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HAR-BOWL

2011年12月13日

サンクスギビングデーであった11月24日(木)、RAVENSvs49ersの試合が行われました。この日は休日であり、国民のほとんどが家で夕食(主にターキー)をするため、最も視聴率が高いゲームのうちのひとつと言われています。

 

そんな大舞台、今年はJOHN HARBAUGH(RAVENS/兄)とJIM HARBAUGH(49ers/弟)の兄弟ヘッドコーチの対決となりました。こちらでは彼らの名字を取って「HAR- BOWL」と呼ばれていました。

 

結果は、ホームチームのRAIVENSが16対6で勝利しました。今シーズンは堅守を中心にミスの少ないオフェンスが得点を重ねていくのが“勝ちパターン”の49ersでしたが、RAVENSのディフェンスに9つのQB SACKを浴びて、12回あった3rd DOWNを2回しか更新できませんでした。特にディフェンスの強いチーム同士の戦いにおいてこの数字では勝てませんね。

 

さて、このJOHNとJIMの兄弟は、コーチングスタイル、特にマネジメント方法がまったく違うようです。


この世の中でただ一人だけ、両者のもとで働いた人がいます。現在、RAVENSでアシスタントをしている私の元同僚です。彼によると、JIM(弟)は典型的なワンマンスタイルで、「俺がルールだ!」的なマネジメント。JOHN(兄)は、詳細なルールを決めた上での細かいマネジメント-であるそうです。彼らの父、JACK HARBAUGHもコーチとして有名だった人で、何度となくSTANFORDの練習やゲームにいらっしゃっています。お父さんは弟寄りのコーチだと思います。

 

兄弟で、同じスポーツの頂点で働いているなんて、本当にうらやましい限りです。

ではまた。