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留学(VISA取得)エージェント
2009年06月11日
世の中にはいろいろな仕事があります。
その中には、本当にスペシャリティ(特別なスキルや資格、人材等)が必要な業種もあります。
そのうちの一つが掲題の業種「留学のエージェント」であると思います。
しかし最近、「もしかして、そこにスペシャリティが必要であると考えている時点で私が
騙されているのではないか……」と思うような出来事やエピソードを数多く耳にします。
こちらに来ている、ある留学生(短期間)から聞いたところによると、
彼が使った留学エージェントは、
・契約を迫ってくる(「今月中に契約すれば」云々)。とにかく毎日のように家にまで電話が
かかってくる。
・来てみたら、まったく条件が違う(一人部屋と聞いていたのに外国人と4人部屋、
シャワーが男女兼用etc.)
・契約(出発)前は「困ったことがあったら、なんでも電話してね!」。こちらに来て条件について
クレームの電話をすると、「それは、そっちの学校に聞いてくれ!」と無責任な対応。
-話を聞いてみると、出てくるわ出てくるわ。他の留学生も不満だらけ……。
共通していることは、「L社には気をつけろ!」ということ。別にその1社を責めるわけではない
ですが、本当に無責任な会社が多いようです。
実は私もそれについて苦い思い出が。
昨夏にVISA取得のため帰国した際、港区内の某社に依頼をしました。
なんだか経験も豊富そうだし、特段の理由もなく、そこに決めたのが間違いでした。
・折り返し電話が来ない。
・対応が遅い(時差の関係、郵便事情の悪さ等の言い訳ばかり)。
・専門職なのに知識なし(それにより、取得が1ヵ月以上も延びました)。
・頭にきて「担当者を変えろ!」と言った後に出てきた管理職もまた同じミス。
-その会社がどれだけイケてないかを説明しだすとひと晩かかるので割愛しますが、
最後には、温厚なこの私が「上を出せ!上を!」と“殴りこみ”に行ったぐらい、
「自分がそこに依頼したことが恥ずかしい」会社でした。
そして、その“殴りこみ”には社長が対応するということだったので、今までの対応の悪さを
時系列でまとめた上に、その会社とビジネスの問題点をまとめた資料を作成して臨みました。
そこまでしたのは、実際に出た損失(フライトの変更費用)を補填させるという目的があった
からですが……。これって普通に考えたら、面倒くさい客なんだろうなぁー……と思いながらも、
厳しい態度で臨みました。以下は、その際まとめた資料の抜粋です。
・会社全体としての対応の悪さ(折り返し、メール返信)。
・マーケットと顧客に甘やかされたビジネス(他業種と比べると消費者の優位性が著しく低い)。
・他国の大使館や他国の学校等のBLACK BOXが介在するビジネスゆえ、(言い訳できる)
逃げ道が多い。
・経験値が少ない消費者がほとんどのため、エージェント優位を保ちながらビジネスを展開できる。
・VISA取得後、すぐに出発する利用者が多いため、問題が表面化しないのでは……?
・ONLY ONE ⇔ ONE OF THEM
・手続きや取得の困難さをプロモーション し、 顧客の(エージェントに対する)依存度を高める。
「どんな小さな書類のミスでも、突き返される可能性があります」と言っておいて、
自分たちは書類のミスばかり。
-ひと言で言うと、「VISAを取るのは難しいよー……」とハードルを上げておいて、自分たちは
いいかげんなことばかり。社長はとにかく謝り倒しで返金に応じましたが、こちらはキャンプの
準備の仕事に遅れて、精神的なダメージまで……。
なんだか怒りがこみ上げてきてうまくまとまりませんが、こっちへ来てみると、意外に自分で
すべての手続きをしてVISAを取得してきている人も数多くいます。しかも私と同じ種類のVISAを。
そういう人たちに言わせると、手間と時間はかかるけど、自分一人でも十分対応できるぐらいの
情報は、大使館のHPをはじめとするインターネットや書籍でも得られるそうです。
私は(滞在期間中の保険も含めてですが)50万円以上もそのポンコツ・エージェントに払って
しまいました。でも、学生やそういったことに時間の割けない忙しい人たちは、エージェントを
使うしかない方法がないですからね。
そこで、お伝えしたいのは、
・慌てずにゆっくりと、自分に合ったエージェントを選ぶ。
・「この人は本当に自分のためにやってくれそうか?」を判断する。
※自分や会社の売上のためにやっていないかを疑え!
※「決めるなら今だよ」「今ここで決断しないでどうするんだよ」「今決めないと後悔するよ」
的な発言には注意しましょう。
・なれなれしい言葉遣いには注意!
※営業してくる人のほとんどは留学経験者で、先輩風を吹かせて、(特に学生諸君には)
けっこうな割合でタメ口です。個人的な意見ですが、隣のブースで聞いていて本当に
不愉快でした。「そうだね!言ってることはわかるけど、親がお金出してくれるうちに
行ってきちゃった方がいいよ! 私がそうだったし」……。
・成功事例を頼る。友達や先輩等の事例を聞き、信頼できる営業マンを探す。
長くなりましたが、必要以上に臆病になる必要はないですが、
エージェント選びは慎重にしましょう。
ではまた。
TK
▼本文とはまったく関係ないですが、同僚のCASEYです。 STANFORD卒で、ドラフトされて
3年間NFLでプレイした後、 今はSTANFORDの大学院(入学するのが本当に難しいです)に
行きながらコーチの勉強をしています。 (負けましたが)SUPERBOWLにも出ています。
ポップコーン、でかいでしょ?