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NFCチャンピオンシップ 49ers vs GIANTS

2012年02月05日

いい試合でした(49ers 17-20 GIANTS)。

 

私もSAN FRANCISCOのダウンタウンに出かけ、超満員のスポーツバーで観戦しました。地元の人たちにとっては残念な結果に終わりましたが、数日経過した後の地元マスコミでの論評は、総じて「よくがんばった、来年も!」みたいなものでした。

 

やはり、ゲームを分けたのはターンオーバーでしたね。しかも、スペシャルチームで、しかもあのタイミングで。コーチとして言うなら、あのファンブルは起こるべくして起こったと思います。パントカバーの選手がボールにアタックしたのは、紛れもない事実ですが、あのボールハンドリングではファンブルが起きてもしかたないでしょう……。NFLの中でもトップレベルのリターナーであるTED GINN Jr.の欠場により出場機会を得たKyle Williams選手は、プレイオフでもいい働きをみせていました。彼は我々Stanford大学と同じPAC-10(現PAC-12)の名門、Arizona State出身で2年目の選手です。私もチームのエースレシーバーだった彼の活躍を覚えています。

 

このことに起因して、私が2007年からこちらで働きだして最初に感じたことを鮮明に思い出します。
「細かいことは、あんまり教えないんだなぁ……」
そうなんです。細かいこと、この主題で言えば、ボールの扱い方等の細かいことはあまり教えないんです。なぜ教えないか……私が想定している理由は2つです。
・できる選手が入ってきている
・できない選手は使わない
特にNFLでは、そういった選手がいないことが前提であるといっても過言ではないと思います。今回のケースで言えば、彼がパントをキャッチしてから走り出す間の数秒間のことが、今まで問題にならなかった、そして、いつ問題になってもおかしくなかったことをコーチ陣が見逃していた-ということになるでしょう(あくまでも、個人的見解です)。

 

さて、今週末はスーパーボウル。続いて、予想をアップします。

 

See you soon!!
T.K.