TKこと河田 剛のUSA情報

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WASHINGTON STATE戦

2010年11月04日

バイ・ウィーク(シーズン中、唯一試合のない週末)の後は、ここまで1勝6敗と負けが込んでいるWASHINGTON STATEとの試合でした。

 

WASHINGTON STATEは3年前にNFLにドラフトされた素晴らしいQBとWRを失ってから負けが先行しています。昨年は先発と2番目のQBを失うなど不運も続いていますが、リクルーティングでも成果が出ていません。我がヘッドコーチのJIM HARBAUGHがシーズン前のプレスカンファレンスで「今シーズンのPAC-10は激戦だ。10チーム中9チームにチャンピオンのチャンスがある」と言って物議を醸しましたが、メディアもその内容を否定するものではなく、「JIM HARBAUGHは相変わらずおもしろい」というような論調がほとんどでした。個々の選手のレベルというよりは、コーチ陣を含めたチーム全体の歯車がうまく噛み合っていない感じがみてとれます。

 

試合は終始リードする楽な試合かと思いきや、4Qにディフェンスが3つのTDパスを許し、勝ったものの、後味の悪い試合結果となってしまいました(38-28)。

 

観客数も4万人弱と、5万2000人を動員したUSC戦と比べると減少しました。こちらのファンは良くも悪くも正直です。いいカードであれば人が集まりますし、そうでないと減ります。特に私たちのようにコアなファンが少ない(NOTRE DAMEやOHIO STATE等のようには、何があっても満員とはならない)チームは、

自分たちの成績や対戦カードの良し悪し=観客数=収入

という図式が成り立ってしまいます。具体的な数字は割愛させていただきますが、我がSTANORDも1勝11敗だった2006年シーズンと7勝1敗中である今年とでは、収入が(桁が変わるぐらい)大きく異なります。今年はこのままいけば、収入記録が塗り替えられそうな勢いだそうです。


ただ、すべてのチームが目指すところは単年や数年単位の数字を得ることではなく、前述したように

いつも満員

になるような、コアなファンが多い愛されるチームになることであると思います。余談ですが、USCの体育競技全体の収入は80億円、OHIO STATEの収入は100億円を超えるそうです。ご察しの通り、そのほとんどがFOOTBALLです。

愛されるチーム=ファンが増える=収入が増える

オービックシーガルズもこんな素晴らしいサイクルを生んでいきたいものですね。


ではまた。
TK