2008年04月15日
QB担当の新生コーチとQB#17村上選手が、4月4~6日に行われた韓国ソウルでの
QBクリニックに講師として招聘されました。
韓国でのクリニックの様子を新生コーチに短期集中連載でレポートしてもらいます。
新生コーチの「QBクリニックinソウル」レポートVOL.2 ~韓国上陸編~
●韓国上陸
4/4(金) 19:30
飛行機は無事にソウルの金浦空港に到着。
到着ゲートを出ると7年前の釜山でのクリニックで出会って以来の友人である白(ベック)コーチと
今回のクリニックの企画・運営の責任者であるソウルのクラブチーム・バイキングスのヘッドコーチである
南(ナム)コーチが出迎えに来てくれていました。
南コーチとは初対面。でも今回のクリニックの準備のために何度もメールでやりとりをしてきたので
すでに「同志」という感じ。勝手に年上の人を想像していたのですが、30代前半の若いコーチ。
髪型と服装がちょっとヤンキーっぽい(笑)
ちなみに南コーチは殆ど日本語ができないので、僕にメールを送るときには英語か、ハングルを
翻訳ソフトで訳した日本語の文章を送ってきます。
この日本語が結構面白い。
まず宛名がいつも「シンジョウサングへ」。
必ず「サン」の後に「グ」がついている。
「追加でOLコーチを一人連れてきてもらえないか?」という質問も
「追加にOLコーチ一人をもっと連れていらっしゃることができますか?」となってしまっている。
翻訳ソフトはまだまだ発展途上であります(笑) 。
話は脱線しましたが、その後、南コーチの運転で空港からホテルへ。
そして荷物を置いて食事へ。メニューはサムギョプサル(豚の三枚肉の焼き肉)とキムチチゲ(鍋)。
ちなみにサムギョプサルは僕の大好きな韓国料理であります。
韓国でご飯を食べに行くと、どこにいっても各種キムチやらナムルやらの小皿がズラッと並びます。
せっかくなのでいろんなモノの味を見たくなって欲張ってしまいます(笑) 。
「辛いモノが得意ではない」村上選手も、「辛いですけど美味しいです」と言って一生懸命食べていました。
▲南コーチ(右)と。
サムギョプサルの周りに所狭しと小皿が並んでます
▲白コーチ(左)と村上選手(右)
村上選手は韓流顔ですね
●コーチ向けセミナー
22:00
食事が終わった後はソウルでの初仕事。コーチ向けのセミナーです。
南コーチ率いるバイキングスのスポンサーである海運会社のオフィスに行くと、
会議室でソウルアメフト協会のミーティングが行われていました。
白コーチからミーティングに参加していたコーチ陣に紹介され、挨拶をしてセミナーのスタートです。
まず最初にシーガルズというチームの紹介ということで2005年に日本一になったシーズンの
ハイライトDVDを見てもらいました。ちなみにこのDVDは古庄キャプテン編集の力作であります。
その後、村上選手らの協力で事前に撮影しておいたビデオを見ながら、今回の2日間のクリニックで
実際に行う予定のスローイングのドリルとトレーニングのメニューについて、
コーチの立場から何に気をつけて指導すれば良いかをレクチャーさせていただきました。
ちなみに今回のクリニックは、6月に5日間に渡って実施する予定のQBキャンプ(合宿ですね)に
向けての「プレイベント」的な位置づけ。
今回のクリニックでやるメニューは6月のQBキャンプまで継続して行ってもらうつもりなので
コーチにも指導のポイントをちゃんと理解してもらう必要がありました。
白コーチの通訳のもと、1時間ほどのレクチャー。韓国のコーチ陣はメモをとったり、
ビデオ撮影したりしながら熱心に聞いてくれました。
23:30
コーチへのレクチャーを終えた後は、近くのバーへ。
韓国風のピリ辛BBQチキンをつまみに韓国のビールを飲みながら、翌日からのクリニックの段取りを確認。
最近の韓国のフットボール事情も聞かせてもらいました。
いかにもアメリカンスタイルの店構えからはおよそ似つかわしくないおばちゃんがカウンターの中にいて
なんだか不思議な感じでした。(どうでもいいですね…)
「明日は朝から練習やで」ということで、程々で切り上げて(笑)、
ホテルまで送ってもらって解散と なったのでありました。
次回はいよいよクリニック編です。