2013年03月14日
▲フラッグフットボール体験教室終了後、参加者と(子ども+大学生)
3/10(日)、仙台市で開催された「がんばろう東北!フラッグフットボール体験教室」(東北学生アメリカンフットボール連盟主催)に選手・コーチ6名が指導役として参加してきました。
東日本大震災以降、私たちにできることで東北の皆さんを支援・応援しようと「Gulls for Tohoku」を立ち上げ、義援金の寄付や学生向けクリニック、フラッグフットボールイベントなどを行ってきました。今回のイベントは、「フラッグフットボールの普及を通して、東北地区におけるアメリカンフットボールの振興を図る」という活動趣旨に賛同し、昨年に続いて協力させていただいたものです。
昨年(2012/3/11)の模様 「Gulls for Tohoku」活動報告(2011~2012年/PDF)
仙台市太白区にあるFUT MESSE仙台長町店のフットサル場を会場に、午前中は「指導者講習会」、午後に「小学生体験教室」が行われました。オービックシーガルズからはDB#8渡辺選手、LB#9塚田選手、DB#16三宅選手、WR#85萩山選手、TE#89森(章)選手、鈴木コーチが参加しました。
●指導者講習会には、小学校の先生、大学のアメフト選手やマネジャーなど約60名が参加。実際にフィールドで体を動かしてもらいながら、これまでオービックシーガルズが「きてきてアメフト先生」などで培ってきたノウハウを伝授しました。特に、子どもたちに教えるうえでの注意点について、細かい部分までレクチャーさせていただきました。参加者の中には、すでに小学校を訪問し、授業で指導しているという大学もありました。
▲指導者講習会は約60名もの参加を得て盛会に
▲信号機しっぽ取りなど、さまざまなしっぽ取りゲームを体験してもらいました
▲5人ずつのチームを作り、5対4のゲーム。女性の活躍が目立ちました。オービックシーガルズチームは完敗
●続く体験教室には、予想を大きく上回る24名の小学生が参加。うれしいことに、昨年参加した子どもたちが、「楽しみにしていたよ」と今年も来てくれていました。少しずつフラッグフットボールを体験する場が増えているようで、初めての子だけでなく2度目、3度目の子もいて、スムーズに進められ、楽しい体験会となりました。最後には、3対2のミニゲームまでできました。
▲体験会の参加者は24名。さるコーチ(渡辺選手)の話を真剣に聞きます
▲高学年と低学年に分かれて体験しました。低学年チームも、対決ものが始まると真剣な眼差しに
▲高学年チームの1対1のしっぽ取りは、白熱した戦い。ナイスプレーもたくさん出ました
●学生向けクリニック-「指導者講習会」と「小学生体験教室」の間に、大学生向けのアメリカンフットボールクリニックを開催しました。今回のテーマは、タックリングとキッキング。
▲鈴木コーチ、指導に熱が入ります
▲塚田選手(左)は、座り込んでの熱血指導。昨年も参加してくれた学生が、塚田選手を見つけると駆け寄って質問をしていました
今回のイベントで、フラッグフットボールの認知度が上がっていることを感じました。これを単発のイベントにするのではなく、もっとたくさんの体験ができる場づくりや、楽しいと感じてくれた子どもたちが継続的にプレーできる場づくりが、次に必要になってくるのではないでしょうか。指導者講習会に参加してくれた皆さんが、そうした子どもたちの笑顔を増やす機会づくりに尽力してくださることを祈っています。
Gulls for Tohokuの活動は、今後も継続的に行っていく予定です。2013年シーズンも何度か東北に足を運ぶつもりでいますので、東北の皆さん、その際はどうぞよろしくお願いします。