藤田義生ブログ“エダ散歩”

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40ヤード走

2009年04月15日

1990年代はじめ、ぼくが高校生の頃は40ヤードを4秒台で走ると俊足と言われていました。
テレビで大学の試合を見ていると解説者が「RB○○選手はなんと40ヤードを4秒9で走るんです」

とか言っていて、すごいなあって思っていました。

ちなみにオフェンスライン(OL)は100キロあれば、大型ラインと言われていた時代です。

 

NFLの選手は「40ヤードを4秒前半で走る」とか「ラインの平均体重は140キロ」という話を聞いて、
それがどのくらいすごいのか、どのような世界なのか、実感できませんでした。
自分たちとはかけ離れすぎていて、想像できなかったんです。

 

それから20年近く経ちましたが、やはりそれなりに時代は進んでいるんですね。
Xリーグでは120~130キロのOLはたくさんいますし、スキルポジション

(WR、RB、QBなどボールを持って走るポジション)では40ヤードが4秒台は当たり前になっています。

 

40ヤード走でいうと、オービックシーガルズだけでも、20年前ならNFL並み!?の記録が出ています。
2009トライアウトでは藤本選手(新人、立命館大学出身)が4秒51、先日習志野グラウンドで行われた

フィジカルテストでも杉原選手(新人、オンワードオークスより移籍)が追い風ではありますが4秒51の大記録。

 

いやはや、すごい時代になったものですね。

春シーズン、彼らスーパールーキーの活躍を楽しみにしていてください。

 

IMG_1422.JPG

▲フィジカルテストの40ヤード走でこの日最速だったルーキーの杉原選手

 

そして、なんともっとすごい記録が出たのです。
CFL(カナディアンフットボールリーグ)に挑戦しているWR#85萩山選手がCFLのトライアウトで
なんと4秒48を出したらしいのです。4秒5を切るなんてまさにNFLの世界。
CFLのトライアウトでもトップクラスの記録だと思います。

                         萩山選手のCFLトライアウト報告(ROCKERS)

 

実は、昨年チームで誰が一番俊足か調べてみようと思って、足の速い選手を集めたことが
あって#2古庄#13里見#16三宅#23古川#85萩山に、「この中で誰が一番速い?」
と聞いたら、満場一致で「萩山選手が速い」ということでした。

正月の人気TV番組の「筋肉番付」で上位に入るあの里見選手でさえも

「ハギー(萩山)はボール持ってても追いつかれへん」と言うほど。

(通常ボールを持つと少なからず失速する)

 

彼ならほんとにCFLでプレーできるかもしれませんね。
WRとしての技術やフットボールの理解力という面ではまだまだ伸び代がある萩山選手。
今後も更なる活躍に期待。

まずはCFLの朗報を待ちましょう。