チームブログ“WE ARE”

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2016年12月

2016年12月21日

2016シーズンご声援ありがとうございました(古庄HC)

 

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2016シーズン初日の練習。開始10分でグラウンド脇の茂みに吐きに行ったのは#36バネでした。練習後も酸欠状態から抜け出せず、翌日までトレーナールームで寝ていたのは#28庸輔でした。

 

初日の練習であれだけの追い込みをみせたチームは、私の長い現役生活の中でも思い出せません。

 

 

皆がスタート時点から見えていたのでしょう。

 

 勝ち続ける自分。

チャンピオンになる自分。

突き抜けたチームになるオービックシーガルズ。

 

そのためにハードワークを重ね、皆が心を込めてこのチームを創ってきました。

 

 

だからこそ、志半ばでのシーズンエンドは、胸が張り裂けそうで喪失感も大きかった。

 

けれど、我々は毎試合、自分とチームに自信を持ってキックオフを迎えていました。どれだけしんどい場面になっても、勝ちへの執念を捨てませんでした。何度も試合をひっくり返してきました。

 

チャンピオンにはなれなかったけれど、みんなで創ってきたこのチームを、JAPAN X BOWLの試合前と変わらず「誇り」に思っています。

 

 

最後まで選手に声を届けてくれたファンの皆さん、本当にありがとうございました。長居での決戦に、関東からも多くのファンの方が参戦してくれたことは忘れません。皆さんの温かい「想い」に支えられて、我々は自信を持ち続けることができました。

  

チームは一度解散しますが、この2016シーズンは、「突き抜けたチーム」の礎を築いた大事な1シーズンになりました。2017シーズン、「やっぱ、こいつら面白い」と思ってもらえるチームを創って戻ってきます。

 

 

ライバルチームの皆さん、来シーズンもレベルの高いやったりやられたりでリーグを盛り上げていきましょう。富士通さん、ライスボウルでの素晴らしい試合を期待しています。

 

 

最後になりましたが、チームのみんな、1年間ありがとう。

 

 

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ヘッドコーチ
古庄直樹

 

古庄HCはライスボウルNHK生中継に「解説」(主音声)で出演します。

2017/1/3(火)15:00~ NHK BS1 ライスボウル(日本選手権) 関西学院大×富士通 @東京ドーム

2016年12月14日

約束(砂川副将)

 

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▲第2Q、ゴール前7ヤードからの3rdダウン。
エンドゾーンへのパスに跳びつきカット。FGに抑える

 

 

今シーズン、チームが始動したときの感覚が今でも忘れられません。

 

アントンさんを筆頭に、チームの皆が変化し始めた。皆でハードワークを重ね、練習ごとに自信をつけていく。そんな練習が楽しくてたまりませんでした。

 

 

今シーズン最後の試合になってしまったJAPAN X BOWL。ディフェンスリーダーを完璧にこなせていたかは分かりません。でも、ディフェンスメンバーのおかげで、良いディフェンスがつくれたと思います。練習中からディフェンスメンバー、そしてチームを鼓舞し続けてくれた坂ちゃん(LB#5坂田)に感謝しています。

 

誰ひとり抜けても今シーズンのディフェンスはつくれなかったと、胸を張って言えます。ディフェンスのみんな、ありがとう。今シーズン積み上げてきた自信を、来シーズンもまた重ねていきます。

 

 

最高の舞台での、オービックのスタンドからの声援は、本当に気持ちよかったです。エンドゾーンを背に戦っているとき、とても心強かったです。それに勝利で応えられず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

 

最高のディフェンス、勝たせるディフェンスをつくって戻ってきます。チームも、ディフェンスも、引っ張っていくことを約束します。

 

 

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副将 DB#1
砂川敬三郎

 

特別な思い(坂口副将)

 

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2年前の春、オービックシーガルズに加入してすぐに迎えたパールボウル。会場は東京ドーム。相手は富士通。

 

一昨日のJAPAN X BOWLと全く同じ環境での試合でした。あんなに大勢のファンが応援してくれている中での試合は初めてで、全く良いパフォーマンスができませんでした。試合には勝ちましたが、私はこれまで、あの日のことが頭から離れることはありませんでした。個人として、富士通を圧倒したい。そういう気持ちでいっぱいでした。

 

 

そして、今シーズンが始まりました。私は副将としてオフェンスのリーダーになり、「今年はオフェンスで勝つ」というテーマのもと、日々の練習やトレーニングに励んできました。仲間たちと徐々に気持ちがひとつになっていく感覚は、たいへん心地いいものでした。このメンバーで勝ちたい、と心から思いました。

 

 

迎えたJAPAN X BOWL。相手は富士通。最高の舞台でした。1年目の雪辱を果たしたい。このメンバーで勝ちたい。2つの想いを持って挑んだ試合は、私にとって特別なものでした。

 

個人としても、オフェンスとしても、去年、一昨年と比べ、全く違う自信を持って臨めたと思います。しかし、結果は完敗。ディフェンスのメンバーとキッキングのメンバーに申し訳ない気持ちと、負けた悔しさでいっぱいです。

 

 

正直、いまも整理はついていません。ですが、この舞台に必ず戻ってきて、来シーズンこそは絶対に日本一になってやります。

 

来シーズンはゼロからのスタートではありません。今年積み上げてきたものから、良いところはもっと伸ばし、ダメなところは改善していく。そういう取り組みをしていきます。そして、来シーズンはオフェンスで勝ちます。

 

 

ここまで支えてくれたコーチや仲間たちには本当に感謝しています。ありがとうございます。

 

そして何より、オービックシーガルズファミリーの皆さん、今シーズンも熱い参戦ありがとうございました。皆さんの声援があったからこそ、ここまでこられたと思っています。来シーズンは、全員で笑って泣けるシーズンに必ずしましょう!

 

”We are OBIC SEAGULLS”


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副将 OL#77
坂口 裕

 

2016年12月13日

WE ARE OBIC SEAGULLS 2016(並河GM)

 

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昨日は3年ぶりの日本社会人選手権に本当に本当に大勢駆けつけてくださいまして、誠にありがとうございました。同時に、不甲斐なく完敗してしまい、誠に申し訳ありませんでした。

 

 

昨年、同じ相手にリーグ戦で41-7、準決勝は27-6で敗れ、3度目こそはと、決勝で富士通と対戦することを目指して今年のチームづくりはスタートしました。

 

新ヘッドコーチ古庄が選手に呼びかけた「HARD WORK」は、もう一度覚醒しようという自分たちへの叱咤の言葉でした。3月には、新オフェンス・コーディネーター ダニエル・リンズとジェリー・ニューハイゼルを加え、菅原 俊、畑 卓志郎と3人で新しいQBユニットがスタートし、新しいオフェンスづくりもスタートしました。

 

夏が過ぎ、開幕を迎えると、Xリーグのレベル向上は昨年よりさらにヒートアップ。多くのチームがNCAA卒業の選手をリクルーティングし、2016年のリーグ戦は未曾有の白熱状態となりました。

 

その中、開幕戦のノジマ相模原を1点差、強敵LIXILを2タッチダウン差、IBMをタイブレークで1点差、エレコム神戸を1タッチダウン差、準決勝のパナソニックをタイブレークで3点差としのぎ続けて、決勝進出を果たしました。

 

決勝は、選手たちもコーチも本当に楽しみに準備をして、アドレナリンを放出し続けながら闘いましたが、完敗。改めて、富士通というチームの凄さと私たちの至らなさ、甘さを痛感しました。ここ2年、負け続けるたびに、GMとしての自分の認識を問い直し、チャレンジを続けてきましたが、まだまだ甘い、ということです。

 

 

既に記憶にない方もいらっしゃると思いますが、里見恒平という立命館大出身の選手が活躍してくれていた2006年ごろ、プレーオフでパナソニックに負けるたびに、グラウンドに崩れ落ち泣いている彼の背中に手を置くのが精いっぱいでした。

 

いろいろなものと戦いながらフィールドに立ち続ける選手たちのアメフトへの想いに報いるために、GMとして何を為すべきか。昨夜の3塁側スタンドの皆さんの声、姿、フィールドで戦い続けた選手の姿を脳裏に焼きつけて、来シーズンへと向かいます。

 

最後になりますが、今シーズン参戦していただき、本当にありがとうございました。

 

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ゼネラルマネジャー
並河 研

感謝(安東主将)

 

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JAPAN X BOWLは完敗でした。

 

その中でも、ディフェンスはこれまでと同じように何度も踏ん張り、粘ってくれていました。

 

オフェンスでなんとかしたかった。ですが、スコアする決定力不足を解消できず、また、要所でミスが出たのが敗因と考えています。

 

 

東京ドームで満員となった皆さんの参戦を目のあたりにして、心が奮え立ち、勇気を持って戦うことができました。また、ここまで進んでくるにあたり、本当に多くの励ましや応援をいただき、私たちはこの支えてくださっている人たちのために戦っているのだと、改めて思いました。

 

最高の舞台でのフットボールは、やはり格別の思いがする時間でした。かけがえのないメンバーと戦えることを誇りに思いました。だから、最後まで、ライスボウルまでやりたかった。まだ足りない、まだ強くなれることがあるということを教えられました。

 

 

オービックシーガルズはもう来シーズンに向けて始動しています。

 

応援してくださった皆さんには、本当に感謝しかありません。来シーズンは日本一という結果でお応えできるよう、前を向いて進んでいきます。今シーズンも熱い参戦ありがとうございました。

 

“We are OBIC SEAGULLS”

 

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主将 TE#88
安東純貴

2016年12月11日

アドレナリン(古庄HC)

 

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▲2013年 JAPAN X BOWL

 

 

いよいよです。

 

今日、試合前最後の練習を無事に終え、今夜は各々が、明日の決戦に向けて「気」を磨いています。

 

 

我々は明日、最高に贅沢な時間を過ごします。

 

自分が現役の頃を思い出してみても、どれだけ体がしんどかったシーズンであっても、東京ドームでのボウルゲームで調子が悪かった試合は思い出せません。

 

当たり前です。会場。歓声。対戦相手とのガチンコ対決。そのすべてがアドレナリンを放出させるのです。

 

あのフィールドに立って、アドレナリンが出ないフットボーラーなどいないでしょう。アドレナリンは痛みを消し去ります。不安をかき消します。私はビッグゲームになると、2週間前からアドレナリンが出て止まらないことがほとんどでした。

 

もちろん、いま、このフェーズでも止まりません。もう選手ではありませんが。

 

 

楽しみです。明日の試合で自分はどれだけのアドレリンを放出するのか。選手たちのアドレリンはどれだけ放出されるのか。

 

DLはどこまでも相手QBを追いかけるでしょう。OLは何度でも強いブロックをし続け、RB、WR陣はどこまでも走り続けるでしょう。LBは何度でもタックルを繰り返し、DBは地の果てまでも相手を追いかけるでしょう。

 

心配です。試合前のアーリーワークで、島津(DB#24)が張り切り過ぎないか。試合前のセレモニーで、アントン(TE#88安東主将)は今日の宣言通り生き様を見せられるのか。

 

 

最高の舞台。最高の相手。春からずっとそれをイメージして、根性あるチームをみんなで創ってきました。何も恐れはありません。我々らしく、強気で、魂のこもったプレーを見せます。これまでの試合同様、目の前の相手に我々のすべてをぶつけます。

 

明日の参戦を心よりお待ちしています。 

 

JAPAN X BOWL 12/12(月)19:00 オービックvs.富士通@東京ドーム

 

 

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ヘッドコーチ
古庄直樹