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2013年04月

2013年04月30日

【5.18ドイツ遠征5】ドイツのクラブ運営に学ぶ

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インターナショナル・チャレンジボウルⅡ(International Challenge Bowl Ⅱ)

5/18(土)19:00キックオフ [日本時間 5/19(日)2:00]
vs. デュッセルドルフ パンサー(Duesseldorf Panther)  HP Facebook
@パウル・ヤネス・スタジアム(Paul-Janes-Stadion/デュッセルドルフ) Google MAP

 

<ライブ中継について>

試合の模様はインターネットでライブ配信されますが、ヨーロッパ圏外からは視聴できません。また、権利の関係で独自に配信することもできません。現地からTwitter、Facebookで試合経過や結果を発信する予定ですので、どうぞそちらをご覧ください。


 

(冨樫AGMレポートVol.3)

 

2013ドイツ遠征特集(バックナンバー集)

(参考資料)「THE OBIC SEAGULLS 2013」(English/PDF)

(昨年)2012ドイツ遠征特集(バックナンバー集)

 

 

 

“部活”がない社会

 

初回レポートの中、デュッセルドルフ パンサーの育成プログラムについての箇所で触れましたが、ドイツには、いわゆる学校の部活動というものがありません。よって、放課後の使い方は学生、生徒個人に委ねられ、各人が好きなスポーツや趣味に時間を使うことができます。

 

そこで、地域密着の「クラブ」というものが、部活動の代わりにスポーツ活動や文化活動を行う場となっているのです。また、それだけでなく、老若男女、様々なジェネレーションの交流の場、あるいは青少年の社会勉強の場として、クラブが非常に重要な役割を担っています。現在、日本の文部科学省が推進している「総合型地域スポーツクラブ」は、ドイツのクラブがロールモデルとなっています。

 

ドイツ社会では、すべての分野、趣味、スポーツに、クラブというものが存在します。スポーツでは、サッカー、バスケ、バレーボール、テニス、マラソン、陸上などなど。文化面でも、音楽、美術ほか、ほぼすべての分野にクラブがあります。犬好きが集まればドッククラブ、馬好きが集まれば馬クラブ、映画好きが集まれば映画クラブといった具合です。Japan Clubのように、日本人コミュニティの交流の場となる組織もあります。

 

 

クラブ文化が生む好循環


対戦相手のデュッセルドルフ パンサーもそんなクラブのひとつです。アメリカンフットボールを通しての社会貢献、それが彼らの基本理念になっています。


クラブの会員は約500名。ユースチーム、2NDチーム、1stチーム、チアチームに分かれ、コーチや指導者の大半はクラブのOB/OG、父兄で構成されています。OB/OGが下の世代を指導し、指導された世代がさらに下の世代を教育します。いつしか選手に家族が増えたときには、その子どもをクラブに入れる、というような循環があります。皆、自分を育てたクラブに感謝し、何らかの形で恩返しできないかと考えるのが、ごく当たり前のようです。こうして何世代にもわたって関わり続けることが、クラブの歴史、伝統となり、ブランドをつくりあげていくのです。

 

スポンサーとの関係もそうです。クラブの活動に賛同する地元のスポンサー企業がチームを支えています(パンサーのスポンサー企業)。昨年戦ったドレスデン モナークスと同じように、パンサーもまた「おらが町のフットボールチーム」です。その協力の仕方は現金支給であったり、物品やサービスの提供であったりと様々ですが、業種別に確立されていて、宿泊を提供するホテル、ビールやパーティー会場などをサポートするビール会社、遠征時のバスや普段のトランスポーテーションを提供する旅行会社など、効率よくクラブ活動が支えられています。

 

では、なぜ地元のスポンサーがサポートするのか。パンサーのリーグ戦の平均観客動員数は1,500~2,000名。熱狂的ファンが2,000名くらいいるそうです。そういったファンは、大好きなパンサーを応援している企業なら信頼がおける、自分の息子が通っているクラブチームをサポートしている企業はいい企業だと受け止めるのです。たとえば、パンサーのランドリー会社は選手のユニフォームを無料で洗濯します。そうすると、ファンもその会社に頼みます。クラブの所属メンバーも頼みます。そういう具合に、地元企業にとっては、大勢のファンやクラブメンバーが顧客となり得るわけで、パンサーへの支援を断るわけにはいきません。また、スポンサー企業は選手の雇用の場でもあります。選手が仕事でも実績をあげてスポンサーに貢献する。そうすると、スポンサーはクラブをもっと応援したくなる。そんな好循環がチームをいい方向に導いています。

 

地元自治体もクラブチームを上手く支えています。施設面では、クラブに対して格安の使用料で多目的ジムやフィールドを貸し出しています。前回訪れたドレスデンでは、いくつかのクラブが共同で市の施設を年間を通じて借りている例をご紹介しましたが、デュッセルドルフも同様でした。公立の学校個々に大きな体育館や施設をつくるのではなく、市営の体育館やグラウンドをつくり、そこに小学生や中学生が体育をしにやってくるようです。使い勝手は別として、日本のように、あまり活用されない自治体の施設がたくさんあり、維持するためだけに多くの税金が使われているのに比べれば、ずっと効率的かもしれません。  

 

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▲【左】総合型スポーツクラブで行われていた子どもの運動教室 【右】共同で利用する市営複合施設。トラックの他、フリーフィールド、テニスコート、ウエイトルームがありました

 

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デュッセルドルフ日本人学校。ドイツでは珍しい、校庭がある小学校です。5/18(土)の試合の前日に、チーム全員で訪問し、特別授業をさせていただく予定です


 


いよいよ習志野で実践

 

Xリーグはどうかと言えば、それぞれのチームがそれぞれの方法でグラウンドを確保し、練習しています。幸い我々には専有のグラウンドがありますが、X2やX3のほとんどのチームは、練習場所が定まらず苦労されています。自治体のグラウンドを上手く利用しているのは、アサヒビールシルバースター(川崎球場)だけでしょう。他は、企業や大学のグラウンドをシェアするなど、練習場所を確保するだけでもたいへん難しい状況です。

 

少し話は大きくなりますが、日本の運動する現場、学校の部活動やクラブチームに目を向けてみると、運動する環境があまりにも限定され過ぎています。たとえば、毎年開催されている国体のために新設される体育館やグラウンドを、その後、どのくらい一般の方が利用できているでしょうか。月に数回しか使われない天然芝にどれほどの維持費が税金から支払われているでしょうか。また、国公立の大学、高校、中学校、小学校の施設が一般に開放されるには様々な制約があり、セキュリティの面でも非常に厳しいルールがあります。こういったことを挙げたらきりがありませんが、これが日本の現状なのです。

 

この2年、ドイツのクラブチームとの交流を通して、今の日本では、ハードの整備よりも、様々な人々が運動や体を動かすことに簡単にアクセスできる仕組みや、部活動やクラブチームに施設や活動の場を上手く割り当てて切り盛りする人材を育成することが急務だと強く感じています。


オービックシーガルズでは、現在、地元習志野市を中心とした地域の皆さんに、行政と一体となって幅広いスポーツへの参加機会や場を提供することを目指して、習志野オービックシーガルズスポーツクラブ(仮)設立の準備を進めています。自分たちにできることから始め、地域社会に貢献できるクラブチームのあり方を追求していきたいと考えています。

 

2013年04月23日

【5.18ドイツ遠征4】We will update our information in English.

Hello everyone! It's great to have you with us again for what will hopefully be another season record breaking feats.

 

The spring season is almost underway and we are all very excited to get back out there, strap it up, and play some football.

 

We have a pretty tight schedule in May. Three straight weeks of football. We open up with the first game of the Pearl Bowl tournament on the 11th. Followed by the second edition of the International Challenge Bowl in Germany the following week. On the 25th we will be back here in Japan for the second game of the Pearl Bowl tournament.

 

It will be a month jam packed with action. We will do our best to give you our absolute best performance in every game. No amount of travel, time difference or lack of sleep will stop us from attaining the goals that we have set for ourselves.


We are working hard to prepare physically and mentally for the task ahead. Nothing short of victory would be acceptable, and victory is what we are preparing for.

 

Thank you always for you support! We hope to see you again this season.

Go Obic Seagulls!

 

DL#11 Kevin jackson

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added the latest data
and  【INTERNATIONAL CHALLENGE BOWL 2012 @ DRESDEN, GERMANY】

 

2013年04月19日

【5.18ドイツ遠征3】ドイツリーグとXリーグを比べると

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インターナショナル・チャレンジボウルⅡ(International Challenge Bowl Ⅱ)

5/18(土)19:00キックオフ [日本時間 5/19(日)2:00]
vs. デュッセルドルフ パンサー(Duesseldorf Panther)  HP Facebook
@パウル・ヤネス・スタジアム(Paul-Janes-Stadion/デュッセルドルフ) Google MAP

 

<ライブ中継について>

試合の模様はインターネットでライブ配信されますが、ヨーロッパ圏外からは視聴できません。また、権利の関係で独自に配信することもできません。現地からTwitter、Facebookで試合経過や結果を発信する予定ですので、どうぞそちらをご覧ください。


 

(冨樫AGMレポートVol.2)

 

前回のレポートでも少し触れましたが、あらためて、GFL(German Football League/ ドイツ・アメリカンフットボール・リーグ)について、わがXリーグと比較しながらご紹介したいと思います。

2013ドイツ遠征特集(バックナンバー集)

(参考資料)「THE OBIC SEAGULLS 2013」(English/PDF)

(昨年)2012ドイツ遠征特集(バックナンバー集)

 

 

 

Euro Bowlが最高峰

 

news2013041901.jpg GFLは、北ディビジョンと南ディビジョンの各々8チーム、計16チームで構成されています。今回対戦するデュッセルドルフ パンサー(右写真)は、昨年戦ったドレスデン モナークスと同じ北ディビジョンに属しています。GFLには下部組織としてGFL2があり、こちらも同じく北と南に分かれ、各8チーム。GFLの最下位とGFL2の1位のチームが入れ替え戦を行います。


GFL各ディビジョン上位4チームがFINALのトーナメントに勝ち上がり、最後に行われるのが、北と南の頂上決戦「German Bowl」。XリーグのJXB(Japan X Bowl/日本社会人選手権)にあたります。German Bowlの覇者がヨーロッパチャンピオンを争う「European Football League」に駒を進めることができます。その最終決戦が「Euro Bowl」。パンサーは、1995年にEuro Bowlを制しています。

 

 

有料観客数の差


GFLとXリーグの最大の違いは、「有料観客数」にあります。GFLの平均的な試合の観客数は2,000人前後。ドイツ・アメリカンフットボールの“エリートリーグ”として、対戦カードによって多少の差はあるものの、興業が成り立っていることが最大の違いです。

 

Xリーグの試合では、果たしてスタジアムにいるどのくらいの観客がチケットを購入して見に来てくれているのでしょうか。GFLでは、選手の家族以外は、ほぼすべての人がチケットを購入して見に来ています。価格は8~15ユーロ(1,000~2,000円)ほどで、日本とあまり変わりません。なぜ、日本ではチケットが買われないのでしょうか。

 

理由はいくつかありますが、両者で最も大きく違うのは、興業に対するマインドです。GFLの関係者とXリーグの関係者を比べると、GFLでは、フットボールに関わる者として、チームやリーグをサポートするためにお金を支払ってチケットを購入するのは当然のこととして、多くの人が実行しています。 一方、Xリーグはどうかというと、関係者には当然のように招待券が配られ、チームがお金を要求することはまれです。なかにはチームのために購入してくれる関係者やOBもいますが、極めて少ないです。あくまでも、私の経験則ですが。

 

Xリーグは、もともとほとんどのチームが実業団として発足し、その後クラブチームに移行したという歴史的背景があります。以前は、企業が福利厚生の一環としてチーム活動をサポートし、経費としてチケット代を持ち、社員に分配する仕組みでやりくりしていました。

 

チケッティングは、Xリーグの最大の課題であり、日本のマイナー競技すべてに共通する課題です。

 


QBはみなアメリカ人?!

 

news2013041902.jpg GFLも、Xリーグのように外国人枠が設けられています。Xリーグは、外国人登録は4名まで(プロ未経験者のみ)。2名までが同時にプレー可能です。GFLは、EU圏以外で6名まで登録できます。同時にプレーできるのは、Xリーグと同じく2名まで。EU圏内、たとえば隣国のオーストリアやフランス、オランダの選手は外国人に該当しません。

 

GFLのQBは、ケルン ファルコンズのRobert Demers選手(ドイツ人)を除いては、すべてアメリカ人QBです。しかもみな、本場アメリカのNCAA1部校の出身。この選手起用のコンセプトは明確で、一番多くのボールを持つ選手がアメリカ人選手であることが、最大限の効果を発揮するというわけです。同時に、QBとペアとなるWRにエース級のアメリカ人選手、RBにアメリカ人選手を起用するチームが多いです。

 

news2013041903.jpg 昨年Xリーグで大きな話題となった、IBM BigBlueのQBケビン・クラフト選手の加入。おそらく、IBMも同様のコンセプトのもと、最も重要なポジションのQBにアメリカ人選手を配することで、最大限の力を引き出そうとしていると考えられます。彼も名門UCLAの出身です。

 

GFLで唯一のドイツ人QBであるRobert Demers選手は、実は、昨年までパンサーで活躍した、生え抜きの選手でした。彼がライバルチームのファルコンズに移籍したことに、パンサーの選手たちは衝撃を受けたと同時に、闘志を燃やしていました。

 

【上写真】パンサー新チームでの練習試合。対戦相手(赤)は、QB Robert Demers選手が移籍したファルコンズ

【下写真】パンサーのアメリカ人新QB #16Ryan Tracey選手(中央右/コネチカット大・33歳)

 


アンチ・ドーピング

 

Xリーグでドーピングテストがあるのは、JXBとRice Bowlの2回、各2名ずつです。ほかは、日本代表が常にJADA(日本アンチ・ドーピング機構)の監視下にあるものの、抜き打ちでテストされることはまれです。


GFLは、登録選手が常にGerman anti-doping agencyの監視下にあり、半年に2、3回は抜き打ちでテストされるそうです。多い選手は1か月に4回もテストされた事例があるほど。これは、冷戦時代の旧東ドイツのドーピングの乱用が背景にあると推測されます。

 

当時の旧東ドイツでは筋肉増強剤や興奮剤などが乱用され、オリンピックや世界選手権で勝つことだけに躍起になっていました。ドイツ統一後、ドーピングが理由でアスリートやスポーツの社会的地位が崩れた時代があったこともあって、スポーツの地位を高めるためにも、ドーピングの根絶は絶対なのです。

 

2013年04月18日

4/28(日)開幕-パールボウル記者発表会が行われました

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(大会ポスター) 拡大する

 

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▲日本のアメリカンフットボール界を盛り上げていこうと、 力強いコメントを

交わした各チームの代表。後列中央に大橋ヘッドコーチ

 


4/17(水)、「第36回パールボウルトーナメント」(東日本選手権)の記者発表会がグランドアーク半蔵門で行われ、出場全12チームの代表者が抱負を語りました。

 

今年はブロック予選無しの完全トーナメント方式。4/28(日)に川崎球場で1回戦が開幕し、決勝は6/24(月)、東京ドーム。オービックシーガルズの初戦は5/11(土)14:00~川崎球場で「東京ガスクリエイターズvs.警視庁イーグルス」の勝者と対戦します。
試合日程・トーナメント表

  (準決勝進出を決めれば、5月は、5/18(土)ドイツ遠征試合を挟んで3週末連戦となります)

 

 

 

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▲【左】日本社会人アメリカンフットボール協会 池野邦彦理事長
ハリケーンズ、警視庁イーグルスの2チームが新たに1部に加わった。今年のパールボウルは、負けたら終わりの勝ち抜き戦。繰り広げられる熱き勝負の数々にご期待ください」

【右】オービックシーガルズ 大橋 誠ヘッドコーチ
「“選手が主役”、“ワクワクできるチーム”であることをベースに、古庄主将はじめ、新たに置いた各ポジションキャプテンたちを中心に、どんなチームを作っていくのかを追究している。各チームが様々な変革を起こしているさなか、我々自身も変化していき、会場にお越しいただく皆様に足を運んでよかったと思っていただけるゲームをお見せしたい」

 

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オービックシーガルズ初戦の相手はこのどちらか。
【左】東京ガスクリエイターズ 黒沢直人監督
「ヘッドコーチに外国人のカート・ローズを迎え、イキのいい新人も多く加入した。一新したチームで、1試合1試合、秋につながるゲームをしたい」
【右】警視庁イーグルス 安藤道洋監督
「Xリーグ発足以来、初出場。最後まで食らいついて、挑戦者らしい試合をしたい」

 

 

(以下、他のシード3チーム)

 

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鹿島ディアーズ 森 清之ヘッドコーチ

(「『鹿島ディアーズ』今季限りで活動停止」の報道発表を受けて)
「昨年までと同様に活動できるのは今季まで。しかし、これまで積み重ねてきたことと変わることなく、今年もベストを尽くす。チームが続いていくためには、チームの存在意義と財政基盤が不可欠。経営資源として、なくてはならないものでなければならない。今は親離れの時期。来年以降は白紙だが、何らかの形でチームが続くように努め、なんとか自分たちの力で歩いていきたい」


 

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▲【左】ノジマ相模原ライズ須永恭通ヘッドコーチ
「チーム5年目、X1昇格3年目の年。ファンの皆さんと一つひとつ刻んでいくことが、ライズの歴史を作る。いい試合をしましょう」
【右】富士通フロンティアーズ藤田 智ヘッドコーチ
「昨年の敗戦から決意を新たにし、2013シーズンに挑む。勝敗の前に、まず自分たち自身が誇れるチームにしたい」

 

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LB#2古庄主将(右端)、冨樫AGM(左から2番目)も出席

 


2013春の公式戦は、まもなく開幕。今シーズンも、参戦お待ちしています。

 

2013年04月10日

【TV】JCN船橋習志野「ガルズTV」4/10(水)スタート!

4/10(水)、ケーブルテレビJCN船橋習志野(千葉県船橋市・習志野市エリア)の地域情報番組「デイリー船橋習志野」(月~土 18:00~18:30/30分番組)の水曜日コーナーとして、オービックシーガルズの特集コーナー「ガルズTV」がスタートします。 


今週から毎週水曜夕、地元に密着した同局ならではの切り口で、オービックシーガルズのホットな話題やアメリカンフットボールの魅力を発信してくださいます。選手たちも多数登場予定です。

 

また、同局に映像をご提供いただき、放送後1週間以内にオービックシーガルズのHP(YouTube)でも公開していきます。船橋、習志野以外にお住まいの皆さんも視聴できますので、「ガルズTV」をどうぞお楽しみに。

 


番組/コーナー : 

  JCN船橋習志野デイリー船橋習志野」(月~土 18:00~18:30)内「ガルズTV」。
  水曜日の1コーナーとして放送予定。
  ※再放送:同日19:45~/21:45~/22:45~/23:45~/翌日8:00~

  ※放送後1週間以内にチームHP(YouTube)でも公開予定(提供:JCN船橋習志野)。

放送予定 :
 【vol.1】 4/10(水) 「#35コージ(RB#35山﨑公士選手)が紹介! 春のビーチトレーニング」
 【vol.2】 4/17(水) 「誰でもできる! オービックシーガルズ流の腹筋トレーニング」

 

 

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▲「ガルズTV」のレポーターは、「子どもの頃の将来の夢は、ラジオのパーソナリティーでした」という#35コージ。チーム随一の歌って走れる名司会者が、オービックシーガルズの様々な情報をお届けします

 

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▲ハドルに“密着”するJCN船橋習志野 植木靖夫ディレクター(ニックネーム:ウエポン)。

「この番組を通じてオービックシーガルズやアメフトの魅力を多くの方に伝えていきたいです」とウエポンさん。“4連覇を目指すオービックシーガルズ”をこれから密着取材してくださいます

 

2013年04月09日

【5.18ドイツ遠征2】対戦チーム デュッセルドルフ パンサーとは

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インターナショナル・チャレンジボウルⅡ(International Challenge Bowl Ⅱ)

5/18(土)19:00 [日本時間 5/19(日)2:00 ※インターネット配信については調整中]
vs. デュッセルドルフ パンサー(Duesseldorf Panther)  HP Facebook
@パウル・ヤネス・スタジアム(Paul-Janes-Stadion/デュッセルドルフ) Google MAP

 

 

3/12(火)、ドイツ デュッセルドルフでインターナショナル・チャレンジ・ボウルⅡの記者発表会が行われ、オービックシーガルズから冨樫アシスタントGM(以下、AGM)が出席しました。5月に控える2度目のドイツ遠征に向け、今年も冨樫AGMのレポートをシリーズでお届けします。

2013ドイツ遠征特集(バックナンバー集)

(参考資料)「THE OBIC SEAGULLS 2013」(English/PDF)

(昨年)2012ドイツ遠征特集(バックナンバー集)

 

 


 

来る5/18(土)、デュッセルドルフのパウル・ヤネス・スタジアムで「インターナショナル・チャレンジ・ボウルⅡ」と称してデュッセルドルフ パンサーと親善強化試合を行うことが決定しました。

 

news201304092.jpg チームのドイツ遠征は昨年に続いて2度目。そして、今回訪れるデュッセルドルフは、2010年4月に「GERMAN JAPAN BOWL」(日本○24-14●ドイツ)が開催された地で、オービックシーガルズからは、同年夏に登録されたQB菅原選手含め9名の選手が日本代表として出場しています(右写真→)。

 

さて、3/12(火)にホテル・ニッコー・デュッセルドルフで開催されたプレスカンファレンスには、多くの地元メディアが集まり、昨年の大会同様にローカル紙では大きく取り上げていただきました。3/11(月)~16(土)、現地を視察してきましたので、現地情報、対戦するデュッセルドルフ パンサーのこと、GFL(German Football League/ドイツ・アメリカンフットボール・リーグ)と日本の違い、その他トピックをレポートとしてまとめてまいります。

 

 

デュッセルドルフ パンサーとは

 

news201304096.jpg デュッセルドルフ パンサーの誕生は、オービックシーガルズ(1983年)より早く、1978年。ヨーロッパで最も歴史あるアメリカンフットボールチームです。昨年対戦したドレスデン モナークスと同じGFL北ディビジョンに所属し、リーグを6度も制した(1983,84,86,92,94,95)名門クラブチームで、1995年にはヨーロッパチャンピオンにも輝いています。

 

ところがその後、2007年から2010年の4シーズンは、チームの経営状態が悪化してGFL2に降格。苦しい4シーズンを乗り越えて、2011年から再びGFLに昇格し、見事復活を果たしました。

 

news201304093.jpg デュッセルドルフは、もともとNFLE(NFLヨーロッパ)のライン ファイヤー(Rhein Fire)の本拠地でもあり、ヨーロッパ、ドイツのなかでは、フットボール人気が高いところです。ライン ファイヤーには、オービックシーガルズOBの池之上貴裕さん(通称TANK)が所属していたこともあり、NFLEファンには馴染みのあるチーム。当時、彼のモヒカン姿を一度は目にしたことがあるかと思います(右写真→)。

 

※NFLE : 米国NFLの世界戦略の一つとして、ヨーロッパでのマーケット拡大と選手発掘を目的に、1991年に始められた育成リーグ。途中何度か中断もあったが、2007年の解散まで、NFLの若手選手の育成の場、外国人選手のNFLへの登竜門として注目された。オービックシーガルズからは、OBでは池之上貴裕、安部奈知、阿部拓郎、堀江信貴、里見恒平、水口貴雄、時本昌樹、現役ではTE#88安東純貴WR#18木下典明など、多くの選手が挑戦した。

 

当時、ライン ファイヤーとデュッセルドルフ パンサーは互いに強く影響を与え合っていて、この2つのチームがGFLの創生期を支えたといっても過言ではありません。ファンの拡大、フットボールの普及にたいへん力を注いだ2チームです。

 


NFLプレーヤーを生んだ育成プログラム

 

news201304094.jpg 話がNFLE、ライン ファイヤーに逸れてしまいました。パンサーに話を戻すと、彼らの最も特筆すべき点は、「ユースプログラム」にあると思います。

 

年齢別に5つのカテゴリー(6~11歳、9~12歳、10~14歳、14~16歳、16~19歳)に分かれていて、全てのカテゴリーで共通の考え方のもとにフットボール教育がされています。共通言語を用い、共通のファンダメンタルがプログラムされているのです。したがって、実力のある者が飛び級で上がった場合も、すぐにシステムや仕組みに順応できます。逆も然り。また、ドイツの学校には部活動がありません。そのような活動が地域のクラブに委ねられ、学校とはまた違った教育の場、重要な社会勉強の場として根づいているのです。パンサーはドイツ社会の典型的なクラブの好例で、ユースチームは、1982年から開催されている19歳以下のクラブチームトーナメント「German JuniorBowl」において、7連覇を含む最多15回の優勝実績を誇っています。

 

しかし、そんな輝かしい戦績にも勝る、最も素晴らしい成果は、パンサーユースの卒業生がいま、現役のNFLプレーヤーとして活躍していることです。ニューイングランド・ペイトリオッツのOL#76セバスチャン・ボルマー(Sebastian Vollmer)選手。NFLプレーヤーを輩出したことが、ドイツのフットボール界にあって最大の功績であり、我々日本のリーグとの大きな、大きな違いです。ボルマー選手が拓いたNFLへの道を、今も多くのGFLプレーヤー、ジュニアプレーヤーが目指しています。

 


マルセル・フリードリヒGM

 

news201304095.jpg デュッセルドルフ パンサーのGMを務めるのが、右のマルセル・フリードリヒ(Marcel Friedrich)氏。現地の窓口として、この大会の中心メンバーとして、私の相棒として、頼もしい存在です。GMとして、主にチーム強化とゲームプロモーション活動に精を出し、日夜飛び回っています。GFL2からのカムバックを果たして今のチームがあるのも、彼の手腕によるものです。

 

彼は選手としても秀逸だったようです。身長184cm、体重78Kg(今は100Kg近い)。100mを10秒81で走る俊足を生かし、大型CB(コーナーバック)として活躍。1995年のヨーロッパチャンピオンにも大きく貢献しました。実はライン ファイヤーのコンバインにも2度合格。自らを「GFLのゴールデンエイジ」と豪語するほどの実力の持ち主です。


今回の滞在期間中は、毎晩ともにお酒を飲みながら、インターナショナル・チャレンジ・ボウルⅡのこと、これからのフットボール界のこと、などなど語り合ってきました。その内容は後々。

 


ちなみに、パンサーのHPに掲載された、私も写っている次の記事Marcus Jaeger nach Japan - Panther vertiefen Kooperation、「オービックシーガルズとパンサーとの交換プログラムにより、パンサーの選手が日本に渡る」といった内容ですが、エイプリルフールのジョークです。プレスカンファレンスのときの写真ですから、2週間も前からこんなネタを仕込んでいたわけで、そんな彼らに非常に親近感が湧きました。しかも、まだ彼らと会って2日目の出来事でした。

 

(つづく)

 

2013年04月08日

【新聞記事】東京新聞のコラム「かお Chiba People」にWR#18木下典明選手

4/8(月)付 東京新聞(千葉版)のコラム「かお Chiba People」にWR#18木下典明選手の記事が掲載されました。

 

 

~ 4連覇へ レベルアップ ~

 

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▲「他に追いつかれないくらいのチームをつくる。突き抜けないとあかん」と今シーズンの目標を語ったノリ選手。“ポジションキャプテン”として、新たな覚悟をもって4連覇に挑みます

 

【新聞記事】東京新聞のコラム「かお Chiba People」にWR#18木下典明選手

4/8(月)付 東京新聞(千葉版)のコラム「かお Chiba People」にWR#18木下典明選手の記事が掲載されました。

 

 

~ 4連覇へ レベルアップ ~

 

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▲「他に追いつかれないくらいのチームをつくる」と目標を語ったノリ。“ポジションキャプテン”として、新たな覚悟をもって4連覇に挑むノリに、今シーズンもご注目ください