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PAC-10 ドラフト
2011年05月14日
先日、STANFORDから4人の選手がドラフトされたことの詳細をお伝えしましたが、今回はSTANFORD大学が所属する「PAC-10」リーグ(※下記注釈参照)所属の他のチームのドラフト状況を見てみましょう。
●アリゾナ大学(3人)
ディフェンスの要であった3人の強烈なパスラッシャーがそれぞれドラフトされました(2巡、6巡、7巡)。同じ学年から3人ものDEがドラフトされるなんて凄いですね。
●アリゾナ州立大学(1人)
PACKERSから7巡で指名されたDTのLAWRENCE GUY選手が唯一の指名選手。サイズはありながらも横へのクイックネスが印象的な選手でした。
●カリフォルニア大学バークレー校(CAL)(4人)
昨シーズン久しぶりのランキング外、しかもボウルゲーム出場もなかったCALですが、それぞれ1、2、3、6巡でのピックアップ。やはりタレントレベルが高いことがうかがい知れます。SAINTSに1巡で指名されたCAMERON JORDAN選手は将来を嘱望されるアスリートDEです。
●南カリフォルニア大学(USC)(9人)
NFLの予備軍と言っても過言ではないUSC。今年も9人の選手が指名されています。ドラフト後、指名されなかった選手がROOKIE FREE AGENTとしてキャンプに参加できるシステムを鑑みると、今年も10人上の選手がNFLとの契約を結ぶ(ロースターに残るかは別の話です)ことになります。恐るべしです。しかし、例年と違うのは、下位での指名が多い点。指名された選手はそれぞれ(高校の時からトップリクルートとして)有名な選手でしたが、成績が振るわなかったり、USCのコーチングスタッフが入れ替わったことが、NFLスカウトの不安を解消しきれなかったのでしょう。
●カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)(3人)
ここ数年成績不振が続くUCLAですが、相変わらずタレントレベルは高いです。2巡でピックアップされた2人(AKEEM AYERS, RAHIN NOORE)は、NFLでも即戦力となるでしょう。
●スタンフォード大学(4人)
詳細は前回のレポートをご確認ください。4人ともぜひ最終ロースターの座を勝ち取ってほしいです。
残りの学校はまた次回に!
TK
※【PAC-1O】パシフィック・テン・カンファレンス(Pacific Ten Conference , Pac-10 ):
アメリカ合衆国の大学スポーツにおけるカンファレンスのひとつ。創設は1959年。西部4州(アリゾナ州、オレゴン州、カリフォルニア州、ワシントン州)の10校が参加している。NCAA のDivision I (全スポーツ)、Division I-A (アメリカンフットボール)のメンバーである。
所属する10校は以下。
アリゾナ大学(UA)
アリゾナ州立大学(ASU)
オレゴン大学(U of O)
オレゴン州立大学(OSU / OS)
カリフォルニア大学バークレー校(Cal)
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)
スタンフォード大学
南カリフォルニア大学(USC)
ワシントン大学(UW)
ワシントン州立大学(WSU)