ファイナル・ステージ
2009年12月07日
週末に行われたファイナルステージで鹿島がパナソニック電工に、富士通がアサヒビールに勝ち、
ジャパンXボウルの対戦は鹿島対富士通に決まりました。
鹿島はパナソニック電工の3連覇を阻止。
ぼくたちが3連敗しているパナソニック電工に見事勝利しました。
試合は見ていませんが、スタッツを見てみると、パナソニックの総獲得ヤードはなんと520ヤード。
鹿島は293ヤード。
パナソニックのQB#8高田選手はパスを29回投げて23回成功、343ヤードを稼ぎだしました。
でも負けた。
高田選手のパス失敗はたったの6回。しかしそのうちの3回はインターセプトをされていて、
1本は鹿島の#4山本選手にリターンTDをされています。
ファンブルロストも1回。
キッキングでも鹿島の#18前田選手がキックオフリターンTDを決めています。
一方、鹿島オフェンスはインターセプトやファブルでターンオーバーがなかった。
パナソニックは攻撃で1.5倍近くも進んでおきながら、ターンオーバーとキッキングが負ける
大きな要因になった、と言えるのではないでしょうか。
(あくまでもスタッツを見ただけでの判断です)
このスタッツ、オービックシーガルズがリーグ戦でアサヒビールシルバースターに負けた試合と
似ているところがあります。
アメリカンフットボールはオフェンスやディフェンスが強くても負けることがある、ということですね。
そして前回書きましたが、強いチームが勝つのではなく、勝ったチームが強いのです。
鹿島は17点を先制されてからの逆転勝利。
見事だと思います。
鹿島と富士通はリーグ戦でも熱戦を繰り広げただけに(富士通22-20鹿島、試合残り0秒で
富士通がFGを決めて逆転勝利)、決勝もいい試合になると思います。
双方のヘッドコーチ(HC)は、京都大学全盛期の元オフェンスコーディネーター(富士通・藤田HC)
対 ディフェンスコーディネーター(鹿島・森HC)の対戦ということでも注目の一戦です。
来年は相手チームの決勝の紹介なんて書かず、みなさん見に来てください!って書きたいものです。