並河 研GMブログ“日本から世界へ”

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いよいよ7月!

2008年07月01日

2005年の冬、私は杖をついて歩いていた。

 

大学時代から始めたアメリカンフットボールであるが、
今ほど練習の前後に入念なストレッチをしなかったこともあり、
柔軟性を高めない中で競技を続けたおかげで、腰が弱い。

睡眠不足が続くと、よく、ぎっくり腰になっていた。


2005年は、体重も96キロあり、秋の始めにぎっくり腰を発症、
それが坐骨神経まで響き、とうとう杖が必要になったのである。

 

「痩せる」「腹筋を鍛える」「睡眠をとる」。
腰を直すにはこれにとりかかるしかなく、2006年の春から、
まず痩せてみることにした。

特に運動もせず、食事に気をつけただけで順調に痩せ、

昨年、2007年の11月頃には、83キロまで減った。

 

体重減が一番効いて、2006年、2007年は一度もぎっくり腰に

襲われなかったので、当初の目的は、ほぼ果たされた。

 

2007年のちょうどプレーオフ出場が決まったある日、
ふと、何を思ったか、区営のトレーニングジムに出かけて、トレーニングをしてみた。
実に10年ぶりくらいの感触であったが、これが意外に面白い。


もちろん現役時代ほど重いバーベルは上がらないが、

一般の方々よりも少しは、上がる。

 

どうせなら、選手たちがプレーオフを戦っているのを陰で応援するつもりで
このトレーニングを続けてみようという気になり、
結局、12月の電工戦まで週に3回ほど通ってしまった。

 

肝心の試合は、タイブレークで負け、本当に悔しい。
試合に出場させてあげられなかったジョン・ウエストと抱き合って泣いた。
本当に悔しい…。

 

何かそんな思いが残ってしまい、
じゃあ、もう一度ライスボウルに出るまでウエイトトレーニングを続けてみようと
そのときに決めた。

 

願掛けトレーニング。

 

そんなところが発端であるが、続けていくうちに、46歳を超える年齢であっても、
徐々にトレーニング効果があがる。

いつの間にか、ジムの会員になり(そのほうが安い)、
ウエイトだけでなく、プールに入ってみたり、

ちょっとランニングマシーンで走ってみたりしていた。

 

なんだか体調も良い。(あたり前であるが)

 

腹筋も毎回300回以上やるようになり、
ベンチプレスも100キロが上がるようになる。
ランニングも、30分くらいなら続けられるようになった。

 

年が明けて、1月。


周囲は「東京マラソン」の話題が増え、
うちの新生コーチも東京マラソンに出場するということで、
毎日、東雲の自宅とオフィスの間を走ってやってくるようになる。

 

またまた、何を思ったか、私は、皇居をランニングで1周してみた。
1周5キロ、皇居なので信号もなく、ノンストップで走れるとは言うが…、

初心者にもとりかかりやすい皇居マラソンをまさか自分がやるとは…。


と、思いながら走ってみる。

すると、私よりも年上の女性ランナーに1周の間で2回も抜かれる。

悔しがる余裕もなく、「まじ、しんどい…」と思いながら
40分以上かかってようやく1周した。

 

そんなことをやっているうちに、

習志野のグラウンドでのチーム練習の間や、

ジムに行ったときにもよく走るようになる。

 

ここ2ヵ月でみると、週に3回は、1時間位走れるようになった。

1時間走ると概ね10キロ。


願掛けランニング。

 

そして、東京マラソンに初めて出た、芸能人が(にしおかすみこさんだったか…)
「東京マラソンに出るために、週に3回10キロ走った」と、
おっしゃっていたのを思い出し、このまま順調にいくのなら、、
私も東京マラソンに出場しようかと思うようになった。


「30キロの壁がある」と新生コーチも言っていたので、
まあ、今は“夢”くらいにしておいて。

 

とにかく、ライスボウルまであと180日。
週に3回だとして、合計1000キロの願掛けランニング。
ベンチプレスで、合計400tを上げるということをやってみようと思う

今日この頃である。

 

ちなみに、10キロを走るようになって、
体重が再び落ち始めて、現在、78キロである。


この体重は、社会人になったころの体重。


初心だ。