« 2014年01月 | メイン | 2014年06月 »
2014年05月
2014年05月11日
1st WUC Game
第1回アメリカンフットボール大学世界選手権の決勝戦を、若き日本代表が戦います。
非常に楽しみな試合です。
対戦相手は、メキシコ代表。
図らずも、99年第1回ワールドカップ決勝戦と同じ顔合わせとなりました。
何やら因縁を感じますが、
アメリカ・カナダを除けばダントツに強いのがメキシコですから、
当たり前といえば当たり前です。
メキシコの選手は、体躯も太く、とてもパワフルです。
それに加え、サッカー選手を見ていいただいて判るように、運動神経が良い。
戦略・戦術のみで翻弄しきれる相手ではありません。
しかも、メキシコにおけるフットボールを取り巻く環境は、
本場アメリカをお手本にしており、
日本におけるそれと同等、あるいはそれ以上かもしれません。
メキシコ国内で最も強力なチーム群は、私立大学リーグに集中していると聞いており、
平均的に1万人以上、試合によっては4万人以上の観客集める人気だそうで、
今回の選手権に参加している多く選手達がそれを経験しています。
また、国境を接しているという地理的な条件も手伝って、
ニューメキシコ・アリゾナ・テキサス近辺の大学で、
本場のフットボールを経験している選手もメキシコには数多くいるのです。
そのようなチームとの戦いですから、決して楽観はできません。
手に汗握りながら、観戦したいと思っています。
勝って優勝すれば、初代王者。大きな大きな勲章を手にすることになります。
大一番は、日本時間の今夜(5/11)11:00から。
HPにて生放送が観られる予定です。
http://americanfootball.jp/main/2014/05/0511-college-streaming.html
勝利を信じて、本気で応援します!
2014年05月02日
2014 1st Game
大変にご無沙汰をしてしまいました。
2014オービックシーガルズが始動してから、早2ヶ月余り。
私個人としては、オービックシーガルズのスタートとほぼ同時に、
シニア日本代表、U-19日本代表に関わる機会をいただき、右往左往しておりました。
自身のキャパシティ不足が露呈し、筆無精ということにも相成りました・・・。
何の言い訳にもなりませんね。すみません。
この2014シーズンは、シニア代表の交流戦とアジア予選に加えて、
U-23の世界大会、U-19の世界大会と国際マッチが目白押しのシーズンとなりました。
シニア代表の試合は2015ワールドカップ出場権を得て、ひとまず終わりましたが、
U-23代表は、まさしく今、初の大会をスウェーデンの地で戦っています。
また、U-19代表は7月に遠征(クウェート!)を控えて準備に余念がありません。
1999年より始まった、シニア代表のワールドカップ。初めての国際大会。
この時から多くの国際大会に関わらせていただいていますが、本当に様変わりしました。
U-19代表やU-23代表による世界大会の開催、
フィリピン・クウェート・中国などアジア各国の参戦など、
思いもよらなかったことが、次々と実現しており、変化と広がりは想像以上です。
一方、ここ日本ではどうか。
まだまだ、国際化に対しては、関心が薄いというのが現状と思います。
代表を目指したり、選出されたりする選手達の意識とレベルは向上しているものの、
代表組織全体としては、臨時招集のオールスターゲームとあまり異ならない。
なかなか、フットボール界全体をあげて、国際大会でイニシアチブをとるという、
強い意志を持つところまで行き着いていないように感じます。
誰よりも長く国際試合に携わってきた人間の一人しては、忸怩たる思いを隠せません。
もっともっと、変わっていかなければ。
アメリカチームを倒して世界一になりたいし、日本人NFL選手も輩出したいし、
チャンピオンズリーグのようなこともやってみたい。
日本国内に留まらない、広がっていく思いは尽きません。
そのためには、遠くを見据えながらも、
日本のフットボール自体をもっと面白くする必要があります。
誰が見ても「凄い」「興奮する」レベルのプレーをしなければなりません。
試合会場を「最高に面白い」空間にしていかなければなりません。
「アミューズメントよりフットボール!」と言ってもらわなければなりません。
そんな、心意気も込めて、今シーズンはチームを創っていきます。
今シーズン、オービックシーガルズは個々の凄さを磨いて、
その力を集約するということに邁進します。
個々の凄さを磨くにあたっては、
自分自身の限界値や常識を超え、さらに周囲にも高い要求を課していく、
そんなことを目指していこうと会話しています。
大きな変化を起こすには、まず自分から。
自分が変わって、オービックシーガルズを変えて、日本のフットボールを変えていく。
大変な大風呂敷を広げました。でも、思いはそんなところにあります。
その第一歩としての、オービックシーガルズ2014初戦。5.4川崎富士見球技場。
大きな大きな思いとは裏腹に、まだまだ新チームは脆弱ではありますが、
フレッシュな戦力がチームを勢いづけており、確実に変化は見て取れます。
新人の活躍と、それにあおられてパワーアップする既存選手の躍動があるでしょう。
本当に楽しみです。
遠望するだけの資格を得るためにも、しっかりと目の前のことをやりきり、
強い思いが皆さんに伝わるような戦いをしますので、
今シーズンも初戦から熱い参戦よろしくお願いします。