大橋 誠ヘッドコーチブログ“Season Message”

 

 

※2015シーズンをもってヘッドコーチを退任し、シニアアドバイザー(SA)に就任しました。

ヘッドコーチ交代のご報告(GM並河) シニアアドバイザー就任のご挨拶(SA大橋)

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2008年10月

2008年10月25日

第4戦・オール三菱戦

  • 前節、ようやく3戦目と感じておりましたが、あっという間に4戦目を迎えました。
    土曜日に試合をし、次週の日曜日にまた試合。
  • フットボールは準備が重要な競技ですから、我々の練習環境からすると、
  • まずその部分が厳しいですね。
  • 試合の次の日およびその前日ともには激しいコンタクトを伴うリアルな練習ができません。
    その中で新たなプランのインストールをほぼ一日でやり切らなければならないのは、
    イメージ構築の面でなかなか難しいです。

  • 一方、そういった準備を別にしても、選手の身体に蓄積しているコンタクトによる疲労といった
  • 面でもこのスケジュールはハードです。
    アメリカのカレッジやNFLの選手がいかにタフかを実感させられます。
  • 今後の国際試合のことなどを考えると、選手達はこういったハードさに慣れていく機会を
  • もっと増やしていくことも要検討事項です。

  • それにしても、9月から始まったレギュラーシーズンが10月の半ばで4戦を終え、残りあと一試合。
    今さらながら、あまりのレギュラーシーズンの短さに唖然とします。
  • どのチームも年明け早々からチームづくりを始め、まだ寒風吹きすさぶころより走り込みや
    ウエイトトレーニングをし、春シーズンを経て夏の練習を乗り越えと、半年以上の時間を費やして
    レギュラーシーズンに臨んでいます。それを思うとレギュラーシーズンゲームがあっけなさすぎる
  • と思うのです。

  • いろいろと話が飛びましたが、オール三菱の試合では、決めるべきことを決め切れていない、
    雰囲気に流されて集中し切れていないシーンが幾つかありました。
    前節の試合での課題、集中力の「持続」について詰め切れなかった感があります。
  • 試合全体をとらえて考えるのではなく、試合の中の1プレーでの集中力をいかに高められるか、
    そしてそれを毎プレー繰り返すことができるかを突き詰めていきたいと思います。
  • 矛盾しているようですが、「持続」させるには1プレー完結、切り替えが鍵だと思っています。

 

2008年10月13日

第3戦・東京ガス戦

リーグ戦はようやく3戦目。対東京ガス戦にも59-7で勝利することができました。
応援ありがとうございました。


今回の試合では、前節の試合で出た課題を積み残しにせず、それらをしっかりと潰していくことを

やり遂げようと臨みました。オフェンスではテンポ、スタート。ディフェンスではビッグヒット、ボールアタック。
それぞれ改善の方向にはあり、成果のあった試合でしたが、今度はそれ以外の課題が露呈しました。

 

象徴的なのはボールセキュリティの甘さ。 3つのターンオーバーを献上してはまともな試合ができるわけが

ありません。こういった甘さを内包したまま、練習をし、2つの試合を戦ったことを猛省しなければなりません。

 

今回のように起こった事象を潰しながらもモグラたたきにならないよう、根本治療も並行して進めて

いかなければならないと思っています。思い当たるのは集中力の持続ですね。「持続」がポイントかと。

プレーをつくり出すメンバーのうち、一人でも集中力の欠けたプレーをしたらプレーは成立しません。

全員が集中力を持続しないことにはいつでも誰かしらがプレーを壊すということになってしまいます。

それは、フィールドにいるメンバーだけに限りません。プレーとプレーを繋いでいく交代メンバー、

アクシデントに対応する控えのメンバー、もちろんそれをコントロールする我々コーチ陣もです。

 

「持続」をテーマに、目の前ではありますが次戦を戦いたいと思っています。

 

20081011-ohashiHC.JPG

▲オール東京ガス戦にて(事務局掲載)