TKこと河田 剛のUSA情報

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NFL -信じられない話2

2010年12月14日

前回の続きです。

 

ANTONIO GATES-言わずと知れたSAN DIEGO CHARGERSのALL PRO TIGHT ENDです。

 

ミシガンに生まれ、高校時代はバスケットとフットボールのスター選手でした。彼は地元のMICHIGAN STATEを進学先に選びました。もちろん、フットボールとバスケットボールの両方をプレイすることを彼は望みましたが、当時ヘッドコーチであったニック・セイバンに「フットボールに専念しろ!」と言われたため、転校を決意。その後、3つのカレッジや短大でバスケットボールをプレイした後、KENT STATEという大学に落ち着くことになります。このKENT STATEという学校はバスケットボールでは名門ですが、フットボールではいわゆるDIVISION-1(1部)のではありません。そういう事情もあったのか、両方をプレイしたいと転校したものの、バスケットに専念することになったようです。


彼の活躍で、KENT STATEは全米の大学選手権(FINAL TOURNAMENT) にも出場しました。しかしその後、彼はNBA入りを希望しましたが叶わず、NFLにチャレンジすることを決意します。エージェントを通じて、複数の球団のスカウトを前にパフォーマンスを見せ、ドラフト外で2003年にCHARGERSに入団。ルーキーイヤーから素晴らしい活躍を見せ、今日に至っています。

 

大学時代にフットボール経験のない、なんのコーチングも受けてない選手が、あのTOP OF TOPであるNFLで活躍して、リーグを代表する選手になるなんて……。これも、アメリカのスポーツ対する考え方、取り組み方が生んだ奇跡なのかもしれません。

 

TK