2008年04月30日
5/6ハリケーンズ戦のみどころ
待望の2008シーズン第1戦、5/6(火・祝)にハリケーンズと川崎球場で対戦する。
●試合のみどころは1対1の力勝負!
日本一になるために我々が最も必要と考えたのは“ひとりひとりが強くなること”
2月にチームが始動してから約2ヵ月間、オービックシーガルズの選手たちは
ひたすらトレーニングと ポジション別の基礎練習に取り組んできた。
ハリケーンズのみどころはずばり「1対1の勝負」
2ヵ月間の厳しいトレーニングを積んだ選手が「1対1の勝負」でどれだけ相手を圧倒できるか!?
押し合い、走り合い、ぶつかり合いとアメフトのプレーはフィールドのあちらこちらで「1対1」の勝負が
繰り広げられている。選手たちの“泥臭いプレー”に注目してほしい。
【パールボウル 予選 】----------------------------------------------------------------------------
対戦チーム :ハリケーンズ
日時 : 5月6日(火・祝) 11:00キックオフ オービックシーガルズ受付:10:00~
会場 : 川崎球場
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新生コーチの「QBクリニックinソウル」レポート~クリニック本番編~
QB担当の新生コーチとQB#17村上選手が、
4月4~6日に行われた韓国ソウルでのQBクリニックに講師として招聘されました。
韓国でのクリニックの様子を新生コーチに短期集中連載でレポートしてもらいます。
新生コーチの「QBクリニックinソウル」レポートVOL.3 ~クリニック本番編~
●クリニック一日目
7:30
前夜、チェックイン時に南コーチから「朝食付きのプランだからホテルで朝ご飯を食べてください」と
言われていたが、案内を見るとどう見ても朝食が付いているプランではない(笑)。
仕方ないので村上選手と「韓国粥でも食べに行こか」と出かけたのですが、店が見つからず時間切れ。
帰り道で東京で大人気のクリスピークリームドーナツとコーヒーをテイクアウトすることに。
日本へは進出して間もないクリスピーは東京では朝から大行列ですが、
ソウルではだいぶ前からあるようで、写真のとおりまったく並ばずに買えました(笑) 。
▲韓国粥にありつけず朝食はドーナツ。日本では大行列のクリスピークリームが簡単に買えました
8:30
南コーチと白コーチが我々を迎えに来てくれて、クリニックの会場に出発。
車に乗ってしばらく走ると漢江(ハンガン)沿いの公園に到着。
公園の広場が一日目のクリニック会場でした。
日本では最近、大学のグラウンドでも綺麗な人工芝を入れていたりするところが増えていますが、
韓国のアメフト選手がそういうグラウンドで練習をできるようになるにはまだしばらく時間がかかるようです。
会場に着いてびっくりしたことが2つありました。
ひとつは今回のクリニックのためにわざわざ歓迎の横断幕を作ってくれていたこと。
もうひとつは、今回のクリニック用に背中に私の名前「SHINJO」とシーガルズで現役だったときの
背番号「12」の入ったジャージが用意され、参加した選手・スタッフ全員がそれを着てくれたこと。
「クリニック参加者用のジャージを作るので、新生さんのスペルと背番号を教えてください」という連絡を
事前にもらっていて、てっきり参加者がそれぞれ自分の名前と背番号を入れるのだと思っていたら、
なんと全員が「SHINJO 12」!
新生家にとって最高の栄誉です。
これを見たらうちの両親はさぞかし感動するだとうと思ってみんなで写真を撮らせてもらいました(笑) 。
▲歓迎の横断幕を前に全員で記念撮影。全員、私、“新生”の現役時代の背番号12のジャージです!
▲お昼を食べる人も全員、背番号12のSHINJOです
10:00
簡単なオープニングセレモニーで、みんなに自己紹介。
選手にも、一人ひとり自己紹介をしてもらいました。
韓国は儒教の国。また多くの選手が兵役を経験しているせいもあるのでしょうが、
礼儀正しい子が多いですね。
文化が違いすぎるので仕方がないのですが、30歳を過ぎてアメリカのアリーナフットボールに
挑戦していた当時、大学を出たばかりの若い選手の生意気な態度にいちいちカチンとくることの
多かった私にとっては非常に気持ちがいい(笑) 。
いよいよクリニックのスタートです。今回のメインテーマは「スローイング」。
ボールを投げる技術はもちろんのこと、その技術をより有効に習得するためのトレーニングの
方法を紹介して、継続的にやってもらえるようにすることが大切だと考えて、
そこに時間を多く割くようにプログラムを組みました。
出発前に、「クリニックで使う練習道具を教えてください」とメールがあり、
「ボール以外はアメフトの防具は何もいらないので、代わりに野球のバット、ボクシンググローブ、
メディスンボール(トレーニング用の重たいボール)を準備してください!」と返信したのですが、
「そんなものいったい何に使うのですか?」と再度返信が…
うまくボールを投げられない人が身体全体を使って上手に投げられるようになるためには、
むやみに腕や肩の筋肉を鍛えても意味がありません。正しい身体の使い方を覚えることが大切。
そのため、このような道具を使ったトレーニングをやってもらっているのです。
(ヘッドトレーナーの吉永さんの指導の元、シーガルズのQBも同様のトレーニングをやっています)
ちなみに、通訳をしてくれた白コーチが、「シンジョウ、さっき通りがかった人が、
『いったい何のチームの練習ですか?』と不思議そうに聞いていたよ」と言っていました(笑) 。
さっきまでフットボールを投げていた人が、突然ボクサーになったり、野球選手になったりしたら、
通りがかりの人には意味が分からないですよね…(苦笑) 。
12:30
お昼休み。用意してもらった弁当にはやはりキムチ。
村上選手はこの弁当を見て、「弁当にもキムチですか…」とすでに少しブルーな感じでした(笑)。
13:30
午後の部開始。
このころから呑み込みの早い選手は少しずつ強いボールを投げられるようになってきました。
やっぱり呑み込みの早い子は眼が違います。少しでもうまくなろうという気持ちが伝わってきます。
一方で、自信なさそうにおどおどしながらやっている下手クソな選手も。
そんな選手の中に、大学に入ってアメフトを始めたばかりの私にかなりソックリな選手を発見!
色が黒くて、ひょろひょろで、自信なさげで、そしてメッチャ下手…(笑)。
貪欲な選手の力になってあげたい気持ちはもちろん強いのですが、こういう自信がなさそうな選手にも
「ちゃんと頑張ったら上手になれること」、「その過程がメチャメチャ面白い」、ということを知ってほしい
という気持ちが強い私はこういう選手をほっておけません。
昔の自分を見捨てるようで…(苦笑) 。
かなり構い倒しましたが、なかなかうまくはなりませんでした。こんなところも僕そっくりです。
あきらめずに頑張ってやり続けてほしいです。
▲約20年前の私にそっくりの風貌のスン・ミン選手と
17:00
1日目が無事に終了。7年前のクリニックよりもみんなの呑み込みは早いように感じました。
コーチ陣と一緒に銭湯へ。アカスリをしてもらって溜まった垢をおとしてもらってすっきり。
そして晩御飯を食べにいきました。
●焼き肉へ!しかし焼酎で撃沈…
20:00
お肉の市場に隣接する焼き肉屋街で待望の焼き肉です。
それにしても韓国人コーチの呑みっぷりは凄いです。
我々も焼酎をショットグラスに注がれ「コンベー!(乾杯)」。空けないと怒られる(笑)。
だんだん酔いがまわってきて危険な状態になってきましたが、お肉はたらふくいただきました。
御馳走様でした。
▲晩御飯は韓国コーチ陣と焼肉大会
22:00
帰り道にソウルのデートスポットらしい清渓川(チョンゲチョン)に連れて行ってもらい、
カップルだらけの川沿いの道を男ばっかりの団体で散歩。
せっかく連れていってもらったものの酔いがピークで気持ち悪かったです…(笑)。
そんなわけでホテルに戻って間もなく撃沈。
村上選手に至っては着替えることもなく、そのままダウンで朝まで起きてくることはありませんでした…。
というわけで、ようやく次回、最終回です。
▲弁当にもキムチが・・・ ブルーになりながらも一応(笑)笑顔の村上選手
※#17村上選手も韓国クリニックのレポートを選手ブログ“ROCKERS”に書いています。
ぜひご覧ください。 ⇒コチラ
2008年04月29日
2008潮風日記VOL.10 ~トレーナー密着レポート~
本日の潮風日記は「トレーナー」特集!
選手を支えるトレーナーたちを密着レポートします。
吉永ヘッドトレーナー
富樫アスレチックトレーナー兼ストレングスコーチ
社会人アシスタントトレーナー:12名
リゾート&スポーツ専門学校実習生:9名
計23人のトレーナーたちがチームをサポートしています。
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◆AM8:00 トレーナーグラウンド集合
この日のチームミーティングは午前10時開始。トレーナーたちは選手たちより早くグラウンドに来て、
練習の準備をします。
▲冷凍庫から氷を取り出す ▲給水用のボトルやクーラーボックスを洗浄する
◆AM8:30 トレーニングサポート、アイシング準備、治療
8;30からウエイトトレーニング強化選手たちがトレーニング。
トレーニングの内容を考え、指導を行うのもトレーナーの仕事です。
▲「ほら、姿勢が高いよ!」 きつい言葉も思いやり!?一番苦しい低い姿勢を保たせる(左)
▲ジュニアシーガルズの河本ファミリーもトレーニングに参加。白い帽子をかぶっているOBの河本氏は
オービックシーガルズのパスレシーブ歴代記録保持者です
練習前、多くの選手がアイシングをします。
選手たちがグラウンドに来る前にアイスパックをたくさん作っておきます。
▲効率よく冷やすにはビニール袋の空気を吸い取らなければならない(左)
▲すばやく、確実にアイスパックを巻く。これが簡単なようで難しい(右)
チームミーティング前のトレーナールーム。
練習メニューの確認、選手データの入力、選手の治療と大忙しです。
▲富樫トレーナー(左)と吉永ヘッドトレーナー(右) ▲データを入力するリゾート&スポーツ実習生
▲最新の器具を使って治療をする
◆AM10:00 チームミーティング開始
チーム全体のミーティングにも出ます。
全体ミーティングでは大橋ヘッドコーチ、古庄キャプテン、富樫トレーナーがチーム全員の前で話をします。
▲チームミーティングで話を聞くトレーナーたち ▲トレーニングの説明をする富樫トレーナー
▲選手たちがアメフトのプレーミーティングをしている間にトレーナーミーティングを行い、
練習の打ち合わせをする
◆PM12:30 テーピング、ストレッチ、水の準備
練習直前はテーピング、ストレッチ、水の準備など、最も慌しい時間です。
▲テーピング ▲ストレッチ
▲水の準備
◆PM12:30 チーム練習開始
アメフトは非常に激しいスポーツ。
突然の怪我なども少なくありません。
トレーナーは選手たちがフィールドでいいパフォーマンスを上げられるよう、様々なサポートをします。
▲体重120KGのOL#76池之上選手にストレッチをする実習生
▲ラケットにバットにハンマーを使って何のトレーニング?!
吉永ヘッドトレーナー流のQBのトレーニングだ
▲選手がいつでも水分補給できるようにフィールドを走り、水を飲みやすい位置でボトルを渡す
▲アメフトの練習ではいつ何が起こるかわからない。常にフィールドの様子を確認しなければならない(左)
▲選手とコミュニケーションをとってコンディションの確認をする(右)
▲練習中のテーピングは敏速かつ確実に行わなければならない
▲アメフトの練習が終わると、すぐにフィールドでのトレーニングが始まる。
トレーニングの準備をするのもトレーナーの仕事だ
▲棒を使った股関節のトレーニング。苦しそうな選手の顔にも注目!
◆PM3:30 チーム練習終了、アフタートレーニング開始
▲チーム練習終了。チーム全員の前でトレーニングやコンディショニングの話をする富樫トレーナー
▲チーム練習後も選手たちは自主トレーニングをする。辛く苦しいトレーニングを“熱く楽しくさせる”のも
トレーナーの役目だ。様々なトレーニングにトレーナーの“工夫” が組み込まれている
▲疲労回復のためには練習後のアイシングは欠かせない。毎回100個以上のアイスパックを作る
▲練習後の選手ミーティングが終わった後は、ストレッチやマッサージの時間だ
◆PM6:00 トレーナーミーティング
▲選手たちが帰った後に、一日の反省を行う。写真はリゾート&スポーツ専門学校から実習にきている
2年生たちの反省ミーティング
選手より早くグラウンドに来て、選手より遅くまでグラウンドにいるトレーナーと実習生たち。
日本一になるため、彼らも“本気”でがんばっています。
試合会場ではトレーナーたちの働きぶりにもぜひ目を向けてみてください。
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◆◆◆オービックシーガルズ 吉永孝徳ヘッドトレーナー監修イベント開催のお知らせ◆◆◆
【スーパーヴァーム「本気燃焼」応援プロジェクトスポーツトレーナー育成キャラバン】
~現役若手トレーナーやスポーツトレーナーを目指す学生たちのために~
オービックシーガルズの吉永孝徳ヘッドトレーナーとリゾート&スポーツ専門学校の学生たちが
主体となって行うイベントで、どなたでも参加できます。
「オービックシーガルズヘッドトレーナーの吉永です。
今回の“スーパーヴァーム スポーツトレーナー 育成キャラバン”は、まさに今から
世の中にデビューしていこうとしている両者を育てていく という使命を帯びた一大プ
ロジェクトです。オービックシーガルズにも実習に来ている“本気”の学生たちが各
校で実行委員会を組織し、本気なプログラムを考案します。アスリートを本気で応援するトレーナー、そんなトレーナーを目指している若手トレーナー、本気で“勝ちたい”高校生アスリート、自分への挑戦をしているスポーツ愛好家やシェイプアップ志望の方々、皆さん、お待ちしております」
開催予定日
2008/5/24(土) 東京リゾート&スポーツ専門学校
2008/6/22(日) 名古屋リゾート&スポーツ専門学校
2008/7/6(日) 仙台リゾート&スポーツ専門学校
2008/7/26(土) 福岡リゾート&スポーツ専門学校
詳しくは「スーパーヴァーム スポーツトレーナー 育成キャラバン特設ページ」をご覧ください
⇒コチラ
ハンドメイド選手マスコット新登場!-試合会場で限定販売-
LB#2古庄主将をトップに、4人の副将たち……?
(DB#8渡辺選手、RB#36白木選手、OL#56木村選手、DL#57小林選手)
なんとも愛らしいこのマスコットは、2007シーズンでSEA-Cheerを引退した
川中子(かわなご)さんのオリジナル・ハンドメイド!
現役時代から趣味で作っていたのがチーム内で話題になり、
今回ぜひファンのみなさん用に作ってほしいとお願いして実現したものです。
“シーガルズ愛”がいっぱい詰まったこの手作りマスコットをストラップにして、
5/6初戦・川崎球場の受付で「30個限定」販売します。
生で見るとますます可愛い! 買わない方も、ぜひぜひ見にいらしてください!
【NAGO HANDMADE 選手マスコット 600円】 *お1人様1個とさせていただきます。
▲“分身”と対面した古庄主将。意外と似てるかも!?
右が作者の川中子さん。ラッピングまですべてやってくれました
2008年04月22日
2008潮風日記VOL.9~チーム練習開始~
4月19日(土)。
2ヶ月のトレーニング期間を終え、この日からチーム全体での防具をつけた練習が始まります。
試合を想定した激しい実戦練習です。
選手たちは集合時間よりも早くグラウンドに集まり、ロッカールームの掃除をしたり
ミーティングルームのカーペットを張り替えたりしました。
▲チームカラーである“ブルー”のカーペットをひく#2古庄主将(左)と#6越田選手(右)
▲心機一転!生まれ変わったミーティングルーム
▲練習前のチームミーティングで話をするLB#2古庄主将
▲実戦練習は身体にも相当な負荷がかかるため、テーピングを巻いて怪我を予防する
▲グランウンドに出てみると・・・・・
先日の突風でビデオ撮影用のやぐらとゴールポストが崩壊。
大橋ヘッドコーチが解体を試みるも・・・・・一筋縄ではいかなったようです
▲倒れたゴールポストを横に、チームハドルで気合を入れる!
▲チーム練習でもポジション毎の“パート練習”は行う。
リアクションの練習をするLB“プレデターズ”
▲パスラッシュの練習をするDL“デストロイヤーズ”
▲ハンドオフの練習をするRB“ピラー”とQB“ジェネラルズ”
▲ランブロックの練習をするOL“ツイスターズ”
◆◆◆2008シーズン初ユニット練習◆◆◆
ランユニット、パスユニット、キッキングなどの“ユニット練習”が行われました。
▲フィールドゴールユニットの練習
▲“スケリー”と呼ばれるパスユニットの練習。攻守ラインを除いたポジションでパスの勝負をする
▲“3オン3”はランユニットの勝負だ
▲“スクリメージ”と呼ばれる試合さながらの実戦練習
今シーズン初のユニット練習は試合さながらの迫力あるものでした。
2008オービックシーガルズ、ご期待ください!!
※アメフトのルールや用語がわからないという方は、「アメフトガイド」ページをぜひご覧ください。
*******試合情報 ********
パールボウル予選
5/6(火・祝) オービックシーガルズ VS ハリケーンズ
川崎球場:11:00キックオフ
5/18(日) オービックシーガルズ VS アサヒビールシルバースター
川崎球場:14:00キックオフ
試合日程表は⇒コチラ
三宅、萩山両選手、IPDプログラム3次キャンプ召集
NFLが主催するIPDプログラム(本場アメリカへの挑戦プログラム)に挑戦している
スペイン・セビリアで行われるIPD第3次(最終)キャンプに召集されました。
両選手は4月22日(火)にキャンプ地に向け出発。
約1週間のキャンプで“チームIPD選抜”を目指します。
“チームIPD選抜”は5月~6月にかけてアメリカのチームと対戦予定です。
※NFLジャパンにIPDプログラムの詳細が載っています。
◆選手ブログROCKERSに両選手によるIPDプログラム挑戦記を掲載中です!!
萩山選手のIPD挑戦記
三宅選手のIPD挑戦記
2008年04月19日
アンダーアーマーのTVCMに選手たちが出演
2008年04月16日
新コンテンツ「壁紙」-第一弾は2008スローガン「SPIRIT」
2008年04月15日
新生コーチの「QBクリニックinソウル」レポート~韓国上陸編~
QB担当の新生コーチとQB#17村上選手が、4月4~6日に行われた韓国ソウルでの
QBクリニックに講師として招聘されました。
韓国でのクリニックの様子を新生コーチに短期集中連載でレポートしてもらいます。
新生コーチの「QBクリニックinソウル」レポートVOL.2 ~韓国上陸編~
●韓国上陸
4/4(金) 19:30
飛行機は無事にソウルの金浦空港に到着。
到着ゲートを出ると7年前の釜山でのクリニックで出会って以来の友人である白(ベック)コーチと
今回のクリニックの企画・運営の責任者であるソウルのクラブチーム・バイキングスのヘッドコーチである
南(ナム)コーチが出迎えに来てくれていました。
南コーチとは初対面。でも今回のクリニックの準備のために何度もメールでやりとりをしてきたので
すでに「同志」という感じ。勝手に年上の人を想像していたのですが、30代前半の若いコーチ。
髪型と服装がちょっとヤンキーっぽい(笑)
ちなみに南コーチは殆ど日本語ができないので、僕にメールを送るときには英語か、ハングルを
翻訳ソフトで訳した日本語の文章を送ってきます。
この日本語が結構面白い。
まず宛名がいつも「シンジョウサングへ」。
必ず「サン」の後に「グ」がついている。
「追加でOLコーチを一人連れてきてもらえないか?」という質問も
「追加にOLコーチ一人をもっと連れていらっしゃることができますか?」となってしまっている。
翻訳ソフトはまだまだ発展途上であります(笑) 。
話は脱線しましたが、その後、南コーチの運転で空港からホテルへ。
そして荷物を置いて食事へ。メニューはサムギョプサル(豚の三枚肉の焼き肉)とキムチチゲ(鍋)。
ちなみにサムギョプサルは僕の大好きな韓国料理であります。
韓国でご飯を食べに行くと、どこにいっても各種キムチやらナムルやらの小皿がズラッと並びます。
せっかくなのでいろんなモノの味を見たくなって欲張ってしまいます(笑) 。
「辛いモノが得意ではない」村上選手も、「辛いですけど美味しいです」と言って一生懸命食べていました。
▲南コーチ(右)と。
サムギョプサルの周りに所狭しと小皿が並んでます
▲白コーチ(左)と村上選手(右)
村上選手は韓流顔ですね
●コーチ向けセミナー
22:00
食事が終わった後はソウルでの初仕事。コーチ向けのセミナーです。
南コーチ率いるバイキングスのスポンサーである海運会社のオフィスに行くと、
会議室でソウルアメフト協会のミーティングが行われていました。
白コーチからミーティングに参加していたコーチ陣に紹介され、挨拶をしてセミナーのスタートです。
まず最初にシーガルズというチームの紹介ということで2005年に日本一になったシーズンの
ハイライトDVDを見てもらいました。ちなみにこのDVDは古庄キャプテン編集の力作であります。
その後、村上選手らの協力で事前に撮影しておいたビデオを見ながら、今回の2日間のクリニックで
実際に行う予定のスローイングのドリルとトレーニングのメニューについて、
コーチの立場から何に気をつけて指導すれば良いかをレクチャーさせていただきました。
ちなみに今回のクリニックは、6月に5日間に渡って実施する予定のQBキャンプ(合宿ですね)に
向けての「プレイベント」的な位置づけ。
今回のクリニックでやるメニューは6月のQBキャンプまで継続して行ってもらうつもりなので
コーチにも指導のポイントをちゃんと理解してもらう必要がありました。
白コーチの通訳のもと、1時間ほどのレクチャー。韓国のコーチ陣はメモをとったり、
ビデオ撮影したりしながら熱心に聞いてくれました。
23:30
コーチへのレクチャーを終えた後は、近くのバーへ。
韓国風のピリ辛BBQチキンをつまみに韓国のビールを飲みながら、翌日からのクリニックの段取りを確認。
最近の韓国のフットボール事情も聞かせてもらいました。
いかにもアメリカンスタイルの店構えからはおよそ似つかわしくないおばちゃんがカウンターの中にいて
なんだか不思議な感じでした。(どうでもいいですね…)
「明日は朝から練習やで」ということで、程々で切り上げて(笑)、
ホテルまで送ってもらって解散と なったのでありました。
次回はいよいよクリニック編です。
2008年04月09日
新生コーチの「QBクリニックinソウル」レポート~出発編~
QB担当の新生コーチとQB#17村上選手が、4月4~6日に行われた韓国ソウルでの
QBクリニックに講師として招聘されました。
村上選手はアシスタントとして参加。
20名の韓国の大学生QBに、2日間に渡ってスローイングの基本技術を中心に指導しました。
韓国でのクリニックの様子を新生コーチに短期集中連載でレポートしてもらいます。
お楽しみに。
新生コーチの「QBクリニックinソウル」レポートVOL.1 ~出発編~
●招聘を受けた経緯
QBコーチの新生です。
私がアサヒ飲料チャレンジャーズでプレーをしていた2001年
韓国のフットボール協会からチャレンジャーズにクリニックの依頼があり
当時アサヒ飲料のヘッドコーチだった藤田コーチ(現富士通ヘッドコーチ)ら
チャレンジャーズのコーチ・選手数名で韓国・釜山へ行き、現地の大学生選手を指導しました。
昨年のワールドカップで悲願の初勝利を挙げたものの、その実力はまだまだ発展途上にある韓国のアメフト。
競技レベルを上げていくためには、オフェンスの要であるQBのレベル向上が最大の課題と捉え
今年から継続的に日本人のQBコーチを招聘してクリニックを実施していくことになりました。
そこで今回、7年前のクリニック参加のご縁で、オービックシーガルズに対して
「新生コーチを派遣してほしい」との要請がありシーガルズがこれを快諾。
より多くの選手に指導できるように、村上選手もアシスタントとして帯同することになったのでした。
●韓国のアメリカンフットボール
ここで韓国のアメフト事情について少しお話ししておきます。
残念ながら韓国においてアメフトはまだとてもマイナーなスポーツです。
高校にはアメフト部が一切存在しないらしく、子供達のフラッグフットボールのチームを除けば
大学生になるまでアメフトをプレーするチャンスはありません。
野球、サッカーなどのスポーツエリートが集中する一部の競技を除けば
なかなか恵まれた環境で練習・試合をできる競技が少ない、という韓国。
アメフトも例外ではありません。
しかも大学でアメフトを始めて1年~2年すると、兵役のために2~3年の間
アメフトから完全に離れてしまいます。
兵役から戻ってきても大学のチームに復帰しない選手がいたり、また社会人になって
競技を続ける選手も多くないので、必然的に選手が競技に取り組む期間が短くなり
その育成も容易ではないようです。
ちなみに2002年ワールドカップのアジア予選では、日本が韓国を88-0という大差で下しています。
昨年の第3回大会はアジア予選、本戦ともに対戦はありませんでしたが、おそらくその実力差は
縮まっていないと思われます。
しかし、世界中どこへいっても、どんな厳しい状況でも、「なんとかしたい!」という熱い気持ちを持って
戦い続けている人はいるもので、韓国アメフト界にも「少しでも競技レベルを上げて、
アメフトを盛り上げていきたい!」と思って頑張っている人達がいます。
今回はそんな人達の思いに少しでも応えたい!と思ってソウルへ行くことにしたのでした。
●いざソウルへ
4/4(金)14:00
アシスタントとして帯同してくれる村上選手と羽田空港の国際線ターミナルで合流。
羽田の国際線ターミナルは初めてでしたが、地方空港っぽいとても小さいターミナル。
村上選手には、行き帰りの飛行機の時間と、クリニックの大まかなプログラムを
メールで送った以外、何も詳しい情報を与えないままの現地集合。
空港でお茶を飲みながら宿泊先の情報やクリニックの背景、趣旨などを少し話しました。
▲村上選手(右)と羽田空港にて
村上選手の海外旅行経験は大学卒業旅行のハワイのみで今度が2回目とのこと。
自ら「ぜひ行きたい」と手を挙げて仕事のスケジュールを調整しての参加。
今回の訪韓、クリニックを通じてどんなことを感じ、学んでくれるか、とても楽しみです。
ちなみに「辛いモノはあまり得意じゃない」とのこと。
おそらく痛い目に合うだろうと、このとき既に確信した次第でありました(笑) 。
17:00
予定より約30分遅れて飛行機が離陸。ソウルへの旅が始まりました。
次回、韓国上陸編をお送りします。
つづく
2008潮風日記VOL.8~春季フィジカルテスト~
4月5日(土)、習志野グラウンドで春季フィジカルテスト(体力測定)を行いました。
2008年シーズンが始動して約2ヵ月間。
取り組んできたトレーニングの成果を確認する意味でも
この春、そして秋シーズンに向けて現状の力を知るためにも、とても大事な測定です。
フィジカルテストのレポートの前に・・・
測定結果ベスト3の発表です!
※4/5測定者のみのデータです。ルーキー、海外挑戦、その他事情で測定していない選手もいます。
★40ヤード走
1位 :LB#2 古庄(4.53秒)
2位 :RB#23 古川(4.65秒)
3位 :WR#83 清水(4.68秒)
「スピード派で暴れます!」(古庄)
★20ヤードシャトル走
1位 :WR#81 江川(4.00秒)
2位 :DB#14 長谷川(4.31秒)
3位 :LB#2 古庄(4.32秒)
「クイックネスを生かして試合で活躍します」 (江川)
★3コーンドリル
1位 :WR#83 清水(7.41秒)
2位 :WR#81 江川(7.45秒)
3位 :QB#12 藤澤(7.55秒)
「去年の覇者を倒しました(誰?!)。
早く試合したいですね。
試合では、えーと、あのー、えーと
試合で活躍します」(清水)
★ガルズラン(300ヤードシャトル走)
1位 :DB#27 松下(47.45秒)
2位 :RB#23 古川(47.75秒)
3位 :QB#12 藤澤(48.55秒)
「ガルズラン1位でしたが、これくらいは普通です。
もっと磨きをかけてがんばっていきたいと思います。
これを秋シーズンつなげます! パシュートしまくります!」(松下)
★100kgベンチプレス
1位 OL#68 河村(20回/上限値)
1位 OL#75 宮本(20回/上限値)
3位 DL#99 加藤(17回)
「やったります!」(河村/写真右)
「大胸筋使ってパンチ入れまくります!」(宮本/写真左)
★160kgスクワット
1位 OL#75 宮本(20回/上限値)
1位 DL#93 福原(20回/上限値)
3位 DL#99 加藤(17回)
「ドライブしまくります!」(宮本)
「スクワットで1位をとれて正直うれしいです。
しかし現段階は通過点。もっともっとトレーニングして
アメフトの練習して、プレーでみせます。
応援よろしくお願いします!」(福原)
★80kgパワークリーン
1位 OL#75 宮本(16回)
2位 OL#68 河村(10回)
2位 DL#99 加藤(10回)
「クリーンの瞬発力を生かしてピョンピョン跳ねまくります・・・・・(冷汗)
すみません・・・アオテンさせます!」(宮本)
◆◆◆フィジカルテスト写真レポート◆◆◆
▲空気抵抗を減らすため、スパッツ姿で40ヤードを走るWR#83清水選手
▲40ヤード走の前に精神集中をするDL#52庄子選手
▲40ヤードでこの日チーム最速タイムの4.53秒を出したLB#2古庄選手
▲3コーンドリルでこの日最速タイムを出しガッツポーズをするWR#81江川選手(左)。
しかし、その次に計測したWR#83清水選手が最速タイムを更新(右)
▲ウエイト部門で3冠を達成したOL#75宮本選手。120kgの巨漢だが足もかなり速い
▲スクワットの測定をするRB#20古谷拓也選手
▲ベンチプレスの測定をするDB#21玉ノ井選手。最後の1回でバーが斜めに!?(左)
「最後の1回はノーカウントやで!!」という指摘に激しく抗議する玉ノ井選手(右)
結果は・・・・・認められず(残念)
「ブースターパック2008」「25周年記念Tシャツ」販売のお知らせ
ブースターオンラインショップからのお知らせです。
◇ブースターパック2008 -日本一までBOOST!よろしくお願いします◇---------------------------
今年もブースタークラブから、チケットと特典グッズがセットになった観戦パック
「ブースターパック2008」を販売させていただきます。
★特典グッズが新しい!
「25周年記念トートバッグ」2種、「スタジアムクッション」2種をご用意しました。
★プレミアブースターには無料招待券を100枚進呈
昨年(50枚)は、ボウルゲームで使おうとキープされていた方も多かった模様。
今年は初戦からどんどんお使いいただけるよう100枚に増やしました。
★ご友人同士、職場のみなさんご一緒だとお得
2人目から半額になるファミリーパックは、ご家族以外での共同購入も大歓迎。
お1人だと5,000円ですが、2人だと3,750円/人、4人だと3,125円/人とお得です。
★夏休み開催予定の「25周年記念チームイベント」にご招待
ぜひお早めにお申し込みください。今年も応援よろしくお願いいたします。
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ブースター特典グッズにも描かれている“25周年記念ボールロゴ”をあしらったTシャツです。
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2008年04月03日
寺田選手が母校主催のクリニックに参加
3月30日、DB#47寺田選手が母校である大阪市立大学アメリカンフットボール部
「ゴールデンシダーズ」の主催するクリニックに参加してきました。
今回のクリニックの参加高校は清教学園 「Fighting Rats」
寺田選手は大阪市立大学のOBとして、学生や高校生に指導を行いました。
※選手ブログ“ROCKERS”に寺田選手がクリニックのレポートを詳しく書いています。
ぜひご覧ください(事務局)。 →コチラ