてくれます
ちなみに彼らが着ているウエアはホームページのオンラインショップで購入することができます!
(左の25周年記念白Tシャツは2,500円、中央の25周年記念紺Tシャツは近日発売予定、
右のレプリカジャージはなんと60パーセントオフの3,000円です!)
オンラインショップ ⇒コチラ
2008年05月27日
潮風日記VOL.13~富士通戦にむけて活躍宣言~
パールボウル準決勝・富士通フロンティアーズ戦に向けた練習はフルブロック
フルタックルの激しいスクリメージが行われました。
通常であれば赤いジャージをつけているQBはフルタックルの練習であっても
特別に保護されるのですが、この日の練習はなんとQBにもフルタックル!
試合と全く同じルールで行われました。
ディフェンス陣はもちろん躊躇なくQBにハードタックルをかまし、QBを守るOLたちも
決死のブロック。気合の入った練習ができました。
ライバルは相手チームだけではありません。
チーム内ではスターターをめぐっての争いも熾烈です。
特に注目してほしいのはQB“ジェネラルズ”。
アサヒビールで鮮烈なデビューを果たした#4木下、エースパサー#15龍村、
ルネサス戦で大活躍した#12藤澤、試合の要所で脚力をいかしたプレーが光る#17村上と
誰が出場するのかはチーム関係者でもわからないほど。要注目です!
▲QB#15龍村 ▲QB#12藤澤
ディフェンスの注目は若手を中心としたDB“エアーキラーズ”。
半数以上が1~2年目選手。
富士通の長身かつ俊足のレシーバーにどれだけ攻めたプレーができるかが鍵となる。
また、これまでほとんど出番のなかった日本代表ベテランCB(コーナーバック)コンビ、
富士通戦はオフェンス、ディフェンスともに空中戦が楽しみです!
▲DB#21玉ノ井 ▲DB#8渡辺
※練習中のジャージは本人の背番号と異なる場合があります
**************************************
オービックシーガルズではなんでも「有言実行」。
若手選手に「富士通戦でこんなプレーします宣言」 を聞きました。
「めちゃくちゃ粘り強いブロックするので見てください!」
「ガーチコンいくんで、見てください!」
「おもいきってハードヒットして、ボッコボコにして勝ちます!」
「ハードヒットしてファンブルさせます!」
「激しいスタートと最後までやりきるプレーを見てください!」
「スピードいかしてQBサックをします!」
「スタート&ビッグヒットを見てください。QBサックもちろん
いきます!キッキングのブロックもガチコンいくんで見てください!」
【パールボウル 準決勝 】----------------------------------------------------------------------------
対戦チーム : 富士通フロンティアーズ
日時 : 5月31日(土) 14:00キックオフ オービックシーガルズ受付:13:00~
会場 : 大井第二球技場
オービックシーガルズは「バックスタンド側」。
観客席は芝生で、座席はございません。
レジャーシートや観戦チェアをご用意いただき、
スニーカー等でお越しくださいますようお願いいたします。
2008年05月11日
潮風日記VOL.12~スーパーヴァームイベントin習志野G~
◆◆◆トレーナー実習生280人◆◆◆
5月11日(日)、「スーパーヴァーム“本気燃焼”応援プロジェクト スポーツトレーナー育成キャラバン」
というイベントで、 リゾート&スポーツ専門学校・東京校、横浜校の新1年生280人が
オービックシーガルズの練習に参加しました。
このイベントは、オービックシーガルズの吉永ヘッドトレーナーとリゾート&スポーツ専門学校の学生たちが
主体となって行っているもので、スポーツトレーナーを目指す新入生たちがトレーナーの現場を体験しました。
※スーパーヴァーム スポーツトレーナー 育成キャラバン特設ページ⇒コチラ
▲吉永ヘッドトレーナーからガイダンスを受ける新入生たち
▲「スーパーヴァーム」を飲む大村コーチ ▲「トテモオイシーネ」RB#34ジョン・ウェスト選手
▲テーピング中の#20古谷拓也、#75宮本、#68河村 ▲DL#11ケヴィン・ジャクソン選手
▲新入生にトレーニングの説明をする2年生の実行委員たち
▲選手と同じトレーニングを体験しました
▲ストレッチ中のLB#6越田選手と新入生 ▲「スーパーヴァームナイス」と叫んでいたDB#7金子選手
▲新入生たちは練習を見学しながら、しきりにメモをとっていました
◆◆◆アサヒビールシルバースター戦にむけて◆◆◆
練習前のミーティングではミスの多かった前節をしっかり反省。
次のアサヒビールシルバースター戦にむけて熱い練習を行いました。
▲IPDプログラムから帰国中のWR#85萩山(左)とDB#16三宅(右)
※IPDプログラムとは⇒NFLジャパンHP
▲ランプレーはOL“ツイスターズ”のブロックが鍵になる
▲QBを守る“ツイスターズ”
アサヒビールの強力DL 対 雑草軍団OL“ツイスターズ”のバトルに注目してほしい
【パールボウル 予選2 】----------------------------------------------------------------------------
対戦チーム :アサヒビールシルバースター
日時 : 5月18日(日) 14:00キックオフ オービックシーガルズ受付:13:00~
会場 : 川崎球場
2008年05月05日
2008潮風日記VOL.11~O/Dスローガン決定&ファミリーBBQ~
◆◆◆2008シーズンのオフェンス、ディフェンスのスローガンが決定しました◆◆◆
オフェンススローガン: 「HARD PARTY(ハードパーティー)」
~互いが信頼し、激しい世界を楽しむ~
ディフェンススローガン:「AGGRES-TION(アグレッション)」
~Aggressive(攻撃的)+Action(行動) で激しさを追い求めて自ら行動する~
************************************
◆◆◆試合前でも激しい練習しています◆◆◆
ハリケーンズ戦を2日後に控えた5/4(日)、習志野グラウンドでは試合さながらの
フルブロック(足元への危険なブロックも可)、フルタックル(相手が倒れるまでタックルする)の
激しい練習が行われました。
▲RB#36白木の力強いラン
抜くか抜かれるかの“1対1”の勝負だ
▲ゴール前の激しい攻防。
自らのランプレーでタッチダウンを狙いにいくQB#17村上と、タックルにいくLB#2古庄
【パールボウル 予選 】----------------------------------------------------------------------------
対戦チーム :ハリケーンズ
日時 : 5月6日(火・祝) 11:00キックオフ オービックシーガルズ受付:10:00~
会場 : 川崎球場
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◆◆◆オービックシーガルズファミリーバーベキュー大会◆◆◆
練習後は選手、コーチ、トレーナー、スタッフ、チア、ジュニアシーガルズと
そのご家族の方たちを招待してバーベキュー大会が行われました。
▲乾杯の発声は#2古庄主将
▲シーガルズ出身のプロレスラー、“パパイヤ”こと起田高志さんも来てくれました
※白木選手による「起田高志プロレスデビュー戦観戦記」⇒コチラ
チーム全員、エネルギーは充電完了!!
5/6(火・祝)のハリケーンズ戦、乞うご期待!!
2008年04月29日
2008潮風日記VOL.10 ~トレーナー密着レポート~
本日の潮風日記は「トレーナー」特集!
選手を支えるトレーナーたちを密着レポートします。
吉永ヘッドトレーナー
富樫アスレチックトレーナー兼ストレングスコーチ
社会人アシスタントトレーナー:12名
リゾート&スポーツ専門学校実習生:9名
計23人のトレーナーたちがチームをサポートしています。
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◆AM8:00 トレーナーグラウンド集合
この日のチームミーティングは午前10時開始。トレーナーたちは選手たちより早くグラウンドに来て、
練習の準備をします。
▲冷凍庫から氷を取り出す ▲給水用のボトルやクーラーボックスを洗浄する
◆AM8:30 トレーニングサポート、アイシング準備、治療
8;30からウエイトトレーニング強化選手たちがトレーニング。
トレーニングの内容を考え、指導を行うのもトレーナーの仕事です。
▲「ほら、姿勢が高いよ!」 きつい言葉も思いやり!?一番苦しい低い姿勢を保たせる(左)
▲ジュニアシーガルズの河本ファミリーもトレーニングに参加。白い帽子をかぶっているOBの河本氏は
オービックシーガルズのパスレシーブ歴代記録保持者です
練習前、多くの選手がアイシングをします。
選手たちがグラウンドに来る前にアイスパックをたくさん作っておきます。
▲効率よく冷やすにはビニール袋の空気を吸い取らなければならない(左)
▲すばやく、確実にアイスパックを巻く。これが簡単なようで難しい(右)
チームミーティング前のトレーナールーム。
練習メニューの確認、選手データの入力、選手の治療と大忙しです。
▲富樫トレーナー(左)と吉永ヘッドトレーナー(右) ▲データを入力するリゾート&スポーツ実習生
▲最新の器具を使って治療をする
◆AM10:00 チームミーティング開始
チーム全体のミーティングにも出ます。
全体ミーティングでは大橋ヘッドコーチ、古庄キャプテン、富樫トレーナーがチーム全員の前で話をします。
▲チームミーティングで話を聞くトレーナーたち ▲トレーニングの説明をする富樫トレーナー
▲選手たちがアメフトのプレーミーティングをしている間にトレーナーミーティングを行い、
練習の打ち合わせをする
◆PM12:30 テーピング、ストレッチ、水の準備
練習直前はテーピング、ストレッチ、水の準備など、最も慌しい時間です。
▲テーピング ▲ストレッチ
▲水の準備
◆PM12:30 チーム練習開始
アメフトは非常に激しいスポーツ。
突然の怪我なども少なくありません。
トレーナーは選手たちがフィールドでいいパフォーマンスを上げられるよう、様々なサポートをします。
▲体重120KGのOL#76池之上選手にストレッチをする実習生
▲ラケットにバットにハンマーを使って何のトレーニング?!
吉永ヘッドトレーナー流のQBのトレーニングだ
▲選手がいつでも水分補給できるようにフィールドを走り、水を飲みやすい位置でボトルを渡す
▲アメフトの練習ではいつ何が起こるかわからない。常にフィールドの様子を確認しなければならない(左)
▲選手とコミュニケーションをとってコンディションの確認をする(右)
▲練習中のテーピングは敏速かつ確実に行わなければならない
▲アメフトの練習が終わると、すぐにフィールドでのトレーニングが始まる。
トレーニングの準備をするのもトレーナーの仕事だ
▲棒を使った股関節のトレーニング。苦しそうな選手の顔にも注目!
◆PM3:30 チーム練習終了、アフタートレーニング開始
▲チーム練習終了。チーム全員の前でトレーニングやコンディショニングの話をする富樫トレーナー
▲チーム練習後も選手たちは自主トレーニングをする。辛く苦しいトレーニングを“熱く楽しくさせる”のも
トレーナーの役目だ。様々なトレーニングにトレーナーの“工夫” が組み込まれている
▲疲労回復のためには練習後のアイシングは欠かせない。毎回100個以上のアイスパックを作る
▲練習後の選手ミーティングが終わった後は、ストレッチやマッサージの時間だ
◆PM6:00 トレーナーミーティング
▲選手たちが帰った後に、一日の反省を行う。写真はリゾート&スポーツ専門学校から実習にきている
2年生たちの反省ミーティング
選手より早くグラウンドに来て、選手より遅くまでグラウンドにいるトレーナーと実習生たち。
日本一になるため、彼らも“本気”でがんばっています。
試合会場ではトレーナーたちの働きぶりにもぜひ目を向けてみてください。
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◆◆◆オービックシーガルズ 吉永孝徳ヘッドトレーナー監修イベント開催のお知らせ◆◆◆
【スーパーヴァーム「本気燃焼」応援プロジェクトスポーツトレーナー育成キャラバン】
~現役若手トレーナーやスポーツトレーナーを目指す学生たちのために~
オービックシーガルズの吉永孝徳ヘッドトレーナーとリゾート&スポーツ専門学校の学生たちが
主体となって行うイベントで、どなたでも参加できます。
「オービックシーガルズヘッドトレーナーの吉永です。
今回の“スーパーヴァーム スポーツトレーナー 育成キャラバン”は、まさに今から
世の中にデビューしていこうとしている両者を育てていく という使命を帯びた一大プ
ロジェクトです。オービックシーガルズにも実習に来ている“本気”の学生たちが各
校で実行委員会を組織し、本気なプログラムを考案します。アスリートを本気で応援するトレーナー、そんなトレーナーを目指している若手トレーナー、本気で“勝ちたい”高校生アスリート、自分への挑戦をしているスポーツ愛好家やシェイプアップ志望の方々、皆さん、お待ちしております」
開催予定日
2008/5/24(土) 東京リゾート&スポーツ専門学校
2008/6/22(日) 名古屋リゾート&スポーツ専門学校
2008/7/6(日) 仙台リゾート&スポーツ専門学校
2008/7/26(土) 福岡リゾート&スポーツ専門学校
詳しくは「スーパーヴァーム スポーツトレーナー 育成キャラバン特設ページ」をご覧ください
⇒コチラ
2008年04月22日
2008潮風日記VOL.9~チーム練習開始~
4月19日(土)。
2ヶ月のトレーニング期間を終え、この日からチーム全体での防具をつけた練習が始まります。
試合を想定した激しい実戦練習です。
選手たちは集合時間よりも早くグラウンドに集まり、ロッカールームの掃除をしたり
ミーティングルームのカーペットを張り替えたりしました。
▲チームカラーである“ブルー”のカーペットをひく#2古庄主将(左)と#6越田選手(右)
▲心機一転!生まれ変わったミーティングルーム
▲練習前のチームミーティングで話をするLB#2古庄主将
▲実戦練習は身体にも相当な負荷がかかるため、テーピングを巻いて怪我を予防する
▲グランウンドに出てみると・・・・・
先日の突風でビデオ撮影用のやぐらとゴールポストが崩壊。
大橋ヘッドコーチが解体を試みるも・・・・・一筋縄ではいかなったようです
▲倒れたゴールポストを横に、チームハドルで気合を入れる!
▲チーム練習でもポジション毎の“パート練習”は行う。
リアクションの練習をするLB“プレデターズ”
▲パスラッシュの練習をするDL“デストロイヤーズ”
▲ハンドオフの練習をするRB“ピラー”とQB“ジェネラルズ”
▲ランブロックの練習をするOL“ツイスターズ”
◆◆◆2008シーズン初ユニット練習◆◆◆
ランユニット、パスユニット、キッキングなどの“ユニット練習”が行われました。
▲フィールドゴールユニットの練習
▲“スケリー”と呼ばれるパスユニットの練習。攻守ラインを除いたポジションでパスの勝負をする
▲“3オン3”はランユニットの勝負だ
▲“スクリメージ”と呼ばれる試合さながらの実戦練習
今シーズン初のユニット練習は試合さながらの迫力あるものでした。
2008オービックシーガルズ、ご期待ください!!
※アメフトのルールや用語がわからないという方は、「アメフトガイド」ページをぜひご覧ください。
*******試合情報 ********
パールボウル予選
5/6(火・祝) オービックシーガルズ VS ハリケーンズ
川崎球場:11:00キックオフ
5/18(日) オービックシーガルズ VS アサヒビールシルバースター
川崎球場:14:00キックオフ
試合日程表は⇒コチラ
2008年04月09日
2008潮風日記VOL.8~春季フィジカルテスト~
4月5日(土)、習志野グラウンドで春季フィジカルテスト(体力測定)を行いました。
2008年シーズンが始動して約2ヵ月間。
取り組んできたトレーニングの成果を確認する意味でも
この春、そして秋シーズンに向けて現状の力を知るためにも、とても大事な測定です。
フィジカルテストのレポートの前に・・・
測定結果ベスト3の発表です!
※4/5測定者のみのデータです。ルーキー、海外挑戦、その他事情で測定していない選手もいます。
★40ヤード走
1位 :LB#2 古庄(4.53秒)
2位 :RB#23 古川(4.65秒)
3位 :WR#83 清水(4.68秒)
「スピード派で暴れます!」(古庄)
★20ヤードシャトル走
1位 :WR#81 江川(4.00秒)
2位 :DB#14 長谷川(4.31秒)
3位 :LB#2 古庄(4.32秒)
「クイックネスを生かして試合で活躍します」 (江川)
★3コーンドリル
1位 :WR#83 清水(7.41秒)
2位 :WR#81 江川(7.45秒)
3位 :QB#12 藤澤(7.55秒)
「去年の覇者を倒しました(誰?!)。
早く試合したいですね。
試合では、えーと、あのー、えーと
試合で活躍します」(清水)
★ガルズラン(300ヤードシャトル走)
1位 :DB#27 松下(47.45秒)
2位 :RB#23 古川(47.75秒)
3位 :QB#12 藤澤(48.55秒)
「ガルズラン1位でしたが、これくらいは普通です。
もっと磨きをかけてがんばっていきたいと思います。
これを秋シーズンつなげます! パシュートしまくります!」(松下)
★100kgベンチプレス
1位 OL#68 河村(20回/上限値)
1位 OL#75 宮本(20回/上限値)
3位 DL#99 加藤(17回)
「やったります!」(河村/写真右)
「大胸筋使ってパンチ入れまくります!」(宮本/写真左)
★160kgスクワット
1位 OL#75 宮本(20回/上限値)
1位 DL#93 福原(20回/上限値)
3位 DL#99 加藤(17回)
「ドライブしまくります!」(宮本)
「スクワットで1位をとれて正直うれしいです。
しかし現段階は通過点。もっともっとトレーニングして
アメフトの練習して、プレーでみせます。
応援よろしくお願いします!」(福原)
★80kgパワークリーン
1位 OL#75 宮本(16回)
2位 OL#68 河村(10回)
2位 DL#99 加藤(10回)
「クリーンの瞬発力を生かしてピョンピョン跳ねまくります・・・・・(冷汗)
すみません・・・アオテンさせます!」(宮本)
◆◆◆フィジカルテスト写真レポート◆◆◆
▲空気抵抗を減らすため、スパッツ姿で40ヤードを走るWR#83清水選手
▲40ヤード走の前に精神集中をするDL#52庄子選手
▲40ヤードでこの日チーム最速タイムの4.53秒を出したLB#2古庄選手
▲3コーンドリルでこの日最速タイムを出しガッツポーズをするWR#81江川選手(左)。
しかし、その次に計測したWR#83清水選手が最速タイムを更新(右)
▲ウエイト部門で3冠を達成したOL#75宮本選手。120kgの巨漢だが足もかなり速い
▲スクワットの測定をするRB#20古谷拓也選手
▲ベンチプレスの測定をするDB#21玉ノ井選手。最後の1回でバーが斜めに!?(左)
「最後の1回はノーカウントやで!!」という指摘に激しく抗議する玉ノ井選手(右)
結果は・・・・・認められず(残念)
2008年03月31日
2008潮風日記VOL.7~いろいろな人が練習に参加しています~
試合のないこの時季のトレーニングにはいろいろな人が参加しています。
習志野グラウンドで行われた3月最後のトレーニングには、学習院大学アメフト部のみなさんと
関西大学アメフト部のQBの選手が参加しました。
◆◆◆ゲスト編◆◆◆
▲時本コーチ(右)の指導のもと、パスカバーの基本
“バックペダル”を練習する学習院大学LB選手たち
▲ヒットの練習をする学習院大学RB選手
▲長いバーを使ったトレーニングをする関西大学QB選手。
右でバットを持っている新生コーチも関西大学出身です
▲メディシンボールという重いボールを投げる関西大学QB選手
▲股関節のトレーニングにシーガルズチアリーダーの2人も参加!
SEA-Cheer3年目の佐藤由里(左)とルーキーの大石理絵(右)
▲“オービックシーガルズのお母さん”タイムキーパーの永子さんも股関節メニューに挑戦!
選手と同じメニューをこなしました。すごい!
◆◆◆オービックシーガルズ選手編◆◆◆
▲猛進するOL#75宮本選手
▲もだえ苦しむDL#93福原選手とうれしそうに上から押さえつけるDL#52庄子選手
▲本日のラスト1本! ギャラリーに囲まれてパート練習をするLB#5中井選手
▲“タイムキーパー”永子さんの合図で練習終了
◆◆◆練習終了後◆◆◆
▲翌週にAF2参戦のため渡米するDB#31中西選手(左)とDB#13里見選手(右)
アメリカ挑戦の意気込みを熱く語ります
▲ハドルの締めくくりは、練習最後に注目された#5中井選手。
まわりはなぜか笑っています
▲「今年もよろしく!」
握手する古庄主将とSEA-Cheerの2人
▲中央2人が関西大学QBの選手。
左は関西大学出身のWR#18松田選手。右は関西大学の寺本QBコーチ
▲学習院大学のみなさん
2008年03月13日
2008潮風日記VOL.6 ~ファンダメンタルを強化せよ~
この時期の練習は基礎体力とファンダメンタル(基礎技術)の強化に重点を置く。
試合では華麗なプレーを見せるオービックシーガルズ選手だが、
何度も何度も反復練習して体に染み込ませているのだ。
▲パスを投げ込むQB#15龍村
▲パスキャッチの練習をするWR#18松田
▲ダミーを押すRB#23古川
▲2年目のLB#90市川。ボールにむかって瞬時に方向転換するドリル
▲パスラッシュのドリルをするLB#45早坂
▲前日に結婚式をしたDL#11ケヴィン・ジャクソン。新婚パワー?!
▲パスプロテクションをイメージしたウエイトトレーニングをするOL"ツイスターズ"
◆番外編◆~素顔をパシャリ~
▲走りこむ並河監督。最近、トレーニングにハマっているらしい?!
▲筋肉が自慢のLB#5中井。こんな腕でタックルされたらたまりませんね!
▲RB#34ジョン・ウェスト。腕太すぎでしょう・・・・
▲「このプロテインめっちゃうまいわ!」
トレーニング中の栄養補給にプロテインを飲むLB#2古庄
▲どうです、この柔らかさ!ストレッチをするOL#70野々村
▲「今年も走りまくりますよ」と、クールに語るWR#83清水
2008年03月02日
2008潮風日記VOL.5~クロカン祭り開催~
東京大学検見川総合運動場。
総面積30万平方メートル。
サッカー、野球、アメフトなどのフィールドが何面もとれる広大なグラウンドのむこうには丘があり、
そこを上るとまたグラウンドがある。
さらにそこを通り抜けて丘を下ると、そのむこうにまた丘がある。
今から7年前、シーズン最初のミーティングで、大橋ヘッドコーチと吉永ヘッドトレーナーが
実にうれしそうな顔をして次のようなことを言った。
「最高のグラウンドを見つけてきました。
心拍数をあげるにはこれ以上にないというくらいすばらしい条件で、
あれほど起伏に富んだクロスカントリー場は探してもそうないでしょう。
あそこでのトレーニングを考えただけでワクワクします。みんな楽しみだね」
最後の「みんな楽しみだね」というのは「覚悟しとけよ」という意味である。
それ以来、オービックシーガルズは春と夏のトレーニング期には、
そのクロスカントリー場がある検見川グラウンドでひたすら心拍数を上げることになった。
そして、そのトレーニングはいつの日か「クロカン祭り」と呼ばれるようになった。
*******************************************************
今年もクロスカントリー場でのトレーニング、通称“クロカン祭り”の時期がやってきました。
3月は土曜日が検見川グラウンドでクロカン祭り、日曜日は習志野グラウンドでの練習となります。
「目の前の1プレーに全ての力を投入する」
チーム内ではいつもこういった言葉が聞かれますが、
試合の全プレーでこれを実行するには かなりのスタミナが必要です。
そのため、この時期のトレーニングは非常に重要になってくるのです。
もちろん選手自身がそのことを理解しているので、必死になって自分を追い込んでいます。
▲この日不在の古庄主将に代わって、主将代行を務めたOL#56木村副将
▲股関節のトレーニングも斜面で行う
▲上り斜面でのダッシュ。ポジションなんか関係ない! 隣は皆ライバルだ!
▲時本コーチ(左)と競い合うDL#92紀平(中央)とDB#14長谷川(右)
▲DL#11ケヴィン・ジャクソン(左)とRB#34ジョン・ウェスト(右)
▲上り坂を何本も走る。最後は自分との闘いだ
▲斜面をジグザグに上っていく。アフリカの大地を走るヌーの大移動のような迫力だ
▲下りのジグザグ走でトップを走るWR#83清水
▲つかの間の休息。この後クロスカントリーが待っている
▲クロスカントリー1本目はLB#44吉村がトップ
▲その場で力を出し尽くすため、トップは常に入れ替わる。
2本目のクロスカントリーで先頭を走るのは今年35歳になるベテランDB#8渡辺
▲クロスカントリー3本目。いちばん傾斜の強い坂を上る選手たち
▲最後はハドルで締めくくる。2時間半のクロカン祭りが終了した
▲練習が終わった後に腹筋をする“TWISTERS”
2008年02月26日
2008潮風日記VOL.4~スピードとクイックネスで勝負~
週末は猛烈な風が吹き、習志野グラウンドがある茜浜の海は大荒れとなった。
この海を越え、今年もアメリカで挑戦をする熱い男がいる。
オービックシーガルズ7年目、DB#31中西類だ。
アスリートがそろうAIR KILLERSの中でもトップクラスの運動能力を持つ中西選手。
今年はAF2(アリーナフットボール2)のOKLAHOMA CITY YARD DAWGSと契約。
さらなる飛躍の場をアメリカに求める彼に、アメリカに挑戦する意気込みを聞いた。
―今年でアリーナ挑戦は何年目になりますか?
「3年目です。2005年から挑戦していて、2006年はビザが取得できず参戦できませんでした」
―アリーナとアメフトとの違いは?
「違いとしては、アリーナはフィールドがすごく狭い。アメフトの4分の1くらいです。
狭い分、一歩の細かさとか、一歩のタイミングがすごく重要になってきます。
アメフトだったら1ヤードの間合いで考えていることを、アリーナだと0.5ヤードの間合いで
考えなくてはいけないし、ちょっとでも間があくと簡単にパスを通されてしまいますね」
―ではテクニックも重要になってくるわけですね?
「そうです。ベースの部分はシーガルズで教わった部分がすごく大きいと思います。
むこうでは、コーチはあまり教えてくれないし、自分で気にしないといけません。
できない人は落ちていくっていう世界なんです。コーチングで育てるって環境じゃありません」
―アリーナでのポジションは?
「今まではリャンメン(一人の選手がオフェンスとディフェンスの両方でプレーすること)しないといけない
というルールがありましたが、それが一昨年くらいからなくなったんです。
だからキッキングだけでも出られるし、オフェンスとディフェンスのどっちかだけでも出ることも可能です。
ただ、ベンチ入りして試合に出たいなら、いろいろできたほうが絶対有利なので、
どっちもやりたいなって思って、今レシーバーの練習をしています」
―中西選手のアピールポイントは?
「アメリカに行くとぼくが一番小さい。 かといって、不利だとは全然思っていなくて、
クイックネスやスピードでは勝ってると思います。
だから、それを最大限に生かして勝負していきたい」
―意気込みを聞かせてください
「今年で3シーズン目です。 もうルーキーではないし、
試合にはでてないですけどAF1も経験したので、
今年は結果を出すっていうところにフォーカスしたいと思っています。
インターナショナルプレーヤーオブザイヤーというのがあって、今年はそれをとりたい。
その結果をもって、来年以降、AF1に挑戦したいですね」
―オービックシーガルズファンにメッセージをお願いします
「今年からインターネットテレビでAF2が見られるようになると思うんで、
ぜひ探して見てください!
アメフトもおもしろいけど、それ以外にもこんなスポーツもあるんだよってのを
知ってもらえたらうれしいです。
今年は価値のあるシーズンにしたい。
アリーナで得たものを持ち帰って、シーガルズで生かして日本一になりたいです!」
▲WRの練習をする中西選手(左はパスキャッチ、右はブロックのドリル)
▲ウエイトトレーニングをする中西選手
中西選手は里見選手と同様、ビザを取得次第、渡米します。
中西選手の現地からのレポートは選手ブログ“ROCKERS”にて掲載します。
お楽しみに!!
2008年02月25日
2008潮風日記VOL.3 ~ライバルは黒人~
太い腕に刻まれたタトゥー。
闘志むき出しの荒々しいプレー。
フィールドの暴れん坊の異名をとるDB#13里見恒平選手。
しかしチーム内ではトレーニングリーダーを務め、練習中も常に声を出して盛り上げる、
フットボールに対してはいたって真面目な選手だ。
2000年にシーガルズに入部してから、春季はNFLヨーロッパやAFLなどの海外リーグ、
秋季はオービックシーガルズでプレーするというライフスタイルを続ける。
里見恒平にオフシーズンはない。
今年はAF2(アリーナフットボール2)のCENTRAL VALLEY COYOTESと契約が決まっている。
そんな彼にアリーナフットボールリーグに挑戦する心意気を聞いた。
―いつから行くのですか?
「えーっと、ビザが取れ次第です」
―ビザが取れたらすぐ行きますか?
「はい、ビザが取れたらすぐ」
―アリーナとNFLEに挑戦されていますが、大きな違いは?
「フィールドが狭いのと、リャンメン(一人がオフェンスとディフェ
ンスの両方でプレーすること)やね。
アリーナでリャンメンせなあかんってルールはなくなったけれど、
2ウェイ(2つのポジション=リャンメン)でいきますよ!」
―里見選手の持ち味のスピードやヒットは?
「みんなめちゃくちゃでかいからなあ。
腕なんかみんなえらい太さですよ。
スピードはみんな一緒くらいやから、やっぱりテクニックやね」
―シーガルズで学んだテクニックですか?
「そうやね。シーガルズで学んだテクニックがベースになってます。
それと自分で開発したテクニックも使います」
―AF2でのライバルは?
「ライバルは黒人やね。
黒人とプレーするのが好きなんで。
勝負するのも楽しいし、一緒にプレーするのも楽しいですよ」
―どれくらい活躍して帰ってきますか?
「いやあ、想像つかないねえ。
最近AF2も非常にレベルが高いですから。
とにかくゲームに出るようにがんばりますわ。
過去にAF1の練習生までいったんですけど、今年AF2で
アピールして、来年AF1でプレーできるようにがんばります」
―オービックシーガルズファンに向けてメッセージをお願いします
「アメリカから写真と日記を送りますので見てください!」
インタビューのコメントでもあったとおり、里見選手はビザを取得次第、渡米します。
里見選手からの現地レポートは選手ブログ“ROCKERS”にて掲載します。
お楽しみに!
2008年02月17日
2008潮風日記VOL.2 ~NFLに挑戦する男たち~
アメリカ人の中でも、ほんのわずかなトップ選手だけがプレーできるアメフト界トップのプロリーグ。
まだ日本人でNFLの公式戦でプレーした選手はいない。
そのNFLに、オービックシーガルズから2人の選手が挑戦する。
今回、NFLに向かって熱き挑戦をするのは、DB#16三宅剛司選手(左)と
WR#85萩山竜馬選手(右)です。
両選手は2月20日から24日までの5日間、スペイン・バルセロナで行われる第1次IPDインターナショナル
キャンプに参加します。
IPDプログラムでは2月から4月までに3回キャンプを行い、世界各国から集まった90名が45名に絞られ、
「チームIPD」を結成します。「チームIPD」は5月と6月に米国大学レベルのチームと2試合を行い、
その試合での活躍やキャンプを通じての総合的な評価をもとに、最終的に8名の選手が「IPS(外国人
練習生)」として7月末のトレーニングキャンプから1シーズンにわたってNFLチームに帯同することができ、
翌年のFA選手契約に向けて最大のアピールの場を手にできます。
その2人に、今回のプログラムに挑戦する意気込みを聞きました。
―このプログラムでの目標は?
「とにかくキャンプで最後まで残ってチームの一員となりたいですね。
もちろん、その後も重要なんですけど、まずその壁を乗り越えたいです」
▲三宅選手
「ぼくは昨年、NFLヨーロッパのキャンプでカットされているから、
まずはキャンプで生き残って試合に出るというところまでは絶対に
行きたいですね。
行かれへんかったらもう次はないですし、目指す道筋ははっきりしているので、
思いっきりアピールして生き残って、最後のNFLまで行きたいですね」
▲萩山選手
-二人とも英語は大丈夫?
「大丈夫です!」
「完璧です!」
―自分にとってアメフトとは何ですか?
「アメフトとは・・・今回、IPDプログラムに参加することが決まって仕事も辞めて
きましたので・・・今はアメフトが全てですね。365日アメフトのことを考えて
生きようと思ってます。まあズルズルと行くことはできないんですけど、何年か
決めて、そのことだけを考えていきたいです。アメフトが生活のすべてです」
「ぼくはまだ大学院生なんですけど、昨年1年間はアメフトのことしか考えて
なかったし、ぼくにとってはプレーすること自体が生活の中心ですね。今回、
アメフトの頂点であるNFLに挑戦できるということですごい楽しいだろうけど、
でも結果残さんかったら、 楽しいことも続けられへんってことになるから、
なんとしても結果を出したいですね」
―オービックシーガルズファンに向けてメッセージをお願いします
「ぼくはまだシーガルズで試合に出てないんですけど・・・シーガルズの一員
としてがんばっていきますので、応援よろしくお願いします」
「昨年1年間と今年の今まで、シーガルズで勉強できたことや上達できたことって
いうのがいろいろあって、昨年のNFLヨーロッパのキャンプの時に比べてかなり
自信がつきました。自分が持っているものをすべてぶつけてがんばってこようと
思います」
▲フットワークのドリルの様子。指示をしているのは吉永ヘッドトレーナー(右)
▲キックリターンの練習をする#16三宅選手。
DBだけでなくリターナーもできればキャンプで大きくアピールできる
▲低くて難しいボールをキャッチする#85萩山選手
▲QBとタイミングを合わせるために、WRは何度もパスルートを走りこむ
▲練習終了時のハドルの様子。選手に話をする大橋ヘッドコーチ(中央)
▲OBの進藤さん(左から2番目)がコーチを務める近畿大学デビルズの
選手も練習に参加し、フレッシュなプレーを見せていた
2008年02月09日
2008潮風日記VOL.1 ~2008シーズンイン~
▲2月9日(土)、習志野グランドでオービックシーガルズ2008シーズンが始動しました。
▲今年のキャプテンは昨年に引き続き#2古庄(中央)
バイスキャプテンは左から#57小林、#56木村、#36白木、#8渡辺です。
▲古庄主将(左)と大橋ヘッドコーチから2008シーズンのチームスローガンが発表されました。
▲2008シーズンのスローガンは「SPIRIT」。心、精神という意味です。
そして、それぞれのアルファベットは以下のような言葉を意味しています。
Soul :魂
Professional :プロ意識
Intensity :激
Rumble :闘争
Independence :自立
Team :集団
闘志をもって自分自身を鍛える
闘志のこもったプレー・行動の積み重ねでチームを創る
闘志をもった集団となってフットボール界を変える
⇒これまでのチームスローガンの変遷はこちら
▲ミーティングが終わるとさっそくグランドにでて練習開始。
この日のメニューはウエイトトレーニング、アジリティ、 パート(ポジション別の練習)の3部構成。
150分間みっちり追い込みます。
練習はチーム全員のハドルで始まり、ハドルで終わります。
▲股関節のストレッチで悶えているのは#83清水
股関節をやわらかくすることでプレーの幅が広がります。
▲これも股関節のトレーニングです。 一歩一歩入念に股関節伸ばし歩きをする#13里見
3月からAF2参戦のため渡米予定ですが、2月中はチームと一緒にみっちり体を作ります。
▲IPDプログラムでNFLに挑戦する#85萩山(左)とAF2に参戦する#31中西(右)
姿勢を低くして股関節を使って歩くトレーニング。
かがまないために白い棒を使って上体を起こします。
▲相撲式トレーニング「四股」も取り入れます。
左から#33小島、#34ジョン・ウェスト、#5中井、#36白木
▲サッカーをしているLB陣。一見和やかな光景に見えますが・・・・
▲得点をされるごとに厳しい罰ゲームが待っています。立てなくなるほど追い込みます。
激を入れる時本コーチ(左)と懸命に踏ん張る#90市川(中央)と#44吉村(右)
▲「あー、ぼくサッカー上手くてよかった」
▲ウエイトトレーニングをするトレーニングリーダー#13里見
背中の筋肉を鍛え、引く力をつけます。
相手のジャージや腕をつかむことのできるディフェンス選手にとって、引く力はとても重要です。
(※オフェンス選手は相手をつかむとホールディングという反則になります)
▲ベンチプレスをする#5中井と補助をする#34ジョン・ウェスト
ベンチプレスで前に押すための筋力をつけます。
▲天候は曇りで気温4℃と非常に寒い中での練習でしたが、
グランドではそんなことを感じさせない熱い空気が流れ、
いつまでもにぎやかな声(雄たけび?!)が響き渡っていました。
2007シーズンをもって選手を引退をするのはオフェンスはWR#87脇田、
脇田はWRのアシスタントコーチとして日本一を目指します。
3/16に行われるトライアウトを経て新人選手が合流し、2008メンバーがそろいます。
2007年08月16日
夏合宿最終日レポート-鍛錬の夏! チームの常識を高めよ!
8月11日(土)から14日(火)までの4日間、
オービック習志野グラウンドで恒例の夏合宿を実施しました。
特に今年は、春から夏にかけてがワールドカップ期間ということで、
日本代表組とオービックシーガルズ組の二手に分かれての練習であっただけに、
チームが1つになるという意味合いと、新人・移籍組を含めた若手選手の成長という
2つのテーマを掲げての夏合宿となりました。
日本中が、好天?炎天?に恵まれたおかげで、選手たちは朝と夕方の二部練習を果敢にこなし、
1ヵ月後の開幕に向けて良いスタートが切れました。
最後の練習メニューの後、グラウンドでチーム全員で締めのミーティングが行われ、
選手・スタッフの投票によって選出される夏合宿MVPが、大橋ヘッドコーチから発表されました。
★3位は新人・ランニングバックの#34ジョン・ウエスト選手、
★2位はランニングバックからタイトエンドにコンバートされた#35山崎公士選手、
★注目の1位には、1年ぶりに復帰したディフェンスバックの#13里見恒平選手が輝き、
「この合宿は、少しでもチームのパワーになろうと思ってがんばりました。
去年一年間、怪我でチームに合流できなかったので、その分がんばらなあかんという気持ちもありました。
この秋は、優勝しかありえない。2位以下は何位でも同じ。みんなでがんばろう!」 と力強く語りました。
その後、大橋ヘッドコーチからは、
「春からバラバラでやってきたチームだったが、ようやく1つになれた。
ただし、もっともっとスタンダードを上げていかないといけない。
突き抜けたチームになるために、現状で満足せずに、どんどんチームの常識を上げていこう」
#2古庄主将からは、
「この習志野のフィールドでできないことは、絶対に試合でできない。
練習は試合である-という気構えで、真剣勝負を積み重ねていこう」
と、合宿の締めくくりの言葉が続きました。
鍛錬の夏はまだまだ続く!
▼井上コーチ(左)と宮田コーチ(右)が二人がかりで新人・オフェンスライン#78佐々木隆哲選手の
ストレッチ。「硬いんですよ…この人!」(井上コーチ)
▼ハワイ大卒の#34ジョン・ウエスト選手もようやくチームに馴染み、
「It's a SUMMER CAMP!」という雄たけびを繰り返していた
▼体に疲れがたまる一方で、プレイの精度、スピードが研ぎ澄まされるのが夏合宿。
この日のスクリメージも迫力満点!
▼自慢の長髪も先輩から“モップ”とあだ名されているワイドレシーバー#85萩山竜馬選手(手前)。
俊足とキャッチングセンスは、この合宿でも光っていた。期待の新人
▼合宿は、普段以上にエネルギーを消耗する。休憩時間の栄養補給は…バナナでしょ!
ディフェンスバックの#21玉ノ井康昌選手
▼夏合宿MVPの#13里見選手「優勝しかないよ!2位以下は、みんな同じ!」
▼大橋ヘッドコーチ「チームのスタンダードを上げることにもっとこだわろう」
▼古庄主将「練習でできないことは、試合で絶対できない!
一つひとつの練習をもっと真剣にやっていこう」
▼夏合宿終了後に、選手全員から全オペレーションマネジャーと全アシスタントトレーナーに
1人ずつお礼の言葉とともに“SPIRITSQUAD”のTシャツが贈呈された。恒例のセレモニー