TKこと河田 剛のUSA情報

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2012年01月

2012年01月20日

NFLカンファレンス・チャンピオンシップ

「49ers vs SAINTSは、49ersが僅差で勝利」……私の先週の予想、当たりました!!


結果はともかく、素晴らしいゲーム内容でしたね。地元も、いたる所で相当の盛り上がりを見せていました。私が予測した4強入りは、
【AFC】
PATRIOTS
RAVENS
【NFC】
49ers
PACKERS

でした。一つだけ予想が外れてしまったのが、PACKERSです。レギュラーシーズンの戦績は、なんと15勝1敗。エースQBのAARON ROGERS選手はここ数年でリーグを代表するQBに成長した選手です。オフェンス・ディフェンスともバランスよく、どのゲームも「危なげなく勝っている」という印象が強いチームです。いや、“でした”……。そのPACKERSを37対20と【撃破】したのが、NEW YORK GIANTSです。レギュラーシーズンの戦績は9勝7敗で、
地区優勝はしているものの、ワイルドカード(シードなし)からのプレイオフ出場です。


「どうして、あのPACKERSが負けたのか?」……ひと言で言うなら、GIANTSがターンオーバーバトルで圧勝したと言えるでしょう。3ファンブルロスト・1インターセプトを喫したPACKERSに対し、GIANTSは1インターセプトのみ。そのうえ、GIANTSのエースQBであるELI MANNINGは、トータル330ydのパスで3TD。これでは、PACKERSが勝つチャンスはゼロに等しいでしょう。

 

さて、今週末はそれぞれのカンファレンスCHAMPIONSHIP。

 

AFCは、QB TOM BRADYを要する、PATRIOTSが勝ち上がってくることでしょう。

 

ここで、NFCのゲーム予想をしてみましょう。この試合を左右するであろう条件を記してみます。
【49ers】
・ホームゲーム。しかも久しぶりのCHAMPIONSHIPゲームで、地元のファンは大盛り上がりです。
・前回の試合は土曜日で、休養日がGIANTSより1日多い。この1日は大きいです。
・DEF中心に勝ってきているチーム。
【GIANTS】
・アウェイゲーム。
・前回の試合は日曜日(=休養日が1日少ない)。そのうえ、NEW YORKからSAN FRANCISCOへの移動(約5時間半)あり。
・時差3時間。試合時間は問題ないですが、アジャストに時間を要します。

上記のような要因から、49ersの勝利を予測させていただきます。GIANTSに勝機があるとするなら、QBであるELI MANNINGの調子が良く、ハイスコアリングなゲームになるか、ターンオーバーバトルで圧勝するかでしょう。

 

今週末、(こちらでは)日曜日の2試合、TVの前から離れられません!!

 

NFL JAPAN.COM >2011カンファレンス・チャンピオンシップ
 

TK

 

2012年01月13日

NFL ディビジョナル・プレイオフ

今週末、NFLのディビジョナル・プレイオフですね。 NFL JAPAN>ディビジョナル・プレイオフ

 

【AFC】
RAVENS vs TEXANS
PATRIOTS vs BRONCOS
【NFC】
GIANTS vs PACKERS
49ERS vs SAINTS


見たくても見れない好カードばかりです。

 

私が予想をする4強入りは、
RAVENS
PATRIOTS
PACKERS


そして、49ERSかSAINTS... この「49ERS vs SAINTS」を予測してみましょう。

 

地元であり、そして一緒に働いていたボスや仲間が多くいる49ERSの快勝と予測したいところですが、SAINTSはひと筋縄でいく相手ではありません。SUPER BOWLのMVPを経験しているQBのDREW BREES選手は、PRO BOWLに6回、ALL PROに4回選出されています。SAINTSは49ERSと同じWEST COAST OFFENSEベースのオフェンスを展開します。49ERSのQB、ALEX SMITHがいまひとつであるのに対して、DREW BREESはWEST COAST OFFENSEのお手本と言えるようなクォーターバッキングをします。リードの仕方、スクランブルへの判断やボールを捨てるタイミング等、すべてが一級品。身長は180cm足らずで、上位でのドラフトであったはずですが、TOP of TOPのピックではありませんでした。SAN DIEGO CHARGERSでの5年間はスターターとして活躍していたものの、パッとせず、2005年にSAINTSにトレードされてからALL PROに4回選出されるなど、NFLのトップQBとして活躍しています。

「鬼才・VIC FANGIO」率いる、49ERSディフェンスが彼にどれだけプレッシャーを与えて、彼のリードに混乱を与えるかが、勝負の分かれ目ではないかと思います。 さらには、このように実力が拮抗しているチーム同士の試合では、ターンオーバーとキッキングゲームが試合を分けることでしょう。


(サイズ的に)日本人が親しみを持てるトップQBと私の師匠とも言えるヘッドコーチが率いるチームの対決から目が離せません。私は僅差で49ERSが勝利することをここに予測しておきます。

 

ではまた。
TK

 

2012年01月08日

ティーボウ

NFLはレギュラーシーズンも終わり、プレイオフへと入ってきました。

 

今週末にAFCのワイルドカードゲームに臨むDENVER BRONCOSが、レギュラーシーズンの中盤からエースQBをティム・ティーボウ選手に変更しました。彼のプレイスタイルを簡単に表現するなら、「パスは苦手だけど、走らせると凄い」、そういうQBです。QBの年俸が高騰している近年、
【QBが走る機会が増える=ヒットされる機会が増える=怪我につながる=年俸(お金)を無駄にする可能性が高くなる】
このような構図(理由)から、QBがボールを持つ回数が多くなる「オプション」のようなオフェンスを展開するNFLのチームは少なくなりました。そんな中、BRONCOSのJOHN FOXヘッドコーチは、ティーボウ選手を中心としたオフェンスを展開することを決断しました。

 

しかし、選手もコーチも、そのスタイルのオフェンスには慣れていません。ここからは全米のメディアも知らない裏話です。

 

シーズン中盤、BRONCOSのあるアシスタントから私の同僚の元へ連絡がありました。要約すると、彼らはいくつかのカレッジに連絡を取り、プレイブックを探しているとのこと。ご察しの方もいらっしゃると思いますが、NFLでの経験が長く、またNFLに合った人材を採用しているBRONCOS(ほとんどのNFLチーム)では、ティーボウが得意とするようなスプレッドオプションに明るいスタッフがいないのです。彼らはプロスタイルの中でも少しだけスプレッドオプションを取り入れているようなカレッジを探していたらしく、我々STANFORDに一番に連絡してきたようです。残念ながら、プレイブックを渡すわけにはいかなかったので、いくつかのアイデアをシェアしたようですが、それぐらい困り果てたうえでのシステム変更だったようです。

 

しかし、裏でそんなドタバタ劇があったにも関わらずプレイオフに進出してしまうあたりは、さすがにプロ!だと称賛できるでしょう。また、その“付け焼刃”とも言えるようなシステムを軌道に乗せてしまうコーチングスタッフと、それを習得して実践し、しかも勝利に結びつけてしまう選手たちも凄いですね。

 

しばらくはSUPER BOWLに向けたNFLプレイオフのことを書いていきたいと思います。

 

ではまた。
TK

 

2012年01月06日

おめでとうございます

オービックシーガルズファンの皆様、明けましておめでとうございます。そして、オービックシーガルズに関わるすべての皆様、日本一おめでとうございます。昨年同様、2012年も素晴らしいスタートとなりましたね。


私は同じ時間帯に試合をしていたため参戦はできませんでしたが、粘りに粘ったうえでの逆転勝利であったとのこと。(STANFORDが敗戦したのもあり・・・…)ネットでチェックして、結果を見た瞬間、本当にうれしかったです。

 

Xリーグの歴史上、三連覇を成し遂げたチームがない中で新たな歴史を創るチャレンジ、単独チームとして初のドイツ遠征-今年のオービックシーガルズには大きなチャレンジ待ち受けていることでしょう。チームとファンが一丸となって、良い年になるようにがんばっていきましょう。


微力ながら、私もお手伝いできればと思っております。

 

ではまた。

TK