TKこと河田 剛のUSA情報

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NFL Conference Championship

2011年01月24日

パッカーズの勝利(【ベアーズvs.パッカーズ】)を見届けた後、ジェッツとスティーラーズの試合を見ながらブログを書いております。


パッカーズは先週QBのアーロン・ロジャース選手が神がかり的なプレイを連発して勝利。この試合もその勢いのまま前半を14-0で折り返し、そのまま逃げ切りました。ロジャース選手は、先週の勢いまでとは言わないまでも、要所でピンポイントにいいパスを決めていましたね。

 

ところで、パッカーズが1Qの最初のシリーズにとったタッチダウンですが、どこかで見覚えがあります。あのプレイ、私たちも使ってます。あのプレイというよりも、あのスキームと言うべきものなのかもしれません。以下、その時の状況を箇条書きにしてみました。

・敵陣ゴール前での2nd downで残り1yd
・DLの大きな選手が(オフェンス)ハドルの中に入り、ランが予想されるフォーメーションから
・ブロッカーが多いサイドのパワープレイ
・QBはRBにボールを渡すフェイクをしてブーツレッグ、逆サイドのエンドゾーンへ駆け込みタッチダウン

100%の確証は持てませんが、おそらくこのプレイは味方もだまされています。我々のコールのシステムと同じであるなら(私はそう確信しています)、QBはディフェンスが(オフェンスがコールした)プレイサイドにオーバーシフトしてきた時には、ボールを抜いていいことになっています。つまり、RBにボールを渡すと見せかけて(手薄になっている逆サイドに)自分で走ってもいいよ、というコールです。QBとRBには、練習やミーティングの際にビデオ等で「こういうルックになったらフェイクにしよう」ということは伝えておきます。つまり、QBとRBの選手以外の9人はプレイが終わった後、「なんで、ボールがあっちに行ってるんだ??」ということになるわけです。あんまり気分のいいものではないですが、タッチダウンならいいか……という感じなのではないでしょうか??

 

現在、【スティーラーズvs.ジェッツ】は、前半を終えて24対3でスティラーズが圧倒的に有利な展開です。ホームフィールドアドバンテージも考えると、このままスティラーズの勝利となるのではないでしょうか。


次回は試合中とかでなく(すいません)、事前にゲーム展開も含めたスーパーボウルチャンピオンの予想をさせていただきたいと思います。パッカーズ対スティーラーズの対決となることを勝手に予想したまま……ではまた。

 

TK

 

スーパーボウル[2/6(日) 日本時間2/7(月)8:30キックオフ]

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