ほんまに本気か?
2010年02月21日
「人生はつらいだろ?
前向きになれる何かを探してたんだ。
人生に意味を見つけたかった。
信じられる何かを。
それがこれだ(This is it)」
マイケル・ジャクソンの映画「THIS IS IT」の冒頭、オーディションに受かったダンサーの言葉です。
この映画はコンサートにむけての舞台裏を編集したもので、今まで知らなかった真のマイケルの姿が
共感を呼んで大ヒットになったのだと思いますし、ぼくがハマったのもそうです。
特典のDVDにはダンサーや、バンド、コーラスの人たちのオーディションやインタビューを見ることができて、
その想いや努力がひしひしと伝わってきて、「本気」とはこういうことを言うねんなあ、と思います。
今、バンクーバーオリンピックが盛り上がってますが、彼らのプレーもそうですよね。
世界のトップに立つ人は、想像のつかないほどの想いと努力を積み重ねてきたんでしょう。
オービックシーガルズの2010シーズンが始まりました。
今年も現役を続けるメンバー、そしてトライアウトを受ける予定の新人たちがグラウンドに集まり
汗を流しています。
ぼくたちはアマチュアでフットボールで生計をたてられるわけではありません。
でも、これだけの人数の人間がグラウンドに集まってくる。
皆、想いは様々だと思いますが、冒頭の言葉が頭によぎりました。
もう4シーズンも日本一から遠ざかってるし、今や決して強いチームとは言えません。
でも、みんなこのチームで勝ちたいって気持ちで残っているし、このチームの何かに魅力を感じて
門を叩きにくるのだと思います。
もっと魅力のあるチームになるには日本一にならなあきません。
日本一にむかって一所懸命努力すること。
それも大いに意味のあることだと思います。
でも、それだけでは足りません。
お客さんはお金を払ってぼくたちの試合を見に来てくれる。
それはある意味、「ショー(SHOW)」と言えるでしょう。
ショーを成功させるってことは「勝つ」ってことやと思います。
ぼくらの目指すところはただ勝つのではなくて、ぼくたちらしく勝つこと。
春から来年の正月まで舞台は続きます。
そのために選手たちはがんばってます。
あと、それと・・・・。
長年チームで活躍された元#76池之上さんはよく
「ほんまに本気か?」とおっしゃってました。
オリンピックやマイケルのDVDを見ながら、自分たちは「ほんまに本気か?」
「もっといけるんちゃうか?」と自問自答しています。