並河 研GMブログ“日本から世界へ”

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14年ぶりのリーグ戦改編。

2009年04月26日

 

先週の月曜日に、春のパールボウルとこの秋からのリーグ戦改編
に関する記者発表会が開催された。

 

パールボウルは毎年のことであるが、リーグ戦改編については、

1996年にXリーグがスタートして14年目にしての改革なので、

マスコミの皆さんからも注目されていた。

 

1996年Xリーグが発足した当時、

“もともとは「トップリーグ構想」だったものを、いったんは、3つのdiv

に分けて、決勝トーナメントを儲けるという「暫定」なリーグ改革であり、

3年をめどに「トップリーグ化する」”と協会から発表されていた。

 

今となっては、このことを取り上げて「嘘つき」という方もいらっしゃらないし、

協会の執行部やチーム運営を担う方々も代替わりし、風化しているのも

事実ではある。

 

そのようなことを考えると、決して大きいとは言えないが

「一歩」を踏み出せたのではないか、と思う。

 

ただ、それにも増して大きいのは、甲子園ボウルの改革だ。

 

関西学生連盟が主催し、関西学生のチャンピオンと関東学生のチャンピオンが

戦うという甲子園ボウル、いわば東西学生王座決定戦が、 

大学選手権に装いを変える。

 

これによって地方の大学にも「甲子園への道」が開けた。

 現在の「地力差」を考えるとまだまだ壁は厚く高いが「道ができた」ことに

大きな意味がある。

 

この英断を下された学生連盟の大先輩方に最大の敬意を表したい。

 

翻ってXリーグ。学生リーグが踏み出した大きな改革の一歩に負けないように、

この2009年の記念すべきリーグ戦改編のシーズンを熱戦で飾りたい。

14年間のつけをこの1つのリーグ戦改編で払うことは

できないと思うが、改革に向けて進む起爆剤を見つけたい。

 

奇しくも、1年間に300チームが廃止された1998年の再来かと

思わせるようなこの経済環境下。

アメフトに限らず、残念ながら活動停止、廃部を余儀なくされたチームも多い。

 

だからこそ見にきていただいたお客様に、対戦チーム同士はもちろんのこと、

協会の皆さんにも一緒になってもらって、楽しくて、面白い、

そして、熱い、感動のある試合をお見せしたいと思う。

 

いよいよ5月5日。オービックシーガルズの開幕である。