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2020日本代表10選手 帰国後コメント(TSL選抜と戦って)

2020年03月06日

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▲3/1(日) 日本代表 16-36 TSL選抜
前列左から、DB#25山本寛人WR#81水野太郎WR#84西村有斗(#7)、DB#32山本泰世DB#39須田克志(#14)。後列左から、大橋 誠HC(共同守備コーディネーター)、DL#99中田善博(#97)、DL#35佐藤将貴(#23・副将)、DL#68清家拓也DL#20平澤 徹LB#13岩本卓也
  
  

昨年12月、5年ぶりとなる日本代表の国際試合開催(vs. 米THE SPRING LEAGUE選抜)が発表されました。その「トライアウト」に自ら応募して代表の座を勝ち取り、アメリカで戦ってきた10選手に、いまの思いを聞きました。代表チームにたくさんの応援をいただき、ありがとうございました。

 

日本アメリカンフットボール協会 レポート記事「日本代表、米国プロ予備軍に及ばず」
ゲームハイライト動画(TSLチャンネル)
 


WR#81水野太郎  初選出

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レベルがものすごく高い相手ではありませんでしたが、結果としては完敗。スキル以前のベースが違うと感じました。ただ、すべてにおいて負けているわけではないので、リベンジの機会があれば、また日本代表に参加したいです。まずは今回学んだことをチームに持ち帰って、日本一達成に向けて精進します。

 

WR#84西村有斗  初選出

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試合の感想は言うまでもなく、点差が物語っていると思います。これから僕たちができることは、今回経験したことをしっかりと伝え続け、同じ結果にしないことです。今大会の日本代表が責任を持ってXリーグのレベルアップに徹することです。選手個々が飛び抜けること、各チームのスタンダードを上げることが勝利に近づく道です。悔しい気持ちを行動に変えていきます。 

 

DL#20平澤 徹  2015W杯(LIXIL在籍時)以来2度目

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5年ぶりのアメリカとの試合は、個人的にも日本代表チーム的にも、かなりの思いがあった試合でした。結果は5年前と変わらず、大敗。わずかながら通用したことにすがらず、通用しなかった点について真摯に受け止めて、ひとりのフットボーラーとして成長していこうと思います。そしてオービックシーガルズの2020シーズンが日本一という形で終われるように尽力していきます。 

 

DL#35佐藤将貴  初選出/副将

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TSL選抜との試合では、多くの課題を発見し、一方で自信も得ることができました。なかでも最も素晴らしいことは、日本のフットボール界を代表するコーチ、選手と濃密な時間を過ごせたことです。今シーズンも、目標である日本一達成のために、一生懸命行動していきます。

 

DL#68清家拓也  2015W杯以来2度目

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また負けてしまい、申し訳ございません。アメリカで感じたことは、5年前と違い、フィジカル面で自信が持てたというところです。日本のアメリカンフットボールのスタンダードを上げていかなければなりません。まず、日本代表を経験した自分たちが率先して行動していきます。いつでもアメリカと試合ができるように、常に準備していきます。

 

DL#99中田善博  2014vs.ドイツ、2014アジア予選(vs.フィリピン)以来3度目

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アメリカ人OLの強さ、RBの速さ、QBの上手さを痛感した試合でした。ただ、トライアウトから代表練習の期間、他チームの選手との競争や交流を通じて大きく成長できたと実感しています。チームに戻っても、激しい競争によってさらに成長したオービックシーガルズをつくり、今年こそ日本一になります。 

 

LB#13岩本卓也  初選出

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アメリカ人選手と戦ってみて、技術面は通用すると感じましたが、フィジカル面ではまだまだ課題が残る場面が多かったと思っています。日本に戻っても常にアメリカ人を意識して、日々のトレーニングや練習に取り組んでいきます。今年こそは必ず優勝します。 

 

DB#25山本寛人  初選出

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非常に良い刺激と経験を得ることができました。他チームの代表選手との交流を始め、日本のアメリカンフットボール界の可能性を感じるものでした。TSL選抜は非常に手強い相手でした。大きくて速い選手が多く、その差が試合に如実に表れたと思います。しかし、この敗北は現時点での力の指標であって、日本の弱さを証明するものではありません。ここで終わらなければ、これから強くなれます。日本でアメリカンフットボールをする皆さんが、「これから強くなってアメリカを倒す」と感じた試合であればと願います。今後は日本代表に選ばれた責任として、個人としての成長はもちろん、Xリーグのスタンダードを向上させられるような選手を目指して日々精進します。

 

DB#32山本泰世  初選出

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アメリカ戦で感じたことを挙げていけばキリがありませんが(フィジカル差、タックルなど)、ひとつ挙げるなら、「勝ち切る文化」です。彼らは先制されようがターンオーバーされようが関係なく、常に勝者のメンタリティーで向かってきました。そのためには、日頃の練習や準備からくる自信が必要であると思います。過信ではなく、確実な根拠からくる自信です。我々オービックシーガルズも「自信」を持って試合に挑めているのか。今回の貴重な経験をチームに還元し、成長したシーガルズを全員でつくっていきます。 

 

DB#39須田克志  初選出

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非常に悔しい気持ちです。個人として通用するところはそれぞれにあったと思います。しかしながら、日本代表がフットボールで勝つというハードルは、実際に戦った感覚以上に高かったような気がします。アメリカ人の速さ、強さといった基礎的な能力にスタンダードを合わせることができていませんでした。実感のないままそれを言われたところでスタンダードは上がりません。今回遠征した私たちがスタンダードを示さなければ、日本の成長はないように思いました。本当にそのテクニックで強さでスピードで世界に通用するのかを考え実践していくことが、これからのアメフト界への貢献だと思っています。次のチャンスで必ず勝利するためにも、今回の結果に向き合い続け、挑戦していきます。 

 

 

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▲試合会場はNFLダラス・カウボーイズの練習拠点「フォードセンター・アット・ザ・スター」

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3/25(水)~28(土)にカナダ・トロントで開催されるCFLグローバル・コンバイン本選への準備に専念するとして日本代表を辞退したRB#29李 卓選手はいま、アメリカでトレーニングを続けています。その模様などをブログに書いていますので、そちらもぜひご覧ください。

 

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