2013年05月14日
インターナショナル・チャレンジボウルⅡ(International Challenge Bowl Ⅱ)
5/18(土)19:00キックオフ [日本時間 5/19(日)2:00] |
<ライブ中継について>
試合の模様はインターネットでライブ配信されますが、ヨーロッパ圏外からは視聴できません。また、権利の関係で独自に配信することもできません。現地からTwitter、facebookで試合経過や結果を発信する予定ですので、どうぞそちらをご覧ください。
(冨樫AGMレポートVol.4)
(参考資料)「THE OBIC SEAGULLS 2013」(English/PDF)
※遠征スケジュールと遠征メンバー(ロスター)は追って公開します。
●明日ドイツへ出発
チーム2度目のドイツ遠征試合が今週末に迫りました。今回の遠征先、デュッセルドルフは、ロンドン、パリに次いでヨーロッパで3番目に日本人が多い都市です。その数約8,000人。総人口に対する割合や集中度合いでは、間違いなくヨーロッパ一です。約450社以上の日本企業が進出しており、ヨーロッパにおける日本企業のビジネスの拠点となっています。
そんな街でのボウルゲーム開催ですから、ありがたいことに、現地の邦人コミュニティから多くの応援の声をいただいています。特に、Hotel Nikko Duesseldorf、デュッセルドルフ日本クラブ、デュッセルドルフ日本商工会議所の皆様には、プロモーションやチケットセールスなどで多大なるご協力をいただいています。この場を借りて御礼を申し上げます。
デュッセルドルフ パンサーのホームなのに、まるでオービックシーガルズのホームのように、完全アウェーのスタジアムを完全ホームにしてプレーできたら幸せです。デュッセルドルフでなら、叶うかもしれません。日本人の皆様、ぜひ会場まで足を運んでください。応援よろしくお願いします。
●ともに、3週連続試合
オービックシーガルズにとって、このドイツ遠征は今春最大のイベントです。パールボウルトーナメント開催中のドイツ遠征で、5/11(土)、5/18(土)、5/25(土)と3週連続、試合が続きます。しかも対戦相手は、東京ガスクリエイターズ、デュッセルドルフ パンサー、そして富士通フロンティアーズ。無謀に見えるかもしれない挑戦ですが、NFLやNCAAでは毎週のようにゲームウイークが続くのを考えれば、たいしたことはないのかもしれません。
我々がやりたいフットボールを毎週できる。こんなエキサイティングな3週間はほかにありません。対するパンサーも、実は同様に5/12(日)、5/18(土)、5/25(土)と、3週連続で試合です。対戦相手は、宿敵ケルン ファルコンズ、我々オービックシーガルズ、そして、昨年我々が対戦したドレスデン モナークス。過密スケジュールの中、我々の挑戦をご快諾くださったデュッセルドルフ パンサーにあらためて感謝します。
●両チームの前節を振り返ると-
オービックシーガルズの今季初戦・東京ガス戦、ディフェンスは何とか完封できたものの、ターンオーバーバトルで目標の「+3」は成らず、不完全燃焼。どこからでも得点できる「ハイパーオフェンス」を目標に掲げるオフェンスも、31得点止まり。そんななか気を吐いたのが、スペシャルチームです。2つのリターンTDや2つのビックパントなど、完成度の高いキッキングゲームを見せつけました。
一方パンサーは、ファルコンズに16対38と完敗。パンサーとファルコンズは、Xリーグで言えばオービックと富士通のようなライバル関係です。そんなビックライバルに敗れたパンサーは、急ピッチで修正してくるに違いありません。特にOLのパスプロテクションが敗因とClifford Madison HCが話すように、幾度となくサック、ハリーを献上したOLの再建が急務のようです。
●「オービックのパス攻撃」 対 「パンサーのラン攻撃」
パンサーは今シーズンからコーチングスタッフを一新。HC、両コーディネーターも代わり、実際どのようなオフェンス、ディフェンスを展開してくるのか、一切情報がありません。タフなゲームになるでしょう。昨年のドイツ遠征の経験をふまえて言えば、フィジカル的にどうしてもサイズ、パワーでかなわない部分があります。昨年のモナークス戦では試合後半、コンタクトで劣勢になり、テンポよくランプレーを展開され2TDを献上しています。今後、我々のフットボールを進化させるためには、コンタクトの強さをどんどん経験し、克服していかなくてはなりません。
来る試合の見どころは、ズバリ、「オービックのパス攻撃」 対 「パンサーのラン攻撃」。たとえるなら、オービックの戦闘機とパンサーの装甲車の対決です。オービックオフェンスは、スピードとテクニックを駆使してパスを通していければ、次第にディフェンダーも広がり、ラン攻撃に展開できるよい循環をつくることができます。そうすれば得点機会が増えるでしょう。
オービックディフェンスは、体躯とパワーで勝るドイツ人キャリアをしっかりとタックルで仕留めることができれば、パスをせざる得ない状況をつくり出せます。そうなると、本領発揮。DL#11KJ、DL#23BJのアメリカ人コンビがプレッシャーをかけ続け、隙あらばサックまで行く。QBがボールを投げ損ねたら、LB、DB陣がボールを奪う。
日本製「精密戦闘機」 対 ドイツ製「強力装甲車」の一戦、どちらに軍配が上がるか。パウル・ヤネス・スタジアムで5/18(土)19:00キックオフ[日本時間5/19(日)2:00]です。