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プロレスラー起田高志
2008年02月15日
#36白木です。
2/11(祝)@後楽園ホールに元チームメイト”パパイヤ”こと起田高志(おきたたかし)
のプロレスデビュー戦の応援に行きました。
まず、起田高志という人間を知らない人もいると思うので、簡単にご説明します。
起田高志(以下、パパイヤ)は、青森県出身の26歳です。
高校まで青森県で過ごし、大学は北海道工業大学。
よく、北海道大学工学部と自分で言ってました・・・。
高校まで野球をやっており、大学でアメフトと出会いました。
高校球児のくせに、実力はというと、ぼくと野球で対決した際、三球三振でした。
大学でアメフトと出会い、社会人でもやると決め、シーガルズのトライアウトを
受けました。
最初は、チームメイト全員が「えっ?どこのどんな選手?」と思ったでしょう。
コーチ曰く、ギリギリでトライアウト合格を果たし、
2004年から念願のシーガルズに入部しました。
トライアウトの際、顔立ち、風貌ともに「パパイヤ鈴木」にソックリで、
パパイヤと言うニックネームになりました。
あとで聞いた話ですが、どうしてもシーガルズでやりたい!と思っており、
トライアウト合否も分かっていない、かつ就職も決まっていないにもかかわらず、
単身で上京してしまった、何とも大馬鹿野郎です。
住まいも、ホームグラウンドが千葉と言うことで「千葉駅」で賃貸契約。
本人曰く、何も分からなかったので、
千葉なら「千葉駅」が一番栄えているだろう、と思ったらしいです。
そんなパパイヤは、フットボール選手としては皆の見本になる選手でした。
天性、身体能力というよりも、努力・努力・努力の人間。
「雑草魂」とよく自分でも言ってました。
入部した年からメキメキと頭角を現し、1年目はオフェンスラインでスタメン出場。
本人はディフェンスラインをやりたい!とずっと言ってましたが、
当時のチーム事情でオフェンスラインとして日々頑張ってました。
対戦相手、それを見ていた選手ともに、起田ってどんなヤツ?とよく聞かれました。
悪い意味ではなく、大学時代無名の選手が、フィールドで一流選手を圧倒している。
そんなインパクトのあるプレーをしてました。
パパイヤの夢はずっとプロレスラーになることだった。
誰よりもトレーニング熱心だったのも、
きっとその夢を追いかけ続けていたからこそだろうと思う。
一緒に戦っているチームメイトには、そんな夢を語ったりはしなかった。
一部の仲の良い選手には話をしていたそうだが、チームで公言などはしてなかった。
2006年シーズン終了後、パパイヤの引退を聞いた。
最初は「えっ?」と誰もが思ったであろう。
だってまだ25歳。
何で?何で?と聞くと、「ずっと夢だったプロレスラー」になる、と。
そのチャンスが目の前にあるので、チャレンジしてみたい、と。
そのチャンスこそが、健介オフィスの「トライアウト」であった。
落ちたらまた戻って来い、と声をかけるも、見事に「合格」。
寂しくなるな、と思う傍ら、頑張って欲しい、とその時、心から思った。
約1年でプロデビュー。
「健介オフィス一周年興行」の中で「起田高志デビュー戦~新たなる夢~」と
銘打った最高の舞台を用意してもらっていた。
結果は残念ながら敗戦。
しかし、自分も含め元チームメイトが大勢後楽園ホールに駆けつけ、
大声で応援している姿を見て、本当に幸せ者だな、と思った。
それも、パパイヤの人徳である。
敗戦後、律儀にメールをもらった。
「まだまだです・・。
足腰が弱いと感じたので、バンジー、コニシキ君
(シーガルズの根性系練習)をやりに行きます」、と。
これからがスタートだと思うので、今後とも応援してやりたい、
と思う今日この頃です。
▲華々しくデビューを果たしたパパイヤ
▲アメフト流の構えを見せるパパイヤ
▲見守るGulls
▲大技ブレーンバスターを決めるパパイヤ
▲試合後、悔し涙を見せるパパイヤ
▲夢の舞台に立ったパパイヤに負けていられない!
※ただ今発売中の『週刊プロレス』(2月27日号)に起田選手の試合の様子が
載っていますので、ぜひご覧ください。応援するオービックシーガルズの選手
たちも載っています! (事務局)