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2017シーズンを終えて(古庄HC)
2017年12月15日
2017シーズンは、これまでで最もハードなシーズンになった。「どこのチームも圧倒するチームを創る」という高い目標を掲げて臨んだが、リーグ戦は6位、そして準決勝敗退。志半ばでのシーズン終了は、チームに関わるすべての人の心を傷つけた。
振り返ってみると、選手、スタッフは2月から目標に違わぬハードワークを続け、春のパールボウルで優勝を果たし、大きな自信を手にした。秋も、開幕戦(IBM)、第5戦(パナソニック)、第6戦(富士通)と3敗を喫しても、チームが崩れることはなかった。これまでにないリーグ戦の大きな負荷が、チームの芯をますます太くしていったと感じている。どれだけいい準備をしても、結果が出るまでに時間がかかることがある。チームの皆がそれを理解し、目標を見失わず、目の前の相手と全力で戦い続けた。
しかし、対戦相手もスケジュールも年々ハードになっている中で最後まで勝ち抜くには、我々が持つエネルギーも、これまで以上に大きなものにしていかないといけないということだ。敗戦の直後から、いま我々には何が必要なのか、何度も考えた。いろんな考えが頭の中を駆け巡ったが、やはり答えはひとつだった。オービックシーガルズの根底にある、「選手がワクワクするフットボール」をすること。ここに辿り着いた。「勝ったら、面白い」のではなく、「面白いから、勝つ」のだ。
ワクワクする選手が多ければ多いほど、フィールド上で根性を見せ、執念を発揮し、どんな場面でもチャレンジを続けることができる。試合でも、練習でも、そんな戦いがしたくて、選手はハードワークを重ねている。これまでの人生で、負けたことはある。大事なのは、諦めないことだ。いまこの逆境にいるからこそ、自らを鼓舞し、未来の自分たちにワクワクしながら、前に進むことができる。
今週から選手との個別面談を始め、毎日、選手と向き合っている。2018シーズンに向け、「誰かに引っ張られるのではなく、自分が周囲やチームを引っ張る選手になる」と話す若手らに、1年前とは違う内面のたくましさを感じている。どこが相手でも圧倒するチームを創るまで、我々は決して止まらない。このままでは終わらない。
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いつもオービックシーガルズを支えてくださっているファンの皆さん、2017シーズンも参戦、応援いただきありがとうございました。雨の試合が多かったですが、どの試合でもスタンドから届く熱い声が本当に心強かったです。どんな場面でも背中を強く押していただき、我々は常に強気で戦い続けることができました。
皆さんの期待に応えられなかったことは心底悔しく、申し訳ない気持ちになりますが、チームは来シーズンに向けてスタートを切りました。ファン、選手、スタッフ、オービックシーガルズファミリー全員で喜びを爆発させるために、このオフの期間も目標を高く持ち続け、前進を続けます。
2018シーズンも何卒よろしくお願いいたします。
★TV出演予定 社会人選手権 JAPAN X BOWLのNHK BS1 生中継で、古庄ヘッドコーチが解説を務めます。 「得点力の高いチーム同士の対決なので、私が専門とするディフェンス目線から、両チームのレベルの高い攻防をお伝えしたいと思います。激しい試合になることを期待しています」(古庄HC) 12/18(月)19:00~ 富士通×IBM@東京ドーム 19:00~20:55 BS1、20:55~(21:50) BS1/サブチャンネル102 前日12/17(日)は大学選手権 甲子園ボウルです。 13:05~ 日本大学×関西学院大学@阪神甲子園球場 13:00~(15:50) NHK BS1生中継
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