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コーチ留学
2009年05月20日
「コーチ留学」、なんだか響きがいいですね。
アメリカにいると、いろいろなところで耳にします。
そして、その人たちの噂を聞いたり、書いているブログを読んだり、
機会があれば直接会って話したりもしています。
最近読んだブログの中に、ある競技のコーチが、こちらで勉強している様子を綴っている
ものがありました。その競技はオリンピック種目であり、日本も世界のトップレベルに
入っているスポーツです。
読んでみて……誤解を恐れずに言うと、残念というか、なんと言うか……。
彼のブログの構成は、
・練習メニューの箇条書き(70%)
・コーチとの会話の内容(5%)
・アメリカ生活について(10%)
・その他(15%)
個人的な感想を一言にまとめると、
「そんなの、その競技に精通してて少し英語ができれば、誰でもできる!」。
あとは、多少のコネも必要ですけど。
でも、「コーチ留学」という言葉を使うのなら、それでいいんでしょうか?
自分が勉強したことを日本に持ち帰って、個人やチームのために活用する-というのが
留学なんでしょうか?
でも、貴重な経験ですので、個人的なステイタスや目的だけでなく、その競技全体の
発展に役立ててほしいものです。
で、何が言いたいのかというと、「自分はそうではない」ということです。
私は意図的に、「コーチの勉強」とか「フットボールを学ぶために来た」という英語の
表現を避けています。日本人だとわかると、そのような質問されることが多いので。
私には、(オフの時期=特に今の時期)フットボール部以外のクラブをサポートする
仕事もあります。そして、フットボールの仕事をする時はいつも、
「勝つために働いている」と思って仕事をしています。
こちらに(長期間)滞在して、フットボールのことを学んで、それを持ち帰ることは、
フットボールを知っている人なら誰にでもできること。
このチームの中で自分にしかできないことをやり抜く!
-それこそが、私がこの地で生き残っていくただ一つの道であると信じています。
表現下手のために、ご気分を害された方がいたら、申し訳ありません。
ただの私の「こだわり」と「意地」ですので、気にしないでください。
早稲田大学アメリカンフットボール部からUSC(南カリフォルニア大学)にコーチ留学に
来ていた濱部さん(濱部 昇 助監督)は、
(早稲田大学のウェブサイトには「コーチ留学」と書いてありますが、)
私の観点で言うと、コーチ留学ではありませんでした。
濱部さんは立派にチームの一員として認められていました。
濱部さんについては、また書きますね。 →早稲田大学米式蹴球部>USCレポート
ではまた。
TK