藤田義生ブログ“エダ散歩”

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感動しました

2010年02月10日

みなさん、スーパーボウル見ましたか?
ここ最近、接戦の多いスーパーボウルですが、今年のゲームもほんまにすごかった。
言葉では表現できないくらいすごい試合だったと思います。感動しました。
まだ見ていない人もおられるかもしれないんで結果には触れないでおきますね。

 

スーパーボウルでは珍しい超ハイパーオフェンス同士の対決(勝ち上がるには強いディフェンス力や

キッキング力、つまり総合力が必要という意味)と言われていましたが、その通り両チームとも

オフェンス凄すぎ!

 

コルツのQBマニングはディフェンスの隊形を読んで毎回オーディブル(セットしてからプレーコールを

変えること)でディフェンスの弱点をつき、とことんプレーを成功させていました。

パスの落とし所も申し分ない。ランプレーも出ていましたね。

 

一方、セインツのQBブリーズはプレーリードがめちゃめちゃ速く、絶妙のタイミングで次々とパスを決める。

コルツのDE#93フリーニーがえげつないパスラッシュをかけていたのですが、投げるタイミングが速く、

コントロールもハンパなくいいのでDBにマークされていてもパスが通ります。

 

両チームのオフェンスはほんますごかったです。

 

でも、ディフェンスもすごかった。
パスラッシュにしても、タックルにしても、「人間こんなに気合いの入ったプレーができるのか」と思いました。
セインツのLBに“FUJITA”って選手がいて、日系ではなく白人だったんですが、すごい応援してしまいました。
ハイパーオフェンス対決と言われながらも、ディフェンスが試合を決定づけた。
あんなプレーできたら最高でしょうね。

 

今回のスーパーボウル、なんとアメリカでの平均視聴者数が1億600万人、視聴者の総数が

1億5160万人でアメリカTV史上、最高となったらしいです。
視聴率は45%。信じられません。

 

勝ったチームの人たちは本当に幸せそうでした。
当たり前ですが、スポーツの世界で最後に勝ち残るのはたったの1チーム。
他のチームは最後は負けて終わります。
たった1チームだけの栄冠。その感動は言葉にならないでしょう。

 

ちょっとくさいこと言うようですが、
日々の生活で「心から幸せ」って思うことってそうないですよね。

ぼくはうまいものを食べたときや、あったかい布団で寝るとき、
息子と遊んでいるときなんかはいつも「幸せやなあ」って思いますが
最高の幸福感や達成感、というのとは違います。
息子が生まれたときは最高に幸せでしたけどね。あれほどの感動は普段の生活では
なかなか味わえません。

 

スポーツ生活ににおいては2005シーズンに日本一になったときだけ。
18年もアメフトしてて、たったの1回だけです。
壁が高ければ高いほど、困難であればあるほど、それを乗り越えたときの
達成感は大きいと思います。
あの達成感をもう一度味わいたくて、まだ味わったことのない者はそれを味わいたくて
それにむかって挑戦しています。


いよいよ今週末から2010年オービックシーガルズが始動します。

「あの感動を、再び」なんて言葉でいうと安っぽいですが、そのためにがんばるってことは
かっこいいと思います。

 

そうそう、もうすぐ冬のオリンピックが開幕しますね。
楽しみです。
メダルがとれるに越したことはありませんが、それより何よりがんばってる姿を応援したいですね。