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こんなところでも……
2011年04月14日
カリフォルニアの春の日差しを全身に浴びながら、STANFORD大学のキャンパス内を散歩していたときのこと。ランチタイムであったこともあり、多くの学生や観光客がSTUDENT UNION(学食などが集まっているエリアのこと)付近を行き交っていました。
授業がある平日ランチタイムのメインストリートは、いろいろなイベントや団体がブースを出してにぎわっていますが、そのうちの一つに「PRAY FOR JAPAN」の大きな文字を掲げている集団を発見しました。遠くから見た限りではTシャツのようなものを売っているようでした。
用事を済ませた後に、そのブースに立ち寄りTシャツを購入し、それを売っている彼らと話をしてみました。彼らはSTANFORDで勉強している日系の学生と日本の文化に興味があるアメリカ人や留学生で組織されている団体で、キャンパス内で日本の文化を紹介するような活動をしているそうです。東日本大震災のニュースが世界を揺るがした、その翌日からこの企画(Tシャツの売り上げを寄付する)が動き出したそうです。Tシャツは2週間で300枚近くを売り上げていて、追加の発注をかけたほどだとか。学生やキャンパス内を観光してる旅行者も含め、Tシャツを買わなくても声をかけてくれる人が多いとのことでした。私が地震の際に日本にいたことを話すと、日本の状況を心配する数々の質問をしてきてくれました。
その団体のみんなと話しているときに個人的に感じたことですが、みんなの「心配」は、その中に「期待」が込められているのではないか。日本の復興を期待することを含めた心配なのだと感じました。
「日本という国は必ず元に戻る力を秘めている。それを期待しています」という世界中の声が聞こえてきたような、春の日の出来事でした。
We are not alone.
TK