TKこと河田 剛のUSA情報

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ROBERT PRINCE

2009年06月18日

皆さん、こんにちは。
いよいよパールボウルの決勝ですね。

 

このようなBIG GAMEをどう戦えばいいのか!?
答えは簡単!! 「楽しむ!」ことです。
ファンの皆さんはそこに注目してみてください。

楽しそうに見えるチームが、最終的に勝つことになるでしょう。

選手の諸君は、ぜひ、ゲームを楽しんでほしいと思います。

 

 

さて、掲題の人物、ご存知でしょうか?
ROBERT PRINCE-古いシーガルズファンの方なら、ご存知かもしれませんが……

1996年~1997年、シーガルズでオフェンスコーディネターを務めていたコーチです。

アメリカに帰ってから素晴らしいキャリアを積んで、今年からSEATTLE SEAHAWKSの

レシーバーコーチに就任しました。
日本人の母を持つハーフで、7歳ぐらいまで沖縄で過ごしました。それもあってか、

本当に日本語をよく覚えていて、すぐに当時のシーガルズに溶け込みました。

彼との思い出について話すと尽きませんが、とにかく頭がよく、みんなに元気を与えてくれる、

底抜けに明るいコーチでした。

 

私がこちらに来てからも、いつも電話で話をしていますし、悩んでいることについても

的確にアドバイスをしてくれます。彼との縁があったので、SEAHAWKSヘッドコーチの

JIM MORA Jr.やオフェンスコーディネーターのGREG KNAPPとも仲良くさせてもらっています。


で、今回彼らがミニキャンプを行っているタイミングに訪問することを許されました。

彼らのオフェンスはSTANFORDのオフェンスと似たスタイルであることはわかっていたので、

彼らの練習を見ることは本当に楽しみでした。

 

先週の木曜日、再会を本当に楽しみに、SEA HAWKSの練習施設をシアトルに訪ねました。
ひと言で言うと、「ケタ外れ!」でした。(訪問した順番で)写真を中心に紹介しましょう。

 

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▲ここ全体がオフィス兼練習施設。トレーニングルームも室内練習場も、
チケットオフィスもマーケティングも、すべてここに集約されています

 

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▲この施設は大きな湖に面していて、チーム専用の船着場も持っています。
フリーエージェントの大型契約で加入したTJ.HOUSHMANDZADAH選手が
施設見学に来たときは、この船着場に水上飛行機で登場したそうです

 

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▲一番面積を取っていたのはこの室内練習場。シアトルは雨が多いですからねー

 

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▲キャンプ中なので、施設内のいたるところにある液晶TVにスケジュールが映し出されます

 

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▲ロバート・プリンス本人と対面! 

キャンプ中なので、ちょっとピリピリしてます。年とったなぁー。。。

 

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▲いざ、練習へ! フルコートの天然芝3面。うまくとれば4面はいけそうでした。

練習ごとに(2部練でも)芝の手入れをしていました

 

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▲午前の練習終了後、カフェテリア(食堂)でランチ。

選手・スタッフ・施設内で働いている人・ 報道陣・ゲスト等、

この施設内に入った人(入れた人)はすべてタダ。信じられません。
デザート、ドリンク、アイスクリームまで。。。

 

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▲カフェテリアの目の前は湖。高級ホテルのレストランみたいでした

 

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▲ランチの後、ロバートがスタッフミーティングに行っている間に、机の上の資料を

盗み撮り(笑)。すべてのシーズンのオフシーズンの補強状況やコーチングスタッフの

交代と新しいコーチの持っている戦術等、あらゆることがレポートに載っています

 

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▲キャンプが終了して、開放感に浸っている(本来の)ロバート

 

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▲ちょっと時間があったので、シアトルを観光。スターバックスの発祥の地です。

(魚)市場の一角にひっそりとありました

 

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▲フェリーに乗ったので、そこからのダウンタウン。きれいでした

 


まとめますと……
とにかくすべてがケタ外れでした。
オフェンスについては、システム全体・プレイコール(名前)・コミュニケーションコール等、

ほとんど同じことをやっていました。が、しかし、スピードを含め、ケタ外れのクオリティ。
施設についても、言葉では説明できないようなことばかりだったので、(普段は撮らない)

写真を一生懸命に撮ってみました。何よりも、コーチやスカウト等のスタッフが

本当に素晴らしい。いい出会いもたくさんありました。

 

あんまりよくまとまりませんが、グラウンドで一つ気づいたことが。


選手たちは、みんなプレイすることを(間違いなく)楽しんでいました。
年俸5億以上もらってる選手から、カットされるギリギリのラインにいる選手まで、

全員が楽しそうに練習していました。
個人的に感じたのは、その楽しさの裏には、相当の「自信」がある、
そしてその奥には、その自信をもてるような「努力」があるということです。

 

TK