勇気×元気
2011年01月03日
ライスボウル当日の朝を迎えた。
お正月は、サッカー天皇杯、高校サッカー&ラグビーに加えて
大学ラグビーと日本選手権が続く。
フットボールの頂点の季節でもある。
アメリカでも、元旦から様々なボウルゲームが開催され、
朝から夜まで全米がアメリカンフットボールの中継に
釘づけとなる。
寒い冬から体作り、チーム作りをはじめ、
春の試行錯誤、土台固め、
夏の鍛錬、秋から始まる戦いを潜り抜け
凌いできたチームが1年間の総決算として、
日本選手権、ボウルゲームに出場する。
アメリカでは、それを祝祭としてとらえて、
ボウルゲームには、その地方の特産物・名産物の冠が
つけられ、その地方全体を巻き込んだフェスティバルとなる。
ローズボウル、オレンジボウル、コットンボウル、シュガーボウル、
などなど。
日本では、ライスボウルとなり、今年で64回を迎える。
もともとは、東西学生のオールスターゲームであったが、
奇しくもオービックシーガルズが活動を始めた
1984年から学生の日本一と社会人の日本一が争う日本選手権となった。
過去27回で社会人が15勝とかろうじて勝ち越しているが、
学生がリードしてきた日本のアメリカンフットボール界では、
まだまだ学生の地力が強い。
私たちも一生懸命準備をしたが、挑戦者として最初から最後まで
集中しないと今日は勝利できないであろう。
学生日本一となった立命館大学は、
関西学生リーグで昨年の覇者関西大に敗れながらも、粘り強くプレーオフに
持ち込み、二度目には関西大を下して駒を進めてきた、成長曲線の高いチーム。
今日の戦いは、
総合力としての強豪立命館大学&スタッフに加えた
学生選手の元気、スピードに対して、
オービックは、倍以上の元気、スピード、そして、
学生チームに対してそれをやりきる勇気が必要だと思う。
しかも、立命館大学を上回るためには、
元気、スピードにも質の違いが必須であろう。
いずれにしても、ボウルゲーム。
日本のアメリカンフットボールの最終戦として、
ファンの皆様や関係者、何よりも両チームにとって、
一番大きな実りを実感する試合としたい。