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アメリカ遠征(2014)

2014年08月28日

アメリカ遠征レポート Vol.4(最終回)-遠征総括

冨樫アシスタントGMのアメリカ遠征レポも最終回。遠征の総括です。



8/11(月)~16(土)、我々オービックシーガルズは米アラバマ州タスカルーサ市に遠征し、SISTER CITIES INTERNATIONAL BOWLというタイトルのもと、現地セミプロリーグの選抜チームと戦ってきました。繰り返しになりますが、今回の遠征は、習志野市、タスカルーサ市、そしてゲームを主催してくださったSister Cities Internationalの皆様のご協力がなければ実現しませんでした。関係者の皆様に心より感謝いたします。特に、タスカルーサ市体育局のJay McPhillipsさん、Sister Cities InternationalのLisa Keyesさんには並々ならぬご尽力をいただきました。本当にありがとうございました。


親善と強化

今回の遠征には2つの意味がありました。ひとつは、姉妹都市である習志野市とタスカルーサ市の親善交流です。もうひとつは、我々オービックシーガルズの強化試合です。
 
この2つを同時に満たすことは非常に難しい調整であると、この遠征を通して痛感させられました。良い意味でも、悪い意味でも、「お客さん」になってしまったと反省しています。現地の皆さんとの交流と、戦うためのフィジカルとメンタルのコンディショニング。交流に時間を割けば選手は疲れ、お招きをお断りすれば失礼にあたります。このバランス、遠征に対する我々のスタンス、スタンダードを確立できていませんでした。今後の課題であると思います。

タスカルーサ市との親善交流では、タスカルーサ市を満喫させていただき、タスカルーサの人びとの温かさを肌で感じることができました。タスカルーサ市は我々を歓待してくださり、できうる限りのツアーや楽しいイベントを催してくださいました。マウンドビル考古学公園の博物館ツアーに始まり、Walter Maddox市長らによるレセプションパーティー、アラバマ大学の施設見学と練習見学、と盛りだくさんでした。
 
特に、カレッジフットボールの強豪校であるアラバマ大の練習を見学できたのは、タスカルーサ市とアラバマ大の信頼関係があってこそでした。開幕2週間前のキャンプに部外者を快く招き入れてくださったことに、心より感謝いたします。アラバマ大の素晴らしさについては、あえてここでは割愛させてもらいますが、本心で言えば、オービックシーガルズの選手だけでなく、日本の次世代のフットボーラーや指導者にぜひ見せたかった。きっと彼らの見識が広がり、常識が変わると思うからです。一見は百聞にしかず。写真やレポートでは伝えきれない、フットボールチームの在り方、組織、環境がそこにはありました。
 

フットボールの母国の底力

さて、APDFL Blazerstとの強化試合の結果は、すでに皆さんご存知の通りです。我々は非常に貴重な経験をしました。
 
我々が常日頃から目指していることを、Blazersの選手たちは自然にやっていました。アサイメントや作戦なんて関係ありません。ボールを持っている選手がゲームを支配していました。流れや点差、「勝てそう」とか「負けそう」とか、そういったことは関係ありませんでした。オフェンスで言えば、アサイメントで負けていようが、パスプロテクションがもたなくてプレーが崩れていようが、パスを通してTDを奪えばいい。ディフェンスで言えば、たとえドライブされていても、パスを通されていても、ボールを奪え返せばいい。我々はそのシンプルなことをやり続けられず、Blazersにそれを見事にやられました。我々は未熟だと痛感させられました。

APDFL(Amateur to Professional Developmental Football League)はセミプロリーグだと紹介してきましたが、「セミプロ(semiprofessional)」についての、日本とアメリカの認識はかなり違います。
 
日本人にとってのセミプロとは、「限りなくプロに近い存在」で、それを職業として生活することはできなくても、技術や体力はある一定のレベルにある選手を指すという認識でしょう。一方、アメリカでのセミプロは、「限りなくアマチュアに近い存在」。プロとアマチュアには大きな大きな隔たりがあります。セミプロの報酬にも幅があり、ミールクーポンのみを支給される選手もいれば、1試合で500ドル近くもらう選手もいます。
 
我々が戦ったセミプロの選手たちは、限りなくアマチュアに近く、日本で言うと草フットボールに近い。お世辞にも、オーガナイズされた組織、洗練された組織とは言えないチームでした。選手の半分は高卒か短大卒の選手です。それでも、いわゆる名門出の選手やパフォーマンスの高い選手を要所要所に置けば、ある程度のフットボールが作れてしまう。それがアメリカの底力。フットボールが生まれた国の力だと実感しました。
 
アメリカには、このレベルのセミプロチームが巨万とあるのです。さらに、カレッジフットボールがあり、NFLがある。あらためて、頂点にあるNFLのキャンプでかつて戦っていたノリ(WR#18木下典)に敬意を示すとともに、本当に彼がプレーしていて楽しい舞台を日本で用意できているのか、本気でNFLを目指すプログラムが日本にはあるのかと、考えさせられました。話は飛躍しますが、あらためて遠くを見る、あらためて先を見る、そうやってフットボールに向き合っていかなければ、日本のフットボールに未来はないと思います。
 
 

オービックシーガルズにとって、「日本一」は過去の勲章です。「4連覇中」とは、過去4年間の頑張りでしかありません。いまのチームは何も手に入れていません。いよいよ今週末は我々の開幕戦です。このMY TEAMで、MY FOOTBALLで、2014シーズンのチャンピオンをつかみにいきます。そして必ず再び、アメリカに挑みたいと思います。
 
 
 
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▲Blazersの選手たちとアラバマ大学を訪問。オービックは「鴎道場」のTシャツで漢字をアピール?!
 
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▲初顔合わせ。ともにBBQを楽しみました

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▲(左)コイントス (右)試合後   こちらの写真もあわせてご覧ください結果速報記事
 

2014年08月19日

アメリカ遠征試合◆SISTER CITIES INTERNATIONAL BOWL 12-16で敗れる

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 ▲1Q7分18秒、RB#21中西(頌)が先制TD

 

8/14(木)[日本時間15(金)午前]、米アラバマ州タスカルーサ市で開催されたSISTER CITIES INTERNATIONAL BOWL【オービックシーガルズvs.APDFLブレイザーズ】は、最終スコア12-16でオービックシーガルズが敗れ、初のアメリカのチームとの試合を白星で飾ることはできませんでした。

大橋ヘッドコーチブログ「vs.APDFL Blazers in US.」(8/15up)

アメリカ遠征記事バックナンバー

※ハイライト映像の編集・公開は見合わせることとなりました。どうぞご了承ください。

 

 

Twitter実況

【1Q】-----------------------------------------------------------------------------

●オービックシーガルズ先発QBは#6菅原。スターティングメンバーはパールボウルとほぼ同じメンバー。

●ブレイザーズのキックオフで試合開始です。

WR#18木下(典)のリターンにより、自陣40yからオービックの攻撃。

●オービック、1stシリーズはRB#20古谷のラン、WR#17平野へのパスを決め1stダウンを更新したものの、パント。ブレイザーズ、自陣17yから攻撃です。

●ブレイザーズ、1stシリーズはショットガンからのランを中心に攻撃したものの、LB#96澤田のナイスタックルなどでパント。オービック、敵陣37yから攻撃です。

●オービック、RB#20古谷のランでゲインし、28yまで進んだところでタイムアウト。4thダウンギャンブル。

●WR#18木下(典)へのパスでギャンブル成功。

●QB#6菅原からWR#17平野へのパスでゴール前3yまでゲイン。ここでブレイザーズがタイムアウト。

●タイムアウトがとけ、1stダウン3y。RB#21中西(頌)のランでTD。TFPキックが決まり、1Q残り4:42、オービック7-0ブレイザーズ

K/P#29長尾(健)のキックで試合再開。ブレイザーズ、26yからの攻撃です。

●ブレイザーズ、ファンブル。それをDL#68清家がリカバー。敵陣26yよりオービックの攻撃です。

●オービック、QB#15龍村が登場。最初のプレーでWR#18木下(典)にロングパスを通し、ゴール前3yまで前進。K/P#1金親のフィールドゴールが決まり3点追加。1Q残り1:09、オービック10-0ブレイザーズ

●K/P#1金親のキックで試合再開。ブレイザーズ、26yからの攻撃です。

●ブレイザーズ、ミドルパスやQBのスクランブルで敵陣42yまで前進。ここで1Q終了。オービック10-0ブレイザーズ。

【2Q】-----------------------------------------------------------------------------

●ブレイザーズ、RBへのパスなどで敵陣23yまで進み、4thダウンギャンブル。TDを狙ったパスは惜しくも失敗。オービック、自陣23yから攻撃です。

●QB#15龍村、激しいラッシュにあい、1stダウン更新ならず。K/P#29長尾(健)のパント。ブレイザーズ、自陣21yからの攻撃になります。

●ブレイザーズ、ロングパスを試みるも、DL#23BJのナイスカバーなどで1stダウン更新ならず、パント。あまり飛ばず、敵陣32yからオービックの攻撃。 

●オービック、QB#12畑が登場。RB#43望月のランなどでゲインするも1stダウン更新ならず。フィールドゴールを狙ったK/P#29長尾(健)のキックは弾道が低く、ブロックされる。ブレイザーズ、自陣30yからの攻撃。

●ブレイザーズ、自陣30yからの攻撃はランプレーなどで確実にゲインし、敵陣17yからのパスでTD。2ポイントコンバージョンが決まり、2Q残り1:09、オービック10-8ブレイザーズ

●ブレイザーズのキックで試合再開。DB#14藤本のリターンでオービック自陣31yから攻撃。QBは#12畑。

●敵陣38yからTDを狙ったパスはインターセプトされる。ここで前半終了。オービック10-8ブレイザーズ 。

【3Q】-----------------------------------------------------------------------------

●ブレイザーズ キックをリターンし自陣20yからの攻撃。

●ブレイザーズ、後半最初の攻撃は、要所でQBスクランブルなどでゲインを重ねて敵陣30yまで前進。3rdダウンからのロングパスが決まり逆転TD。2ポイントコンバージョンも決まり、3Q残り5:28、オービック10-16ブレイザーズ

●ブレイザーズのキックで試合再開。WR#18木下(典)のビッグリターンでオービック敵陣30yからの攻撃。QBは#6菅原。激しいラッシュを受け1stダウン更新ならず、パント。

●K/P#29長尾(健)のナイスパントで、ブレイザーズは自陣10yからの攻撃。タックルを外され、ジリジリとドライブされる苦しい展開。ブレイザーズ、敵陣45yまで前進。

●ここで3Q終了。オービック10-16ブレイザーズ。ブレイザーズがランや短いパスからのランアフターキャッチを中心に攻撃しているため、時計の経過が速い。4Qに期待。残るは12分。

【4Q】-----------------------------------------------------------------------------

●ブレイザーズ、4thダウンギャンブルが成功し敵陣25yから1stダウン。

●ブレイザーズ、敵陣25yからの攻撃は、4thダウンギャンブル。

●ブレイザーズ、エンドゾーンに投げたパスは、DB#14藤本がカット。

●オービック、自陣25yからの攻撃。QBは#6菅原。ホールディングの反則で罰退するも、WR#18木下(典)へのパスで前進。自陣32yから4thダウンギャンブル。

●オービック、WR#85萩山を狙ったパスは惜しくも失敗。ブレイザーズ、敵陣32yからの攻撃になります。4Q残り6:07。

●ブレイザーズの攻撃は1stダウンを更新するも、大きく後退。4Q残り2:37。3rdダウン16y。ここでブレイザーズがタイムアウト。

●ブレイザーズ、4thダウンギャンブル。パスでTDを狙うが、DL#93江頭がインターセプト。オービック、自陣25yから攻撃です。残り2:16。

●オービック、1stダウン更新。相手に反則があり、敵陣42yまで前進。

●オービック、WR#17平野のキャッチなどで前進。残り1:22。

●オービック、残り1:22からTDを狙ったWR#18木下(典)へのパスは、ブレイザーズDBにインターセプトされる。ブレイザーズ、自陣20yからの攻撃。

●ブレイザーズ、ランプレー。オービックはタイムアウトを要求。3rdダウン8y。残り44秒。

●ブレイザーズ、4thダウン9y。残り30秒。

●ブレイザーズ、タイムアウト。

●ブレイザーズ QBがエンドゾーンでダウンし、セーフティ。4Q残り20秒、オービック12-16ブレイザーズ。ブレイザーズのキックオフ。

●オービック、敵陣49yからの攻撃。残り17秒。

●オービック、パスでゲインし、敵陣26yで1stダウン。残り時間5秒。

●オービック、敵陣26yからTDを狙ったパスは失敗。試合終了。

 

試合概要  SISTER CITIES INTERNATIONAL BOWL
試合日時 2014/8/14(木)19:00キックオフ[日本時間15(金)9:00]
試合会場 Central High School Football Stadium(米アラバマ州タスカルーサ市)
天候 晴れ
得点経過
  1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
オービックシーガルズ 10 0 0 2 12
APDFL Blazers 0 8 8 0 16
# チーム 時間 プレー トライ
種類 #選手 ヤード 種類 選手 結果
1 オービック 1 07:18 ラン #21中西(頌) 3 キック #1金親 成功
2 オービック 1 10:51 フィールドゴール #1金親 20      
3 Blazers 2 10:51 パス   17 プレー   成功
4 Blazers 3 06:32 パス   30 プレー   成功
5 オービック 4 11:40 セーフティ          
スターティングメンバー
オフェンス ディフェンス スペシャルチーム
ポジション # 名前 ポジション # 名前 ポジション # 名前
RT #77 坂口 裕 DT #54 冨田祥太 K #1 金親洋介
RG #59 山本祐介 DT #99 中田善博 P #29 長尾 健
C #67 フランク・フェルナンデス DE #23 バイロン・ビーティー・Jr.
LG #76 藤田真史 DE #11 ケビン・ジャクソン
LT #51 ケアラカイ・マイアバ LB #9 塚田昌克
TE #89 森 章光 LB #96 澤田 遥
WR #18 木下典明 LB #52 萩野憲輝
WR #85 萩山竜馬 DB #14 藤本将司
WR #7 池井勇輝 DB #3 滝澤輝久
RB #20 古谷拓也 DB #25 砂川敬三郎
QB #6 菅原 俊 DB #16 三宅剛司

 

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▲試合前のセレモニーで、サイン入りのヘルメットとボールを交換。(左)APDFLコミッショナーのBernard Huntさんと並河GM、(右)Walter Maddoxタスカルーサ市長と、日本から応援にかけつけてくださった宮本泰介習志野市長


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▲コイントスは、在アトランタ日本国総領事館の深堀首席領事

 

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写真:毎日新聞・小座野容斉

 

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▲前日のアラバマ大学訪問や試合の模様が地元紙に掲載されました

 

2014年08月08日

【大橋ヘッドコーチコメント】米アラバマ遠征 出発にあたって

 

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「MY TEAM  MY FOOTBALL」に込めた思いを

フットボールの本場で爆発させてきます

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過去2シーズン、「未知との遭遇」を求めて欧州遠征を強行し、多大な刺激を受けてきたオービックシーガルズですが、いよいよ今シーズンは、フットボールの本場、アメリカへ渡って、アメリカのチームと戦うことになりました。

 

 

まずは、この試合を実現させるにあたって、並々ならないご助力をいただきました習志野市およびタスカルーサ市の関係者の皆さまに、心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 

習志野市とタスカルーサ市が姉妹都市であったということが、どれほど我々にとって幸運だったか、計り知れません。その関係があったからこそ、オービックシーガルズが、あのアラバマ大学のホームタウンで試合をすることができるのです。

 

 

フットボールに関わった人間であれば誰しも、アラバマ・クリムゾンタイドが特別な存在であることは知っているでしょう。15回の全米チャンピオン獲得は史上最多。最近でも、2009、2011、2012シーズンに全米タイトルを獲っています。

 

そんな、フットボールの王道を目の当たりにし、王者を育んできた風土を感じながら生きてきたプレーヤーたちと戦うのです。まだまだ、こんなにワクワクすることを経験できるんだと、感謝の気持ちで一杯です。

 

 

今回の対戦相手については、わからないことだらけですが、はっきりしているのは、フットボールで絶対に負けられないというプライドを持ってこちらをつぶしにくるということ。それに対して、我々は臆することなく、今シーズン目指している我々のフットボールにプライドを持って、全力で戦います。チームスローガン「MY TEAM  MY FOOTBALL」に込めた思いを、爆発させてきます。

 

 

オービックシーガルズ ヘッドコーチ    

大橋 誠    

 

SISTER CITIES INTERNATIONAL BOWL (SCIB)
 シスター・シティーズ・インターナショナル・ボウル 特設サイト

日時  2014/8/14(木) 19:00~ [現地時間] ※日本時間8/15(金)9:00~
対戦  オービックシーガルズ vs. APDFL Blazers
         ※APDFL=Amateur to Professional Developmental Football League facebook
会場  Central High School Football Stadium
後援  Tuscaloosa Tourism & Sports Commission(タスカルーサ市観光・スポーツ局)
協力  習志野市
運営事務局  Tuscaloosa Tourism & Sports Commission
                 Central High School Football Club & PTA
入場料  前売$5、当日$10、8歳未満無料
TV/USTREAM放送  ※最終調整中
競技規則  NCAAルール適用、12分/Q

遠征目前、宮本習志野市長を表敬訪問しました

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8/8(金)、米アラバマ遠征を目前に、並河GM、大橋ヘッドコーチ、LB#2古庄主将らチームの代表者が習志野市の宮本泰介市長を表敬訪問しました。

今回の遠征試合は、習志野市とタスカルーサ市(アラバマ州)が姉妹都市の関係にあり、宮本市長からタスカルーサ市長へ親書をお送りいただいたことで実施が決定しました。試合開催のお礼と未知なる挑戦への決意をお伝えしてきました。


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▲左
大橋ヘッドコーチから、遠征実現のお礼と抱負を語りました。
「すごいご縁で今回の遠征が実現したことにお礼申し上げます。アラバマの地で試合をするということは、日本のアメリカンフットボール選手にとっては夢のような話。日本にもこんな素晴らしいフットボールをするチームがあるということを証明したい」
 
▲右
「過去2度のドイツ遠征で得てきたものがあるが、今回はそれを超えるインパクトを受けると思う。それがオービックシーガルズが進化するきっかけになるはず。全力で戦いたいと思います」と意気込みを語る古庄主将


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▲宮本市長
「現地の知り合いから、タスカルーサ市ではお祭り騒ぎになっていると聞いている。遠征はたいへんだと思うが、体調を万全にして戦ってきてほしい。市民一丸となって、海を越えて声援を送ります。5連覇につながる実りある遠征となることを祈っています」と激励の言葉をいただきました。

 
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▲習志野応援団の名誉応援団長でもある宮本市長も、気合が入っています
 

 
▼今年6月に来日したタスカルーサ市からの青少年訪問団の様子がテレビ広報「なるほど習志野」で紹介されています。オービック習志野グラウンドでは、DL#11KJ、DL#23BJ両選手に日本のことを質問する場を持ち、交流しました(動画7分21秒~)
私たちが遠征するタスカルーサ市や、姉妹都市間の国際交流についても紹介されていますので、ご覧ください。
 

 

 
 

2014年08月07日

アメリカ遠征レポート Vol.3-対する米セミプロ選抜チームとは

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遠征出発前の最後の冨樫AMGレポートは、米セミプロリーグの実状について。有名大学チームやNFLを目指してしのぎを削る選手たちとの対戦が、いよいよ来週に迫りました。

【参考】



セカンドチャンスをつかめ

今回、オービックシーガルズが対戦するのは、APDFL(Amateur to Professional Developmental Football League)の選抜チーム「APDFL Blazers」(facebook)です。APDFLは、アメリカ南東部のアラバマ州、ジョージア州、フロリダ州、サウスカロライナ州を中心に活動するチームからなる教育リーグ(セミプロ)。各チーム、18歳から30歳のフットボーラーを中心に構成されています。

教育リーグには、大学に奨学金(スカラシップ)で入学できなかった選手や、成績が基準に満たないためにフットボールプログラムが充実した大学に進めなかった選手、大学卒業後にNFLやアリーナ・フットボールなどのプロに行けなかった選手が所属し、大学やプロへのセカンドチャンスを得るために、スキルやパフォーマンスを磨く場となっています。

2013年シーズンのAPDFLには35チームほどが登録していましたが、実際にしっかり活動して定期的に試合に参加できていたのは18チームほどのようです。National ConferenceとAmerican Confeenceの2つのカンファレンスに分かれ、前者はNorth、West、South、East、後者はSouthとCentralに分かれています。各ディビジョンでのリーグ戦→上位8チームによるプレーオフトーナメント→チャンピオンシップゲームと進むようですが、どういうディビジョン編成で、どのようにゲームマッチングをして、どういう仕組みでチャンピオンを決めるのか、詳細は定かではありません。

APDFLの活動理念は、「選手への機会の提供」です。選手のポテンシャルや可能性を信じ、彼らに必要なことはチャンスを与えることだと信じています。チャンスとは、より多くの関係者の目に留まることだと信じています。ですから、プロの道を目指す選手たちを支援するために、リーグ内での戦いだけでなく、他の団体との交流試合やプレシーズンマッチ、オープントライアウトなどを積極的に企画して、より多くのプロや大学のスカウトの目に留まるように機会を設けています。また、そのような選手が多く集まるように、カレッジフットボールやNFLがオフシーズンとなる春季をメインに活動し、APDFL出身の選手が秋のフットボールシーズンにうまくトランスファーできるようにしています。


マイナーリーグも一大マーケット

アメリカには、このような教育リーグや独立リーグが実は数えきれないほどあり、今回、遠征の交渉をする際にリストアップしただけでも、A11、CRAFL、XFL、NSFLなどがあります。ときには、リーグを新たに立ち上げようと支援を募り、多くの選手にトライアウトを受けさせておいて、突然その資金を持って逃げる詐欺集団が出るほど、このマーケットにはニーズがあります。

そして、このようなリーグや協会に共通しているのは、枠組みやレギュレーション、ルールなど関係なく、「まずはやってみよう」というところからスタートしていることです。「お金やルールは、あとからどうにかなる」という感じで運営されています。その背景には、フットボールの絶大な人気とスポーツチームへの寄付が文化として根付いていることがあるでしょう。志があるリーグには、寄付やスポンサーが比較的簡単に集まるようです。APDFLも、宿泊費や選手の移動費、荷物の運送費などを、スポンサードでまかなっているそうです。

そんなセミプロリーグや独立リーグは、非常に低コストで運営されているのも特長のひとつです。たとえば、チーム広報は、既存のメディア(テレビ、新聞、雑誌、ホームページなど)にお金をかけません。チームや選手の情報は、SNS(facebookやTwitter)を通じて配信されます(APDFLもfacebookで情報発信しています)。特定の地域や年代に限定されたファンや支援者に情報を届けるには、それで十分と聞きました。

また、日本では苦労する練習場の確保については、アメリカではどこにでもフットボールフィールドがあるので、日本人が考えるよりもはるかに低コストで借りたり、確保したりできるようです。ヘルメットやユニフォームなどのエクイップメント、テーピングなどの消耗品は日本の半値以下で購入できるので、フットボールチームの運営は、Xリーグのそれとはくらべものにならないほど低コストで済んでいるようです。
 


今回の遠征試合は、こうした教育リーグで上を目指し、「我こそは!」と自分をアピールしたくてうずうずしている選手のオールスター軍団が相手です。参考のフィルムを見ましたが、チームの組織化はまだまだ不十分ながら、個のフィジカル、ポテンシャルはかなり高い選手がたくさんいます。なんといっても、「日本人には負けられない」という、アメリカ人のプライドがあるはず。我々がこれまで感じたことのないヒットやスピード、そして彼らのフットボールにかける意地を生で体験することが、楽しみでなりません。いよいよ来週月曜日(8/11)、出発します。

【遠征スケジュール】
8/11(月)日本時間午後 出国
12(火) ミーティング、練習、ウエルカムパーティー
13(水) ミーティング、練習、 アラバマ大学訪問(施設、練習見学)、関係者BBQ
14(木) 19:00~試合[日本時間8/15(金)9:00~]、試合後セレモニー
15(金) 未明 現地出発
16(土) 日本時間午後 帰国

※映像配信(TV、USTREAM)については最終調整中です。
 
 
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▲APDFL Blazerの練習のひとコマ
 
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▲現地でご協力くださる皆さんと(4月@タスカルーサ市)。    【左】左から、ADPFL プレジデントのAnastasia Dietzesaさん、Sister Cities InternationalのLisa Keyesさん、冨樫AGM、Tuscaloosa Sports and Tourism CommissionのTina L Jonesさん、KJ選手、Tuscaloosa Sports and Tourism CommissionのJay McPhillipsさん    【右】(食事会にて)左から、KJ選手、冨樫AGM、Lisaさん、Jayさん、Anastasiaさん、APDFL コミッショナーの Bernard Huntさん
 

SISTER CITIES INTERNATIONAL BOWL (SCIB)
 シスター・シティーズ・インターナショナル・ボウル 特設サイト
開催要項

日時  2014/8/14(木) 19:00~ [現地時間] ※日本時間8/15(金)9:00~
対戦  オービックシーガルズ vs. APDFL Blazers
         ※APDFL=Amateur to Professional Developmental Football League facebook
会場  Central High School Football Stadium
後援  Tuscaloosa Tourism & Sports Commission(タスカルーサ市観光・スポーツ局)
協力  習志野市
運営事務局  Tuscaloosa Tourism & Sports Commission
                 Central High School Football Club & PTA
入場料  前売$5、当日$10、8歳未満無料
TV放送  ※最終調整中
競技規則  NCAAルール適用、12分/Q

2014年08月01日

アメリカ遠征レポート Vol.2-「A」の街・タスカルーサ

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今日から8月。Xリーグへの選手登録も終え、8/11(月)のアメリカ遠征までいよいよあと10日と迫りました。今回の冨樫AMGレポートは、遠征先のタスカルーサ市とアラバマ大学について。チームでアラバマ大学も訪問する予定です。

【参考】



“南部のおもてなし”

アラバマ州タスカルーサ市は、これまでご紹介してきた通り、習志野市の姉妹都市です。私が4月に訪問した際に受けた街の印象は、“Southern Hospitality"です。日本語で言えば、“南部のおもてなし”でしょうか。

歴史的背景として、1950年代から60年代にかけて、有色人種への差別が最も激しく、キング牧師などの黒人公民権活動で有名な地域でした。今は、その過去の過ちを償うかのように、他の地域や国からの来訪者に対して、おもてなしを尽くすというのが自然な習わしになっているようです。実際に今回現地で関わった人たちに以前の人種差別のことを聞いてみると、もう過去のことだと笑い飛ばしていました。空港には、その頃の差別の様子が様々な写真資料として展示してあったのが印象的で、あの頃の過ちや恥を忘れないための戒めのようにも感じました。

そんな中で、私とKJは大歓迎を受け、皆がオービックシーガルズがタスカルーサで試合をすることに協力すると約束をしてくださいました。市のスポーツ局、観光局、試合会場となるセントラル高校、アラバマ大学、すべての方々が丁寧に案内してくださいました。日本から来た我々を喜ばせるためのツアーや食事、そしてその準備が本当にありがたかったです。南部なまりの英語も、レストランでの人懐っこい会話も、ホテルでの接客も、本当に心地いいものでした。


市民の誇り、クリムゾンタイド

タスカルーサ市を語るうえで外せないのが、アラバマ大学です。特にアメリカンフットボールチーム「Crimson Tide」(クリムゾンタイド)は市民の誇りであり、生活の中心になっています。老若男女問わず、市民の誰もがフットボール熱を持っているのです。

ちょうど我々が訪れたのがNFLのドラフトの前だったので、「アラバマから何人がNFLに行く」とか、「どのQBがピックアップされる」といったドラフトの話でもちきりでした。コンビニの店員のおばさんとの会話にもフットボールが出てくるし、エレベーターを待っているとフットボールの話をしてきます。
 
街のいたるところでアラバマ大学のグッズが販売されていて、コンビニでも、ガソリンスタンドでさえも売っています。スポーツショップに入れば、アラバマ大グッズが9割、その他1割なんていうところもありました。車のナンバープレートもアラバマ大学のプレートですし、いたるところでアラバマ大学の「A」のロゴが見られます。何がここまでさせているのか? しばらくタスカルーサ市に住んで、フットボールゲームを観て、タスカルーサ・ライフを満喫したかったです。市民のフットボールへの情熱、基盤があったことが我々の遠征の交渉をスムーズにしたことは間違いありません。
 
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アラバマ大学体育局

Tuscaloosa Sister Cities InternationalのLisaさんのご尽力ににより、アラバマ大学のキャンパス、特に体育施設をガイドしていただきました。

アラバマ大学は、言わずと知れたアメリカカレッジフットボール界の強豪校。アラバマ大学を知らない人も、「A」のロゴを目にしたことはあるかもしれません。雑誌やインターネットでアラバマ大については多く書かれているので、今回は私の目線で気になった事柄をいくつか取り上げたいと思います。

まずは、Athletic Department(体育局)について。アラバマ大学はNCAA(全米大学体育協会)のSEC(南東地区)カンファレンスに属しています。SECは、フットボールの競技力が最も高く、フットボールのマーケットが充実しているカンファレンスです。SECがどれだけすごいかは、所属する大学の顔ぶれを見れば一目瞭然です。数字的な面で言えば、アラバマ大学体育局の2013年度の総収入が約1億4,400万ドル、144億円。想像を絶する数字です。

特筆すべきは、そのブランド力です。左下の写真は、体育局に50万ドル以上100万ドル未満の寄付をした人のリストです。約5,000万円以上1億円未満です。右下の写真の、5,000万円未満の寄付をした人の数は数えきれません。アラバマ大をサポートすることに喜びにを感じる、それに価値を見い出す人がこんなにもたくさんいるのです。
 
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他にも面白い情報があります。アラバマ大学のBryant-Denny Stadiumのボックス席やシーズンチケットは全てシーズン前に完売してしまいます。ボックス席の予約待ちリストにのるだけでも500ドルかかるそうです。それでも予約待ちリストは一杯。それだけの価値がそこにはあるのです。

news201408018.JPG 体育局で私が最も感動したのは、スカラシップ(奨学金)を受けている学生の数です。抱える選手自体が最も多いフットボールで85名のスカラシップ生がいます。次に多いのは、なんと学生トレーナーとエクイップメントスタッフで、その数72名(右写真)。トレーナー出身の私からすれば、信じられません。裏方スタッフの重要性を説く組織はたくさんありますが、このような形で裏方スタッフをサポートしていることが、アラバマ大学が常にトップレベルのアスリートを輩出する理由のひとつだと感じました。


すべてはリクルーティングのため

フットボールの施設に目を向けると、信じられない光景が広がります。ニック・セーバン ヘッドコーチの意向により、すべての施設はリクルーティング対象の学生が訪れたときに、「アラバマでプレーしたい」と思ってしまうような工夫が随所に施されています。

たとえば、スタジアムには、招待された高校生プレーヤーやその親御さんだけのための部屋があります。ホテルのラウンジのような装飾で、席数も100以上。そこには、歴代のアラバマ大学出身選手のリストや写真が飾られています。「自分もここに名を連ねたい」ときっと思うでしょう。年に一度しか使わない、NFLドラフト専用の記者会見室もあります。ここでプレーすることがNFLに続いていると、自然に思えるでしょう。ミーティングルーム、ポジション別のミーティングルーム、選手専用のラウンジやジャグジーなど、プレーヤーがフィールド外で快適に過ごせる設備もそろっています。すべてはリクルーティングのためだそうで、実際、ラウンジでくつろぐ選手はほとんどいないようです。
 
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▲(左)NFLドラフト用記者会見室  (右)ラウンジ
 
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▲(左)ミーティングルーム  (右)WR専用ミーティングルーム
 
もちろん、練習やトレーニングのための施設も素晴らしいです。天然芝のフットボールフィールドが3面、150ヤード取れる室内練習場が1面、ウエイトルーム、トレーニングルームと、すべてがそろっています。プロチームでも、ここまでの施設はまれだと思います。
 
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▲(左)ウエイトルーム  (右)ジャグジー 

これだけの環境を実際に見て感じたことは、今後、私がフットボールチームに関わり続けていくうえで非常に有意義な体験でした。ここまでのレベルに日本のスポーツ界、日本のアメフト界がたどり着けるかどうかはわかりませんが、いずれはこのレベルを目指したいとつくづく思いました。


次回、対戦するAPDFL(Amateur to Professional Developmental Football League)と遠征先でのスケジュールなどをお伝えしてから、出発します。その前に、明後日8/3(日)、アラバマ遠征決起会でブースターの皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
 

SISTER CITIES INTERNATIONAL BOWL (SCIB)
 シスター・シティーズ・インターナショナル・ボウル 特設サイト
開催要項

日時  2014/8/14(木) 19:00~ [現地時間] ※日本時間8/15(金)9:00~
対戦  オービックシーガルズ vs. APDFL Blazers
         ※APDFL=Amateur to Professional Developmental Football League facebook
会場  Central High School Football Stadium
後援  Tuscaloosa Tourism & Sports Commission(タスカルーサ市観光・スポーツ局)
協力  習志野市
運営事務局  Tuscaloosa Tourism & Sports Commission
                 Central High School Football Club & PTA
入場料  前売$5、当日$10、8歳未満無料
TV放送  Regional ESPM、 COM CAST、 LOCAL TVの3ネットワークで調整中
            (※日本国内への映像配信については検討中)
競技規則  NCAAルール適用、12分/Q

2014年07月08日

アメリカ遠征レポート Vol.1-4つの幸運に導かれ

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アメリカ遠征を発表してから1ヵ月近くたちました。この間に「パールボウルを制して(アメリカに渡る)」という目標をクリアし、チームはいま、つかの間のオフに入っています。と言っても、選手たちは自主練習、大橋ヘッドコーチはパールボウルから間を置かずにU-19日本代表チームに合流し、アシスタントヘッドコーチとして現在クウェートで開催されているU-19世界選手権に参戦しています。HCブログ「U-19 World Championship in Kuwait」
オービックシーガルズは、多くの大学生フットボーラーを本拠グラウンドに迎える7/19(土)の鴎道場から、アメリカでの戦いに向け、再始動します。

 
2度のドイツ遠征に続いて、今回も冨樫アシスタントGMのレポートをお届けします。

【参考】



春季開幕戦を目前にした4/23(水)~26(土)、私・冨樫とDL#11ケビン・ジャクソン選手の2人でタスカルーサ市行ってきました。4日間の弾丸視察でした。この地を訪ねたのは、他でもなく、この地でゲームをするため。2度のドイツ遠征を振り返って、オービックシーガルズが次に選んだ戦いの地は、アメリカです。

様々な幸運と、人のつながり、タイミングが重なり、8/14(木)[現地時間]にタスカルーサ市にあるセントラルハイスクールのフットボールスタジアムで、現地セミプロリーグ「APDFL」(Amateur to Professional Developmental Football League)の選抜チーム“BLAZERS”と対戦することになりました。


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▲BLAZERSの初回練習に招集された選手たち


第1の幸運  :習志野市とタスカルーサ市の姉妹都市交流
 
オービックシーガルズが本拠地とする習志野市が1986年からタスカルーサ市と姉妹都市関係にあることは、本当に幸運でした。オービックシーガルズの名誉応援団長でもある宮本泰介習志野市長のフットボールに対する熱意がタスカルーサ市のWalter Maddox市長に伝わり、国際交流の一環として親善強化試合を開催していただける運びとなりました。

タスカルーサ市といえば、フットボールの強豪校アラバマ大学のお膝元。言わずと知れたフットボールの町です。フットボールが生活の一部になっていて、誰もがフットボールに情熱を持っています。そんなタスカルーサ市民には、日本のチームがフットボールのゲームをするためにアメリカにやって来るということは、たいへん興味深いようです。
 

第2の幸運  :タイミングの合致

今シーズンの遠征先を検討し始めた当初、私はアメリカのアマチュアフットボール事情、クラブチームの事情に対して勉強不足でした。アメリカのフットボールマーケットは拡大を続けていて、秋シーズン以外での興業が急速に盛り上がっています。

セミプロリーグやアマチュアリーグ、独立リーグが国内のあちらこちらに存在し、その大半は、3月頃にシーズンインし、夏前にはファイナルを迎えます。秋のフットボールマーケットは、金曜日が高校生のゲーム、土曜日がカレッジのゲーム、そして日・月・木曜がNFLと、ほぼ飽和状態。そこで、その他の団体やリーグは、さらなるマーケットを求めて春にシフトしているということです。今回対戦することになったAPDFLも例外ではありません。

一方、我々も、今春はパールボウルトーナメント加えて日本代表の活動もあったりで、海外遠征をうまくスケジューリングできずにいました。我々とAPDFLの双方が春シーズンを終えたタイミング、つまり、我々が唯一遠征できるタイミングと、APDFLにとっては強化ゲームが組めるタイミングが、ちょうど重なりました。


第3の幸運  :ドイツ遠征の評判

一昨年、昨年のドイツ遠征が海外のクラブチームなどで高く評価され、我々の知らないところで話題になっていました。日本選手権を4連覇した次はどこに遠征するのか、と噂されるほどだったそうです。ドイツでのゲームがユーロスポーツでTV放映された影響が大きかったらしく、日本人がフットボールをすること、体の大きい相手に挑戦することが興味深かったと聞きました。

幸いにも、オービックシーガルズとぜひともゲームをしてみたいと手を挙げてくれるクラブがいくつかあり、その一つのAPDFLが、たまたまアラバマ州やその周辺の州で活動するリーグだったことがラッキーでした。


第4の幸運  :Lisaさん

hc1103253.jpg そして、Tuscaloosa Sister Cities Internationalの常任理事を務めるLisa Keyesさんがいたからこそ、今回のゲームが実現しました。Tuscaloosa Sister Cities Internationalはゲームの主催者でもあります。
 
以前から習志野市とタスカルーサ市の国際交流を支援しているLisaさんは、オービックシーガルズの存在を知ったときから、フットボールを通じての国際交流を画策していたようです。Lisaさんの人脈により、2011年には大橋ヘッドコーチや鈴木コーチがアラバマ大学を訪ね、コーチングクリニックにも参加しています。(右が訪問時の写真。左端がLisaさん)


news20140709.JPG Lisaさんの熱意が私たちを動かし、APDFLを動かし、タスカルーサ市のスポーツ局を動かし、観光局を動かしました。本当に感謝感謝です。
(右は、先月、タスカルーサ市青少年訪問団とともに来日した際にグラウンドを訪ねてくださったLisaさんと)

最後に。

両チームの都合でこのタイミングでの遠征になりましたが、8月14日にタスカルーサ市でフットボールのゲームをすることには、特別な意味があります。タスカルーサ市はフットボールの町です。9月のシーズン開幕が待ち切れない市民がたくさんいます。アラバマ・クリムゾンタイドのフットボールシーズン開幕への期待が日々膨らむ中での開催です。


次回は、タスカルーサ市、そしてアラバマ大学について書きます。


SISTER CITIES INTERNATIONAL BOWL (SCIB)
 シスター・シティーズ・インターナショナル・ボウル 特設サイト
開催要項

日時  2014/8/14(木) 19:00~ [現地時間] ※日本時間8/15(金)9:00~
対戦  オービックシーガルズ vs. APDFL Blazers
         ※APDFL=Amateur to Professional Developmental Football League facebook
会場  Central High School Football Stadium
後援  Tuscaloosa Tourism & Sports Commission(タスカルーサ市観光・スポーツ局)
協力  習志野市
運営事務局  Tuscaloosa Tourism & Sports Commission
                 Central High School Football Club & PTA
入場料  前売$5、当日$10、8歳未満無料
TV放送  Regional ESPM、 COM CAST、 LOCAL TVの3ネットワークで調整中
            (※日本国内への映像配信については検討中)
競技規則  NCAAルール適用、12分/Q

2014年07月01日

SISTER CITIES INTERNATIONAL BOWL 特設サイトがオープン

8/14(木)[現地時間]に米アラバマ州タスカルーサ市で開催されるSISTER CITIES INTERNATIONAL BOWL(SCIB)の特設サイトがオープンしました。こちら(www.sistercitiesbowl.com)(英語)

オービックシーガルズが対戦する現地セミプロリーグの選抜チーム「APDFL Blazers」はメンバーが招集され、練習を始めているとのことです。春シーズンを終えて自主トレ中のオービックシーガルズは、7/19(土)の学生クリニック「鴎道場」でチーム活動を再開し、アメリカ遠征に臨みます。
 
   
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▲現地ポスター。チケットの販売も始まりました
 
SISTER CITIES INTERNATIONAL BOWL (SCIB)
 シスター・シティーズ・インターナショナル・ボウル 特設サイト
開催要項

日時  2014/8/14(木) 19:00~ [現地時間] ※日本時間8/15(金)9:00~
対戦  オービックシーガルズ vs. APDFL Blazers
         ※APDFL=Amateur to Professional Developmental Football League facebook
会場  Central High School Football Stadium
後援  Tuscaloosa Tourism & Sports Commission(タスカルーサ市観光・スポーツ局)
協力  習志野市
運営事務局  Tuscaloosa Tourism & Sports Commission
                 Central High School Football Club & PTA
入場料  前売$5、当日$10、8歳未満無料
TV放送  Regional ESPM、 COM CAST、 LOCAL TVの3ネットワークで調整中
            (※日本国内への映像配信については検討中)
競技規則  NCAAルール適用、12分/Q

2014年06月13日

3度目の海外遠征はアメリカへ-8月、習志野市の姉妹都市で国際親善試合

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来る8/14(木)[現地時間]、オービックシーガルズは初のアメリカ本土への遠征を行い、地元習志野市の姉妹都市であるタスカルーサ市(アラバマ州)にて、現地セミプロリーグの選抜チームと対戦することになりましたので、第一報としてお知らせします。

オービックシーガルズは、チーム強化を目的に、2012年ドレスデン、2013年デュッセルドルフと2年連続でドイツに遠征し、クラブチームと対戦してきました。そして本年、ホームタウンである習志野市と、姉妹都市関係にあるタスカルーサ市の多大なるご協力により国際親善試合開催の運びとなり、チーム史上初のアメリカ本土での対戦が実現します。

対戦相手は、Amateur to Professional Developmental Football League(以下APDFL)の選抜チーム「APDFL Blazers」。APDFLは、アメリカ南東部のアラバマ州、ジョージア州、フロリダ州、サウスカロライナ州を中心に活動する35チームからなるセミプロリーグで、この試合のために、アラバマ州出身の選手を中心に選抜チームが構成される予定です。

日本選手権5連覇を目指すオービックシーガルズが本場アメリカでどのような戦いができるのか、ご期待ください。


詳しくは、下記のリンクからプレスリリースをご覧ください。対戦チームの情報、遠征スケジュール、試合映像の配信等については、本サイトで順次お知らせしていきます。
 
※なお、今年はこの遠征のため、例年この時期に開催している「公開練習試合・キックオフ」はありません。遠征前週の8/3(日)に公開練習を含むファンイベントを計画中です。詳細が決まり次第お知らせします。
 
【プレスリリース】
オービックシーガルズ プレスリリース(PDF)
【参考】
過去2回のドイツ遠征試合特集(記事バックナンバー集)
2012/5  INTERNATIONAL CHALLENGE BOWL
   vs.Dresden Monarchs ドレスデン モナークス  ○29-17
2013/5  INTERNATIONAL CHALLENGE BOWL Ⅱ
   vs.Duesseldorf Panther デュッセルドルフ パンサー  ○34-3

SISTER CITIES INTERNATIONAL BOWL
 (シスター・シティーズ・インターナショナル・ボウル)  
開催要項

日時  2014/8/14(木) 19:00~ [現地時間] ※日本時間8/15(金)9:00~
対戦  オービックシーガルズ vs. APDFL Blazers
         ※APDFL=Amateur to Professional Developmental Football League facebook
会場  Central High School
後援  Tuscaloosa Tourism & Sports Commission(タスカルーサ市観光・スポーツ局)
協力  習志野市
運営事務局  Tuscaloosa Tourism & Sports Commission
                 Central High School Football Club & PTA
入場料  後日発表
TV放送  Regional ESPM、 COM CAST、 LOCAL TVの3ネットワークで調整中
            (※日本国内への映像配信については検討中)
競技規則  NCAAルール適用、12分/Q
 

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▲主催は現地タスカルーサ市のSister Cities International。
同市と各姉妹都市間の文化・経済交流を支援しています