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2012年10月
2012年10月28日
Have Fun
シーズンが始まるといつも思うのですが、
本当に日々の流れが早い!
あっという間に、1st Stageの5試合が終わりました。
我ら、オービックシーガルズは5戦全勝で1st Stageを乗り切ることができました。
応援・参戦、ありがとうございました。
この5試合は1Q12分の、通常よりも短い時間でのゲームということもあり、
スタートダッシュを意識して臨んでいました。
従来、少なからずスロースターターの印象がある我々ですが、
意識をあげてきたことで、ある程度ゲームの初盤に力を出せるようになりました。
一方、ゲームを通じて最後まで集中力を持続をすることが、できていません。
ゲームの中盤になると、粗さが目立ちます。
スタートダッシュのみならず、フィニッシュ=やりきることを意識しなければなりません。
1st Stageの最終戦、強敵である富士通さんとの戦いでも、
度々、集中しきれていない場面、1プレーを仕上げきれていない場面が散見されました。
それでも、勝利できたのは、悪いプレーに引きずられずに切り換えができたこと、
緊迫に押しつぶされずに折れること無く戦えたことが大きかったと思います。
少しばかり芽生えてきた、粘り強さを収穫として、
2nd Stageでは、更に力を伸ばしていきたいと考えています。
ところで、ギリギリの勝負をする中、改めて「たのしむ」ということを考えさせられました。
アスリートが、勝負や試合を「たのしむ」と口にするようになって、久しいですが、
私が最初にその言葉を聞いた時には、何とも違和感を覚えたものでした。
戦いを「たのしむ」ということを教えてくれたのは、
先代のHCであるデイビッド・スタント氏です。
それまで、勝負は苦しんで勝ち獲るものとしか考えたことの無かった私にとって、
「たのしむ」ということは、勝負の世界とはかけ離れた感覚であり、
新鮮さはあったものの、到底共感できるものではありませんでした。
しかし、スタント氏の勝負にかける激しい情熱にさらされながら、
「たのしみなさい」といわれているうちに、
私が思っていた「たのしむ」ということとは、
ちょっと違うということがわかってきました。
和気あいあいと心地よさを享受する、
ということとは、正反対。
自分を追い込み、居たたまれないほどの緊張感の中から湧き出てくる、
独特のゾクゾクする感覚
ーそれを面白いと感じるということなのかなと。
そうなると、戦いが困難であればあるほど、「たのしく」なる。
決して楽ではないですが。
これから、我々はそんな「たのしい」場面をたくさん経験することになります。
どんなに厳しく、痺れる場面でも「たのしめる」図太いチームになっていくため、
ジタバタと切磋琢磨していこうと覚悟を決めています。