大橋 誠ヘッドコーチブログ“Season Message”

 

 

※2015シーズンをもってヘッドコーチを退任し、シニアアドバイザー(SA)に就任しました。

ヘッドコーチ交代のご報告(GM並河) シニアアドバイザー就任のご挨拶(SA大橋)

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2008年07月

2008年07月25日

鴎道場

7/20(日)にオービックシーガルズは大学生プレーヤー対象の

フットボールクリニック「鴎道場(かもめどうじょう)」を開催しました。

 

大学生向けのクリニックは実に6年ぶりということもあり、

どのくらい参加者が集まってくれるのか心配しておりましたが、
27校から、見学者を含めて305人もの参加をいただきました。
本当にありがとうございました。

 

本年、大学生向けのクリニックを復活させた一番の理由は、

「我々が成長するため」でした。


何かをつかみとろうという必死なエネルギーに負けないくらいの

エネルギーをもってしっかり応える、
ファンダメンタルをそれぞれの頭の中で整理をし確信をもって伝える、
こうして欲しいという動きをわかりやすくメリハリをつけて体現する、
いずれも教える側が、教えることを通じて得ることのできる貴重な経験です。
それを、オービックシーガルズの選手たちに体験してもらいたかったのです。

 

予想を超える参加者に来ていただいたおかげで、
教える側はコーチだけでは到底手の足りない状況になりました。
そのことで、選手たちが能動的に動かざる得なくなり、
予想以上の成果をあげることとなりました。
参加者の皆さんと真剣に向き合うことで、
選手の語っていることが選手自身に染み込んでいく瞬間が多々見られました。
我々にとって本当に良い一日であったと思います。

 

参加者の皆さんにとってはどうだったでしょうか?


何か新しいヒントを獲得した人もいたと思いますし、
普段やっていることに自信を高めた人もいたでしょう。
あるいは、何となく消化不良を感じた人もいたかも知れません。
ただ、普段にはない刺激を受けることで、
何かのきっかけにはなったのではないかと思います。


ぜひ、このきっかけを利用して、考え、試してみて、
今まで思い込んでいた当たり前をぶっ壊してもらえればうれしいです。
そして、懸命にトライして変化し成長していく面白さを、
辛いことと引き換えにしても楽しいと思えるような瞬間を、
体感してもらえればそれ以上のことはありません。

 

我々は、今後も我々自身のためにも、このような機会をつくっていきます。
そして、そんなことに巻き込まれてみようと思う仲間をどんどん増やしていきたいと思います。
今回のクリニックで図らずも巻き込まれてくれた皆さん、心より感謝いたします。

 

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▲閉会セレモニーで挨拶する大橋ヘッドコーチ(事務局掲載)