2013年05月30日
【5.18ドイツ遠征8】冨樫AGMレポート最終回:遠征総括
(冨樫アシスタントGMレポート Vol.5 最終回)
試合結果(デュッセルドルフ パンサーに34-3で快勝)
2013ドイツ遠征特集(バックナンバー記事)
(昨年)2012ドイツ遠征特集(バックナンバー記事)
パールボウルトーナメントの最中に敢行した2度目のドイツ遠征。帰国後の準決勝で富士通フロンティアーズに完敗し、3週末連続試合へのチャレンジは、3年ぶりの黒星を喫して終了しました。
この3連戦を勝って終えられなかったのは、完全に我々の実力が劣っていたから。たかが1回の遠征を挟むことで富士通への対策が不十分になる、自分たちの力を十分に発揮できなくなるということは、個々人の準備、一回一回の練習やミーティングの精度が低いということ。クラブチームである以上、練習時間もミーティングの回数も限られ、個々人に委ねられているミッションも多い。それでも勝ち続けることが、我々がやりたいこと。勝ち続けるチームをつくることが、我々が目指していることです。今回改めて、まだまだ足りないと痛感させられました。もうすぐ6月。行動あるのみ。
●「慣れ」
今回の遠征では、いい意味での「慣れ」を感じました。環境が変わろうが、場所が変わろうが、そこで最大限できることに徹する。スケジュールがきつくても、移動がきつくても、最大限フットボールを楽しむ。3週連続のゲームウイークを前に、昨年はやせ我慢的に「この状況を楽しもう」と思っていたかもしれませんが、今回は純粋に、心底楽しくて仕方ないと感じているように見えました。
現地での様々な違いやアクシデントも、「またか……」と落ち込むより、「やっぱり?」というふうに受け止められました。たとえば、フィールドのヤーデージは、IFAF(アメリカンフットボール国際連盟)ルールに基づく1ヤードよりも若干短く引かれています(※ヨーロッパの球技場はサッカー用に設計してあるため、縦に120ヤード取れない)。前回はコーチ、選手ともに非常にナーバスになりましたが、今回は、アウェーなのだからしょうがないと割り切りれたように思います。また、今回の最大のアクシデントは、バスの配車でした。手配していたバス会社の運転手が自分の大好きなサッカー試合を観に行き、予定よりも1時間半も遅れてきたのです。よくよく話を聞けば、ひいきにしているチームが負けたことでファンが暴れ出し、駐車場から出られなかったとか。しかも、自分のせいで我々を待たせたのに、残業したくないとすぐに帰ってしまう始末。チームの皆さん、本当にごめんなさい。他にも、ゲームクロックが故障し、クロックがないままゲームが始まってしまったり……。本当に信じられませんが、日本では考えられないことが実際に起きてしまうです。でも、鷹揚に構え、対処することができました。
この「慣れ」については、ひとつは、選手が視線の先に何を見ているかが大きく影響していると感じます。私の実感では、日本代表に憧れ、日本代表としてプレーしたいと思っている選手がいま、チーム史上一番多い。この、代表入りへの欲求が、競技力向上の大きな原動力になっているのは間違いありませんし、海外遠征にも前向きに、かつ興味津々に参加させているのだと思います。
他の要因としては、3人の外国人選手の存在も大きいでしょう。DL#11KJ、DL#23BJ、OL#67フランクとのコミュニケーションが、選手たちの外国人アレルギーをなくしているように感じます。さらには、前回の遠征、U-19や日本代表の活動を考慮すると、現在の在籍メンバーの多くが海外遠征を経験したことになります。これが、我がチームにとって、大きな大きな財産となっています。 (右写真は、試合前日に表敬訪問した在デュッセルドルフ日本国総領事館で)
●チームビルディング
パールボウルトーナメント開催中の遠征は、チームビルディングという面から言えば、最高のタイミングでした。この時期に新チームのメンバーが一緒に生活することは、まずありません。通常ならそれが夏の合宿にあたるのですが、こうして3カ月も早く、このような機会を持てたことは貴重です。特に、この春加入したメンバーと寝食をともにし、「こいつはどんな奴で、なんでオービックシーガルズに来たのか」と、入団の経緯など突っ込んだ話ができたことは非常によかったと思います。
なかでも、LS(ロングスナッパー)#39西口選手の加入により、スペシャリストが3人(右写真)になったことが、個人的には非常によかったなと思います。2年前まではK/P#1金親だけ。昨年、K#47丸田が加入。そして今年西口が加入し、やっと「グループ」になれました。
海外での移動や食事では、否が応でも選手同士がコミュニケーションをとらなければなりません。食事に行けば使い慣れない英語で話し、荷物を運ぶときは分担し、先輩が後輩に荷物を押しつけたり気の利く人間が運んだりと、それだけでもいろいろな人間模様が垣間見えます。
●日本人学校での交流
試合前日、デュッセルドルフ日本人学校を訪問し、524名の小中学生と交流しました。トータル2時間。前半の1時間は我々のデモンストレーション交えた壮行会イベント、後半の1時間で中学生を対象にしたフラッグフットボール教室を行いました。校庭に入るや、たくさんの小学生に取り囲まれ、スタッフの私までサインをせがまれました。私の人生でこのようにサインをすることは、恐らく後にも先にもこのときだけでしょう。ジャージやTシャツにまでサインしました。お母様方、本当に申し訳ございません。
壮行会イベントでは、QB#6菅原選手がパス、K#47丸田選手がキックを披露し、KJやフランクと子どもたちが力相撲。一番大人気だったのが、OL#59山本選手が上半身裸になっての筋肉自慢でした。別に何の知識がなくても、あのデモンストレーションを見れば、フットボール選手は強いんだなぁと感じてもらえたと思います。
続いてのフラッグフットボール教室では、4つのグループが各々6チームに分かれて練習とゲームをしました。最初は引っ込み思案だった女の子も、そのうちボールが取れて大喜びしたり、普段はおとなしそうな男の子も、選手に本気で挑んだりしていました。これがスポーツの力なのだと改めて感じました。みんなにフットボールを好きになってくださいとまでは言えませんが、体動かすのは楽しい、ボール遊びもいいものだと思ってもらえれば十分です。楽しい時間をありがとうございました。
●親善試合からチャンピオンシップゲームへ
ご承知の通り、2回のドイツ遠征はいずれも「親善強化試合」でした。対戦相手も、新戦力や新しいシステムを試す場としてとらえていたようにも感じます。スカウティングにも限界があったりと、やはり様々な部分で「チャンピオンシップゲーム」とは違いました。これがたとえば「ヨーロッパチャンピオン対アジアチャンピオン」なら、準備や対戦相手のとらえ方も違っていたでしょう。
我々が次に目指すステージは、「親善強化試合」ではなく「チャンピオンシップゲーム」のように思います。昨年は感じることができなかった、我々の目指すもの、欲しているものが、今回の遠征で比較対象できる2つ目の相手ができたことで、より明確になりました。よりCompetitiveなゲームを、我々は欲しています。たとえば、Euro BowlチャンピオンやGerman Bowl チャンピオンとの戦い。ちょうど、春のこの時期は、Euro Bowlの準決勝、決勝の時期なので、タイミングが合えばかなりいいと思います。あくまでも、たとえば、の話です。実現には、各国との調整やXリーグ、日本協会との調整がかなり困難だということは容易に想像がつきますが(どこにでもお話しに伺います)。
その前に、日本一、ナショナルチャンピオンになって、日本を代表するチームにならなければいけないのは、言うまでもありません。でも、こうやって夢を見ること、夢を語り続けることで動き出すこともあると信じ、これからもいろいろ発信していければと思います。ドイツにできたフットボール友達も、協力してくれるでしょう。 (上写真:Conny Anderson)
●2015年ワールドカップ
少し話が飛躍するかもしれませんが、今回、ヨーロッパのフットボールの成長を強く感じました。今後の日本のフットボール界とヨーロッパのそれを比較したとき、ものすごい危機感も感じます。
これまで過去4回のW杯で、日本はヨーロッパのチームに負けたことはありません。それは、戦術、遂行力、テクニック、スピード、つまりパワーとサイズ以外の全ての面で日本が上回っていたからだと断言できます。しかし、ヨーロッパの成長速度は我々の想像以上です。確実に競技人口が増え、リーグも盛り上がっています。競技力を上げるための環境、仕組みがあります。このまま成長を続ければ、日本を追い抜き、北米のチームを脅かす日が近い未来に来ると確信します。今年もドイツリーグのクラブチーム経験者がNFLのドラフトで指名されています。NFL選手を輩出しているか否かは、日本との決定的な違いです。
その日本はどうでしょうか。2015年W杯が2年後に迫っていますが、まだ一度も代表が召集されていません。それどころか、コーチ、スタッフさえ決まっていません。また、これまでの例で言えば、コーチは各チームから1ないし2名が選出され、自分のチームと代表チームの2足のわらじでの作業になります。アイデア、コンセプトも、チームと代表の2つ、建前と本音が入り混じらざるを得ない環境に置かれます。
他の競技では、代表チームのコーチはリーグや組織の代表であり、個別のチームとの関係はありません。代表が勝つための人材をリーグや組織に要求し、チームの損得と関係ないところで競技力が追求されます。純粋に、世界で勝つことだけに注力できるのです。たとえば、サッカー日本代表のザッケローニ監督はJリーグの監督はしません。女子バレー日本代表の真鍋監督は実業団チームの監督はしません。それと同じす。一部の有能なコーチにおんぶにだっこでは、日本がW杯を勝ち切ることは、もうできません。
●最後に
デュッセルドルフを離れる日、日本人学校で出会った福井由璃花さん、美月ちゃん、太月君が、早朝にも関わらず見送りに来てくれました(左下写真)。我々のビッグファンになってくれて、試合でも大きな声援を送ってくれていました。異国の地で、まだまだドイツでもマイナー競技のフットボールチームをこんなふうに応援してくれて、本当に感激しました。何物にも代えられない、遠征の成果です。
今回の遠征では、アシスタントトレーナーやオペレーションマネージャーには本当に負荷がかかりました。限られたメンバー、限られた時間の中で、次々と起こるハプニングや選手のトリートメントに対処してもらいました。ほぼ3日間、睡眠と食事の時間を削ってあたってくれたからこそ、無事に遠征を終えることができました。本当に感謝します。あんな辛い経験だったにも関わらず、「ますますチームが好きになりました」と言ってくれています。「もっとチームを強くしたい」と私自身、思いを新たにしました。
試合の写真はフォトギャラリーに多数ありますのでご覧ください。
【Web連載】「日経ビジネスオンライン」連載コラム第3回が公開されました
ニュース・コラムサイト「日経ビジネスオンライン」で、並河GMと大橋ヘッドコーチ共著のコラムが好評連載中です(隔週木曜日更新)。 本日5/30(木)、「第3回 本当の意味での『PLAYER』をつくるために -『ゴロゴロ』があれば体罰はいらない」(大橋執筆)が公開されました。ぜひご一読ください。
コラムTOP「3年連続アメフト日本一 オービックシーガルズの最強チームの作り方」T
第1回チームの主役は誰なのか? -3年連続日本一の前にあった3年連続敗退(並河) 第2回「選手が自分で考えて動くチームを作る」 -「現場が主役」=「現場に合わせること」ではない(並河) 第3回 本当の意味での『PLAYER』をつくるために -『ゴロゴロ』があれば体罰はいらない(大橋)
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▲立ち返るのはここ -クラブハウスに張ってあるSeagulls Principle(信条)
2013年05月25日
速報◆富士通に13-31で敗れパールボウル準決勝敗退
5/25(土)、川崎球場で行われたパールボウル準決勝、富士通フロンティアーズとの一戦は、13対31で敗れ、決勝進出を逃しました。
前半、オービックはパントのスナップミスからTDとセーフティを喫し、さらに相手FGにより合計12点のリードを許します。しかしその後、前半終了間際にQB#6菅原からWR#18木下(典)へのTDパスが成功し、6対12で前半を終えます。さらに第3Q早々、LB#2古庄がインターセプトリターンTDを決め、13対12と一時は逆転に成功。しかしその後は、富士通のランプレー、パスプレーが要所で決まって逆転されます。第4Qもリードを広げられ、最終スコア13対31で準決勝敗退となりました。
2010年パールボウル(決勝)で同じ富士通に敗れて以来3年ぶりの敗戦により、国内公式戦連勝記録も「37」で止まりました。春シーズン、ここまで応援いただき、ありがとうございました。
試合日 | 2013/5/25(土) |
試合開始時刻 - 終了時刻 | 14:00-16:36 |
試合会場 | 川崎球場 |
天候 | 曇り |
観衆 | 1,689人 |
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL | |
オービックシーガルズ | 0 | 6 | 7 | 0 | 13 |
富士通フロンティアーズ | 9 | 3 | 13 | 6 | 31 |
# | チーム | Q | 時間 | プレー | トライ | ||||
種類 | 選手 | ヤード | 種類 | 選手 | 結果 | ||||
1 | 富士通 | 1 | 07:40 | ファンブルリカバー | #51芹澤 | 0 | キック | #1金親 | 成功 |
2 | 富士通 | 1 | 09:20 | セーフティ | |||||
3 | 富士通 | 2 | 06:02 | フィールドゴール | #10後藤 | 31 | |||
4 | オービック | 2 | 14:24 | パス | #6菅原→#18木下(典) | 3 | プレー | 失敗 | |
5 | オービック | 3 | 00:10 | インターセプトリターン | #2古庄 | 25 | キック | #1金親 | 成功 |
6 | 富士通 | 3 | 02:15 | ラン | #6神山 | 2 | キック | #10後藤 | 失敗 |
7 | 富士通 | 3 | 06:23 | ラン | #30金 | 7 | キック | #10後藤 | 成功 |
8 | 富士通 | 4 | 09:06 | ラン | #28進士 | 24 | プレー | 失敗 |
チーム | オービック | 富士通 |
ファーストダウン獲得数 内訳(ラン+パス+反則) |
11 (3+8+0) |
14 (3+11+0) |
(攻撃) 回数-獲得ヤード | 68回-152ヤード | 60回-384ヤード |
(ラン) 回数-獲得ヤード | 37回-△21ヤード | 29回-130ヤード |
(パス) 回数-成功数-被インターセプト 成功率 獲得ヤード |
31-16-2 51.6% 173ヤード |
31-18-1 58.1% 254ヤード |
(反則) 回数-損失ヤード | 1回-0ヤード | 5回-40ヤード |
(ファンブル) 回数-喪失 | 0回-0回 | 1回-1回 |
(フィールドゴール) 回数-成功 | 0回-0回 | 2回-1回 |
TIME OF POSSESSION (ボール保有時間) | 30:47 | 29:13 |
(試合後インタビュー)
大橋ヘッドコーチ談話◆パールボウル準決勝 富士通戦後
-今日の試合を振り返って。 |
「自分たちとしてはできるつもりになっていたことが、試合の各所でほころびを見せました。とにかく1プレーをやりきるということだけを常々意識してきたはずでしたが、まだまだ、状況に左右される脆さを露呈しました。一方、富士通さんは非常に安定した遂行力を発揮されたと思います。その差がそのままスコアに出ました」 |
-秋シーズンにむけて。 |
「残念ながら、これで春の公式戦は終了してしまいました。勝ち上がることでチームを成長させていきたいと考えていましたが、それが叶わぬ今、自らの気づきと行動でチームを進化させていかなければなりません。勝ち続けることのできるチームを目指して、心を新たに精進していきます」 |
-応援してくださる皆様へ。 |
「いつも応援本当にありがとうございます。東京ドームでの参戦を楽しみにしてくださっていた皆さん、本当に申し訳ありません。この敗戦を糧に、必ず成長し、皆さんにワクワクしていただけるチームへと進化します。今後も、何とぞ応援よろしくお願いします」 |
2013年05月24日
90days CHALLENGE-吉永HATが元サッカー日本代表 城 彰二さんを指導
▲「90days CHALLENGE~城が挑む、3ヵ月の肉体改造計画~」
現役を引退して6年半、元サッカー日本代表の城 彰二さんが、スポーツ栄養飲料「VAAM」と雑誌「Tarzan」のサポートを受けながら、全盛期のカラダとスタミナを取り戻すべく挑むトレーニングプロジェクト「90days CHALLENGE~城が挑む、3ヵ月の肉体改造計画~」が始動しました。
城さんのトレーニングメニューを策定し、3ヵ月伴走するのが、オービックシーガルズの吉永ヘッドアスレティックトレーナーです。
城さんは、イタリアの名門サッカークラブ・インテルのサッカースクール「インテルアカデミー・ジャパン」のテクニカルディレクターに就任。10月から稼働予定の同スクールで子どもたちの指導にあたる準備の一環として、肉体改造を決意したそうです。その経過が公式サイトや「Tarzan」誌上で公開されます。
「『ハイタッチ』や『ラッコ』など、オービックシーガルズの腹筋プロジェクトでもおなじみのメニューも組み込んでいます。みなさんも城さんといっしょにトレー二ングしてみてはいかがでしょうか。3ヵ月後、すばらしい成果が現れるはずです」(吉永トレーナー)
公式サイト「Tarzan×VAAM 90days CHALLENGE~城が挑む、3ヵ月の肉体改造計画~」
[5/21(火)オープン]
城さんのトレーニングメニュー
こんなカラダを目指そう! オービックシーガルズ>Tシャツが似合う「カラダ図鑑」(2011年)
【ラジオ】NHK千葉FM「ひるどき情報ちば」に#2古庄・#11KJ選手が出演しました
5/23(木)、NHK千葉FM「ひるどき情報ちば」(月~金 11:00~12:00)に、LB#2古庄主将、DL#11ケヴィン・ジャクソン選手がゲストとしてお招きいただきました。同局は、地元のチームとしてオービックシーガルズを応援してくださっていて、古庄&KJコンビは、昨年3月の「まるごと千葉60分」以来2度目の出演となりました。
▲ラジオ出演にも慣れ(?)、リラックスムードの2人
ドイツから帰国して2日、富士通戦まであと2日というこの日、2人は遠征時のエピソードや成果、富士通戦に向けての抱負を語りました。下記、番組ページの5/23(木)欄から、放送された「音声」をぜひお聞きください。
※5/24(金)朝の時点では未公開ですが、近々公開予定です。
インタビューしてくださった児玉有希キャスターが、同局のブログ に番組の模様をアップしてくださいました。
児玉有希キャスターブログ>ひるどき情報ちば☆【go-go シーガルズ】
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番組名:NHK千葉FM「ひるどき情報ちば」
放送日時:月~金 11:00~12:00
周波数:千葉80.7MHz、白浜82.9MHz、勝浦83.7MHz、館山79.0MHz、銚子83.9MHz
2013年05月21日
5/25(土)パールボウル準決勝 富士通フロンティアーズ戦の見どころ・ご案内
対戦チーム |
富士通フロンティアーズ パールボウル準決勝 |
日時 |
5/25(土)14:00キックオフ 13:00~チーム受付開始 (※もう1試合の準決勝は、5/26(日)14:00~鹿島×ノジマ相模原@川崎球場) |
会場 |
※昨年来、改装工事が続いている川崎球場は、現在、来春までの予定で メインスタンドの設置工事中です(球場の竣工は2014年12月予定)。 メインサイド(=オービックサイド)は全面立入禁止。芝生席または逆サイドの
仮設スタンドで観戦いただくこととなります。 |
チケット |
1,000円 (当日券のみ。高校生以下無料) ※改装工事中のため、1,000円の当日券のみで開催されます。 ※チーム受付で「2013ブースタークラブ」に即時入会できます。 (事前にインターネットで申し込み、会場受付で特典を受け取ることもできます) |
実況 |
【Twitter】 オービックシーガルズTwitter公式アカウント(@obicseagulls)
※ツイート数の上限に達した場合、下記代替アカウントを使用しますので、 【ライブ動画配信】 Xリーグによる配信はありません。 |
◆ 5月3連戦最終章-富士通フロンティアーズ戦の見どころ
ドイツから帰国して中3日で迎える、3週連続試合の最終戦はパールボウル準決勝。次なる相手は富士通フロンティアーズです。
富士通とはここ3年で5度対戦し、4勝1敗と勝ち越していますが、いずれもどちらが勝ってもおかしくない接戦。そんな激闘を繰り広げてきた相手と、またも対戦することとなりました。
【参考:過去3年間の対戦結果】
2010年 パールボウル決勝 ●オ13-15富
2010年 リーグ戦 ○オ17-13富
2011年 JAPAN X BOWL ○オ24-17富
2012年 パールボウル決勝 ○オ31-10富
2012年 リーグ戦 ○オ25-14富
今大会のパンフレットに「『オービックの連勝をどこのチームがストップするのか』という疑問に対する回答をファンの皆様にお見せしたい」と書いている富士通。オービックの連勝(ここまで国内公式戦37連勝)をストップさせようと全力で挑んでくるでしょう。そんな富士通は、数名のベテラン選手が引退し、ずいぶん若返った印象を受けました。若手選手に経験を積ませるためか、初戦(富士通○49-7明治安田)はベーシックなプレーを中心に組み立てられていましたが、随所にポテンシャルの高さを感じさせるプレーがあり、着実に力をつけてきていることがうかがい知れます。
次戦の見どころは、ズバリ「キッキングゲーム」。キッキングと言えば、初戦でも活躍したオービックのリターナー陣[WR#18木下(典)、WR#83清水、新人WR#81松永翔太など]に目が行きがちですが、特に大事なのは、相手のリターンを止めるカバーチーム。初戦では、WR#85萩山、DB#14藤本に加え、スナッパーの新人LS#39西口和宏が好タックルをみせ、相手のリターンを封じ込めました。富士通には、初戦で約70ヤードのリターンタッチダウンをしたRB#6神山選手など、オービックに負けず劣らずのいいリターナーがいます。彼らのリターンをいかに抑えるかが、ひとつのポイントとなるでしょう。昨年秋の対戦でもフィールドゴールの決定が勝敗を分けたように、「キックオフ」「パント」「フィールドゴール」のキッキングゲームが、今回も勝敗を分けるのではないでしょうか。スペシャリストたちの活躍にご注目ください。
川崎球場は現在工事中ですが、対戦相手に不足はありませんし、我々もドイツで成長して戻ってきましたので、ぜひ川崎球場にお越しください。強豪富士通を倒すために、ともに戦いましょう。参戦よろしくお願いします。
なお、工事に伴い、川崎球場の座席数が少なくなっています。初戦以上に混み合うことも十分考えられます。ご理解のほどよろしくお願いします。
(当日のイベント)
●会場内に「ドイツ遠征 展示コーナー」を設けますので、ぜひお立ち寄りください。
●「タッチダウンビンゴ」開催-どの選手がTDを決めるか? 受付でビンゴカードを受け取り(先着200名様)、カードに書かれた選手を応援してください。見事ビンゴしたら、ドイツ遠征の写真からお好きなもの1点をプレゼントします。
●オービックシーガルズ側(メイン)には座席がありません。「芝生席」にお集まりください。
●SEA-Cheerは、13:48頃~SEA-Cheerオープニングショー、ハーフタイムにはドイツ戦で活躍した選手をご紹介します。初戦同様、試合中のパフォーマンスは行いません。
●TDK(タッチダウン金子)はお休みです。
●試合後はサイン会などの催しはありませんが、選手との交流については、芝生席下付近でお待ちください。
▲5/18(土)、デュッセルドルフ パンサーに34-3で勝利。応援ありがとうございました。
写真は、昨年の展示コーナー。今回も優勝トロフィー、パンフレット、入場パス、写真などを展示する予定です。ぜひトロフィーを手に取ってください
▲昨秋のタッチダウンビンゴ@横浜スタジアムは、残念ながらビンゴならず。今回は出るか?!
アクアグリーンのタオルやバンダナをお持ちの方は、ぜひご持参ください。前半クォータータイムやハーフタイムには、SEA-Cheerと一緒にアクアスピンで選手にエールを送りましょう
※5/23追記
★INTERNATIONAL CHALLENGE BOWL Ⅱ
記念扇子 限定販売★
ドイツ遠征時にデュッセルドルフ パンサー等へのお土産として持参した特注「扇子」を、この日の試合会場に限り【限定30個】販売します(1,500円)。
★富士通に勝って決勝進出を決めた場合、 6/24(月)決勝当日の
「東京ドームフィールド見学ツアー」にペアでご招待します(※入場チケット2枚付)。
6/10(月)までにご入会いただいた方を対象とさせていただきますので、
ぜひこの機会にご入会ください。ツアー詳細
2013年05月20日
大橋ヘッドコーチ談話◆デュッセルドルフ パンサー戦後
-ドイツでの試合を振り返って。 |
「自分たちで決め込んでいる“いつもの感じ”が通用しない環境下で戦うことが、またひとつ、自らの常識を自ら変えるきっかけになったと思います。圧倒的なサイズとパワーを駆使してくる相手から、いい刺激をもらいました。今回の試合を実現させてくれた、ドイツフットボール協会、デュッセルドルフ パンサー関係者の皆さんに感謝しています」 |
-次戦・5/25(土)パールボウル準決勝・富士通フロンティアーズ戦にむけて。 |
「新シーズンに向けて、しっかりとチームを進化させてきている相手です。どんな状況でも、我々自身のファンダメンタルを遂行しきれるかが鍵となります。そのことを考えても、ドイツでの経験が活きてくると考えます」 |
-応援してくださる皆様へ。 |
「いつも応援本当にありがとうございます。ドイツでのゲームには、直接参戦いただけない方々が大半だったと思いますが、皆さんの期待と思いはしっかりと届いておりました。次戦は、心おきなく参戦いただきたいと思っています。5月の3連戦をしっかり勝ち抜きます」 |
▲戦い終えて。RBユニット
【Web連載】コミュニティサイト「マクスタ」で「THE★アスリート」新連載
▲月100万ページビューを誇る「マクスタ」。地元の生活情報や地元ブロガーの新着記事を掲載。
昨年、神田外語大学のインターン生が「オービックシーガルズ応援女子部」を開設したのもこのサイトです
千葉・幕張エリアを中心とした生活情報ブログコミュニティサイト「マクスタ」で、千葉を拠点に活躍するスポーツ選手を同サイトのスタッフが取材しその素顔を紹介する「THE★アスリート」がスタートしました。
記念すべき第1回は千葉で様々な活動をしているDB#8渡辺雄一選手、第2回はガルズTVのレポーターを務めるRB#35山﨑公士選手と、オービックシーガルズの選手から始まりました。紹介文と動画コメントを掲載してくださっています。
「地元のスポーツチームを、ぜひマクスタをあげて、地域の皆さんと一緒に応援できたらと思っています」 「オービックシーガルズにはどんな選手たちがいるのか、取材を楽しみにしています。一緒に『THE★アスリート』を盛り上げていただけたらうれしいです」とスタッフの皆さん。 偶然にも、そのおひとりは、お子さまが昨秋、「きてきてアメフト先生」でフラッグフットボールを体験したことをきっかけにJAPAN X BOWLの選手入場花道に参加してくれたそうです。お子さんは今でも、「さる」(#8渡辺)、「マル」(#47丸田)と覚えていてくれているとか。うれしいご縁です。
今後も定期的にオービックシーガルズの選手が登場する予定です。 「THE★アスリート」、どうぞお楽しみに!
▲同サイトの「マクスタのスポーツ情報」コーナーでは、千葉・幕張エリアで活動する千葉ロッテマリーンズ、千葉ジェッツとともに、オービックシーガルズの最新情報を発信してくださっています
2013年05月19日
【5.18ドイツ遠征7】速報◆デュッセルドルフ パンサーに34-3で快勝
5/18(土)、オービックシーガルズ2度目のドイツ遠征試合(インターナショナル・チャレンジ・ボウルⅡ)がパウル・ヤネス・スタジアムで行われ、34-3でデュッセルドルフ パンサーに勝利しました。
試合はパンサーのキックオフで始まり、高く蹴られたボールをLB#2古庄がリターン。よいフィールドポジションからWR#83清水、RB#20古谷のゲインで着実に進み、最後は再びRB#20古谷のランで先制。その後のオフェンスも好調を維持し、RB#32原、WR#18木下(典)のタッチダウン、K/P#1金親のフィールドゴールで前半22点を獲得。一方、ディフェンスもパンサーのオフェンスを封じ込め零封し、前半を22-0で終えました。
後半は、パンサーのオフェンスがサイドへのパスを中心に組み立て、DB#33島津などが随所でナイスタックルをみせるも、じりじりと出される展開。しかし、ゴール前まで迫られた窮地でタッチダウンを狙ってきたパスをDB#16三宅がこの日2つ目のインターセプトで救います。オフェンスは、後半からQBを#6菅原に代え#13木下(善)へ。4Q、パンサーにフィールドゴールを決められるも、WR#7池井、WR#25服部へのパスなどで前進し、1フィールドゴール、1TDを追加し、タイムアップ。最終スコア34-3で勝利しました。大会MVPには昨年のドレスデン モナークス戦に続いてQB#6菅原が選出されました。
情報がない未知なる相手との対戦で、自分たちの力を信じてオービックシーガルズらしく戦えたことは大きな収穫でした。試合会場に駆けつけてくださった皆さん、日本からTwitter等で参戦いただいた皆さん、応援ありがとうございました。
次は、5/25(土)14:00~川崎球場でパールボウル準決勝、富士通フロンティアーズとの対戦です。このドイツ遠征を経てひと回り成長した選手たちの姿を、ぜひ観に来てください。
※5/30(木)発売の「タッチダウン」7月号に取材記事が掲載される予定です。ぜひご覧ください。
※詳しい記録(スタッツ)はこちら(PDF)
・4QのTDが「N.Yosuke(DB#28中西庸輔)」となっていますが、正しくはWR#25服部
・「F.Masashi(DB#14藤本)」に1インターセプトがついていますが、正しくはDB#16三宅(=2INT)
ドイツ遠征参加選手一覧(ロスター) スターティングメンバー表
試合日 | 現地2013/5/18(土) |
試合開始時刻 - 終了時刻 | 現地19:12-21:57 |
試合会場 | パウル・ヤネス・スタジアム(デュッセルドルフ) |
天候 | 曇り |
観衆 | 2,809名 |
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL | |
オービックシーガルズ | 12 | 10 | 2 | 10 | 34 |
デュッセルドルフ パンサー | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 |
# | チーム | Q | 時間 | プレー | トライ | ||||
種類 | 選手 | ヤード | 種類 | 選手 | 結果 | ||||
1 | オービック | 1 | - | ラン | #20古谷 | 1 | キック | #1金親 | 失敗 |
2 | オービック | 1 | - | ラン | #32原 | 5 | ラン | 失敗 | |
3 | オービック | 2 | - | パス | #6菅原→#18木下典 | 12 | キック | #1金親 | 成功 |
4 | オービック | 2 | - | フィールドゴール | #1金親 | 28 | |||
5 | オービック | 3 | - | セーフティ | |||||
6 | デュッセルドルフ | 4 | - | フィールドコール | S.Jungblut | 34 | |||
7 | オービック | 4 | - | フィールドゴール | #1金親 | 27 | |||
8 | オービック | 4 | - | パス | #13木下善→#25服部 | 22 | キック | #1金親 | 成功 |
●#16三宅 2INT、#3滝澤1INT ●大会MVP #6菅原
◆チーム記録チーム | オービック | デュッセルドルフ |
ファーストダウン獲得数 内訳(ラン+パス+反則) |
16 (7+8+1) |
13 (6+4+3) |
(攻撃) 回数-獲得ヤード | 61回-277ヤード | 55回-173ヤード |
(ラン) 回数-獲得ヤード | 35回-124ヤード | 19回-67ヤード |
(パス) 回数-成功数-被インターセプト 成功率 獲得ヤード |
26-13-1 50.0% 153ヤード |
36-14-3 389% 106ヤード |
(反則) 回数-損失ヤード | 7回-58ヤード | 5回-33ヤード |
(ファンブル) 回数-喪失 | 0回-0回 | 1回-0回 |
(フィールドゴール) 回数-成功 | 2回-2回 | 1回-1回 |
TIME OF POSSESSION (ボール保有時間) | - | - |
2013年05月16日
【Web連載】「日経ビジネスオンライン」連載コラム第2回が公開されました
ニュース・コラムサイト「日経ビジネスオンライン」で、並河GMと大橋ヘッドコーチ共著のコラムが好評連載中です(隔週木曜日更新)。 本日5/16(木)、第2回「選手が自分で考えて動くチームを作る」が公開されました。ぜひご一読ください。
連載コラム「3年連続アメフト日本一 オービックシーガルズの最強チームの作り方」TOP
5/ 2(木)up 第1回「チームの主役は誰なのか?」(並河) 5/16(木)up 第2回「選手が自分で考えて動くチームを作る」(並河)
|
※記事の全文閲覧には、会員登録(無料)が必要です。
※並河は2013シーズンからGMに復帰しました。記事「GM復帰のお知らせとご挨拶」(5/1up)
▲2013/5/11 シーズン初戦 vs.東京ガス
2013年05月15日
【5.18ドイツ遠征7】パンサー戦ロスター発表-5/16(木)ドイツへ出発
インターナショナル・チャレンジボウルⅡ(International Challenge Bowl Ⅱ)
5/18(土)19:00キックオフ [日本時間 5/19(日)2:00] |
<ライブ中継について>
試合の模様はインターネットでライブ配信されますが、ヨーロッパ圏外からは視聴できません。また、権利の関係で独自に配信することもできません。現地からTwitter、facebookで試合経過や結果を発信する予定ですので、どうぞそちらをご覧ください。
今回の遠征参加メンバー(ロスター)とスケジュールをお知らせします。
チームはいよいよ明日5/16(木)、ドイツへ向け出発します。遠征の模様や試合経過は、現地からfacebookやTwitterでできる限りお伝えしたいと思っていますので、ぜひチェックしてください。皆さんからの投稿もお待ちしています。選手たちに応援メッセージを届けてください。応援よろしくお願いします。
(参考資料)「THE OBIC SEAGULLS 2013」(PDF/English)
●ロスター 55名が参加しますロスター(ROSTER)[PDF /Japanese & English]
●スケジュール
【5/16(木)】 移動
午前 成田 / 関空 発 → 現地夕刻 フランクフルト空港着 → バスでデュッセルドルフへ
【5/17(金)】 前日練習
午後 デュッセルドルフ日本人学校 訪問&特別授業
練習、ミーティング
試合会場(パウル・ヤネス・スタジアム) 見学
【5/18(土)】 試合
15:00頃 スタジアム入り
19:00 キックオフ [日本時間5/19(日)2:00] 試合の見どころ
終了後 パーティー
【5/19(日)】 終日フリー
【5/20(月)】 移動
早朝ホテル発 → バスでフランクフルト空港へ → 5/21(火)朝 帰国
2013年05月14日
【5.18ドイツ遠征6】5/18(土)デュッセルドルフ パンサー戦の見どころ
インターナショナル・チャレンジボウルⅡ(International Challenge Bowl Ⅱ)
5/18(土)19:00キックオフ [日本時間 5/19(日)2:00] |
<ライブ中継について>
試合の模様はインターネットでライブ配信されますが、ヨーロッパ圏外からは視聴できません。また、権利の関係で独自に配信することもできません。現地からTwitter、facebookで試合経過や結果を発信する予定ですので、どうぞそちらをご覧ください。
(冨樫AGMレポートVol.4)
(参考資料)「THE OBIC SEAGULLS 2013」(English/PDF)
※遠征スケジュールと遠征メンバー(ロスター)は追って公開します。
●明日ドイツへ出発
チーム2度目のドイツ遠征試合が今週末に迫りました。今回の遠征先、デュッセルドルフは、ロンドン、パリに次いでヨーロッパで3番目に日本人が多い都市です。その数約8,000人。総人口に対する割合や集中度合いでは、間違いなくヨーロッパ一です。約450社以上の日本企業が進出しており、ヨーロッパにおける日本企業のビジネスの拠点となっています。
そんな街でのボウルゲーム開催ですから、ありがたいことに、現地の邦人コミュニティから多くの応援の声をいただいています。特に、Hotel Nikko Duesseldorf、デュッセルドルフ日本クラブ、デュッセルドルフ日本商工会議所の皆様には、プロモーションやチケットセールスなどで多大なるご協力をいただいています。この場を借りて御礼を申し上げます。
デュッセルドルフ パンサーのホームなのに、まるでオービックシーガルズのホームのように、完全アウェーのスタジアムを完全ホームにしてプレーできたら幸せです。デュッセルドルフでなら、叶うかもしれません。日本人の皆様、ぜひ会場まで足を運んでください。応援よろしくお願いします。
●ともに、3週連続試合
オービックシーガルズにとって、このドイツ遠征は今春最大のイベントです。パールボウルトーナメント開催中のドイツ遠征で、5/11(土)、5/18(土)、5/25(土)と3週連続、試合が続きます。しかも対戦相手は、東京ガスクリエイターズ、デュッセルドルフ パンサー、そして富士通フロンティアーズ。無謀に見えるかもしれない挑戦ですが、NFLやNCAAでは毎週のようにゲームウイークが続くのを考えれば、たいしたことはないのかもしれません。
我々がやりたいフットボールを毎週できる。こんなエキサイティングな3週間はほかにありません。対するパンサーも、実は同様に5/12(日)、5/18(土)、5/25(土)と、3週連続で試合です。対戦相手は、宿敵ケルン ファルコンズ、我々オービックシーガルズ、そして、昨年我々が対戦したドレスデン モナークス。過密スケジュールの中、我々の挑戦をご快諾くださったデュッセルドルフ パンサーにあらためて感謝します。
●両チームの前節を振り返ると-
オービックシーガルズの今季初戦・東京ガス戦、ディフェンスは何とか完封できたものの、ターンオーバーバトルで目標の「+3」は成らず、不完全燃焼。どこからでも得点できる「ハイパーオフェンス」を目標に掲げるオフェンスも、31得点止まり。そんななか気を吐いたのが、スペシャルチームです。2つのリターンTDや2つのビックパントなど、完成度の高いキッキングゲームを見せつけました。
一方パンサーは、ファルコンズに16対38と完敗。パンサーとファルコンズは、Xリーグで言えばオービックと富士通のようなライバル関係です。そんなビックライバルに敗れたパンサーは、急ピッチで修正してくるに違いありません。特にOLのパスプロテクションが敗因とClifford Madison HCが話すように、幾度となくサック、ハリーを献上したOLの再建が急務のようです。
●「オービックのパス攻撃」 対 「パンサーのラン攻撃」
パンサーは今シーズンからコーチングスタッフを一新。HC、両コーディネーターも代わり、実際どのようなオフェンス、ディフェンスを展開してくるのか、一切情報がありません。タフなゲームになるでしょう。昨年のドイツ遠征の経験をふまえて言えば、フィジカル的にどうしてもサイズ、パワーでかなわない部分があります。昨年のモナークス戦では試合後半、コンタクトで劣勢になり、テンポよくランプレーを展開され2TDを献上しています。今後、我々のフットボールを進化させるためには、コンタクトの強さをどんどん経験し、克服していかなくてはなりません。
来る試合の見どころは、ズバリ、「オービックのパス攻撃」 対 「パンサーのラン攻撃」。たとえるなら、オービックの戦闘機とパンサーの装甲車の対決です。オービックオフェンスは、スピードとテクニックを駆使してパスを通していければ、次第にディフェンダーも広がり、ラン攻撃に展開できるよい循環をつくることができます。そうすれば得点機会が増えるでしょう。
オービックディフェンスは、体躯とパワーで勝るドイツ人キャリアをしっかりとタックルで仕留めることができれば、パスをせざる得ない状況をつくり出せます。そうなると、本領発揮。DL#11KJ、DL#23BJのアメリカ人コンビがプレッシャーをかけ続け、隙あらばサックまで行く。QBがボールを投げ損ねたら、LB、DB陣がボールを奪う。
日本製「精密戦闘機」 対 ドイツ製「強力装甲車」の一戦、どちらに軍配が上がるか。パウル・ヤネス・スタジアムで5/18(土)19:00キックオフ[日本時間5/19(日)2:00]です。
2013年05月11日
大橋ヘッドコーチ談話◆パールボウル2回戦 東京ガス戦後
-今日の試合を振り返って。 |
「新人を含めて、昨シーズン活躍した選手以外の戦力を試せたことは大きな収穫です。ある程度の手応えも感じることができました。ただ、怪我人を複数出してしまったことは、大きな課題だと思っています。特にこれからの2連戦に向けて、『タフさ』は大事なキーワードになります」 |
-次戦・5/18(土)ドイツ遠征 デュッセルドルフパンサー戦にむけて。 |
「まずは、限られた時間でしっかりとコンディションを整えることが第一です。その上で、持てる力のすべてをドイツのフィールドで出し切ってこられるよう、準備したいと思います。未知のチームとの戦い、たいへん楽しみです」 |
-応援してくださる皆様へ。 |
「本日は応援本当にありがとうございました。季節外れの冷たい雨がそぼ降る中、参戦していただいた皆さんには、心から感謝いたします。何とぞ、お風邪など召されませぬよう。来週は渡欧して、ビッグサイズの強豪と戦ってきます。必ず、ひと回りもふた回りも成長して帰ってきますので、楽しみにしていてください」 |
速報◆今季初戦、東京ガスに45-0で完封勝利し準決勝へ
▲初戦の(プレーヤーズ)カード
5/11(土)、雨の川崎球場で迎えた今季初戦・パールボウル2回戦。オービックシーガルズは東京ガスクリエイターズに45-0で完封勝利し、パールボウル準決勝進出を決めました。
試合開始早々にWR#18木下(典)の85ヤードキックオフリターンタッチダウンで先制。続いてWR#83清水のパントリターンタッチダウンで追加点をあげるなどキッキングゲームで優位に立ち、その後は、RB#35山﨑、RB#37加藤のランプレーなどでダウンを更新し、着実に得点を重ねました。ディフェンスも集まりよく、素早いタックルで相手ランプレーを封じ込め、完封で初陣を飾りました。
この試合、RB#36望月麻樹(あさき)(関学大)、DL#31三井勇洋(たけひろ)(京大)、WR#81松永翔太(法大)らルーキーが着実にデビューを果たし活躍しました。来週末5/18(土)はドイツ遠征試合、再来週末5/25(土)は準決勝・富士通戦。3週末連続試合で2013オービックシーガルズはどこまで変化し成長できるか、ご期待ください。
試合日 | 2013/5/11(土) |
試合開始時刻 - 終了時刻 | 14:10-16:29 |
試合会場 | 川崎球場 |
天候 | 雨 |
観衆 | 574人 |
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL | |
オービックシーガルズ | 28 | 7 | 10 | 0 | 45 |
東京ガスクリエイターズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
# | チーム | Q | 時間 | プレー | トライ | ||||
種類 | 選手 | ヤード | 種類 | 選手 | 結果 | ||||
1 | オービック | 1 | 00:12 | キックオフリターン | #18木下(典) | 85 | キック | #1金親 | 成功 |
2 | オービック | 1 | 02:06 | パントリターン | #83清水 | 60 | キック | #1金親 | 成功 |
3 | オービック | 1 | 06:28 | ラン | #20古谷 | 5 | キック | #1金親 | 成功 |
4 | オービック | 1 | 10:55 | ラン | #36望月 | 1 | キック | #1金親 | 成功 |
5 | オービック | 2 | 09:40 | ラン | #37加藤 | 8 | キック | #1金親 | 成功 |
6 | オービック | 3 | 06:50 | フィールドゴール | #1金親 | 4 | |||
7 | オービック | 3 | 10:19 | ラン | #13木下(善) | 78 | キック | #47丸田 | 成功 |
チーム | オービック | 東京ガス |
ファーストダウン獲得数 内訳(ラン+パス+反則) |
18 (11+7+0) |
7 (4+2+1) |
(攻撃) 回数-獲得ヤード | 59回-393ヤード | 49回-105ヤード |
(ラン) 回数-獲得ヤード | 43回-259ヤード | 36回-72ヤード |
(パス) 回数-成功数-被インターセプト 成功率 獲得ヤード |
16-9-0 56.3% 134ヤード |
13-4-0 30.8% 33ヤード |
(反則) 回数-損失ヤード | 5回-35ヤード | 0回-0ヤード |
(ファンブル) 回数-喪失 | 1回-0回 | 1回-0回 |
(フィールドゴール) 回数-成功 | 1回-1回 | 0回-0回 |
TIME OF POSSESSION (ボール保有時間) | 30:38 | 29:22 |
(試合後インタビュー)
◆デビュー戦で1TD、先のライスボウルで戦った
|
◆デビュー戦で完封勝利に貢献した 新人DL#31三井勇洋(たけひろ)選手 |
◆終始着実にゲインを重ね、1TD獲得した
|
2013年05月08日
2012シーズンをもって9名の選手が引退しました(コメント掲載)
2012シーズンをもって、以下の9名の選手が引退しました(移籍含む)。これまで応援してくださった皆様へ、本人たちからのメッセージを最後に掲載させていただきます。ありがとうございました。
【引退選手9名】
LB#22 高橋睦巳 (日本大学、2009年オービックに移籍)
DB#27 松下大剛 (大阪体育大学、2002年~)
DB#31 中西 類 (中央大学、2002年練習生、2003年~)
TE#39 木下 剛 (京都産業大学、2010年~)
LB#44 齋藤孝弘 (国士館大学、2010年~)
OL#55 島 大輔 (中央大学、2009年オービックに移籍)
DL#56 福原輝樹 (大阪学院大学、2006年~)
OL#74 工藤弘幸 (一橋大学、2006年~)
DL#92 紀平充則 (立命館大学、2005年~)
オールXリーグ選出:2007、2010年
日本代表選出:JAPAN-USAボウル(2005年)、第3回世界選手権(日本大会/2007年)、
ノートルダム・ジャパン・ボウル(2009年)、GERMAN JAPAN BOWL(2010年)、
第1回アジア選手権(2011年)、第4回世界選手権(オーストリア大会/2011年)
◇LB#22 高橋睦巳
2012シーズンをもちまして、オービック シーガルズを引退することとしました。3回もの日本一の栄冠に携われたこと、素晴らしいチームメイト、コーチ、そして最高の熱烈なファンの皆様と一緒にプレーできたことを誇りに思います。
まだまだ、自分の可能性を追求していきたい気持ちはあり、チームも4連覇という偉業へ向けての途中ではありますが、今後は関西での活動に集中していきます。対戦相手?、鍛え上げた学生をシーガルズへ送り込む?、どんな形になるかはまだわかりませんが、今後もフットボールに携わる仕事を続けていくことに変わりはありません。
このチームで学んだ、たくさんの素晴らしい経験を、これから先の道へと繋げ、進んでいきます。最後に、ファンの皆様へ。毎試合、いつも心の込もった応援、声援、笑顔。どれも忘れることができない最高の想い出です。短い間でしたが、本当に、本当にありがとうございました。
◇DB#27 松下大剛
2012年シーズンをもちましてオービックシーガルズを引退することになりました。2002年に入部し、10年間お世話になりました。知る人がかなり限られていますが、入部当初はWRをやっていました。入部のきっかけは、大学生のときに長居で見たシーガルズVS電工の試合です。そのとき見たシーガルズDBの能力の高さに圧倒され、この環境で練習すれば、WRとしてものすごく成長できると感じたのです。フタを開けると、玉ノ井さん(OB)、さるさん(DB#8渡辺)の両DBが引退前ということで(結局さるさんより早くに引退することになりましたが)、DBの補充要員としDBにコンバートされました。もともとシーガルズのDBに惚れていたので、正直うれしかったです。
シーガルズでの10年間、アメフトの選手として成長できたことはもちろんのこと、“人”として大きく成長させられたことも実感しており、苦しいこともうれしいことも、この10年間で経験できたことすべてが自分の財産になっています。
支えてくださったファンの皆様、コーチ、チームメイト、トレーナー、スタッフ、家族、すべての方に本当に感謝いたします。ありがとうございました。
◇TE#39 木下 剛
2012年シーズンをもちましてオービックシーガルズを引退することになりました。あっという間の3年間でしたが、ラグビーからの転向という形でのチャレンジを快く迎えていただいたチーム関係者の皆様にはたいへん感謝しております。ありがとうございました。学生からの夢であった「フットボーラー」への挑戦でしたが、脇田コーチを始めTEのみんなには手取り足取り教えていただき、感謝で言葉がございません。今後とも、仲間としてよろしくお願いします。
これからのことはいろいろと考えましたが、再度、アメフトにチャレンジしたいという気持ちがあり、同じ千葉県内でもある、IBMビックブルーでプレーをさせていただくこととなりました。今後は打倒シーガルズとなりますが、フットボールを楽しみ、体を張ってチームの勝利に貢献していきたいと思います。
今後とも、チームは違えど、「マリオ」をよろしくお願いいたします。本当に3年間ありがとうございました。また試合会場でお会いできれば幸いです!!!
◇LB#44 齋藤孝弘
ファンの皆様、今日まで在籍させていただき、皆様方に出会えたことに感謝いたします。国士舘大学に入学し、アメリカンフットボールを始めました。社会人では続けるつもりはありませんでしたが、鴎道場でオービックシーガルズの魅力に惹かれ、古庄キャプテンを日本一の男にしたいと入部しました。
先輩方からは、技術を学ぶだけでなく、人生の生き方を学びました。競技も仕事も日本一を目指して取り組んでいる男たちがいるから、日本一になるべくしてなる。言葉で表せないほど、自分がこれから生きていくために必要な指針を得ることができました。今の仕事で、人ができないことを可能にし、日本中のどんな25歳にも負けない仕事力を身につけて、社会のフィールドで活躍します。
3年間と短い間でしたが、ありがとうございました。
◇OL#55 島 大輔
2012年シーズンをもちまして引退いたしました。奇しくも、俳優 嶋 大輔も引退となり話題となっておりますが、私は、出馬はしません。
オービックシーガルズでの4年間は、多くの方に支えられ、本当に楽しく過ごすことができ、また日本一のファンの皆様とともに3度も日本一になれたことは、この上ない幸せです。フットボールの楽しさ、厳しさを最高の仲間たちと共有できたことは一生の財産となることでしょう。
高校から始めたフットボールも、15年になりました。長きにわたり支え、一番のファンでいてくれた母に感謝します。
◇DL#56 福原輝樹
オービックシーガルズファンの皆様、いつもご参戦ありがとうござます。2012シーズンをもちまして引退しました福原です。2006シーズンから7年間プレーさせてもらい、連敗続きのシーズン、3連覇したシーズンとすべてにおいて本当にいい経験をさせてもらいました。特に、こんなポンコツな自分を長い間チームに残していただけたこと、大橋ヘッドコーチはじめ事務局の方々、オービックシーガルズに関係している皆さんのおかげです。本当に感謝しております。
今シーズンからは自分もスタンドから皆さんと一緒に参戦しますので、4連覇の力になれるよう声を張っていきます!! 7年間お世話になりました。ありがとうございました。(シャック)
◇OL#74 工藤弘幸
2012シーズンをもちまして現役を引退することになりました。振り返れば7年間という、大学より長い時をオービックシーガルズでプレーすることができました。毎試合観戦に来てくれた母親をはじめ、多くの方々の応援、支えがあってここまでできたと思います。この場をお借りして御礼申し上げます。
シーガルズが日本一となった2005年のライスボウルを観て入部を決意し、4年間優勝から遠ざかりましたが、そこから3連覇を達成し、最高の現役時代を過ごすことができました。奇跡に近い逆転を数々起こしてきた「最後まで諦めない」シーガルズのDNAは、今後の人生の中でも必ず活きてくると信じております。
このチームを作り上げてきた諸先輩方に深く感謝するとともに、さらに磨きをかけるべく、後輩たちには大きな期待をしております。アメフトからはいったん離れますが、12年間の経験をフットボール界に還元し、いつか恩返しをしたいと考えております。7年間応援ありがとうございました。
2013年05月07日
9名を新たに登録-2013春季登録選手発表
5/11(土)の初戦まで、いよいよあと4日となりました。2013春季の登録選手を発表します。
昨年のV3メンバーから9名が引退し、新たに9名の新人・移籍選手を登録しました。このメンバーでパールボウルトーナメントを戦い、8月の正式ロスター登録を経て、ライスボウル4連覇を目指します。
※2013年5月7日現在の在籍選手一覧です(65名)。春季は、登録選手および各試合の出場選手(60名枠)は試合ごとに変更することがあります。5/18(土)ドイツ遠征試合のロスターは、初戦後に発表します。
※昨季限りで引退した選手名と本人からのメッセージはこの後、別途掲載します。
●9名を新たに登録
春季は以下9名の選手を新たに登録しました(新人8、移籍1)。応援よろしくお願いいたします。
2013年05月02日
5/11(土)パールボウル2回戦 東京ガスクリエイターズ戦の見どころ・ご案内
対戦チーム | |
日時 |
5/11(土)14:00キックオフ 11:00~第1試合 富士通vs.明治安田(※勝った方と5/25(土)準決勝で対戦します) 13:00~オービックシーガルズ チーム受付開始 |
会場 |
※昨年来、改装工事が続いている川崎球場は、現在、来春までの予定で メインスタンドの設置工事中です(球場の竣工は2014年12月予定)。 メインサイド(=オービックサイド)は全面立入禁止。芝生席または逆サイドの
仮設スタンドで観戦いただくこととなります。 |
チケット |
1,000円 (当日券のみ。高校生以下無料) ※改装工事中のため、1,000円の当日券のみで開催されます。 ※チーム受付で「2013ブースタークラブ」に即時入会できます。 (事前にインターネットで申し込み、会場受付で特典を受け取ることもできます) |
実況 |
【Twitter】 オービックシーガルズTwitter公式アカウント(@obicseagulls)
※ツイート数の上限に達した場合、下記代替アカウントを使用しますので、 【ライブ動画配信】 Xリーグによる配信はありません。 |
◆ 新ヘッドコーチにカート・ローズ氏-東京ガスクリエイターズ戦の見どころ
2013シーズン初戦は、4/29(祝・月)に行われたパールボウル1回戦で警視庁イーグルスに21-3で勝利した東京ガスクリエイターズと対戦することになりました。東京ガスとは、昨年9月の地元QVCマリンフィールド以来の対戦となります(9/17秋季リーグ第2節 オ○41-0●東)。
各チーム、シーズンオフにチームの補強を行っていますが、東京ガスもこのオフに大きな補強をしたチームのひとつです。なかでも、昨年まで慶応大学ユニコーンズでヘッドコーチを務めていたカート・ローズ氏をヘッドコーチに招聘したことは大きなポイント。カート・ローズ氏は、以前、富士通フロンティアーズに所属していたこともあり、オービックを熟知していることでしょう。どのような戦略を立ててくるのか、非常に脅威です。
その東京ガスの1回戦の戦いぶりを見ると、得点機会こそ多くはなかったものの、QB3人を併用するシステムや、OL陣を中心とした力強いドライブは、昨年の対戦時より着実に力が備わっています。これにオービックディフェンスがどう対応するのかが、ひとつのポイントになります。DL#11KJ、LB#2古庄、LB#9塚田、DB#8渡辺、DB#16三宅ら中心選手に加え、昨年成長したDL#54冨田、DB#34丸山などの若手選手、また今シーズンから加入する新人選手がどのように融合し、破壊力抜群のディフェンスを披露するのか、ご注目ください。
一方、オフェンスは、昨年の東京ガスとの対戦で活躍したWR#7池井、RB#32原(上写真)が注目選手。昨シーズン完成できなかったハイパーオフェンス(どのフィールドポジションからもどんどん得点を狙っていくオフェンス)を完成させるためにも、この若手2選手の活躍は必至です。
川崎球場は昨年からの改装工事が続いており、現在はメインスタンドの設置工事中で昨年以上に座席数が減っています。皆様にはたいへんご不便をおかけしますが、ご理解ご協力よろしくお願いいたします。
(当日のイベント) 2013/5/8追記
「ドナルド・マクドナルド・ハウス」チャリティー&遠投大会 with東京ガス
工事中ながらお越しくださる皆さんに、参加して楽しんでいただこうと、対戦相手の東京ガスと合同イベントを企画しました。今季初戦、皆さんのご来場をお待ちしています。
1◇受付で「ロスター」と「カード」を受け取ってください
チーム受付で「ロスター」(春季登録選手一覧)と「プレーヤーズカード」をお配りします。2013ブースタークラブの会員の皆さんは、パスケースにさっそくカードをインして参戦を。
(写真のカードは昨年のもの)
2◇受付でグッズもチェック-「ボールロゴTシャツ」再入荷(会場販売価格2,200円)
好評のうちに完売していた「ボールロゴTシャツ」が再登場。新たに“杢グレー”を加えた3色展開です。
会場で先行販売し、翌日5/12(日)9:00からインターネット販売します(スタジオ21サイト/消費税、送料別)。
3◇「ドナルド・マクドナルド・ハウス」チャリティー(13:00~14:00 @入口正面特設ブース)
40年ほど前にNFL選手の活動から始まった、両チームのヘッドコーチも縁のあるチャリティーに、私たちと参加しませんか。
上は「息子のもとへ」と題された、「ドナルド・マクドナルド・ハウス」の紹介動画です。マクドナルドの店頭で募金箱を見かけた方も多いことでしょう。「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は、病気で入院している子どもに付き添う家族のための宿泊施設。日本では公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズが運営していて、日本マクドナルド社も支援団体のひとつです。2001年に日本で最初に誕生した「せたがやハウス」(国立成育医療研究センター/世田谷区)をはじめ、現在全国8ヵ所に同様のハウスがあります。
東京ガスのカート・ローズ新HCは、慶應大HC時代から学生と一緒にこの活動を支援しています。大橋HCも「東大ハウス」(東大病院/文京区)の支配人と旧知の仲で、両HCが「いつか共同でイベントができれば」と話していたこともあって、今回、両チームで一緒に応援活動をしようということになりました。
●ブースで紹介資料をお配りします。ぜひご一読ください● ●寄付(寄付金、物品の寄付)を受け付けさせていただきます● お金だけでなく、ハウスで使う日用品(歯磨き粉、歯ブラシ、洗剤など。ホテルから持って帰ったものでもOK)や保存食(レトルトカレー、みそ汁など)、ライブラリーに置く本(マンガ、小説など何でもOK)なども必要とされています。この機会に、ハウスのサポートに参加していただけるとうれしいです。
「世界初のドナルド・マクドナルド・ハウス」(ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズHPより引用) |
4◇「芝生席」で参戦を
オービックシーガルズ側には座席がありませんので、芝生席にお集まりください。「SEA-Cheerハーフタイムショー」、「試合後の選手挨拶」は芝生席に向かって行います。
※昨年同様、Xリーグによる敷物の無料レンタルがあります。
5◇芝生席で「TDKナビ」
今年もTDK(タッチダウン金子)続投!
マイクが使えないため、芝生席を巡回して解説します。TDKにナビゲートしてほしい方、質問のある方は、気軽に「ちょっとTDK!」と声をかけてください。
6◇ハーフタイムはキッズチア&遠投大会
●SEA-Cheer×キッズチアのコラボレーションショー
「SEA-Cheerジュニア」とSEA-CheerのOBが指導する「AQUAS」。総勢30名のキッズチアとシーズン初戦を元気に盛り上げます。しーがるくんも登場。はるか新キャプテン率いる新生SEA-Cheerにもご注目ください。
※音響設備が使えないため、試合中のSEA-Cheerのパフォーマンスはありません。
●#13お兄ちゃんに挑戦-遠投大会参加者募集
遠投60ヤード超の強肩、QB#13木下(善)選手に挑戦しよう。
両チームのファン3名ずつに遠投を競っていただきます。参加ご希望の方は、チーム受付でくじを引いてください。当選者3名がオービックシーガルズ代表です。年齢・性別は問いません。 くじは30枚用意しますので、最大先着30名様にチャンスあり!
MCはTDKが務めます。
7◇試合後の交流は、芝生席下の屋台付近で
スペースの都合でサイン会などの催しはありませんが、芝生席下を交流の場としますので、このあたりでお待ちください。
【Web連載】5/2(木)「日経ビジネスオンライン」で新連載スタート
経営・経済に関わるニュースや解説記事でビジネスマンに人気のWebサイト「日経ビジネスオンライン」(日経BP社)で、本日5/2(木)から新連載コラムがスタートしました。
タイトルは、「3年連続アメフト日本一 オービックシーガルズの最強チームの作り方」。並河GMと大橋ヘッドコーチが執筆します (隔週木曜日更新予定)。
初回は「チームの主役は誰なのか?」と題し、並河GMが3連覇の前の“3年連続敗退”を振り返りました。
連載コラム「3年連続アメフト日本一 オービックシーガルズの最強チームの作り方」TOP
Xリーグに所属する社会人アメリカンフットボールチーム「オービックシーガルズ」。実業団ではなく、多種多様な背景を持つ選手が集まったクラブチームながら、社会人チームとしては初となる3年連続日本一を達成した。
様々な仕事を持つ選手やスタッフが集まるクラブチームがなぜ3連覇を成し遂げることができたのか。オービックシーガルズの並河研GM(ゼネラルマネジャー)と大橋誠ヘッドコーチが仕事にも役立つ、強いチームの作り方を伝授する。
(同サイトより引用)
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※並河は2013シーズンからGMに復帰しました。記事「GM復帰のお知らせとご挨拶」(5/1up)
2013年05月01日
並河 研 GM復帰のお知らせとご挨拶
2011シーズンの登録をもってゼネラル・マネージャー(GM)を辞任しておりました並河 研[オービックシーガルズ運営会社・(株)OFC代表取締役]が、2013シーズンよりGMに復帰いたしましたのでお知らせいたします。
オービックシーガルズファンの皆様、関係者の皆様
並河でございます。昨年の春、(1)協会(日本社会人アメリカンフットボール協会)活動に注力する、(2)次世代リーダーを育成する、ということを主眼にGMを辞めさせていただきましたが、この度、またもやGMをやらせていただくことになりました。
一番大きな理由は、協会活動に関することです。この3月、2013年度から2年任期の理事選挙があり、私も立候補いたしまして、おかげさまで理事に再選されました。選出された中から理事長が選ばれるのですが、仮に私が理事長あるいは副理事長に選ばれれば、チーム籍を抜く必要がありました。それは、言うまでもなく、理事長、副理事長たるものは、1チームの利益のためだけではなく協会全体の利益のために尽くしなさい、ということを意味しております。
そのような中、今回私は、理事長には少し票が及ばず、専務理事という立場になりました(正確に言えば、6月の総会で承認されれば、そうなります)。そして、厳密に言えば、チーム籍を抜く必要がなくなりました。チーム籍を抜く必要がないのであれば、GMをもう一度やらせていただこうと、志願させていただいた次第です。
理由は、オービックシーガルズのファンの皆様との絆づくり、チーム強化、次世代リーダー育成などは、まだまだ端緒についたばかりであり、もっとスピード感を上げる必要があると感じているからです。
たとえば、次世代リーダー育成については、GMを1つの役職名として位置づけるのではなく、「プロジェクト」としました。私とアシスタントGMの冨樫 司がそのメンバーですが、次期GM候補をもっと増やし、もっといろいろな機会を創り出さなければならないと思っています。
とはいえ、専務理事は、理事長、副理事長に次ぐ立場となり、今まで以上に協会の利益を優先して活動していくことが自分の責任だと思っております(これもあくまで、6月の総会で承認されればという前提ですが)。
協会か、チームか……。ときには二律背反に見える決断も訪れるかも知れません。また、私の発言も、どの立場で述べるか旗幟鮮明にしておかないと、いろいろな皆様に不快感や不信感を与えてしまうでしょう。そんなときには、アメフトファンの皆様、未来の日本のアメフト、未来のXリーグの利益に基づいて判断していくしかないと思っております。
ファンの皆様、関係者の皆様には、何とぞご理解いただき、ご指導、ご鞭撻、ご指摘、アドバイスを頂戴したいと思います。ややこしい私でございますが、なにとぞよろしくお願いいたします。
2013年5月1日
オービックシーガルズGM
並河 研