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NFLプレイオフ

2011年01月12日

皆さん、明けましておめでとうございます。そして「日本一」おめでとうございます。今年も、このブログとオービックシーガルズと私をよろしくお願いします。

 

今、NFLのプレイオフ・WILD CARD(COLTS vs JETS)を見ながら執筆中です。両方に知り合い(友達)がいるので、どっちを応援していいか迷うところでありますが、自分の将来のためにはCOLTSを応援するのが賢明かと思って、そうしています。(編集部注:1月9日、17-16でJETSの勝利)

 

つい数時間前のこと、SEATTLE SEAHAWKSが歴史的な勝利を飾りました。簡単に言うと「大番狂わせ」という言葉になるのでしょう。それぞれのレギュラーシーズンの成績は、

SAINTS 11勝5敗(※2010 SUPER BOWL CHAMPION)
SEAHAWKS 7勝9敗

ですが、なぜかSEAHAWKSのホームでの試合になりました。これはSEAHAWKSが7勝9敗ながらDIVISION優勝を果たしたことによる結果です。勝敗数を数えるとおかしいかもしれませんが、現行のNFLのシステムではそうなってしまいます。勝敗数やここ数年の成績を見ても、SAINTS優勢は動かざるものでしたが、それを跳ね除け、SEAHAWKS が勝利を収めました。

 

その勝利には、「12番目の選手」の大活躍があったことは言うまでもありません。SEAHAWKSのホームQUWEST FIELDはアメリカで(世界で?)最もアウェーチームがプレイしづらいスタジアムと言われています。そうです、クラウドノイズが凄いんです。聞けば、オーナーがスタジアムを建設する際にそのようにオーダーしたんだとか……。試合内容はともかく、点の取り合いの最中に垣間見える「ホームフィールド・アドバンテージ」は、ここアメリカでいろんなゲームを観戦している私でもびっくりするほどでした。実際にSAINTSのオフェンスがそれが元で罰退したシーンも数回ありました。中継を見ていると、スタジアム内の至る所に「12」という番号がディスプレイされていました。これは、オービックシーガルズも昨シーズン中に多く使っていた「ファン=12番目の選手」という意味です。スタンドで応援しているファンの中にも「12」のジャージを着ていた人が多かったように見えました。

 

私の記憶が確かならば……SEAHAWKSは数年前からこのフレーズを強調し始めましたが、これに異を唱えたチームがありました。TEXAS A&Mという大学です。この学校はもう随分前からこの「12番目の選手」という表現を使用しており、SEAHAWKSがそれを使用することは、その権利(なんの権利か忘れました)の侵害にあたると訴えたのです。法廷での係争になったのか?どんな結果だったのか?はわかりませんが、オービックシーガルズも12番目の選手、つまりファンの皆さんにそれぐらいのプライドを持てるような、そして皆さんにもそれを持ってもらえるようなチームなれたらうれしいですね。

 

今年は、ただ愛されるチームではなく、その愛を持って一緒に戦えるような素晴らしいチームを目指しましょう(誰とも話し合ってない、勝手に決めた目標です。悪しからず・・・)。今年が、オービックシーガルズにとって、ファンの皆様にとって、良い年になりますように。

 

TK