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Waiting in the wings(大橋HC)
2020年05月12日
40年ぶりぐらいにフットボールフィールドに出ないゴールデンウィークを経て、チーム活動自粛も1か月半を超えました。なんとも歯がゆい、ムズムズするような感じがあるのは否めませんが、「今でもできること」に留まらず、「今だからできること」に取り組むことで、チームはいつもとは違う成長の道を進んでいます。
特に、メンバーそれぞれが、どんな選手・スタッフになるのか、どんなチームをつくるのかを深く考え、コミュニケーションを重ねていることは、個々人がどう在りたいかを固める貴重な機会になりました。
これは、多様なバックボーンを持つ、個性の集まりである我々にとって、今後の大きな財産になります。多様さを認め、強さに結びつけていくには、それぞれの在りようが、チームの目指しているものに合致していることが重要で、見ているものがバラバラな中で発揮される個別性は、チームとしての力にはなりません。ただ、何をするのかを決めることに比べ、どう在るのかを決めるには、時間をかけてメンバーと会話することが必要で、フットボールを実践しながらでは難しいものがありました。今、それを培うミーティングが選手主体で活発に行われています。これこそ、今だからできることなのだと思っています。
今般起きている社会の変容を見ても、多様であることは、強みになり得るのか、はたまた弱みになってしまうのか、よくよく考えさせられます。我々としては、画一的、一律でなくても、自律によって目線を整え、多様だから強いチームを目指したいと考えています。
もちろん、フィールドで展開するオフェンス・ディフェンス・キッキングに関してのミーティングもリモートで行っていますし、オンラインでのトレーニング実施・トレーニング内容共有なども続けています。心の部分だけでなく、頭、体の準備も万端に進め、出番がやってきたときに爆発できるイメージをつくりあげている最中です。近い将来、必ずスポーツの出番、我々の出番がやってくることを信じて。 今シーズンは10月開幕が想定され、残念ながら試合数も限られたものになるかと思います。だからこそ、すべてを限られた試合に注ぎ込み、より一層中身の濃いゲームをお見せする覚悟でいます。ぜひご期待ください。我々の出番が来るときまで、なにとぞご自愛くださいますようお願いします。
WE ARE OBIC SEAGULLS
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